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表題作星に願いをかけてみた

会沢龍一郎・一族の風俗経営店を任される実業家28
星野直己・天然石アクセサリーショップデザイナー30

あらすじ

『星屋』のブレスレッドは願い事が叶うらしい――。そんな噂がある天然石アクセサリーショップの人気デザイナー『ナオ』の正体は、実は半引きこもりの地味な青年・星野直己。「こんな俺が作った物で願いが叶うわけがない」と噂をまったく信じていなかった。
そんな直己を好きになってしまった、実業家の会沢龍一郎は、その心を掴むため、直己自身が作った隕石のブレスレッドに願いをかけることにする。
「大昔にやってきた流れ星さん。よろしくお願いします!」
直己という、天然石でキラキラと輝く難攻不落の要塞を、龍一郎は落とすことができるのか!?

(出版社より)

作品情報

作品名
星に願いをかけてみた
著者
髙月まつり 
イラスト
駒城ミチヲ 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812448168
3.3

(3)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

魔性の三十路・・・良い響きです

既刊の「惑わすつもりはないけれど」の関連作品です。
前作では原石を扱う設定でしたがこの作品はそれを加工して
販売する制作者側のお話で、コミカルロマンテックラブとでも
言いましょうか、4歳と6歳の時に離ればなれになった幼なじみの
再会ものでもあるんですよね。
高月先生らしいコミカル強気な攻め様と、一見すると常識人で
でもかなりの天然で最後はお約束のようにエロ可愛い受け様

受け様が作る1点物のアクセサリーはその界隈では有名なお品で
ネット販売オンリーなので手に入れるのが超困難なんです。
パワーストーンのアクセサリーは願いが叶うと密かな人気
でも制作してる受け様はそんな力なんて無いと・・・
受け様は両親のことで、あるトラウマを持っているんです
それがその後攻め様との恋愛に臆病になってしまうんですが・・・

攻め様は風俗店を経営してる実業家なんですがその手の業界で
はやりのパワーストーンジュエリーの虜になってしまった一人
それも、本物だと確信した受け様が作るものだけです。
店の子にその受け様が出店するイベントがあると聞き及び
二人で行くのですがそこで受け様を見つけドキドキしちゃう
攻め様の一人脳内妄想には笑えます。
残念なイケメンがここにいるって感じですね。
初めに攻め様が幼い時にプロポーズした受けさまだと気が付くんですが
簡単に打ち明けられない状況になるんですよね。
でもお友達になる流で焦らないと決める攻め様です。
24年ぶりの再会なんてホント運命的なんですよね。
そしてお互いにそれを忘れていないところがロマンテックです。
お互いが婚約者なんて言ってるのもほのぼのしてて良いです。
パワーストーンのアクセサリーが欲しいかもなんて読んでると
思ってしまいましたね。

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願いが叶ったっ!!よっしゃぁぁっっ!!なノリ(笑)

2012年刊。
幼い頃、大好きななおちゃんと離れ離れになる前に結婚の申し込みと一緒に宝物のシーグラスの欠片を手渡したりゅうちゃん。
そんな二人は25年後、ネットショップで大人気の天然石アクセサリーデザイナー(なおちゃん)と、そのアクセで絶大な効果を実感した末に熱烈なファンとなった常連客(りゅうちゃん)といった形で奇跡の再会を果たした。

ちなみに、自分で見つけたパワーストーンアクセのサイトでチェックしながらこの話を読んでみたが、そこに載っていない石も幾つか出てきていて、作者が天然石が大好きだというだけあって詳しいなと感じた。

それにしても、"パワーストーンに願いを込めて"っていうのも昔の少女マンガのような甘酸っぱさだなと思っていたのに…
"願いが叶ったっ!!よっしゃぁぁっっ!!"なノリが、初恋の子と再会といった乙女チックなムードをかき消してしまっていて何とも…(笑)

普段は高月さん作品のテンポの良さやノリの良さ、登場人物のネガティブ度の低さってのは好きなのだけどな。
今回は直巳の母親譲りの霊感並みの勘の良さを隠している状況と、今一つ恋愛に憶病でいるところ、他噛み合わないところが目立つ感じだった。

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