僕はペット! ご主人様v大好きです!

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  • なりきりマイペット ~愛ハム家・入門編~

なりきりマイペット ~愛ハム家・入門編~

narikiri may pet

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表題作なりきりマイペット ~愛ハム家・入門編~

藤枝隆司,姫野の憧れの先輩指導社員
姫野鳴海,師匠観察日記をつけている後輩社員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

 「僕がペットになればいいんだ」
 内気で人見知りな姫野は、同じ会社の先輩・藤枝に強い憧れを抱いていた。彼の行動を観察し日記に書くのが姫野の日課だ。だが最近の藤枝は元気がない。原因は彼が大事にしていたペットのハムスターが逃げ出してしまったことだった。藤枝の元気を取り戻したいと思った姫野は、自分が彼のペットになることを思いつくのだが……。人間がペットになる!? 逆擬人化ハートフル・ラブストーリーv
(出版社より)

作品情報

作品名
なりきりマイペット ~愛ハム家・入門編~
著者
chi-co 
イラスト
CJ Michalski 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048708739
3.2

(34)

(3)

萌々

(17)

(4)

中立

(4)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
11
得点
99
評価数
34
平均
3.2 / 5
神率
8.8%

レビュー投稿数11

文章と絵の驚異的な親和性

仕事もできるしイケメンだしとにかく何もかもが大好きな僕の師匠、藤枝先輩。師匠の事は全部知ってるけどこのごろ元気がない。飼っていたハムスターが逃げちゃったから。どうしたらいいんだろう。そうだ、僕がハムスターになろう。

・・・この子(姫野君)すんごくアホだwしかも「アホは可愛い」というベクトルの振り切れた行動力にあふれた純朴なアホさ。
でもこのかわいらしさにじっさい癒されちゃって復活しちゃうんですよね藤枝。でもそれはほかに愛情を注げる相手見つかったからなわけで。
でも、まぁ実際に「ハムスターの代わりだから」じゃぁないのは新里課長も読者もよー分かるのですが、姫野は良くも悪くもアホの子なので「どこまでもハムスターを演じるのがご主人様のため」なんて考えになっちゃうわけです。
ここで好きだからどうしよう、という問題を抱え込むのは姫野じゃなくて藤枝の方になるわけです。会社では目を背けてしまうどっちかというと根暗っこな姫野を目線で追い回すようになっちゃうし。
でも、そこで最初っから「人間のお前が好き」と言えばいいものを「恥ずかしいから人間に戻る」方策を考えてしまう所、藤枝もいい意味で緩いw

その辺からグルーミングに手を借りたエッチな行為はどんどんエスカレート。
もちろんちゃんとゴールはあるんですが、エッチにおいて姫野だけでなく藤枝まで余裕のないことこの上なしなところが微笑ましい。何回いってるんだよおまえら!若すぎるぞと。

そういうアマアマにアホアホ、さらにエロエロを全部詰め込んだ脱力感あふれるストーリーにこれまたCJ.Michalskiさんがはまりすぎ。っていうかchi-coさんってCJ.Michalskiさんの別名か?と思うほど完璧な作風の一致を感じます。

いわゆる「放牧されすぎのアホアマエロ」というカテゴリ。
こういうの読むなら「ばかばかしい・・・」と思っちゃったら負けですよね。
おいしかったです。

11/17 追記
気が付いたら読んでしまっている(しかもろくでもない目的で)
自分に気づいてしまったので、評価をワンランクアップ、もうこれは小説初の「神」評価でいいです。
やっぱ絵と文章、アマアマとエロエロとコメディのバランスがまさに自分向き。

4

ハム

楽しませていただきました(*´∀`)クスクス
なんというか、思ってたのとちょっと違ってた。

あらすじを読んでどんなものかと読み始めた今作。
亡くしたハムのかわりにやってきた受。なのだけれど、攻とは同僚でもあり最初から正体がバレているというところから始まっているのが乙。
疑う余地もない。「よもや違う人間なのか」な余力さえない。
そんな二人の織り成すチグハグなやり取りが面白かった。
というか、しょっぱな。攻の観察日記を毎日つける受。
の地点で、「新手のストーカー・・」と想いながらよんでいたのですが
ハム2号になりきるために~な中盤から後半。
ハムなら恥ずかしくない、当然であるからして
なりきりが度を越しているのもまた面白かった。
そんな受との日常を心地よく感じ、人同士として気持ちを向けて欲しいと願う攻の奮闘ぶりも面白かった。

