ああ、素晴らしいな……わたしが達しただけでも感じるんだね、トーヤ

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表題作誘惑はどこまでも甘く

ギリシア海運王の息子 アレクシオ・28歳
ビジネススクール受験に失敗した元証券マン 今野透也

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

夢だった海外のビジネススクールの受験に失敗した透也。人生最悪の日に声をかけてきたのは、年下の大富豪・アレクシオで…。

海外でのビジネススクールの受験に失敗し、帰国の飛行機も大雪で欠航。失意のどん底にいる透也に声をかけたのは、上流階級の空気を纏う美貌のギリシア人・アレクシオだった。「光栄だよ、トーヤの最初の男になれるなんて」――アレクシオの甘く優しい愛撫は、つらい現実から目をそむけたい透也の望みを叶えてくれた。だが遊びで始まった関係のはずが、アレクシオは昼も夜もなく透也を求め、溢れんばかりの愛情を注いできて――。年下の大富豪×傷心の日本人留学生の運命を変えるラブロマン!

(出版社より)

作品情報

作品名
誘惑はどこまでも甘く
著者
小塚佳哉 
イラスト
せら 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576120195
3.2

(7)

(0)

萌々

(3)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
22
評価数
7
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

逆ローマの休日庶民BL版???

小塚作品はそう沢山読んでるわけではないんですが、基本は甘いんですよね?
しかしですねーこの本!最初どうなることやらとはらはらさせられました。
主人公が上昇志向の強い人で、ステップアップのMBAを取得するためにハーバードのビジネススクールを受験するんですが、最終面接で落ちてしまうんです。
ショックを受けたまま帰ろうとしたその時は運悪く大雪で飛行機が欠航。
墜ちたショックなどの運の悪さにため息ばかりついていると、一つ隣の席に座っていた男が話かけてきて、彼の家へ泊ることを誘われるのです。
ホモのナンパか、と嫌悪感を抱きながらも仕方ないかとあきらめ半分で彼に付いていき、案の定、その晩から酒の勢いもあり彼と寝てしまう。

そのエッチシーンが5日間に渡るとはいえ延々と100P近くつづくんですよ!!!
彼はかなりの金持ちで執事もついていてペントハウスに住んでるくらいなんですが、主人公を甘やかして、愛してキリがない。
何かお願いがないのか?と言われて、雪のないところという答えに行った先は、彼の邸があるギリシアだったのです。
そこでもセックス三昧の毎日!
本の半分以上エッチばっかりで、この話どうなっちゃうんだよーーー!?
主人公はエッチばっかりして、全然相手の男の事を聞こうともしないし、相手も聞こうともしない、これじゃぁ一体?
後半怒涛で急展開?それじゃぁつまらないぞ!
そんな危惧感を抱いた頃に、、、やっと動きだしました。

しかし、それは主人公主導型。
彼が相手の男を愛するとか、恋愛にとまどうとか、そういうものじゃなくて、
彼の生き方そのものを自分で考え直すという姿。
相手の男はひょっとしてヘタレ?天然?
彼は金に群がる取り巻きとは違った、今までにないタイプの受けだから興味を持てた?
金持ちだから甘えん坊で、厳しい現実から逃げている感じの人?

とても甘い雰囲気が漂いながら、かなり自立した主人公が
出会った金持ちの男によって、傷付いて焦っていて視野が狭くなっていたところを癒されて目を開かされた。
そんなお話でした。
恋愛的にはどうでしょうか?

1

こんなに愛されてるのに・・・

海外留学をして有名ビジネススクールでMBA取得をめざして、いざ夢が叶うと思ったら
面接した学校で即不合格を言い渡され、両親や友人、元職場の人間の事を考えると
不合格でしたと日本に帰る事も嫌になってしまう程落ち込んで、挙句日本行の飛行機は
雪の為飛ばなくなってしまう。
格安チケットで面接に来た受け様は何かな何までうまく行かなくて空港ロビーで
ため息三昧、それを見ていた攻め様に声を掛けられ、ゲイにのナンパかと思いながらも
自暴自棄になっていた受け様は自宅に招待されるがままについて行ってしまう。
流れでやっぱり抱き合ってしまうが、以外にも攻め様は紳士で無理やりしようとは
せず、あくまで受け様の意思を聞いてくるが・・・
結局、受け様は全てを忘れたいこともあり、攻め様とついに身体の関係を・・・

