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表題作チョコレート・キス 3

生徒会役員 吹原・高校3年生
新会長 不二倉幹太・高校2年生

その他の収録作品

  • モンブランの頂き
  • ミントオンミント1
  • ミントオンミント2
  • ミントオンミント3
  • ちんすこうロワイヤル
  • キャンディーグラマー
  • Free talk
  • Fly me to the moon
  • カホ学残酷物語2
  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

「無条件に抱きしめてほしかった」
季節は巡り、幹太は生徒会長に。   
文化祭準備に追われていた幹太は恋人・吹原の誕生日を忘れてしまい大慌て。   
しかし気づくと彼のそばには同級生の松原という男がいてーーー?   
油野&伸哉の修学旅行や、天野&倉田による五葉庵の黎明期など、先輩カップル編も充実。

(出版社より) 

大人気シリーズ新装版、第3巻には未収録短編「Fly to the moon」と描き下ろし短編を収録。

作品情報

作品名
チョコレート・キス 3
著者
依田沙江美 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
チョコレート・キス
発売日
ISBN
9784396783129
4.2

(12)

(6)

萌々

(3)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
51
評価数
12
平均
4.2 / 5
神率
50%

レビュー投稿数5

新装版の完結編です

旧版の収録作品に加えて、未収録だった小冊子と同人誌の作品と描き下ろしが18P加わっています。

依田さんの描く高校生はかわいいです。
子どもらしい強さや狡さや弱さに、キュンとします。
時代と共に風俗は変わろうとも、根本的な所では変わることのない、初めて人を好きになって、付き合うようになって、ちょっとしたすれ違いで不安になったり、ちょっとした言葉で舞い上がってみたりする。
そんな、いつの時代でも変わらない恋物語。
かわいらしい絵と、控えめな性描写も、作品が古びない重要な要素でしょう。

オマケペーパーの幹太もかわいかったです。

3

日本風ギジナウム

茶鬼さんのレビュー読んで、まさにこれ!と思ったのが「日本風ギジナウム」。このお話を完璧に表現してると思いました。
日本庭園つきの畳敷きの建物の中で茶会を催しつつ(紅茶じゃなく抹茶)、代がわりしながら続いていく生徒会の歴史が語られる。
三巻は時系列バラバラのオールキャスト。歴代の五葉庵生徒会メンバーが、みんな本当に魅力的です。
代を重ねるごとにどんどん形式を重要視するようになっていってるのが面白いなァ。初代の五葉庵生徒会がいちばんいい加減(笑)。五葉庵を使用する言い訳のようにはじめた茶会は、数代後は真剣に取り組むようになっている。

読み終えてページを閉じるとき、なんとも言えない寂しい気持ちになりました。これでこいつらとお別れかァ、、と。
この気持ちって、歴代生徒会が前の代の生徒会メンバーを送り出すときの気分に似てるのかも知れません。

3

とうとう最終巻です

名門男子校で繰り広げられる、甘酸っぱい青春ラブストーリーの3巻です。今回は、同じ学園の3カップルが登場します。
3巻まで読んでも、やっぱりキャラの見分けが難しかったです。ただ、今回は伸哉と幹太が一緒のシーンが少なかったので、2巻よりは読みやすかったです。

◎幹太×吹原
幹太が生徒会長になってからのお話です。生徒会の仕事が忙しくて、つい吹原の誕生日を忘れていた幹太。数日後に思い出して、慌ててプレゼントを用意して、吹原の元へ行くと、クラスメイトとイチャイチャしてるのを見てしまいます。おまけに、そのクラスメイトに挑発されて…。それがもとで、ギクシャクしてしまって別れの危機までいきます。別れたくなくて、悩んでオロオロしてる二人が可愛いです。

◎伸哉×油野
やっぱり、このカップルが一番好きです。修学旅行に来て、イチャイチャしてる二人。油野の、変わらない伸哉への溺愛振りに萌えます。

◎倉田×天野
伸哉たちの前の代の生徒会役員のカップルです。油野が好きだった人の話だったので、興味深かったです。

3冊通しての感想は、お話は高校生らしく甘酸っぱくてキュンキュンできて好きなのに、キャラの見分けがハッキリしなくて集中できなかったのが残念です。

3

学園生活ありきの学園ラブ

カホ学の生徒会を舞台にした物語もラストですが、この新装版は旧版に、シャレード創刊記念小冊子に描かれた「Fly me to the moon」と同人の「カホ学残酷物語2」それと書下ろしが1本入ったお得な一冊です♪

