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表題作自転車でおいでよ

野川柾 内科医
西脇敦史 高校3年生

あらすじ

高3の西脇敦史は、父の転地療養をきっかけに一人暮らしを始めた。毎夕食は知り合いの喫茶店で世話になるよう言われていたが、元来、人に頼ることが嫌いな敦史は、全てを独りでやろうとした結果、栄養失調になってしまう。診察してくれた内科医・野川から説教され、今後は野川と一緒に夕食を取ることを約束させられる。そうして始まった奇妙な生活は・・・!?

作品情報

作品名
自転車でおいでよ
著者
久住鮎 
イラスト
あとり硅子 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592871217
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
2
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

退屈~

帯『大好きだから毎日だって会いたい』

久住さんの書く文章の雰囲気や優し気でそこは悪くはないです。
しかし内容がですね、退屈なんですよ。
焦点が絞れてないのでふわわんぽややんとした雰囲気。
そもそも敦史[受]が栄養失調になった理由もイマイチピンと来ない。
しかもその後で彼は野川[攻]の自宅でバイトで料理を作る事になる位で元々自炊は出来るんですよ。
周りに迷惑掛けたくない性格らしいのですが、読んでいる限りどうもそうは見えない。
なんだかなーって感じで読み進んでいくと野川の兄登場。
この兄の存在もよく分からない。
メインの2人はなんかよく分からない内にくっついてました。
喫茶店のマスターは物知り顔しているけれど特に何をする訳でも無し。
最後のマスターが母の義弟ってのはまあいいとしても、野川の従兄弟とかめんどい人間関係を持ち出す必要は無かったんじゃないかな。実際にたいして意味ないし。
余計な枝葉が多すぎでした。

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ちょっと物足りない

一人暮らしの受けが栄養失調になり、攻めの内科医に診察してもらいそのまま奇妙な生活が始まる、というストーリー。

「山なしオチなし意味なし」で、頭をからっぽにしてさらっと読めました。
思わせぶりな口ばかりで引っ張ったわりに最後に明かされる真実は、そんなものかというもので、作中のもやもや感を吹き飛ばすにはやや足りず結果いまいちな読後感になってしまいました。

二人の関係がなかなか進まないのは構わないのですが「いつ相手を好きになったのかわからない」というのも残念。
攻めの柾よりも、昌宏や浅井のほうがキャラが立っているので、柾にあまり魅力を感じられなかったのも原因の一つだと思います。

最後の屍累々の部屋からそうっと部屋を出て、笑いながら一目散にマンションまで走るシーンが好きです。

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