肉食系香港実業家×草食系リーマンの弱肉強食ラブトラブル!

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表題作絶体絶命の恋

皇獅子/特殊な嗅覚の持ち主/31歳
兎田優哉/平凡なリーマン/24歳

あらすじ

草食系リーマン・優哉はとある事件に巻き込まれ、強面の香港の実業家・皇に助けられる。皇は優哉を匿うが、嗅覚に特別な能力を持つ皇一族が「運命の伴侶」だけに感じるフェロモンを優哉が発していることに気づき…!?

作品情報

作品名
絶体絶命の恋
著者
橘かおる 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
絶体絶命の恋
発売日
ISBN
9784041000472
3

(8)

(0)

萌々

(3)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
21
評価数
8
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

溺愛され過ぎぐらいがちょうどいい

ストーリーも好み、攻めの受け溺愛も好みで面白く読んでいて楽しい作品でした。
表紙絵も素敵。
作者さんのあとがきを読んで私も帯を外した口です。
うさぎさんのお尻と、それを狙う獅子が・・・!全てを物語っています。

攻めの一族には、魂の匂い、簡単に言えば善悪を見極めるようなものを感じ取れる特殊な能力があって、添い遂げる伴侶になる人物はとても良い匂いを漂わせている。
そんな伴侶の香りを漂わせていたのが受けで。
表社会でも裏社会でもそれなりに名の通った立場ある攻めが伴侶の香りを漂わせる受けを探し動いたことと、とある事件の犯人を追う極道もの達の勘違いから受けはトラブルに巻き込まれてしまって~から始まる恋物語です。

もっと簡単に説明しますと、よわよわ受けが攻めに溺愛される話です。
これに尽きます。

護られて、愛されて、溺愛されて、望むならばどんなことでも叶えてやりたい。
危険な目に逢えば危険をおかしてでも、絶対に助けに行く。
そんな愛が強い攻め。
なかなか素敵でした。
そして、受けのよわよわっぷりが自分としては最高にツボでした。この弱っちいのがなんとも。
受けのへなちょこ、というかほんわりした所は愛玩すべき、愛しさがありました。
たしかに、こんなのが一人いたらマスコット扱いですね。

なまじっか強く傲慢で腹黒な部分もあるけど受けには甘甘甘甘甘い攻めがお相手なので、受けのへなちょこっぷりが可愛かった。
そうそう、君は愛でられてなさい!と。

作中で起こるトラブルは元はと言えば攻めが発端で、受けはそれに巻き込まれたというのが正しいかと思うんだけど、そのおかげで一生護って愛してくれる人をゲットできたのだから安い安い!
良い男だしね!

作中でも受けが疑問に思っていますが、匂いで分る伴侶って?伴侶の匂いがするから好きになるの?という部分は確かに疑問ではるなぁと思いました。
受け側からの感情どうこうというのは置いといて、運命の人に出会った攻めは自分に惚れてもらうために相手にせっせと愛情を注ぎまくる。
押して、押し倒して、構って、愛して、終始愛情が溢れてる。これだけ愛されれば、現実問題は置いといて(あくまでBL世界で考えると)好きにならないのは嘘だなと思う。

伴侶の香り云々含め、二人は出会うべくして出会ったと然るべき感じで。

1

魂の匂いってどんな匂いかな?

匂いフェチものや、調香師ものなんかでありがちな
嗅覚とは一味違った特殊能力を持った攻め様と
そんな攻め様から運命の伴侶と言われ戸惑いながらも
やがて結ばれるハッピーなラブロマンスでした。

