それが愛だとするならば

それが愛だとするならば
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×27
  • 萌13
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

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レビュー数
8
得点
75
評価数
28件
平均
2.9 / 5
神率
3.6%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
心交社
シリーズ
ショコラ文庫(小説・心交社)
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784778111625

あらすじ

顔よし頭よし、常に人の中心に立ち同期の中でも出世頭の大崎哲也は順風満帆な人生を歩んでいた。そんな哲也のもとへ、上京してきた年下の幼馴染、野田透が居候することに。頭が悪く頼りない透を無下にもできず、不本意ながらの同居だったが、一心に哲也を慕う素直な透との生活は不思議と哲也を和ませた。だがある夜、仕事で大きく躓いた哲也は深酒をし帰宅。介抱する透を勢いのまま抱いてしまい――。
(出版社より)

表題作それが愛だとするならば

年上の幼馴染 大崎哲也・26歳
上京してきた要領の悪い幼馴染 野田透・24歳

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数8

ひたすら追いかける受け様

ひのもとうみさん
遠くにいる人、隣りにいる人、青くて甘いを読んでおります。

そして、この作品は、ひたすら健気な受け様透に一票!
攻め、哲也は能力が高くてぎりぎりまで頑張っているのでしょうね。
あまり余裕がなく透のことも顧みないところもあって。
だけど、あて馬、奥園にかっさらわされそうになって
あわてて、引き戻すような…(^^ゞ
奥園、懐が深くていい男なんだよね〰
透と哲也がこじれて、いったい本当にくっつくのか?
と、やきもきしましたが。くっついてほっとしました。
小椋ムクさんの絵もとってもすてきでした!

1

リアル感のある身勝手さ

ひのもとさんの前作「遠くにいる人」が面白かったので、今作と、次作の「ソネット」も読みました。

今作は幼なじみもの。子どもの時からずっとそばにいてヒーローみたいに思って慕い、追い続ける受・透と、要領と外面が良くて、妙にプライドが高い身勝手なところのある攻・哲也。
哲也の計算高くてちょっと身勝手な面にイラっとしつつも、逆に「人間ってこういうところあるよな。」みたいな、人間らしさというかリアル感があって、お話に説得力が増している感じがしました。
最終的にふたりは結ばれますが…なんだか、哲也に万事都合よく決着がついてしまった感があるのでw、もうちょっと哲也には痛い目にあってほしかったなw
当て馬の奥園さんがイイオトコすぎて!!
透よ!もう奥園さんにしときなよ!と読んでいてずっと思ってましたw

ひのもとさんの作品、いまのところ出ている3作すべて読みましたが、3作とも、傲慢で身勝手なところのある年上攻め×健気で一途(すぎて執着心の強い)な年下受ですねw
痛くて切ない作風がとても好みなので、もっといろんなカップリングの話が読みたいなぁと思いました!
スピンオフ好きとしては、奥続き園さんのスピンオフを密かに期待しておきますw

3

他は見えない

刷り込みのように一途に想って、思い続けて、とうとう成就するお話。
それを、思い続けられている方の視点で綴られています。

哲也は、世間的な常識や出世欲にに囚われて、透の思いに気付きながらも、傲慢にはぐらかし、上役の娘と婚約することで透を切り捨てたのに、事故にあって、いろいろなことが崩れて、ようやく透に想われ続けていた事の僥倖を認識します。
ここへたどり着くまで,哲也のずるいいいわけが延々綴られるのですが、これがなかなか説得力があって、それほど、身勝手な酷い男とは思えず、ちゃんと透の大事さに気がつけてよかったねって。
その辺がうまいなあって感心しました。

それにしても、透は、ほんとに哲也以外に、他は何も見えない、見えてなくて、奥薗は不憫でしたね。

1

身勝手攻視点

帯『傷つけなければ気付けない-』

ちょいブサ受だった「遠くにいる人」が面白かったので、続けてこちらも購入。

鈍くさいけど可愛くて健気な受と、身勝手で自分本位な攻な話なんですが、このタイプの話では珍しく攻視点で書かれてます。

哲也〔攻〕は気まぐれに透〔受〕が苛めっ子に苛められている所を助けてやってから懐かれて弟的な存在として可愛がっている幼馴染同士。
けれど哲也が大学進学で上京し、就職し、と成長して行くと同時に透とは次第に疎遠になり、何より哲也自身が透の存在を過去のものとしてさえ考える様にさえなっています。
そんな時に、昔一度何気なく言った言葉を鵜呑みにした透が東京に就職する為にやってきて哲也のマンションに期間限定で居候する事になります。
哲也は透に優しくはなくて、冷たくて突き放しているんだけど、それが哲也視点で書かれているので、酷いよーーと思いつつ仕事の出世争いもあるし婚約者の事もあるしで透にかまけてられないのが全く分からないでもない部分があるんですよね。
根は悪い人間じゃないんだけど仕事やら何やらで余裕が無くて透が自分を好きな事は知っているけどそれに構ってら続きれない、知らぬ振りで通します。
酔った哲也に抱かれて間違って抱いたといわれても、冷たくされても、やさしい言葉をかけてもらえなくてもひたすらに哲也を慕う透が健気。もっそい健気。

