恋をするのはおうちの事情

恋をするのはおうちの事情
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
5
得点
18
評価数
8件
平均
2.6 / 5
神率
12.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
桜桃書房
シリーズ
Eclips romance(エクリプスロマンス 小説・桜桃書房)
発売日
価格
¥855(税抜)  ¥923(税込)
ISBN
9784756712783

あらすじ

高校の卒業式の日に弟の悠樹をおいて五人目の母親が失踪した。
生活費を稼がなくてはならない雅哉が知り合いに紹介された仕事は男を相手に身体を売るものだった…。
最初の客・田中によって開かされていく身体。
望まぬ肉体関係に自己嫌悪を抱きながらも田中のくれる快楽と優しさに雅哉は溺れていく。
そんな矢先、生活苦からAVに出演する事になった雅哉だが。

表題作恋をするのはおうちの事情

AV製作会社の営業 田中和範・33歳
弟を一人で面倒見ている少年 岸野雅哉・19歳

その他の収録作品

  • おかえり。
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数5

つかみづらい攻めでした

表題作と後日談ショートの2作品とも雅哉(受け)の視点です。

両親に捨てられて幼い弟との生活費のために身体を売る羽目になり、そこで和範(攻め)の家に行くという話です。

自分勝手な父親に振り回される雅哉が気の毒で、健気に頑張ろうとする心情に流されて切ない気持ちになって、ショート「おかえり。」で一緒に暮らして幸せそうな姿にほっとして読み終えたものの…冷静に考えるとんん?って思ってしまった作品です。

お金になるからって好きな相手の初体験をAV撮影して販売してしまうってどうなの?とか。
あと背中向けられるのが怖いとか和範は結構過去を引きずるタイプだと分かり、雅哉を襲おうとした男達を殴った部分と相違を感じました。

雅哉を迎えに行ったり、笑顔で受け入れた寛容さは素敵だなぁと思ったのですが、単にそれだけでない和範がつかみどころがなく戸惑いました。カテゴリー分けしにくいキャラと言いますか。定型的で王道パターンなキャラに飽きた方にお勧めかもしれません。

それにしてもAVに出ちゃったけど大丈夫なのかな?と心配していたら続編「恋をするのはおうちの事情2」でそれが原因で…という展続き開になりました。

0

これで甘いのかー(汗

西条さん、初読みです。
1999年の作品。
わたしがこの一年で読んだ中では、一番古いのかなあと思います。

********************
受けの雅哉は、高校を卒業と同時に義理の弟と二人暮らしに。

攻めの田中は33歳。
AV制作会社勤めで、雅哉の最初の客。
********************

父親はもちろん義理の母にも捨てられ、急に一家の大黒柱となることとなり、雅哉は体を売ってお金を稼ごうとします。
そんなわけで、雅哉と田中は売りの少年と客として出会うわけです。
もちろん体を売りに行ったわけで、雅哉は生活のため弟のために他の手段は思いつかなかったんですね。
まあ、冷静に考えれば他にあるだろう?とも思いますが、所詮雅哉もまだまだ子供だから。

この田中ですが、雅哉へ無体なことはしないんですよ。
雅哉をイカせたりとかはするんですが、結果的に家政婦のような?そんな形で雅哉へお金を払ってやるんです。
この辺りまでは、個人的に田中は好きなタイプでした。
なんだか良い人過ぎて、これはこのままちょっと甘いような形で進むのか?と期待してしまいま続きしたよ。
でも、結局お金のためにAV出演し(田中が相手だけど)、そしてさらに悲惨な目に。
これがねー、かなり読む人を選びますよ。
やっぱりそう甘くはなかった…
西条さんの作品の中ではかなり甘いのだといいますが、それでもわたしにはキツかったです。
この作品は年の差で検索されたものなのですが、表紙がちと恥ずかしい…
年の差は大好きなのですが、二巻を読むのはわたしには無理かなあ(汗
これがまだ甘い作品だと言うのだから、他はいったいどんななのー!

0

西条作品がこんなにスウィート~?!

何たって「エログロ超痛作品」の作家さんですから、初めは力を込めて恐る恐る頁を開いたのは分って頂けると思います!
・・・それがですね、
呆気にとられた程?痛くなく甘い作品に、ちょっと肩を落とした自分でした。(失礼)
あとがきにも、出版社さんの要望でとありましたし、作者ご本人も楽しめたとの事で何よりです。

受けの雅哉の境遇は可哀想なんです。
何たって、実父はスグいなくなっちゃうし、その度連れてくる“ママハハ”には気を使うしDVもあったりして。
でも、それが普通になると、雅哉のように諦めモードが身に沁みているのか何か“あっけらかん”としているんですね。
そして、複雑な環境下の子供は、体も心も成長が遅い。
そんな雅哉視点なので、ページには「一大事」があっても、こちらも「ふ~ん」と見れてしまうんです。

攻めの「田中」はよく分からない人でした。
ぼよ~んとしていると言うか、金周りは?将来設計は?何で自分の性欲を中途半端で平気なの?とか。
田中も、自分を反故にされた過去に傷付いていたから、雅哉の素直さや幼さに庇護欲→愛しさとなったと思うんだけど。
“よく分からない人”続きって言うのは、大人(33才)で隠すのが普通だったり、ちょっと投げやりな生活だったから?

