砂宮夜話~王子は御曹司に愛される~

sakyuu yawa

砂宮夜話~王子は御曹司に愛される~
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
8
得点
41
評価数
12件
平均
3.5 / 5
神率
16.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
シリーズ
プリズム文庫(小説・オークラ出版)
発売日
価格
¥571(税抜)  ¥617(税込)
ISBN
9784775518052

あらすじ

カガヤ石油の御曹司である加賀谷隆明は、砂漠の小国・フサームの新油田を手に入れるため、単身で交渉に乗り込んでいた。しかしフサームの美しき第三王子・シャフィークにやりこめられてしまう。一筋縄ではいかない交渉に苦戦するが、王に気に入られた隆明は王宮への逗留を許される。その夜、昼間とはうってかわった態度で隆明の部屋を訪れたシャフィークは、「抱いてくれないか」と隆明に誘いをかけてきて――!?

表題作砂宮夜話~王子は御曹司に愛される~

加賀谷隆明・日本有数の石油会社の御曹司・30歳
シャフィーク・正義の天秤と呼ばれる若き第三王子・28歳

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レビュー投稿数8

王子様の初めての恋

恋も知らない、自分の感情の出し方も知らない、砂漠の国の王子様が愛されるお話です。1ページ目から、王子様の喘ぎ声で始まって驚きます。

この王子様、凛としてて、日本から交渉にやって来た隆明を言い負かすほどの教養もあって、国民に慕われています。それなのに、突然隆明の部屋を訪ねて、抱いてほしいと頼むのです。
一夜の遊び相手に指名されたと思った隆明は、交渉に使えるのではないかと応じます。
でも、王子の態度で初めてだと気付く隆明。
自分の役割を全うするために、一生誰とも恋をしないという王子に隆明は興味を惹かれていきます。

アラブものといえば、俺様な王子様に監禁されて凌辱されて…がお約束なんだけど、今回は心優しくて恋愛には不器用な王子様で、この王子様がホント可愛くて、こういうのもいいな~と思えます。隆明に見せる夜の顔と、昼の顔の王子様のギャップにも萌えます。
隆明も、最初はワガママな御曹司って感じだったけど、王子様を愛して、傍にいたい守りたいと変わっていく様子にキュンとなります。王子様の傷ついた心を癒すのがカッコ良かったです。
イラストも綺麗で、ちょっと変わったアラブを堪能でき続きる1冊でした。

1

肩すかしのアラブ

アラブのテンプレが足りない。
いわゆるアラブ物のお約束が守られていないので、アラブ物が読みたいときに手に取るものではなかったようです。お約束ハズシがいい、というほど、アラブに飽きていないために、なんだか舞台をアラブにする必要なんかないじゃん、と冷めた気分になってしまいました。

アラブの設定の上で、わりと普通のありきたりなリーマンもの、御曹司ものをやってるだけかもしれない。しんせんみもありませんでしたが。

ただ、受け攻めの心情を丁寧につづっていく作風だったので、もっと別の設定、別のカプだったら読んでみたいかな、と思いましたが、これはダメでした。
残念。

死ぬほどアラブを読んでいて、もう飽きた、キワモノ、トンデモが読みたい時にはいいのかもしれませんね。でも、わたしはテンプレのお約束は守ってほしいほうなので、王子が受けだとわかったときにやめておけばよかった、とおもいました。

0

こんなアラブもいいですねv

これ、なかなか面白かったです。
王道アラブとは違うんですが。
基本は王道アラブ好きなんですが、こういう変化球ならアリだな、と。

まず、アラブ受なんですよ。
それも自分から誘う受。
でも、実は決して慣れてるわけでも遊びでもなくて。
自分の置かれている「フサームの鷹(サクル)」という立場をわきまえた上で、少し人と触れ合うことをしてみたいと思う興味のようなもので。
サクルは常に公平な裁きをしなくてはならなくて。
その為に特別な者を作ると、もしかしたら温情が働いてしまうようなことがあるかもしれないと、結婚も恋愛もしない孤独な人生を送る覚悟を持っていて。
なので、外国人で後腐れなさそうな相手としてシャフィークは加賀谷を選んで。
最初は加賀谷も単なる興味に近いものからシャフィークに触れて。
徐々にそのサクルとしての孤独を知って愛情が芽生えて。
けれど、完全に囲ってしまうわけではなく。
サクルとしてのシャフィークもちゃんとわかっていて。
サクルとしての彼を立てつつ、夜にはベッドの中で甘い恋人になるような加賀谷がなかなかステキでした。
最後は加賀谷の父親が絡んできて。続き
でも、なんか理解ある父親でした(笑)
どこまで見越してたかは謎ですが。
いや、全てわかった上でならなかなか…。
単なる友好的な感じだから、というならすんなり納得できるんですけどね。
2人の恋愛関係まで見越した上でなら、なんかスゴイな、と。

個人的にはカラー絵の褐色受っていいなと思いました。

2

王子さまとランプの精の甘〜いお話

初っ端1行目が、王子様の喘ぎ声…w
いや、BL歴の浅いワタクシが物知らずなのかもしれませんが、
ええっ?とビックリ致しましたです、はい。
いきなり設定も分からずにHシーンですかぁ、これはかなりのエロが期待w?

