b-Boy HONEY 11　第一次産業特集（アンソロジー著者等複数）

期待してはいけません

【第一次産業】農業・漁業・林業など。
”腕一本で生きる、男の中の男が集う。”
などと表紙にありまして、もう第一次産業萌え属性のある自分的に実は期待大だったのです。
し　か　し！！！
根本間違ってることに読んでから気がつきました（大汗）
そうだー！自分の期待するおっさん第一次産業はｂ－BoyHONEYでは期待できなったかという事実。。。
肉体派で愉しんでください、って門前払いされそうな。。。
でもね、この煽りコピー偽りですよーだって、腕一本で生きる男の中の男って、、主人公がそうだったっていうのは半分もなくて。
何か若い兄ちゃんの実家が農家とか、田舎へ静養にきたとか、農業実習とか、それで喰ってる主人公は・・・
何か、都会の人が農業体験に来たみたいな雑誌でした（涙）
アンソロとはいえ続きものもあったりしますからね、その辺は仕方ないか。

かろうじて自分的ラインに乗っかったのが、
◆岡田屋鉄蔵さんの「fisherman経験不問」
会社をセクハラで辞めさせられた小さい元サッカー部員の大が、高校時代の同級生に再会して、彼のしている漁師の手伝いに行くことにするという話。
都会で出世にあけくれていた自分が大自然に囲まれて必死で働く喜びを手に入れるという話は、ある意味転職物語でもある。
◆飴屋カナメさんの「貝は人魚の夢を見る」
自分の製作する芸術の為に必要で、貝を集めに何年かぶりに島に帰って来た男が昔仲の良かった今は海士（海女の男版）になっている男に再会する。
ちょっとツンデレ風味の素直になれない恋心と、海士のかわいらしさがツボ。
・・・と、海モノ２本が自分的にグっときましたネｖ

そして、ミドリガメの池の中にいきなり一匹だけスッポンがまじっていたようなのが（爆）葉月つや子さん「野蚕王国」
傾いている会社を立て直したいと枕営業する社長が魅入られたのが、養蚕業をしているワイルドな男。
なにもかもうっちゃってその世界に飛び込むまでの、ユルイいい加減な男の性格そのまんまの展開が何か第一次産業と違うくない？と思いながらやっぱり農業だわさｗｗ
カイコが気持ち悪いよ～～～！！！

ということで、、、ちょっと期待通りにいかず残念。
まだね、第一次産業で肉体派じゃなくても藤本ハルキさんの「農家のヨメ」みたいなあんな話があったらよかったんだよね～、それとか農家のおっさんという年齢がオヤジなのが一本くらい欲しかったです。