「ちゃんとおぼえろ。これがおまえをイチから仕込む男の指だ」。

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イケズ彼氏の堕とし方

ikezu kareshi no otoshikata

痞子男友的攻略方法

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表題作イケズ彼氏の堕とし方

担当編集 田中一路
おパンツ漫画家 後藤幸生

その他の収録作品

  • イケズ彼氏の三次会
  • あとがき

あらすじ

コミックイベントの会場で、編集・田中にナンパならぬスカウトされたエロマンガ描きの幸生(ゆきお)。
誘われるままお色気系マンガ家になったのはいいけれど、実は田中はドS編集だった。
ビシビシしごかれる幸生だが、ある日お色気系マンガ家なのに童貞だと田中にバレて……!?

ドSメガネ編集×ツンデレDTマンガ家のラブ!トレーニング!!

右京あやねが別ペンネームでおくる、初BLコミックス!!

(出版社より)

作品情報

作品名
イケズ彼氏の堕とし方
著者
左京亜也 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403663222
3.2

(65)

(6)

萌々

(20)

(23)

中立

(14)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
15
得点
193
評価数
65
平均
3.2 / 5
神率
9.2%

レビュー投稿数15

イケズも翻弄されます

BL商業雑誌でお見かけして、綺麗な絵柄にときめきまして、取り敢えず何か単行本をという私の悪いクセが暴発してお買い上げしましたコチラ。

漫画編集者でとーっても冷酷、時にはこちらも切なくなるぐらいの鬼・田中と、その田中にコミケでスカウトされたパンツマンガ家(笑)・ゴトウのお話。
この単行本がBL漫画初コミックらしいですね、だからかな、受側が女子っぽく見える事が多々あります。
(お目目おっきいとか。と言うかそもそも少女漫画家をされている事もこないだ知った位の無知加減な私)

田中がゴトウを好きでスカウト→ゴトウが田中を好きだと自覚、なんてお話になっていくのに、何故にあんなにもイケズな事しか言わないんだろう。
というかきっと、田中はゴトウを好き過ぎて、それが決壊したら止まらないから冷たくしていたのでしょうかね。
もうお馬鹿さん(←私が)

≪シゴト≫と称して2人は数回致すのですが、「それでもいい」と思って致すゴトウの健気さったら。
でも田中の思いが決壊しても、結局イケイケで攻められてます(笑)
…でも結局は、ゴトウの素直さ故、無自覚な言葉に田中は翻弄されていたのですね。

こちらのような「○○彼氏」、似たようなタイトルがあるのはスピンオフなのでしょうか?
左京さんの漫画は初読みでしたが、絵も綺麗だし致す所もそこそこリアルに描いてらっしゃるし、又他のも読みたいなーと思いました。

「スーツ!イジワル眼鏡攻め!」
が好きな方にオススメです。

3

王道BL?

読みやすい絵柄にコマ配分。即物的なエロ画面が多いものの、展開も初心者向けの王道BLではないでしょうか。ほんとに、もえもえな展開にきゅーんときました。ちょっと鬼畜風味な攻めもたまりません。鬼畜彼氏大好きで、漫画家男子も萌えなら、ハマる作品では
。かなりリアルな売れない漫画家の生活、というか仕事場が描かれていて、妙にウケます。
あとで購入した同作家の「猫科男子のしつけ方」と、リンクしてるのかな?今後の展開が気になる両作品です。

1

いやよいやよもすきのうち

ジャケットの絵が好みじゃなかった。

紹介文のまったく気に入らなかった。

ためしに読んでみたけど、田中が冷たすぎてやっぱり気に入らなかった。

でも、勢いで最後まで読んだらハマッた!

なんだ、この田中って男の”イケズ”っぷりは!!!!

あまり売れてない同人誌あがりの漫画家「後藤」さんがどうみても女子っぽくみえますが
まあ、受けなんでよいかと。

田中のキャラって案外現実にいそうだなともおもいました。

後藤さんのエッチ目当てにがんばって仕事もレベルアップしていく姿が等身大で高感度大です。

最後のアマアマな台詞に落とされた私。

ニヤニヤしながら★4です。

1

イケズってこういうこと!

