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それから、……本格的な凌辱が始まった。
なんとなぁく、ほんとうになんとなぁく、狂った攻めが見たいなぁと思って、レビューを参考に手に取りました。
自分はバドエンも鬼畜も陵辱も大好き!と思っていたのですが、完全に思い上がりでした。上には上がいる。
近親相姦は大好きです。燃えます。執着も言葉攻めも、衆人環視でのプレイも好物です。複数人のプレイはもっと好きです。なのに、好きなはずの要素を全て兼ね備えたこの作品を、ここまで気持ち悪いと感じたのはなぜでしょう。序盤に至っては読むのが嫌になるくらいでした。
にも関わらず読み切ってしまう。この歪な愛と執着に絆されていく主人公がかわいそうでかわいくて、その先どうなるのかが気になってしまう。漫画ではあまり味わえない、小説ならではの尖った作品で良かったです。新たな扉を開きました。いっそ清々しいまでの神作品だと思います。
私の好きな系統で検索すると上がってくるし
よく見かけるので買って置いてありました。
仕事の休憩時間、電書でBLマンガ読むのは隣の席と近いので憚られるなって事で、BL小説を読む事があります。
そーだ、これ読んでみようとやっと読みました。
一年以上あたためてたかも。
読み始めて、うーん好みじゃない。もともと近親相姦苦手なのですが、今作は好きじゃない要素がモリモリでした。
・攻めの言葉遣いとノリが気持ち悪い。
18歳にして無邪気さの演出としてのあの喋り方、全然可愛くない。かっこいい子が言ってたとしても気持ち悪い。
ゲイポルノ写真集の顔部分を自分と兄の顔にアイコラしてるってマジ気持ち悪い。
・主人公がNOと言えない性格過ぎる。
どう考えてもいじめ、虐待レベルな事されてるのに呆気にとられて動けなくなってしまってされるがままになる。ちゃんと拒否しろよ。
子供の頃のナイナイごっこも気持ち悪過ぎる。
お尻の穴におもちゃとかいろんな物入れる遊びってゾッとする。
それに、嫌悪してるのに身体は反応してしまって気持ちいい〜ってなんないと思う。身体は強張るし痛みが優先するんじゃないの?
それか、本当に嫌よ嫌よも好きのうちってやつだったって?
うーん。
・攻めは本当に受けの事好きなの?
ただの執着にしか思えなかった。
好きなら相手に気に入られたい、好かれたいって思いません?彼はただ、おもちゃにしたいだけにしか見えませんでした。一方通行な独りよがり。
だって、父親にも犯らせるんですよ?これだけ兄に執着してるのに。ちょっと理解できない。
これも全て狂人だからで済ますのかもしれませんが。
相手を追い詰めて追い詰めて自分のものにするってただゲームとして楽しんでるだけに感じてしまいます。
全然好きな話じゃなかったな。
登場人物の誰1人として共感できなかったわ。
前日に東京まで突然呼び出されて新幹線で会いに来て、文人に告白されて付き合おうって言われて幸せの絶頂からの[まぁちゃんは、やっぱりブスとは付き合えないって]で天国から地獄に落とされたみどりちゃんは気の毒でした。
邪魔者として達也に殺された祖父母も。
結構有名な問題作だったようですが、なかなか怖くて手を出せませんでした。
勇気を出して購入したら、怪しさも相まって一気に読めてしまう作品でした。
今までだと兄弟ものの近親相姦の作品は親に見つかってしまい駆け落ちみたいなパターンが多かったように思いますが、母親にばれた後、弟の達也がお兄ちゃんの代わりに小学生を誘拐していたずらすると両親の前で宣言した時はおぉ!なかなか知恵が回るなぁと思いました。でもお父さんが参加した時は正直もういっぱい、いっぱいでした。本当に気持ち悪さを禁じえません。また、保険外交員のお母さんが保険に未加入はちょっと無理がある話かなぁと思いました。
サイコパスで変態のイケメン弟×美人の兄。
実の兄弟ものなので苦手な方は閲覧注意です。
という私も近親相姦ものダメなのですが不思議と最後まで読めてしまいました。
吉田珠姫先生の作品は20年ぐらい読んでいて大好きな作家さんの1人なのですが、この気色の悪さ、病み具合がいつも最高ですね。
似たような設定の作品を書く作家さんは他にもいますが、キャラクターもストーリーも強烈で圧倒的、それでいてここまで読みやすくまとめられる人は中々いないと思います。
ファッションでない本物の病んでる攻めを探していて見つけた作品ですが、もはや病んでるどころでなく完全に頭がイカれてて、とても好みでした。
体の成長に精神が追いついてないのか、子供っぽい仕草が多い攻めが特に最高ポイントだと思います。
赤ちゃん言葉が苦手という方にはおすすめできないのですが、私的にはそこもグッときました。
久しぶりにこんなに濃いサイコ攻めを堪能できたのでとっても感謝しています!