…ですが、実際は後半に行くにしたがってHシーンはアッサリ目でしたね。
話は終始ひっかりもあまりなく、きれーな感じで進みます。

石油会社御曹司、カガヤ殿×アラブ小国フサームの第三王子、シャフィーク殿下。

気高きサクル(鷹)として裁判官的役割を担う王子は、公平である為に妻を娶らないという。
しかし、一度人と抱き合ってみたかったと、日本からきた御曹司を誘うのだが…。
人一倍の重責を背負って凛と立つ王子様を、自称あなただけのランプの精の御曹司が
あま〜く柔らか〜くシーツのランプの中に抱え込んで、大切にしまくる話。

加賀谷もシャフィークも非常に真面目でまっとうないい人でして、
寄り道なく分かり易く愛が深まって参ります。

最後、攻めのお父ちゃんがやってきてフサームから離れざるをえなくなりそうな雲行きに
おお!いいぞ、障害はあった方が燃えるぞ!と続きか思ったりしたワタクシでしたが、
王子の美しく可愛らしく健気な涙がチョロっと見られた程度で、あっさり解決。
まぁ、よかったね、お幸せにね。

悪者もいないし、嫌なやつもいないし、嫉妬とか葛藤とかもなく
すーんなり不滅の愛を育んだ10日間。
なんだか今までに読んでことのない不思議なノリでした。
ランプの精の魔法かな(笑)

1

綺麗なアラブの物語

アラブ受けということで面白そうだと思い、特典ペーパー付き新刊で購入しました。

経験豊富な加賀谷さんが、ウブで無垢なシャフィークを溺愛するだけでなく、
サクルとしてのシャフィークを尊敬して、支えていこうとする姿勢に好感が持てました。
責任感が非常に大きく、甘えすぎないよう律しているシャフィークに好感が持てました。

たった10日で、大きな困難を乗り越えるところまで非常に強い絆で結ばれるほど
恋愛を成就させ、信頼関係を築くのは凄いと思いました。
二人には末永く幸せになってほしいと思いました。

大半が二人の幸せな様子が描かれているので、安心して読むことが出来ました。
加賀谷さんやシャフィークの心理描写が細かく丁寧に描かれていて、
また、二人とも綺麗で丁寧な話し方や言葉使いで、
二人の人柄や雰囲気、作品の世界観が伝わってきました。

今回の評価は、あまり迷うことなく「萌×2」です。
初めはアラブ受けという新鮮さだけで軽い気持ちで読み始めましたが、
読み始めて直ぐ、そんな珍しさを忘れて、純粋に楽しんで読みました。

1

アラブらしからぬアラブもの。

初めて読む作家さんだったのですが、アラブもので王子様受けという部分にひかれ購入しました。
アラブらしからぬアラブもの。
けっして悪い意味ではありません、アラブものにしてはとても穏やかで二人の間に流れる気持ちなどを丁寧に書かれたじっくり読める作品でした。
アラブものではお約束な設定がことごとく出てきません。兄弟仲は良好なようだし、凌辱監禁ハーレムへGO!もなかった。

それにとっても貴重なアラブの王子様受けです!
可愛くてもっと愛されて欲しい!そんな風に思わせられるキャラクターがとても良かった。
受けの昼と夜のギャップが素晴らしく萌で、顔がゆるゆるとにやける感じでした。
昼は淑女夜は娼婦、とかいうギャップではなく、昼は高潔で清廉な人だけど夜は甘えることを覚えた可愛い人というイメージです。

シャフィークは「フサームの鷹(サクル)」と呼ばれる清廉で誰にでも公平に物事を見る人、その天秤がどちらか片方に偏ることはない。
もし結婚して、妻の縁者が罪を犯したとしてその者に言い渡す形が軽かったりして・・・「妻の縁者だから手心を加えた」とか言われたら公平ではいられない等の理由で一続き生結婚もせず一人で過ごすことを心に決めている人。
でも、人と抱き合うのはどんな感触なのだろう?と、いろんな感情を抑え込んでいる部分があってそこへ現れたのがビジネスでフサームにやってきた加賀谷。
加賀谷はシャフィークに抱いてほしいと言われ、初めはビジネス的な打算的な考えを持っていたんだけど、シャフィークの抱えるものや感情にどんどんと絆されてどんどん惹かれていくんですよー
この攻めの加賀谷さん。
御曹司で、幼いころから将来は会社を継ぐ社長になると育てられてきた、いわば親の敷いたレールをひた走ってきた、努力を怠らない優秀な人。でも、それなりに自信は持ってるけど確固たるものがない。
シャフィークとは境遇は違えど似た立場にいて。
知れば知るほど好きになるし、自分とはまた違った凄さを兼ねそねえているシャフィークを尊敬もしているという。

攻めがはっきりと、受けの事を『尊敬してる』と(心内でも)言葉にするのは珍しい!
気分的には50/50でいたいけど、一国の王子様が相手だとやはり立場的には負けてるって感じでしょうか?
でも最後に踏ん張りを見せます!
流石攻めです!!