普段の日常生活でイケズって言葉使いませんよね?
この作品は、どういうのがイケズなのかを
改めて教えてくれる、そんなお話でしたw
わたしはドラマCDが先だったので、話を知ったうえで
読んでいったので、特に驚くポイントはなかったんですが。
とにかく、イケズでしたねw

と、いうのも、攻めの田中が本当に釣った魚に餌をやらない。
成果を出さないと褒めてくれない、出しても反応が薄い、
そんなひどいやつだったんです。
受けのゴトウはそんな田中に振り回され、
でも悔しい思いをバネにして仕事に打ち込み、
そして、流れは段々あやしい方向に・・・。
商品だと思っていない、発言にはびっくりして一旦停止しました。
これは、まさか、ラブの予感でしたねw
その後もいちゃいちゃはあんまりしてくれないんですが、
田中が風邪をひいて家におしかけたり、
謝恩会の二次会に行こうとするのを止められたり、
そんなシーンでは普段が甘くない分一気に糖度が増したような
気がしました。田中がちゃんとゴトウ先生を好きでよかった。
そう心から思いましたw 実のところ愛があるか心配でしたw

左京さんにしてはめずらしい人間通しの話です。
(時系列は同じなので、出てきてはいますが)
ファンタジー、そういう設定が苦手な人にもぜひ読んで頂きたい
作品のひとつです。そして、これを機に左京さんワールドに
浸ってしまいましょう!嵌る事間違いありません!w

1

ほんまもんのイケズでした(涙)

左京亜也さんの絵、好きですv
身体とか表情とか、ちょっとアゴの小さいのが気になるけど、見やすいし絵だけでも引きこまれちゃう♪
さてこの本作、実は最初簡単に一読した時、あまりの攻めの態度に辛くって悲しくって、何でこんな男がいいんだよーって酷い男だよ、、って単純に思い、いや担当と漫画家だし、そこは・・・とか色々と考えこんでしまったりしたんです。
しかし、絶対何か見落としてるとじっくりと舐めるように読むとポロポロと目から鱗がおちるように、ラストに向かって実に甘いお話だったことがわかり、この本すごくイイ!ってなりました(汗)
でもかといって複雑ってわけではないんですよね。(単に読み方が悪かったw)

新人漫画家のゴトウは担当の田中に突然、連載の打ち切りを言い渡され、早く次を出せと言われる。
何の詳しい説明もなく言う田中に、他の作家さんにはお菓子まで渡してる姿を見て、自分との扱いの差に憤慨したりもする。
ゴトウは構ってちゃんなのかな?と思ったりもしたんですが、彼は優しい言葉とか態度が欲しかったんだと思うんです。
でも、新しい作品を描けというその方法がエッチだったなんて!?

ゴトウは田中が好きなのに、田中は厳しくて「シゴト」と称して早く仕事が終わったり、打ち合わせの後にエッチする関係。
エサが欲しくて頑張るゴトウの気持ちが切なくて、
少しくらい優しくしたり、褒めたり、一切しなくてとにかく厳しいんです。
よく担当と作家の恋愛モノあるけれど、恋愛は恋愛で甘くて仕事は仕事で厳しくて、って分けられていたりするけれど、これはエッチさえも仕事がベースなんで甘さがない。
かといって、田中がゴトウを嫌いってわけでもないし、だってそうじゃなくちゃエッチできないよね?ということで田中の本心がどこにあるのか?ということなんですが・・・
ただのドSでしたってわけでもない、本当にイケズという表現がぴったりだったと思います!
ただし、気が効かないイケズじゃなくて、わざと気をまわさないイケズの方!!
惚れたもん負けっていうんでしょうか(涙)
ゴトウは決してドMじゃない。
へこんだりもするけど、基本前向きでナニクソ!って向上心もある。
それをきっと田中はしっているからこそ公私ともに甘やかさないんだっていう、若干仕事よりの密かな愛情がラスト近くになってやっと解った時の安堵感といったら(汗)
「~三次会」でエッチのあといちゃつかない理由を知って、こいつあっちも鬼(爆!)って思いましたwww

漫画家さんが漫画家を主人公にして担当との恋愛を描く時、やっぱり自らに重ねて描いているのかな?って思うと、ひょっとすると左京さんはすごくこのゴトウみたに向上心の強い作家さんなのかな?ってちょっとかさねてしまったりもしました。
漫画家モノとして、すごく良いお話だったと思います!

4

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