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表題作きみの目をみつめて

兵藤香澄・神堂の恋人兼マネージャー兼家政夫・27歳
神堂風威・ひきこもりがちな人気ホラー作家・29歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ひきこもり作家・神堂の急激な変化に恋人・香澄は心配で…!? 大人気「きみと手をつないで」の2年後を描く新作!
(出版社より)

作品情報

作品名
きみの目をみつめて
著者
崎谷はるひ 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
きみと手をつないで
発売日
ISBN
9784344824164
3.5

(20)

(3)

萌々

(9)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
3
得点
67
評価数
20
平均
3.5 / 5
神率
15%

レビュー投稿数3

ラブ少ないね・・・濃いけど。

トータルとしては結構好きです。メインCP(香澄×神堂)はわりと好みなんですよ。ただ、できあがった2人の続編にしてはラブが少なかったように思いました。ラブよりも、今回は『神堂の成長』にスポットを当てた感じでしょうか。

しかし、今回いちばん苛立ったのは、神堂の担当編集・野々村(女性)でも、もちろん当て馬の俳優・英でもなく、編集長で神堂の幼馴染みの仲井。しかも、ラストも結局なんか中途半端なままだし。
いったい崎谷さんは、仲井の立ち位置をどうしたかったんだろう、と疑問でした。

本来なら、崎谷さんテンプレートとでもいうべき、いわばイヤな(時に電波まで行ってる)女キャラクターに当たる野々村が霞むくらい、仲井がダメだったんですよ。
それに、野々村は私はそれほどダメじゃないんです。『イヤな(ヘンな)女』っぷりが、いつもの崎谷さんよりかなり抑え目だと感じましたし。決して好きではないですが、これくらいなら別にOKですね。でも野々村の過去は別に必要なかったんじゃないかな。あの野々村の言動は『こんな可哀想な過去があるから仕方ないんだ』で済むものじゃないと思いましたね。

実は私は(前作でも『なんだコイツ!?』と気分悪かったんですが)、今作で今まで読んだ崎谷さん作品で、それなりに意味のある(通りすがり程度は除く)男性キャラクターの中で、仲井がいちばんキライになりました(他シリーズですが、女性も同じくらいイヤなのがいます)。

まあ、ハッキリした悪役や、崎谷さん作品によく出てくるいわばストーカー的キャラクターは、最初から好き嫌いを論じる対象ではないので別ですが、でもあえて言うなら、そういったキャラクターを含めても仲井(ともう1人、他シリーズの女性キャラクター)がワースト1・2なんじゃないかと思うくらいです。

英は、崎谷さんには珍しいくらい、爽やかでいい人な当て馬キャラクターでしたね。私は逆に、いい人過ぎてかえって嘘くさくて、あまり魅力感じないんですが。

とにかく、どうせメインCP以外に持って行くなら、編集者がどうこうよりは、いっそ英との三角関係(?)の方に重点を置いた方が、まだよかった気がします。

4

風威の成長!

前回の「きみと手をつないで」から比べると
今回は、しみじみ風威の成長を感じることができました。

引きこもりホラー作家の風威の作品が、映画化するということで、
俳優の英と出会います。
今までとは違い風威は、積極的に英と接触しようとするので、
香澄が不安を覚えるようになるという物語。

香澄も、家政婦から、風威のマネージャと昇格?しているので、
香澄のマネージャとしての力も試された1冊でした。

英の続編があったら面白いかも!と思ったり(笑)

1

いかんともしがたい

※星の数同様、辛口評価になります

前作(同シリーズと言うべき?)「きみと手をつないで」を読んでいなければ、読者に伝わらない仕掛けがぼちぼちある割には
両方読んで良かった~!という気持ちにはなれなかった一冊です。

受けさんの成長は確かに感じられたけど、
それを周囲のキャラがふいにしてしまっている。
加えて、受けさんの成長の糸口が(とても彼らしいことに)
頼りなかっただけに起きてしまったのが今作でのアクシデント。
うーん……受けさんの幼なじみさんが謝罪に来た時に考えてみたけど、
みんながみんな拙かったネ、みたいなオチのつけ方でなんだかなー。

ライバルの俳優さん、こういっては何ですが「好演」だったと思います。
受けさんとライバルさんは個人的に好感度高めでした。と言うかその他のキャラが全部苦手でした。
攻めさんは今回頼りなかったのが残念。


「きみと手をつないで」がすごく好きだけど今作を読もうか迷っている、
という方には私としてはオススメできません…
二年前の攻めさんのほうがカッコイイから。

1

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