寂しがりぃ同士の同居生活♪のイチャイチャ度は天井知らず!
1巻めの田中は、2番でバント役だったような^^
それでもエロかったけど、潜在能力はマダマダって!
2巻めでは、長距離バッター昇格(もっと自分を出して強気攻めで)に期待しています!
どなたにも読める西条作品、初見の有藤先生のイラストも良かったです。

0

そんな痛くない西条さん作品

帯『ひどいくらい優しくして…』

実は西条さん作品は痛過ぎてちょっと苦手なんですが、これはそこまで痛かったりエグかったりが無いので自分でも大丈夫でしたー。
そういう意味では西条さん作品の中では、比較的万人向かも。

父親は失踪中、義母は雅哉[受]が高校卒業した日にまだ幼稚園児の義弟を置いて姿を消してしまいます。
とたんに光熱費、家賃、食費と2人が生きて行く為の生活費が一気に雅哉の両肩にのし掛かります。
しかも家賃は13万…そんな高いとこ出て弟は施設に面倒みてもらって住み込みで働くとかすればいいんじゃ…って思うんですが、幸い弟の面倒を近所の人が見てくれる事もあってともかくお金を稼がなくちゃ!!ってなるんですね。
それで紹介されたのが田中[攻]。
この人は実はAVレーベル会社で働いてるんですが、最初はちょっと変った人です。
優しいんだけど、変ってる、でも優しい。
優しい内側になんか隠してるんじゃないか、騙してるんじゃないか、その内暴力的に豹変するんじゃないかって気がして読んでて気になってしまった。
雅哉はまとまったお金欲しさにアダルトビデオに出演します。
もちろん続き撮影シーン自体は可哀想な部分もあるんですが、スタッフの内2人が悪気ない良い人っぽいし、セックス相手が田中なのでそこまで痛くはないです。
最後は甘く終りましたー。
書き下ろしの「おかえり。」は特に甘味度が高くて新婚さん的に甘々なシーンも。

しかし田中が不思議な人でした。
最初はこの人はタチじゃなくてネコなのかな?と思った位に口調や笑い方が優し気で。
続編ありますがこの作品単作でも楽しめます。

2

AV現場が初体験v

短編集が実に痛い作品が多くて、これもどんだけ痛いんだろう?
表紙なんかパンツに一万円挟んでますよ@@!
題名からして売りの話なのかな?なんて、ちょっと期待いたしました。
結末、行きつくところ実に、甘い甘いお話になっておりました!
これまたびっくりでした~。

主人公・雅哉は小さい頃母親が家を出て、それから何人も母親が代わり、父親は時々失踪したりと、愛に飢えた生活をしていました。
現在、母親になっている女性はとても優しく、歳の離れた弟もおり、それなりに普通の生活をしておりましたが、父親が再び失踪、二週間後の雅哉の卒業式の日に母親も弟を置いて失踪してしまいました。
まだ幼稚園の弟の世話をしなくてはならないのですが、家賃・光熱費・保育料と、お金がかかるわけです。
全く収入も預金もない雅哉はコンビニの店長の紹介で、田中という男の元を訪れるのでした。
適正を見るからと、田中にイかされ3万を握らされますが、どうしてもお金が必要な状態の雅哉に、夜だけ家事をしてくれれば、エチが入れば上乗せで、という条件で田中の家に”バイト”として通うようになります。

雅哉が、最初は高校を卒業続きしたらとりあえずフリーターで家を出ようと気軽に考えていたところへ突然襲った超現実!
普通なら幼稚園児の弟の世話という面で、施設とか頼ってもいいと思うのですが、彼自身がそういう体験をして育ってきてしまっているので、自分で何とかしようと抱え込んでしまうんだ!と、妙に読み進める内に納得してしまいました。
でも、しょせんはまだ子供に毛が生えた程度の年齢。
田中は別にエチはなくても、と言いとてもとても優しいので、段々彼に癒しと安心できる場所を見つけ出していく姿はとても自然でした。
園児の弟が母がいない分、兄に甘え抱っこをせがむように、雅哉も田中に抱きしめられて寝ることでとても安心を覚える。
それは弟と同じ子供に還る姿だったな、と思います。

一方、相手の田中は不思議な人です。
最初、雅哉をイかせるだけでそれ以上は手を出さないんですよ。
淡泊な人なのかな、と思えばかなり情熱的で雅哉にのめり込む姿も見せる。
住んでいる部屋が雑然として、食べ物にもこだわらなくて、すごく色んな事に無頓着な人であることは、その描写でわかるのですが、結局のところその母親の描写から愛情の深い人だったのかな?淋しい人だったのかな?という予想も。

どうしてもお金が必要な雅哉は、田中の勤めるAV製作会社の作品に出ることになるのですが、その描写が、本当にAV見てるみたいでした。
ま、元々最近のBLのエチ描写はそんなものが多いのですが、撮影しているシチュという元の描写なんで、リアル感を感じます。
それは、雅哉にとっての初めて田中との行為になるのですが、次第に本気の恋人の絡みになっていくのがわかって、読み手がドキドキしちゃいましたww
その後、自分に甘えてくる弟の姿と田中に甘える自分を重ねてしまい、田中から離れようとするのですが・・・

お金が絡んだ関係が本物になっていく。
最初、やんちゃだったような雅哉が次第に甘えん坊になっていくのが、子供還りしてるみたいに変化していていくのは、作者さんの意図するところでしょうか?
彼は自分だけの安心できる場所がほしかった、自分だけの愛してくれる本当の家族が欲しかったというところでしょうか。
結構、カワイソウな、悲惨なシーンもあったりしたのですが、そんなに悲壮感や痛さはありません。
部屋とか登場人物達の生活環境が妙にリアルで、身近な感じを抱かせます。

『おかえり』ではその後の一緒に住み始めた二人の新婚生活(?)で、当てられますw

2

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