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表題作だから、守りたい。

小橋和繁、受様の警護を依頼された警備会社社員 
佐原知巳、バーのオーナーでマスター29歳 

その他の収録作品

  • それでも、守りたい
  • あとがき

あらすじ

バーを経営する知己の身辺に、ストーカーじみた嫌がらせ行為が相次ぐ。ボディガードを申し出る小橋に渋々守られるうちに知己は…?
(出版社より)

作品情報

作品名
だから、守りたい。
著者
真崎ひかる 
イラスト
鈴倉温 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344824201
2.6

(5)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
11
評価数
5
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

意地っ張りで高貴な猫みたいな受け様です

前作の「でも、傷つけたい。」のスピンオフ作品で前作でも
ちらっと出ていたバーの経営をしてる受け様と警備会社勤務の
攻め様とのちょっと大人のラブストーリーですね。
受け様はその外見の美麗でストーカーに遭う事も多々あるのですが
今回はストーカー被害と受け様の過去をクロス設定のお話でした。
受け様は最近不自然な出来事が続いていましたが実害がないので
気にしないでいたのですが年下の友人とその彼が心配して受け様に
身辺警護を無理やりつけるのです、その攻め様は友人を助けて
くれた事で面識のある攻め様なのですが受け様は初対面の時から
自分でも判らないが何となく気に食わない存在なのです。
弱いものになったみたいで警護されるのを拒んでいたが、友人の
心配を無下にも出来ずに渋々受け入れる。
でも、攻め様に対する受け様の態度は辛辣で暴言だらけなんですが
攻め様は全てにおいてサラッとかわす、それにまた腹を立てる。
まるっきり気位の高い高貴なネコさんなんですよね。
対して攻め様は寡黙で何事にも動じない大型動物みたいな人
攻め様は初対面の時から受け様に好意を持っていたんですよね。
今回の警護も「守ってやる」ではなくて「守りたい」ってところが
攻め様の気持ちを的確に表していると思いましたね。
受け様も攻め様を気になる存在だと思ってはいるのですが
過去の恋愛で傷つけられたことがトラウマ的になっていて
無自覚に恋愛ごとにはならないようにしてる感じです。
受けさまって心を許せる存在には結構冷たくしちゃう天の邪鬼な
感じがあるんですよ、素直に気持ちを表すのが苦手なんです。
せも攻め様に危険なところを助けられその意地も保てなくなる
ホントは寂しがり屋であまえたがり屋さんなんです。
寡黙で不器用そうな攻め様のここって時の言葉と行動は意外に
熱い感じがするんです。
高貴な猫にさんに傅く無骨な番犬さんのイメージでしたね。
ショートはそんな番犬さんのメロメロな感じが解かるお話です。
ただ、受け様の過去の恋人で義兄だけは頂けない感じです。
改心するような男じゃないって言うかつまらないダメ男ですが
受け様の姉の幸せの為に排除したくなるような嫌なやつ
特別家族と不仲でないのに常に実家に義兄がいるのは許せない
なんて思っちゃったりしました。

1

可もなく不可もなく

こういう作品が一番困っちゃう(涙)
悪くない、かとってすごくいいわけでもない、ふんふんふん、、よくある話よね、乱読の弊害が出ているのか?
どうなんだろう?
多分自分基準的に、この超強がりの主人公の意地っ張り具合がとっても好きー!
とか、その攻めの見守りながら実はな男前な想いがとっても好きー!
とか、そういうものを見出した方にはきっとツボるんでしょう。
真崎作品って、そこそこどの作品も悪いと思われるものはないので、無難な感じが先走ってしまい、、、、

最近不気味なストーカーにつかれている気配のあるバーのマスター知己。
彼を心配した友人の壱嘉が依頼したという、壱嘉の恋人の博武のおじいさんが大家のアパートに住む警備会社社員の小橋という男が、知己の帰りを見守るようになる。
余計なお世話と突っぱねて小橋に冷たくあたる知己。
そんな時、元恋人で姉と結婚して義兄になった男が知己に接近しはじめて彼を混乱させる。
義兄が来ているときにエスカレートしたストーカーが現れ、尋常でない行動を!?
小橋によって、無事ストーカーは警察に付きだすことができたのだが、、、

知己が他人を頼らない意地っ張りな性格が、一連の事件を通して、小橋によって、こんな自分をイイと言ってくれる、本質を見抜いてそれでも好きといってくれる彼氏ができたことで、ちょっと楽になるというお話だったかな?という印象です。
どれもほどほどに、興味を引いて飽きさせない要素ではあります。
ストーカーもまさに気持ちが悪いですw
義兄については、とんでもない野郎でしたので(その腹のうちを知った時は知己でなくても殴ってやりたくなるようなw)、そいつと結婚した姉はちょっと可哀そうかな?とかwww
それにしても!!小橋ですよ、小橋!!
彼の気持ちが一番問題です!
どんだけデキた男なんだと思いますが、彼が知己を見守っていた間のその時間を考えると、好きでないとやってられないよね~トホホ~
それがラストで明かされる仕組みに。。
自分、この話の本筋になる博武×壱嘉編を読んでない(と思う?)のですが、そこでの知己の姿を知っていたら、もう少しこの物語への入り込みが違ってきたのかも?なんて推測したのですが・・・

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