この世には“ひそひそ”がいっぱいつまってる ――。

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表題作ひそひそ-silent voice- 1

あらすじ

*BL作品ではありません

ただ漫然と無気力に高校生活を送っていた光路は、ある日、木漏れ日の下で犬や猫に囲まれて眠る男の子・大地を見かける。
光路は、大地が 「もの」 や 「動物」 の声を聴く不思議な力の持ち主だとすぐに気付く。それは、光路が同じ力 ―― 今は失われた ―― を持っていたからだったのだが…。
藤谷陽子が描くイノセントふしぎストーリー第1巻。

(出版社より)

作品情報

作品名
ひそひそ-silent voice- 1
著者
藤谷陽子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
シルフコミックス【非BL】
発売日
ISBN
9784048862929
4.3

(6)

(4)

萌々

(1)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
25
評価数
6
平均
4.3 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数4

世界に潜む優しさ

本作はBLじゃないのでいつもの攻様&受様設定は省略です。

不思議な力によって諦めていた人との関わりを
同じ力を持つ少年との交流で手に入れるまで。

名前の代用の受攻設定が使えない(笑)ので
今回はキャラ名バッチリでいかせてもらいます♪

本作の主人公は
かつて動物やモノの発する声を聴く事が出来た為に
他人に対して一歩引いてしまう男子高校生・光路です。

触れたモノの声が聞こえてしまう光路は
その力故に母親に触れる事も出来ず
幼い頃は友人もいませんでした。

今ではその力も失われていましたが
周りとの関係も広く浅い付合いとなっていました。

そんなある日、
木漏れ日の下で犬や猫に囲まれて眠る少年、
大地と知り合いになります。

大地はかつての光路と同じ
モノや動物の声を聴く力を持つ少年で
最初は大地との関わりを避けていた光路ですが

何かを一生懸命に探す風な大地にほだされて
力の使い方を教えた事から
大地にすっかり懐かれてしまいます。

自分の持っていた力よりも強い大地の力を
丸ごと受入る大地母にも気に入られ

今まで否定され続けてきた自分の存在を
初めて肯定され受入れられる状況に
心地良さを覚え始めた光路は

今までつるんでいた高校の友人との付合いに
応えられなくなっていきます。

その影響かついには
動物や触ったモノの声がまた聞こえ始めて?!

藤谷さんの新作は非BLですが
トキメキ乙女コレーベルから出ただけあって
キュン萌え満載のファンタスジックなお話です。

子供の頃には身近にあったはずなのに
大人になると忘れていくような純真さと優しさが
頁いっぱいに溢れていてすっごく良かったです♪

乙女な年代じゃないですが
がっつり胸キュンさせて頂きました(笑)

接触テレパスって言うのでしょうか?

触れただけでモノや動物の声が聞こえ
人の気持ちが判ってしまう力を持っていた為に
心に傷を追っていた光路ですが

自分と同じ力を持ちながら
両親に十二分に愛されて素直に育った
大地と知り合った事で力が戻ります。

周りに受入れられたいと思う気持ちが
力を封じ込めたのか、
力があっても受入れてくれる人がいると
知ったからならなのか。

本巻は大地という存在によって
光路がかつて負ったトラウマを少し払拭し
受入れてられる様になるまでとなっていますが

大地に懐いている犬の飼い主らしき人物が
予告編で不穏な動きをしていて
続きが待ち遠しいです!!

本巻はカバー下には
本作の前段ぽい4頁分のSSがありますので
こちらも要チェックですよ(笑)

今回は藤谷さんのBLから
ほのぼの満載な『愛してる』をおススメとします。

3

ほんわか

ほんわか可愛いお話でございました*。(*´Д`)。*°
や、なんか、久しぶりに藤谷さんの漫画イイ!って思った。
大地くん・・・・あんた可愛すぎるゼヨ。*゜+

お話は、”聞こえる”力を持っていた高校生のお話。
物や動物、人に触れただけでその気持ちが分かってしまう。
普通の人には聞こえない声が聞こえてしまう。
そのせいで、親の愛情を受けられず、傷ついていた過去を持つ。
そんな主人公が出会ったのは、小さな男の子
かつての自分と同じ”聞こえる”力を持っている。

その男の子とのふれあいが気持ちに変化をもたらせ
あまつさえ・・・・!?

過去はちょっとセンチメンタルな部分ありきなのですが
今の自分、過去の自分。それからこれからの自分を見つめなおし
なによりも、これまで不幸だと思い込んでいたことが実は=と変化していく部分。
なんだかすごく可愛かった。

キャラクターがまたイイのも評価の一つです。
主人公を取り巻く人たち。小さな大地。
聞こえる力を持っているがために学校には馴染めていない(たぶん今後触れていくんだろうけど)。なのだけれど親の愛情をたくさん受けて
すごく素直に育ってるんだwwwww
大地が触れて嬉しそうにしている”声”そのシーンがすごくキュンだった。
なんだろう・・・BLじゃないのにハァハァしてしまう。
邪な意味でなく(笑
ここの両親は若いけどこれまた優しくていいよな。
母も可愛いが、父が可愛くてトキメイタ。

悪友2人。腹黒君がちょっと気になるwww
もうひとりはわりと直球っぽくて好き。

とにもかくにも、可愛かった。
お子様が可愛いと全てが可愛く見えてしまう。
次回はなにやら怪しいオヂサン登場のようですね。
いろいろ知っていそうだ。
発売は約1年後・・・・遠いなぁ

1

ほかほか

という気分になる、藤谷陽子先生の非BLです!
非BLまであるとはw ちるちるさん流石ですw

さて、内容ですが、萌え基準で行くと、大地くんのお父さんがダントツでしょう!
数コマしか登場しないのに、何w このインパクトwww
暴走気味のダメ男!(元ホスト)
奥さんと大地くんにべったりな様子が目に浮かびますwww
家に帰るなり大地くんを膝抱っこして、ソファに「重い」とか言われて、大地くんがそれを聞いて膝から降りたのが寂しくて奥さんにかまってもらう……

なんて日常送ってそうだな!かわいい///

で、純粋に物語だけ読んでもかなり面白い!!
不思議な力のせいで色々トラウマ持ちの光路くんが、大地くん家族、そして友人たちとの関わりの中で、少しずつ心を開いていく…… のかな?

その友人たちがまたいい人で(T ^ T)
不思議な力のことを疑いながら、すんなり受け入れてくれるんだ…
いい友人をもったな! 今までかなり寂しい思いをしてきた光路くんなので、このまま幸せになって欲しい…

ですが、予告をみるとそうも行かないようです。
その続編が出るのが晩秋!? まあ、BL読んで気長に待ちます( ´ ▽ ` )ノ

1

かわいい

ものや動物の声が聞こえるって、いいのか悪いのか、人の声が聞こえるのは怖いなって思う。
いい思いは心を温かくしてくれるけど、負の思いは心に重くのしかかる。でも、だからと言って誰も信じられなくなるのも寂しいし、信じられる人ができるっていいなと思う。
自分からいかないと友達はできないし、でも怖いし、気持ち悪いと思われたら立ち直れないし、切ないお話だなと思った。
でも、周りには優しくて素敵な人が絶対いるから、負けないで頑張れ。

0

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