事故に合い手がけていたプロジェクトからも外され婚約者からは破談を言い渡され、自暴自棄になりかけた哲也の元へ透が現れます。
そこで哲也はやっと己の気持ちと、透の存在の大きさに気付くのですね。

省みないで、たまに優しくしてくれるだけの哲也、そんな哲也をずっとずっと好きでいてくれた透。
長く思い続けていた透の想いが最後でやっと通じます。

話だけ見ると哲也ってムカつく攻なんだけど、攻視点で書かれてるのでその理由も多少分からないでもないってう書き方が読ませますな。
そしてラストは今までの分、きっちりしっかり愛してやれよー!哲也!!って感じです。
これから幸せな2人になるといいなー。
しかし奥園は凄くいい人で当て馬として勿体無い位で、途中で思わず奥園にしちゃえよー透ー!と思っちゃった位ですが、でも透は哲也がいいんですよねー、それ程に深い愛が通じて良かった!
あと小椋ムクさんのカラー表紙の服の滲み加減や、カラー口絵の透のまさに鈍くさそうな表情が可愛かった~。
前作の松尾さんもそうだけど、今回の小椋さんとイメージに合う良い挿絵師に当たっているというのも運がいいというか作品を魅力的にしている要因のひとつになってると思う。

2

前作があまりにも私の中では印象が強かったので…

前作のひのもとさんのデビュー作「遠くにいる人」があまりにも私の中では萌のど真ん中を突いていた作品でお気に入りの作品なので、今回の「それが愛だとするならば」はちょっと物足りなかった気がします。

たしかに皆さんおっしゃっておられる通り樋口美沙緒さんの「愛はね、」の雰囲気が強く感じられました。あとがきでも王道ものだとおっしゃっていらっしゃったんで、インパクトは弱かったです。

幼馴染ものです。東京にいる攻・哲也のもとへ受・透が訪れます。とにかく透が哲也に幼少時代から依存し過ぎています。大人になって再会してからもその依存は消えません。すぐ泣くし、ウジウジキャラだし、、、、いつもはマイナス思考キャラにはイライラしないんですが何故だか今回は終始イライラでした。ただ、透の素直な性格や優しいところにはすごく魅かれましたw

哲也は最初は透を甘やかし親身になって接していたんですが、酔いの過ちで一度透を抱いてしまい透の気持に気づいて以降哲也は葛藤します。
仕事のこと将来のことなど自分の体裁のことを考え冷たく接していくようになり、わざと遠ざけたり、透からの電話も無視したりしていきます。
続き京での暮らし、仕事に悩み精神的に追い詰められて哲也に助けを求めるシーンは胸が締め付けられて非常に切なかったです。

透は哲也からの自立を図ります。あれだけ哲也に依存していた透の決心は哲也の元から離れること。哲也は透が自分のもとを離れてから透のことや仕事の焦りなどで思い悩み事故にあいます。そのまま婚約も破棄になり全てを失うのです。

全てを失いそこで初めて透の存在の大きさに気付きます。そこからハッピーエンドになるまでは哲也自身しっかり現状を見極めてちょっとずつ成長していく姿が伺えますよ。

互いに成長し相手のことを思いやれるようになったラストの2人はすごく微笑ましかったです。

しかしながら、やっぱりもっともっと惹きつけるものが欲しかったです。次回のひのもとさんの作品に期待します!!

3

胸が締めつけられた

最初一読した時、というより、冒頭からもうデジャブ感満載で、前述お二方と同じ作品が頭に浮かびました。
それらの作品の断片がそこかしこに、設定からして思い浮かんで比較してしまいます。
それでもやっぱり自分的に、こういうたぐいの苦しい恋愛のお話、片方が傲慢で鈍感で、そんな痛いお話はとても好きなのです。

幼馴染のその慕う気持ちは”頼りになるお兄ちゃん”からいつの間にか”好きな人”へと変化している。
一方は、その気持ちにうっすら気づいていながらも、彼の気持ちを思いやれなくていつまでも子供扱いで自分の事だけで手いっぱい。
側に来てもうっとうしいとおもうばかり。
自分が初めて挫折した時に、一番側にいて欲しい存在が誰だったか、そこまでにならないとわからないという、
攻め視点で語られる為に、実に攻めにイライラし、でも彼の感情にも共感し、受けにもイライラし、でも共感もし、
まんべんなく彼等に共感できる部分が全体を通してあったということが、すごく胸のギュっと掴まれるような痛さを感じることになったと思うのです。