良いなーと思ったのはシャフィークのための『ランプの精』になりましょう。という加賀谷の言葉。
シャフィークが「フサームの鷹」ではなく、シャフィークという素になるための、受け皿。
天蓋を下ろしたベッドをランプに見立て、誰にも知られることのない秘密の場所。
ランプの中はいつも甘やかなシーン(裸でイタすシーンがほとんどですが・・・)が満載でした。

いろいろツボて良い本に出会えたなぁと思わせられたお話でした。

1

大人な甘さのアラビアンナイト

アラブ王子様が受なのが、なんと言っても一番の特徴です。
しかも、受なのになよなよしていなくて、凛々しくて気高い。国民に恐れられ尊敬され、「フサームの鷹」などとあだ名までつけられてしまっているくらい。

そんな王子が、日本の石油会社の御曹司の隆明にだけは、素の顔を見せて猫のように甘えます。夜の間だけ。カーテンを下ろした天蓋のベッドを魔法のランプに見立てて、その中だけの秘密の情事。秘密の顔。睦言。
王子様のシャフィークは特に色恋沙汰には疎くて、それに関してはかなり天然気味。隆明は、そんなシャフィークをとにかく甘やかします。

途中、胸が痛くなるような場面があったりしますが、話自体はずっと甘甘です。当て馬とか悪者は出てきません。
体の関係から始まった二人が、徐々に惹かれ、恋におぼれ、素の顔を出していく過程が丁寧に綴られています。大人のアラビアンナイトです。
最後はハッピーエンドで、幸せな気分でページを閉じました。

同時配布のペーパーも読めば、いっそう幸せな気分になることは間違いなし。読まなくても問題ありませんが、少し内容に絡んでいるので、読むと得した気持ちになります。

2

攻め様に甘やかされる受けさま

サブタイトル通りのアラブの第3王子と大手石油会社の次期社長になる御曹司との 
ラブストーリーになります。
アラブの王子が完全に受け様になっている作品ですからアラブにありがちな傲慢で
オレ様鬼畜的なストーリーとはかなり違っていて荒々しさがない落ち着いたお話です。
攻め様である日本企業の御曹司も傲慢系の人ではなく、受け様の思慮深くて清廉で
高貴な人となりに触れるうちに次第に受け様への思いが強くなっていくのですが
受け様に愛情を押し付けるのではなく、受け様が抱える様々な抑圧して制御しなければ
ならない思いを傍で見守り受け様の立場を考えながら受け様にとっての安らぎ的な
仕事を離れた時だけの秘密の関係なんです。

受け様は国で、法を守る象徴的な存在で畏怖と尊敬を持ってサクルとして敬われる存在。
攻め様は受け様の国で新たに見つかった油田の権利獲得の為に来たのですが
国王の代わりに対応してくれた受け様に初対面ではかなり凹まされるんです。
最悪に近い出会いをしたのに、その夜に受け様から突然抱いてくれと
攻め様は契約に有利になるかも知れないとの思いもあり関係しますが・・・
続き
受け様はどのような事にも気持ちを惑わされることなく中立の立場で法を守る為に
一生涯、結婚をするつもりも無いが誰かと肌を合わせることがどんなものか知りたかった
と言う理由で外国人で直ぐにいなくなる攻め様を選んだんです。
好奇心や実験的な色合いが濃い初めてなんです。
でもそんな受け様に立場上で似たようなプレッシャーを抱えている攻め様は
受け様の気持ちが理解出来て、それ以上にサクルとして常に感情を乱すことなく
淡々としている受け様の痴態や笑顔を見てしまった為に攻め様が忘れられなく
なってしまうんですよね。
そして攻め様は受け様に偶然に滞在期間が延びた間だけでも秘密のランプの精に
なると言って受け様との秘密の関係を続けるんです。

受け様が次第に攻め様に心を許していく過程での感情の変化がよく伝わる感じで
前編攻め様の視点で綴られているのですが、受け様の二面性も攻め様からすると
全てが良く見える、あばたもえくぼ状態で甘い雰囲気もあります。
この作品は恋愛にハマってドロドロ状態ではなくて互いに高め合っていける関係を
築いていくような展開になっていました。
後半で攻め様とその父親が対峙するんですがそこで攻め様もまた一つ高みに行ける
ような展開でしたね。
ラストで出てくる攻め様が身に着けている指輪が二人の関係を物語っていました。

2

この作品が収納されている本棚

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