しかぁ~し、その日から五日間もベッドの上で、過ごすことになってしまうのです。
まるで盛りの付いたワンコちゃん状態の攻め様で、受け様から離れようとしない
さすがに受け様は冷静に拒否するが、攻め様は本能系の金持ちバカボンみたいで
受け様は真面目に、攻め様がアホなんじゃないかと思い初め・・・
それからは受け様に何が欲しいとかと言い初め喜ばせたいと・・・

受け様は自分の未来のスキルアップの為にMBAを目指すほどのタイプだから
好きなものを何でも買ってやると言われても嬉しくないんですよね。
受け様は欲しいものがあれば自分で努力して手に入れるタイプだから攻め様とは
価値観が違うんですよ。
でも受け様は学校の面接に落ちた事で現実逃避して、攻め様といる事で忘れようと
しているんです。
でも攻め様はそんな受け様を本気で好きになってるけど、受け様が自分に感心が
ないのがたまらなく切なくなってくる。

攻め様は家族愛に恵まれなかったし、母親を蔑ろにした父親を嫌っているので
優秀なのに、父親の仕事の後を継ぎたくなくて働かなくてもいい程セレブなので
海外にある自分の別宅を回りながら遊び歩いてるんです。
かなり依怙地で甘ったれなお坊ちゃまなんです。
受け様は攻め様のお金をあてにしていないからいつもそっけない態度だしそれが
今まで自分の周りにいた人たちとは違う事で余計に惹かれている。

しかし、攻め様の財産を管理している人と話をした事で、受け様は諦めかけてた
夢に再度チャレンジしようと、攻め様といる事で逃げていたことに区切りを付ける
事にして、攻め様から離れようと決心するのでは、いつの間にか離れる事が寂しいと
思う程攻め様に対しての情が育っていたのです。
でも前に進まなければと、二人の生きる場所は違うからと攻め様に告げぬまま
受け様は一人日本へ・・・・

受け様のため息がきっかけで出会った二人がお互いに知らない内に感化されて
ネガティブだった日々から自分の力で未来を切り開いて行くようなお話です。
受け様は最後の最後で自分の気持ちに気が付く鈍い人でもあったので恋愛面では
攻め様がちょっぴり可哀そうだったかも(笑)

0

エチシーンは大量ですけど。「(´へ`;ヴーン

ただひたすらにエチシーンが大量に投入されておりました。
あまあま・・・なのかなぁ。
250頁のうち約1/3はエチシーンなので、甘いっちゃあ甘いですよねぇ。
んー。でもなんか萌えなかったなぁ。


ざっくりとお話をまとめると、
ノンケの庶民が海運王のボンボンにとろとろに開発されて
淫乱ぼでーになるお話、でした。(だいぶ情報が欠落してるけど。笑)

人生のどん底の状態で空港でアレク(攻)に拾われる透也(受)
半ばやけくそでついて行った先はおよそ庶民には縁遠いエグゼクティブな
世界。
現実逃避と割り切ってその中に身を委ねる。

んですが。そこから5日間も絶え間なくアレクに抱かれ続けるって・・・・ (゚ロ゚;)エッ
眠っていてもなお続けられる行為って。
ソレッテアルイミゴウカンジャナイデスカー?
とか思ってみたり。笑

透也の身体はアレクによって従順に躾けられて淫乱ぼでぇーへと
変貌しますが、透也はアレクとの間に“別世界”という高い壁を持っており、
心が溺れることがない。
よくありがちな王子様にほだされ系か?と思ってたのでちょっと意外。
まぁ・・・最後は気づいてなかっただけというオチでしたが。
(そして王子様はやっぱり迎えにきましたし。ハハハ…)

アレクも透也もそれぞれに問題を抱えていて、それを偶然出会えたことで
お互い乗り越えることができた、ということなんでしょうが、
うーん。内容としては薄っぺらかったなぁ。
エチシーンに重きを置いているようなので仕方がないのかもしれないけど。

そのエチシーンも量産型で質はイマイチ。
だってエロくないんだ。
同じような会話。同じような愛撫。同じような喘ぎ。
さすがにこんだけ量があると胸やけしちゃうよ?

挿絵も大量にエチシーンを描いてくださっておりますが、
透也がほぼ同じ表情なんですよ・・・。
ずっと目を閉じて頬を赤らめているという。
妄想を掻き立てるには少しエロ要素が不足しすぎた感が否めません。。。。。(´・ω・`) ショボーン

アレクはまるで血統書付の大型ワンコっぽいので、受けのことが大好き!
と尻尾をぶんぶん振ってるワンコ好きな方なら楽しめるかもしれませんね。

0

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