成功の交換条件はセクハラHv

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表題作三次元恋愛の攻略法

栗生秋仁,28歳,フリーのデザイナー
桃木春都,25歳,ゲーム会社副社長

その他の収録作品

  • あとがき
  • 三次元恋愛の攻略後

あらすじ

 オンラインゲーム会社副社長の春都は運命の女性を探して婚活中。しかし、お見合いパーティーで貞操の危機を救ってくれた男・栗生に抱かれてしまう。初めての快楽とゲイ適性を振り切って忘れようとした矢先、春都が惚れ込んで、どうしても一緒に仕事をしたかったイラストレーターが栗生その人だったことが発覚! 栗生が仕事を受ける条件は、『春都と恋人契約を結んで、セクハラHをすること』で……? はたして春都の運命は!?
(出版社より)

作品情報

作品名
三次元恋愛の攻略法
著者
犬飼のの 
イラスト
香林セージ 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
シリーズ
三次元恋愛の攻略法
発売日
ISBN
9784048708333
3.1

(40)

(3)

萌々

(12)

(18)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
9
得点
119
評価数
40
平均
3.1 / 5
神率
7.5%

レビュー投稿数9

キャラクターに共感できるかって、大事。

好きな作家さんなので、何も考えずに買ってしまったのですが、これは正直面白くなかった。
確かにテンポがあって、なんとか最後まで読めましたが、全てのキャラクターに感情移入できなくて、主人公の二人に、『どうしてそうなる!』と、ずっとツッコミ入れながら読んでた気がします。
何度か途中で完読を諦めかけたのですが、犬飼さんの作品だからと、頑張って最後まで読んだという感じ。
前の方が書いていたように、ゲーム業界の裏側の話は面白かったです。

1

受けを攻略するには正攻法で!?

マメにお見合いパーティーに参加する程に結婚願望の強い受けをどう攻略するかという他に、オンラインゲーム業界を舞台にして、仕事の情熱と恋愛の駆け引きとすれ違いってのも上手く織り込んであった。

お見合いパーティーで初対面した栗生と春都はその後再会の機会があり、攻略というよりも実は栗生が正攻法で仕事に打ち込む姿が春都の心に響いたようで。

受け・春都のほうの、趣味=仕事のゲームにかける情熱は伝わるし、偶然見つけた栗生のキャラデザインに一目惚れして是非自社のゲームキャラのデザイン依頼を受けてもらいたいという熱意は好感が持てる。

攻め・栗生のほうも、依頼を受ける代わりに春都に対して身体を交換条件に持ち出しているものの、イケメンで何でもできそうな外見に反して地道に努力する人的に書かれている。

犬飼さんの小説は目の付け所が幅広くて読み応えが有るから少しずつ買い集めているのだけど、しかし何故だろう?今回の話は萌え心の刺激が弱い気がする。
キャラクターもエッチシーンも、犬飼さんの他小説の特殊な世界観や攻め・受けの魅力と比べると、今回は普通っぽさを意識しているようでもの足りなく感じた。

それとこの話で、脇役の女性キャラをどう扱いたいのかってのも分からずにすっきりしないってのもある。
そのわりには栗生の母親に姉三人と、オタクじゃないのに腐の要素を感じるというか浮世離れしている感じで書かれているんだよなぁ…。

0

合わなかった

自分の好みではなかったので、さらっと読んで終わりました。
読後の感想も特筆して書くことは何もないですね。
あの時なんでこの本を購入したのか今となっては思い出すことも出来ません。

遊び人の攻めが経験のない受けを丸め込んで半ば無理やり~ってところで既にダメでした。
その後は、今までとは違い自分の思い通りにならない受けを意識して~というテンプレ。
テンプレが嫌いなわけでは決してないのですが、この作品は全体的に受け付けなかったです。

2

ゲームの裏側は面白かった。

けどラブはなんとも・・・

犬飼さん苦手なんだけど・・・と思いつつ、レビューやあらすじで今までとカラーが違うようなのと、何より表紙イラストが可愛い過ぎたので思い切って買ってしまいました(特別に香林さんが好みというわけでもないのに。いえ、どちらかというなら好きなんですが)。

結果、やっぱりダメでした。
キャラクターも好きになれませんが『(半ば?)無理矢理』の時点でラブには入り込めませんでした。。

これがあるから『作家買い』にしてるのに、なぜ懲りずに繰り返すんだろう・・・もう苦手な作家は買うまい、とそのたびに思いを新たにするんですが。

さら~っと読めますが、なんにも残らなかったですね。良し悪しの問題ではなく、とにかく好みじゃないです、何もかも。
特に、(犬飼さんの)Hシーンは苦手です。

私はゲームはオンラインに限らずまったくしませんが、ゲーム関係のアレコレは面白かったです。それこそ蘊蓄だと思って読みました。
ただ、とにかくラブがまったく入り込めませんでしたね。ラブに限れば『しゅみじゃない』です。
個人的には、もういっそBLとしてではなく『ゲームの裏方さんのオハナシ』と割り切った方が諦めもつく気がします。

冒頭にも書いたように、つくづくこの作家とは合わないな~と読むたびに思うんですが、それでも犬飼さんの中ではこれがいちばんマシでした。

イラスト可愛かったけど・・・表紙のアバターは、本文であれだけなら表紙に描かないで欲しかったと思ってしまいました(アバターの可愛さに釣られたようなものだし)。

3

飽きずに読めました

いつもお見合いパーティーで見かける栗生に、ちょっとした手違いで発生したトラブルを助けて貰った春都。
しかし助けてくれた栗生においしくいただかれてしまいます。
春都はもう二度と関わるものかと、なりますが・・・。
実は栗生は春都がどうしても一緒に仕事がしたかった、イラストレーターだと判明します。
栗生は仕事をする条件の中に、春都を入れて、春都に期間限定の恋人契約を持ちかけてきて・・・。
春都は仕事のためそれを了承するのです。

初めて読んだ作家さんでした。
テンポが良く、飽きずに最後まで読めました。普通はここでハッピーエンドになるんだろうなぁというとこから、もうひと山ありますし。ここが良かったです。
栗生さんが最初は性格がアレでしたが、読んでるうちに意外とかわいい所も出てきて、馴染んでいきました。話が進むにつれての春都に対する感情の変化がよく分かりました。
春都の迷いや、考えも良かったです。

オンラインゲームの裏側が見れた気がして面白かったです。
そういう手口?で儲けを出したり、ユーザーを増やしていくんだなぁと。
そういえば、実際には今はコンプリートガチャは無くなりましたよね?ニュースで見た気がします。この話で出てきたのはたしか普通のガチャでしたが。オンラインゲームをやったことが無い私は、オンラインゲームのシステムがそういう風になっているのねと新鮮に感じました。

2

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