その人の匂いを嗅いだだけで善悪を見抜ける能力の家系で
能力値も一族で1番の攻め様は表向きとは別に闇部分で
その能力を使い、仕事を請け負っていた時に
偶然ホテルのエレベーターで強烈に引き付けられる匂いを感じます。
それは,まさに生涯の伴侶の匂いで・・・・
受け様は、平凡なリーマン生活をしていて、名前の通り
臆病で気配に敏感な兎ちゃんです。
勘違いから危険に巻き込まれたところを攻め様に助けられ
そのまま伴侶にと求愛されまくり大事にされまくり。
でも、自分に自信を持てない受け様は、伴侶の匂いと言われても
とても信じられず、戸惑います。結構ネガティブさんです。
まぁ、確かに付き合ってもいない相手に匂いだけで
迫られて求愛されても、匂いだけが好き??って・・・
きっと疑問符が付くでしょうね。
最後は攻め様の気迫がちでしょうか(笑)

0

優哉君、拉致られすぎ!

お話の内容は結構面白かったです。
ありえない設定なのでそれで伴侶を決めてもいいのか?と思ってしまったので、あまり深くは入り込めなかったけれど、安心して読めました。あとがきで、帯をめくれば獅子と兎か書かれてる!とあったので、取って見れば可愛かった♪

皇獅子は特殊な嗅覚の持ち主で、相手の魂の匂いを嗅ぐ事が出来るのです。
彼の一族は皆、特殊な能力を持っていて、直系である皇獅子も濃いく受け継いでいます。

仕事の依頼を受けて日本にやって来た皇獅子は、パーティーに赴き、背任行為をしているという候補者に会い誰が犯人かを特定する仕事なのですが、犯人は依頼者の息子だったため、すぐに仕事を終え部屋に帰る。
エレベーターホールで、仕事終わりの5人の男女とすれ違うのですが、その数人の中にものすごく甘く、そそられ尚且つ強烈な飢餓感を放つ匂いを嗅ぎます。でもあまりに匂いがきつ過ぎて、だれが発しているのかは特定できませんでした。後を追うのもどうかと思って部屋に帰ります。

そして秘書である崔明寧にこの話をしたら、『伴侶』の匂いだと言われ、納得した皇獅子は彼らを捜します。
男が3人そして女性が二人です。


その頃その中の一人の兎田優哉は平凡なサラリーマンで総務課勤務なのですが、草食系の彼はよく、接待に借り出されます。癒されるみたいですねぇ。そんな彼の特技?というか臆病な彼は気配に敏感なのです。
最近誰かに付けられているような見られているような気配を感じ何度か逃げた事があるみたいです。
気になって怖いし気持ち悪いけれど、『気配を感じるんです!』と警察にいう訳にもいかないので、なんとかやり過ごしているみたいですけど・・・。

そんなある日突然車が止まり中から男達が降りてきて優哉を連れ去ろうとします。
それを助けてくれたのが、偶然?通りかかった皇獅子だったのです。

一人で家に帰らすのは心配だと彼のホテルに連れていかれるのですが、親切にしてもらったにも関らず最後にキスをされてしまい、拒んだ優哉は彼を怒らせてしまいます。

そして翌日ホテルから帰る途中にまた拉致られてしまいます。今度はしっかり拉致られました。
なんせ、このお話やたらと狙われる優哉です。
なんで拉致られるかというと、コードネーム白兎という人物。彼はハッカーなのですが、ヤクザの資金をハッキングして自分のお金にしてしまったんですね~!そこで白兎が優哉だと思っている組に狙われているって事なんですが、どうも皇獅子が優哉の周りを探っていたので、何か関係があるだろうという事も重なって優哉が白兎という数式が浮かび上がったようです。
でも、優哉のピンチをまた皇獅子が助けてくれます。

どうやら優哉は皇獅子の伴侶だということ!まぁびっくりする話しですよね~!
香りでこんなこと決めていいのか?って感じですけれど、この一族はそれでいいみたいですね~!
男だろうと関係ない!みたいです。かなりそそられる欲しくて欲しくてたまらいない匂いみたいです。

そんな皇獅子に流される優哉。こういう展開はあまり好みではないです。

この後婚約者が出て来たり、本物の白兎が出て来てまた、拉致られたりと、お話の展開的には飽きない展開で楽しめました♪

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