ほのぼの。駆け引き。
くわえて奇抜さもあって面白い一作でした。
上司さまとの3角関係をちょっぴり期待したのだけれど
そんな気ぜろで、そこがちょっぴり残念でした。

0

腹の皮がよじれた(爆笑)

今回のchi-coさんは表紙を見るとわかるように(わからないか?)きぐるみを着て逆擬人化?
最愛のペットが行方不明になって落ち込む憧れの先輩を慰めようと、そのペット=ハムスターの着ぐるみを着て先輩を精一杯力づけようとする、おかしくもトンチンカン健気(w)な物語。
主人公が、流行とかそういうものに全然関心がなくて、小さくておぼこくて、髪型が”きのこちゃん”と呼ばれている、多分”坊ちゃん刈り”ですな♪そんな外見の会社員が、実に、実に、ミチャさんのイラストにぴったりはまって楽しさ倍増です!!
もう、ちくいちが面白いデス☆☆☆☆☆

建設会社入社2年目の姫野は、カッコよくて、人当たりがいい先輩指導社員の藤枝に密かにあこがれて、”師匠”と心で呼び、観察日記を付けて自分だけの藤枝を満喫している。
この時点で一歩引くと、姫野ってストーカー!?ちょっとキモいよね?
しかも日記の書体が丸文字になってます!どんだけ乙女なんだwww
会社ではまともに目もあわせなければ、きちんと会話をするでもないのに、、、
そんなカッコいい藤枝が最近おかしい?
彼の朝晩も観察していた姫野は、藤枝が飼っていた、そして溺愛していたハムスターのハムちゃんが行方不明になっていた事を知って、元気をだしてもらおうと、自分がハムちゃん2号になって彼を慰めてあげようと考えつくのでした(←この時点ですでに笑いがとまらない・・・)
着ぐるみの調達を検討しているところを上司の新里に知られ、彼に協力してもらう代わりに、逐一報告をすることに(←この展開も爆笑)
そうして、ハムちゃんとして、どうやって藤枝を癒してあげられるか、、それが段々と変な方向へ♪

あまりに面白いので、ネタバレ無しで行きます。
とにかく、初心くて恥じらいが全くないという姫野がツボです!
性にうといからこそ、そこの発想へ飛ぶか!?みたいな、、いくらなんでも、、いい年した24歳にもなる大人が~と思うのですが、イラストもあいまって、姫野なら許す!!
そして彼の下着とか、その皮かぶり君とか、恥じらいがないから堂々として、恥ずかしいセリフも行動も平気っていうのがイイっ!!
思わぬ展開に、藤枝は悩んだりwww
そして仕返し?というか逆スキンシップが高じてあれやこれや(笑笑笑)
もうっ、これは読むしかないですっ!!
いや、是非読んでくださいネ♪

最後までなんとなくずれているというか純真というか、鈍感というか、、、な姫野がいいですからv
かわいいな~こんなのが来たら絶対拒否しないよ(爆)
究極の風俗かもwww

4

かわいいーー

正直、これほど楽しかったストーリーは久しぶりかもしれません。
笑えて笑えて、そしてじょじょに引き込まれていく。

姫野の天然ブリといったら半端なく、ハムスターになりきるためにはどんなことだってする男。下半身をおっぴろげてオスだと説明したり、尻尾を入れるために後ろを開発中だと言ったり。
もう・・・これが素だから笑えてしかたない。
師匠である藤枝にストーキングしている姫野は、ハムスターを失って悲しみに暮れる藤枝に、ハムちゃん2号となのっておしかける。
そこから始まるご主人さまとペットの愛情交換。
姫野のおかしな行動に翻弄されつつも、その天然の魅力に引き寄せられていく藤枝。師匠の愛情を受けて輝いていくペットの姫野。
ユーモアを交えて書かれるストーリーに魅了され、大変後読感のよい作品だと思います。

三人称背後霊視点はいいのですが、その視点がこまめに変わるので最初は読みにくさを感じました。ですが、話の面白さであまり気にもならなくなりました。

4

とんでも設定でも、あり得る!と思わせる語りのうまさ

なんという堂々とした展開。
ありえない設定(笑)
しかし迷うことなく次々とありえない設定と畳み掛けて
なりきりペットの世界がありえるんだと、ナットクさせる作者の剛腕には恐れ入ります。
他の方も書いてますけど、イラストがバッチリハマっています。
こんな子なら、ここまでアホなことをしでかすかもしれない
と思えてしまいます。もしイラストがなければ、説得力が鈍っていたかもしれないですね。

個人的には、ちょっと謎な新里課長の存在が気になります。

2

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