この学園ものの良さは、ずっと通して思っていたのですが、恋愛が中心の学園物語で、惚れたはれたの修羅場が云々とドラマティック展開を見せるのではなく、
等身大の男子高生が(同性愛が比較的容認される男子高設定ではあるが)、学園生活を、生徒会という活動の中で、そこでの人間関係があり、その上での恋愛が存在するというところでしょうか。
自分の中で、高校生が死ぬだの生きるだのの、まるでメロドラマのような恋愛をするのは臭くて仕方ない、という偏見があるせいで、この自然体がとても好ましいものに思えるのかもしれません。

さて、あのヤンチャで甘えん坊の幹太が生徒会長になり、3年は受験で引退して、甘えたの幹太は生徒会に寂しさを覚えるのです。
本当にかまってちゃんなんだけど、決めるところはキチンと決めるところ、会長の責務は果たしていて、おバカではないんですよね。
その天然風味に惹かれて水泳部の岡田がワンコとして登場するのが、何か可愛らしかった。
そして、この本の中で一番の重要な出来事は、幹太が吹原の誕生日を忘れちゃう事件なんです!
丁度文化祭も重なって、すっかり忘れて、吹原と連絡をとるでもない。
遅ればせながらプレゼントを渡そうとすると、吹原を好きだとう同級生が、幹太に挑戦状!?
そんなすれ違いを経て、ひょっとして別れてしまうの?なんて危機が訪れるのです。
幹太も甘えてるところがあるから悪かったと思うけど、吹原もちょっと言葉足りなさすぎw
そんなすれ違いも、それぞれの学生生活を持ってる高校生ならではのすれ違いだよね、と思うのです。

それと、油野と加納が会長時代の沖縄旅行の物語。
新婚旅行か!?安定のラブバカップルです♪

そして、五葉庵の創始者、加納の二代前の会長・倉田と天野のお話。
このカプはエッチがないのが特徴ですね。
このシリーズのメインキャラより大人っぽいかんじがします。

このシリーズ、難を言えば、登場人物が時として似ていて、誰が誰か判別が付きにくくなるのが(涙)
名前も朝倉・不二倉と、倉が二人もいて、えええ?どっちがどっちの名字だっけ、、と名字呼びかけのシーンで迷うことが(汗)

この作品もまた王道の学園ストーリーになるんだろうな、と思います。
やんちゃな日本的ギムナジウムって感じがwww

2

青春の通過儀礼

全3巻の「チョコレート・キス」の最終巻。

いつの間にか、2巻の1年生・不二倉幹太が生徒会長になってます。
生徒会の仕事が忙しくて忙しくて、吹原との関わりが疎かになっているところに、恋のライバル登場とか色々とすれ違って……
ちゃんとコミュニケーション取るのが大事ね。
続いて、油野や伸哉、中、吹原たち3年生の沖縄修学旅行エピソード。油野大好きのオネエくん・安藤の視点で、ワイワイがやがやのザ・男子校の旅行風景。
友達の目を盗んでの、油野x伸哉のエッチなどあり。
最後に収録されているのは、時間軸が遡って油野の2つ上の学年の天野と、天野の一つ上の倉田のお話。なんかややこしいですが、1巻のラストの話と一緒に読むと関係性がわかるかな。
生徒会の別名・五葉庵の始まりエピソードとなってます。
3巻読んで、ここの高校生たちは代々こうやってごちゃごちゃと恋愛してるのね、という感想。
一番そういう年頃だからそんなもんかとも思うけど、こうやって学内の、しかも生徒会内の狭い世界での好きだの何だのはキュンとするけど、このみんなは卒業したらフェードアウトするんだろうなぁという気がしてる。
憑き物が落ちたように別れちゃいそう。
で、つらっとOB会なんかで何事も無かったみたいに会話したりして。
青春の通過儀礼、そんなBLのように感じました。

1

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