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表題作極楽鳥館の花嫁

ある理由から受様の姉の婚約者を演じる男33朱雀蓮士
遺産相続の為攻様と関わる園芸担当店員26小鳥遊史

あらすじ

ガーデンデザイナーを目指す小鳥遊史は、双子の姉・博と祖父の遺した洋館を訪れた。かつて庭にストレリチアが咲き乱れていたその洋館は、極楽鳥館と呼ばれている。祖父の遺言で結婚して1年住まなければ館を相続できないため、姉の博は朱雀蓮士という男と書類だけの結婚を計画する。他人を立ち入らせようとしない朱雀が、史はどうしようもなく気になる。そんな時、姉の博が突然行方不明に……⁉︎
(出版社より)

作品情報

作品名
極楽鳥館の花嫁
著者
鳩村衣杏 
イラスト
南月ゆう 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592876588
2

(4)

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萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
5
評価数
4
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

BL苗字ファイル:小鳥遊の巻(小鳥遊って多いですよね)

26才、某地方都市のホームセンターの園芸コーナーで丁寧な接客が人気の小鳥遊史(たかなし ふみ)。
そこに突然現れた双子の姉・博(ひろ)。博と史は男女の双子で、顔もあまり似ておらず性格は正反対。
この2人が母方の祖父の遺産にまつわる奇妙な依頼に巻き込まれて…という展開。
祖父の遺言は『先に結婚し、鴇田邸にて婚姻関係を一年以上続けたほうにすべて譲る』。
鴇田の屋敷に行き、その庭と温室を見た史は心が動き、博の計画通り偽装結婚の保証人になるが、1週間後博が失踪してしまう…
博の偽装結婚相手・朱雀は博を探し出せるまで屋敷から出さない、と史を軟禁。どうやら朱雀はヤクザのようで、博と史の今は亡き母・静子の娘を花嫁にしなければならない何かの事情があり。

お決まりの展開と言ってはなんだけど、朱雀はゲイ設定で、共に過ごすうちに史は謎めいた朱雀に惹かれていき、戻らない博の代わりに花嫁の扮装をし、告白、そして結ばれる…
よくわからないのがなぜ朱雀が一連の行動をしたのかってこと。ここは物語の根幹なんだけど、朱雀の「事情」は博と史に普通に話して、お金で庭を修繕し、博に花嫁の格好をしてもらうだけで済んだ話のような気がいたしますが。それじゃダメだったの?遺産相続が必須だったのかしら?
その辺が私には読み取れませんでした。
それに姉の博がどうしょもない。でも裏を返すと、博も考えなしのイヤな女キャラになっちゃうだけでなんか可哀想な気もする。
良かったのは、健気で弱っちい、臆病で従順と思ってた史が、最後遠距離恋愛を選ぶところ。ホネがあるじゃないの。見直しましたわ。

0

愛されてますね~

ガーデンデザイナーを目指す受け様が今まであった事もない
祖父の遺産相続を巡ってトラブルに巻き込まれながら
強気で傲慢な攻め様から時折感じる寂しそうな様子に・・・

お話は身代わり花嫁って事ですから、かなりメジャーな設定かなと。
姉弟が無くなった母方の祖父の遺産の極楽鳥館を相続するんですけど
相続するには高額な相続税を払わなければならない。
もちろんそんなお金なんかある訳ないのですが、
ある条件で全て負担してくれると言う美味しい話を受け様の姉上が
受け様に相談も無く全て勝手に決めちゃいます。
受け様は、そんなうまい話にかなり疑心暗鬼。
条件が受け様の姉上が1年間攻め様の花嫁になり極楽鳥館に
住むことが条件だったから・・・
そして、お決まりのように姉上遁走してしまう&受け様身代わり決定。
不可解な条件に納得できない受け様でしたが徐々に攻め様が
気になりだして、傲慢ばかりと思っていたら
さりげなく不器用な優しさを与えられて気になって行く
描写も良かったです。
後半部分は不器用な攻め様の優しさを受け様が受け止めます。
そして攻め様も受け様への愛を形にしていきます。
個人的にはもう少し盛り上がりが欲しかったです。

3

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