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表題作不器用、なんです

麻生忠勝,41歳,百済のお目付兼相棒刑事
百済雪雅,28歳,狂犬と言われる所轄の刑事

あらすじ

クールな美貌だがキレやすい百済の相棒は、強面な外見とは裏腹なお人よしのベテラン刑事・麻生。すれ違いの純情刑事ラブ!
(出版社より)

作品情報

作品名
不器用、なんです
著者
中原一也 
イラスト
鬼塚征士 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576110943
3

(24)

(2)

萌々

(7)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
6
得点
66
評価数
24
平均
3 / 5
神率
8.3%

レビュー投稿数6

なかよしさん萌え

2m近い身長の強面で堅物なベテラン刑事麻生と、相棒は美形だが狂犬と呼ばれるほどのキレやすい百済。
そんな二人のタイトル通り不器用で純情な、なんだか初心に返るようなこっぱずかしさが心地よい作品でした。
BLだとか中原作品だということを忘れて、事件の展開を追っちゃってましたが、そういえば途中濡れ場一切なし…ちょっと押し倒したりなどはあったものの、こんな調子でBLとして着地はあるのか?なんて、いらん心配をしてしまうほどでした。
でもね、違う味の肉まん半分ずつ交換して食べたり、半分こできるようなものをわざと買ってきてるとしか思えない麻生も可愛いし、2個買ってこいよとは言わず素直に半分こして食べる百済も可愛いしで、お互い憎からず思っているのが透けて見えててですね、なにしろそういったところにめちゃめちゃ萌えました。
エロてんこ盛りより、こういうのにすっかり弱いです最近。
鬼塚征史さんのイラストがまた、いちいちイメージに合っていたし、もっとこの二人のイラストもたくさん見たい!
是非シリーズ化してほしいなあ。

2

家族のようなコンビ仲の良さが可愛い

強面だが温厚で堅物なオヤジ×美貌の狂犬 いう組み合わせは好みだし、
刑事コンビで受けの方が武闘派(攻めはお目付け役で『仏の麻生』と呼ばれる穏健派)という関係性も面白かったのですが、

最後の最後に両思いになって絡みのシーンになると、
いつもの中原作品らしい、絶倫エロオヤジ×言葉責めに翻弄される受け…ってノリになっちゃったのが、中原さんだな~と安心感を覚えつつも少し残念でしたw

堅物に見えて実はエロかったという意外性もアリはアリだし、41歳と28歳じゃ経験値色々違うのは当たり前かな~とも納得はできますが、
血の気が多いガサツな受けと、それをたしなめる温厚でオカンのような攻め…のやり取りの中の、受けの方がちょい強い(攻めが受けを甘やかしている?)関係性に萌えていたので、そんな関係性を崩さないまま絡みのシーンを見せてくれた方が萌えたかな~とも思いました。

しかしエピローグでの、ベッド以外ではやはり狂犬な受けと、それを保護者のように見守る攻め…という関係が相変わらず続いているエピは微笑ましくて良かったですv

最後の一回の絡みシーンよりも、途中までの二人のあれこれに萌えた作品でした。
受けの父親が警察だった関係で家族ぐるみの付き合いで、今でも受けの部屋に来て洗濯に掃除にとあれこれ世話を焼く攻めとか、
張り込み中、基本にたがわずあんぱんと牛乳を買ってくる攻めに、たまには景気良く寿司でも買ってこいやと受けが悪態をつくやり取りとか、
押し倒してきた攻めの股間を鷲掴みにして「握り潰されなかっただけありがたいと思え」と言って撃退する受けとか(ほんとこのノリで最後に絡んでくれたら良かった)、
翌朝刑事部屋でお詫びにと攻めの朝飯を半分こする二人とか(ピロシキやメロンパンってところが可愛いw)、
付き合いが長い男同士の仲の良さと可愛さに和みました。

受けは血の気が多い分ひどい目にあったりもしますが(レイプとかではなく、殴る蹴るなどの暴行的な意味で)、それでも一般人の身の安全を思いやるところがタフで男前です。
また、普段は慎重派だけどいざとなると受け以上に大胆な行動に出る攻めの意外な行動力も格好良いです。
性格は違うけど共に暴力を憎む二人が真面目に事件を追っている姿を楽しむ、
事件もの・バディものとして面白い作品でした。

3

刑事同士の恋愛

1冊丸ごと表題作です。
操られたかのように次々と男達が若い女性を襲う暴行事件の謎解きと、それを捜査する二人の恋愛模様の話です。

約十年前の麻生の妹が殺害された事件が関係するので、シリアスではあるのですが、どことなく底辺にコミカルな雰囲気が漂っていて読みやすいです。

刑事同士なので恋愛なんてご法度な世界のはずなのですが、「狂犬」百済を扱えるのは麻生だけなので、恋人だとバレようが二人を引き離すことはせず見て見ぬふりをしそうな感じです。

麻生は10歳以上も年上なのに、百済を颯爽といなすことができず、毎回蹴りやパンチを受けてしまうのが面白いです。そんな二人の力関係と、殴るような百済にも関わらず可愛いと思う麻生が良いです。

怖いものが苦手な警察ミステリー好き、凶暴な受けとそれをなだめる攻め、年の差があるのに下克上、甘い雰囲気で終わらないエンドがお好きな方にお勧めです。

2

凶暴な受け

お色気シーンは少ないですが、妙にツボにハマるシーンが多かったです。

綺麗系なのに凶暴な受け。チンピラにも恐れられています。あだ名が可愛い。

餌付け・押しかけ女房(いや旦那)・巨◯…

可愛い健気受けよりも、色気ないヤンチャな受けが好きな方に是非。

1

今回のおじさんは

最近は中原先生のおっさんらぶに磨きがかかり過ぎ、私のツボから
ちっとズレていましたが、今回のおじさんはごつかわいかったです。
恩ある先輩警察官の息子とコンビを組むこの攻めのおじさん。
その相方が素敵におてんばで暴走するので振り回されています。
でも個人的事情により(笑)自ら苦労を背負い込んでいるような。
受け君のパンツの世話までしてますから。
今回のコンビはらぶは少量ですが気楽に楽しめました。

0

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