お伽話の結末は

お伽話の結末は
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
16
評価数
4件
平均
4 / 5
神率
25%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
シリーズ
ダリア文庫(小説・フロンティアワークス)
発売日
価格
¥571(税抜)  ¥617(税込)
ISBN
9784861345050

あらすじ

パリの大学院に通う十里は、学術賞のパーティーで、お伽話の王子様のような哲学者・レイモンと出会った。優しく魅惑的な彼に次第に心を奪われる十里。だが、次々と妻を変える彼は「青髭」と噂されており、次の花嫁候補も…。そんな中、叶わぬ想いに胸を痛める十里は彼に恋心を気づかれ、身体を許してしまう。しかも、開けてはいけないという部屋の鍵を預かることになり……!?

(出版社より)

表題作お伽話の結末は

レイモン・ド・モントルイユ 若き論客 35歳
和田十里 パリの国立大学院通う留学生24歳

その他の収録作品

  • 小さな御伽話

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レビュー投稿数1

二兎追うものは一兎を得る。

とりあえず、久々にこんな性格の悪い攻めの話を読んだ!というのが率直な感想です。
最後は勿論ハッピーエンド、甘々で良い感じでENDになるけれど「こういう攻め嫌い!」て方は多いんじゃないかとも思いました。

でも、最後まで読むとこの性格悪めの攻めレイモンの十里への落ちっぷりに「それ見たことか!」と小気味いい気分になれるのでした。
健気受けの勝利を見た!

恋心を逆手に取られ、あれよあれよと初心な十里はレイモンに抱かれてしまうし。
十里はレイモンへの恋心が抑えきれなくて、流される。
辛いけれど、こんな関係はダメだと思っているけれど、結局のところ十里の中では「初めて好きな人と体を重ねることのできる喜び」という部分が勝っているんだろうな、と。

十里は実はゲイで、いつも叶わない片思いの恋しかしたことがなかったのです。
少し幼く見える可愛い容姿というような設定みたいですが、好きな人を思って自分を慰める、そういうシーンが結構、生々しかったです。ああ、男だなぁと。

作者さんの後書きにも書かれていますが、攻めのレイモンが性格悪いです。
ちょぃちょぃ「うわぁ、いい性格してるな続き」と思わせられるシーンがあり、なんて利己的で、傲慢で、そして酷い男だろう、と思わずにはいられない程に。

レイモンにはアンリという子供がいますが、この子は亡くなった姉の息子。
青髭と噂されるレイモンはアンリの為に母親になってくれる女性を求め、結婚と離婚を繰り返していたので、そんなあだ名が。
あだ名だけではなく『青髭』のお話のエピソードもクライマックスに絡めた展開が良かったです!
開けてはならない部屋は実は・・・。
この部分がロマンチック!

小さな子供が出てくるお話では、出来過ぎなぐらい『子はかすがい』を実行してくれるけれど、こちらのお話もお約束的にアンリがとても良い働きをしていました。

「新しく母親になるであろう女性をどう思うか?」というレイモンの問いかけに答えたアンリの言葉が重く心に突き刺さります。
レイモンは結婚が上手くいけばアンリの母親も手に入るし、思い掛けず目を惹いた十里は手を出してみれば大変美味しかった、素晴らしい愛人。
妻と十里は別物。
妻はアンリのこれからの成長のために必要で、十里は愛で可愛がりたい存在。人見知りのアンリが懐いているし、とかとか。
ストレートに最低!と思わせてくれる。こんな考えが変化していく様子や、余裕に構えていたのが焦って焦って、ど、どうする!?というレイモンのヘタレ展開が面白かったです。
番外編のアンリのお話も大変可愛く、成長が楽しみなお子様です!

3

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