愛してもらえるだけで、幸せだったはずなのに

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表題作身代わりの純愛

マフィアのボス レオニード
イタリア音大ピアノ科留学生 藤崎凪・20歳

その他の収録作品

  • 優しい距離
  • あとがき

あらすじ

「おまえを離してやることはできない」
マフィアのボス・レオニードに愛され、満ち足りた日々を送っていた凪。だが心の底では、先輩である渚の身代わりだった過去が暗い影を落としていた。レオニードが本当に愛しているのは、ぼくではなく渚――不安になった凪はピアノにも集中できず、彼に当たってしまう。そんな時、敵対する組織に攫われた凪は、媚薬を使われ男達に淫らに喘がされた姿をレオニードに見られてしまう。穢れた自分は、彼の傍にはいられない。哀しい現実が凪を打ちのめして……。

(出版社より)

作品情報

作品名
身代わりの純愛
著者
秋山みち花 
イラスト
六芦かえで 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
身代わりの蜜月
発売日
ISBN
9784773085747
2.7

(11)

(0)

萌々

(1)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
27
評価数
11
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

前作に引き続き突っ込み所は多々ありました。

甘さ全開って感じのお話でした。
途中ハラハラドキドキする所もあるのですが、『ここ、説明してよ!!』ってな所もあってやっぱり突っ込みどころはありました(笑)
でも、凪が前よりも前向きで強くなっている所がとっても良かったです。
でもヘタレキングと呼ばれていたレオニードはやっぱり今回も攻めとしてはヘタレキングだったのでは?

前作でレオニードと恋人疑惑のあった渚を二人の新居?にご招待から始まります。
凪がいつも弾いているレオニードのおばあ様のピアノを気に入って演奏してくれる、渚。
その間に手料理を楽しんで貰おうと料理を作っていると、渚が包丁を使っている凪に信じられないと!!
怪我でもしたらどうするのかと!
自分と渚とのピアノに対するスタンスというか何が大事なのかという気持ちの違いを見せつけられて、戸惑う凪です。
そんな凪にレオニードは渚は渚。凪は凪だよ♪と言ってくれる。

そんな甘~い日々なのですが、コンクールも1ヶ月を切ってしまったので、渚には師の所に泊まり込みで練習に行くべきだと言われ、悩んでいた凪なのですが、実際練習してみて、思うように弾けない凪は焦ってしまいます。


レオニードに泊まり込みをお願いしようと帰ってみると、何やら大事な話をしているのですが、凪がどうしたのか?と聞いても『なんでもないよ』と教えてくれないレオニード。

でも凪が泊まりの話をすると、自分は今命を狙われていると!だから今は辞めて欲しいと・・・。

城に入るほうが危なくない!というレオニードに自分は師の家に泊まりこみするからレオニードは城に帰って欲しいというと口論になります!
話し合いにならず、レオニードは快楽で凪を落としてしまいます。


それからボディーガード付きで行動するようになってしまった凪なんですが、ちょっと最近渚の様子がおかしい!!って事で、渚の所に行った所で、二人とも誘拐されてしまいます。


まぁ誘拐犯はレオニードに恨みを持っている。
渚は自分のせいで巻き込まれてしまったわけですから、凪は怖いながらも必死で渚を庇います!!

強くなったよね~♪元々芯は強かったけれど、頑張りましたよ♪

助けてにきてくれたレオニードにも壊れて熱を出してしまった渚を先に助けるように仕向けます。

そしてまた捕まってしまうのですが・・・。


どうもレオニードが誘拐犯の婚約者を寝取って自殺に追い込んだ!!らしいのですが、その当たり詳しく知りたかったのですが、なんかあっけなくスルーしてましたね~。
渚の事にしても絶対渚はレオニードの事を好きだろう!!って感じだし、前作で絶対それらしい雰囲気だったはずなのに、なんかその当たりもスッキリしない感じで終わってしまいましたね。


捕まってしまって媚薬で好きにいじられちゃう所とかはハラハラしたんですけど、甘~いけれど、相変わらずHの時は意地悪なレオニードでしたね~♪

3

続編ですが

「身代わりの蜜月」の続編です。前作を読んでいないと話についていけません。

前作と同様に、表題作と後日談ショートの2作品が収録されています。どちらも凪(受け)の視点で進みます。

「身代わりの純愛」では、レオニードと恋人同士になったものの、渚とのピアノへの考え方の違いやコンクールに向けての意気込みの空回り、指導教授宅への泊まり込みを禁止されるなど、不満がある中で、凪は渚と一緒にレオニードの敵であるルキーノに誘拐されます。

結局レオニードに救出されるのですが、一度目はともかく、二度目はあっという間にルキーノ達を倒してしまったのが拍子抜けでした。レオニードが平気だと言っているのに、頑なに渚だけ連れて先に逃げてと抗うのも違和感がありました。レオニードが負傷しているのなら納得できたのですが。

「優しい距離」では、レオニードは凪におねだりさせたかったの?コンクールまで抱かない、という単純なものでなかったので、ちょっと分かりづらかったです。

相変わらず甘い雰囲気なのですが、前作の疑問だった渚のレオニードへの恋心に説明が会って解消されたわけでもないのが不満でした。ルキーノが音の外れたピアノを弾かして脅す場面とか面白かったのですが、凪の健気さがちょっと鬱陶しく感じてしまいました。ただ、六芦先生の描かれたルキーノは敵ながら格好良かったです!

実際に残酷な場面はありませんが、前作よりマフィアの雰囲気が強いので、苦手な方はご注意ください。

0

題名の意味が良くわからなかった。。。

前作も読んでるので続編なのはわかるけど           
何故に身代わりの純愛なのだろうか?         
前作で誤解も解けていたと思ったのだが、まだ引きずっているのね。
今回もマフィアらしくない甘々な攻め様の溺愛ぶりです。
そして、こんなに甘やかされているのに不安が尽きない受け様。

攻め様の事でもピアノのことでも、憧れや嫉妬などの気持ちがある
渚とともに攻め様を狙う組織に誘拐される受け様。
自分たちの為に渚が巻き込まれたことで余計必至に守ろうとする
受け様、乙女系なのに健気に頑張ってるんですが・・・
個人的にイライラする展開なんですよね。
焦点が絞りにくいと言いますか、結局受け様は
ピアノより攻め様を選んだ事になるのでしょうか?

全てにおいてはっきりした解決事情が見受けられないお話。
まぁ、甘々ぶりを堪能したいだけなら良い作品だと。

1

前作の方が面白かったなぁ…。

「身代わりの蜜月」の続編。
全体的に甘かったかな。
そして、前回の方が面白かったな、というのが正直な印象。

今回、レオニードの敵に凪と渚は捕まることになるのですが。
なんというか、凪が捕まったにしては能天気にも見えてしまうんですよね。
食事は与えられてるしメチャクチャ待遇が悪いわけではないのですが、にしても5日も6日も閉じ込められてて「大丈夫、レオニードが助けに来てくれるよ!」っていつもまでも言い続けていられるものでしょうか?
それを言うことによって自分自身も奮い立たせているのかもしれませんが、どうにも軽く映るというか。
それに、自分では一切逃げようとしないところとかもなんというかレオニードに頼り過ぎというか。
ま、相手がマフィアなので怖がる気持ちもわかるし、そういう健気系のキャラだから逃げないのかもしれませんが(男前系受とかマフィアに反発できるような受なら逃げ出すよね)
甘やかされすぎたんでしょうかね。

0

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