哲也の行動や考え方、それはとても一般的で特に特異というものではなかったと続き思います。
自分の今置かれている立場や環境や、社会人になれば出世欲や、そんなものが大事になっていくのはまっとうだと思いますし、
いつまでも子供の頃のように慕って頼ってくる透を、つい無碍にもできない感情も一般的だと思います。
はっきりと透を否定しなかったのは優しさではなくてズルさだったかもしれませんが、それは、透を特別に意識しないように自分で封印してしまったからかもしれませんし彼を責めることはできないような~
逆に透が昔の約束を律儀に守ろうと、いつまでも態度が冷たい哲也に固執する部分、恋だとまるわかりではあるのですが、きちんと告白できないのも性格のせいだというのもわかるのです。
だから余計読者である自分が辛くなってしまう。

新たに就職した会社で何となく上手くいってなさそうな透が、哲也に相談したくて何度も連絡をとろうとするのに哲也が拒否する場面や、
哲也に結婚しないでと泣いてすがる透に、思わず涙が誘われて・・・

哲也のライバルで同期の奥園という男がいい奴なんです!
本当は哲也が彼みたいにできれば一番よかったんですよね。
透は奥園みたいな奴と一緒になっちゃっても許す!
お話としてありえないけど、哲也は振られてしまっても全然OK!
透は奥園と結ばれロー!!って真剣に思っちゃいました(汗)

・・・でも、透はやっぱり哲也がいいのです(涙)
全部読み終わってみれば、最初似ているアレコレの小説の影は払しょくされて、やはりひのもとうみさんの世界のお話になっているな~と思いました。
前作も酷い奴が攻めでした。
でも今回は彼なりの理解できる酷さでしたから。
透、奥園に傾きかけたりしなかったのかな?
そんな部分も知りたいな、なんて欲張ってますw

4

心臓がズシリ

前のかたもおっしゃっておりますが、自分も
樋口サンの「愛はね、」
砂原サンの「イノセンス」を思い出しました^^
愛はね、にいたってはイラストも同じムクさんでしたし強くそう感じたのかもしれません★

2つ違いの幼馴染で、
可愛いらしく引っ込み思案な透を守ってきた、明朗活発な哲也の物語です。
物語は攻めの哲也視点で進みます。

愛とはなにか、幸せとはなにか、喜びとはなにか―。
順風満帆な人生を歩んでいるのにそれに全く気づけていない哲也。
可愛い可愛いと思っていた幼馴染の透が自分に思いを寄せていると知った時から、体裁を気にする哲也は透を突き放そうとする。

その突き放し方が人間らしくてすごく重~い気持ちにさせられました(笑)
透にひどくあたる様なんか胸が痛かったです。
そしてよく泣く透。もう泣くんじゃな~い!とちょっと心の中で叱咤してしまったりしました!笑

中盤そんな感じがずっと続くので、息苦しかったです。
が!そんな感じが続いたのでラストに向かっては安堵のため息をつきながら
読めました★濡れ場も2回と少ないですが、けっこうそそられました 笑

続きみ手としては哲也の愛情はダダモレでしたが哲也本人がソレに気づかないんでかなりヤキモキしましたが最後の最後で哲也はある事をきっかけに大切なものに気づく事ができました。
今更かよっ!って思いましたが(笑) ここにたどり着くまでの「情」の
劣等、葛藤がこの作品のテーマなのだと…思いましたが^^
(違かったらゴメンナサイ)

文章も日常用語で難しい言葉が使われていないので、難なく読めます★
難語、詩的な文章がお好みのかたは少し物足りないと感じるような気がしましたが^^(自分の勝手な思い込みですが…)

脇役が良いヤツなんですよ!
個人的には脇役ともうちょっと踏み込んだ所までいって
その透と哲也の深い心情がみたかったなと思いました★

2

どこかで読んだかな?

どこかで何度か読んだことのあるお話でした。

砂原糖子さんの「恋雪」、高遠琉加さんの「好きで好きで好きで」、
樋口美沙緒さんの「愛はね、」「ぼうや、もっと鏡みて」あたりを
混ぜて割った感じの内容です。最近読んだ樋口美沙緒さんの本と
挿絵が同じ小椋ムクさん=攻・受とも似た絵になっているので、
少々頭の中の回路が混線しそうになりました。

受けが攻めが大好きだけど攻めには彼女がいる。だけど受けが
離れた途端に攻めが受けに執着していることに気づいてハッピー
エンドへつながるお話です。おい!攻めよ!受けに結構執着心
バリバリなのに、何でそーなるまで気づかないんじゃ!と言いたい。

2

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