出稼ぎコミック最終巻! “借り”は返せるか!?

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表題作王子はただいま出稼ぎ中(2)

あらすじ

*BL作品ではありません

前代未聞の借金返済ファンタジー、最終巻! ユートは盗賊団を捕まえ5千万グランを丸儲けできるのか!? 借金の運命は…!?

原作:岩城広海
(出版社より)

作品情報

作品名
王子はただいま出稼ぎ中(2)
著者
サマミヤアカザ 
作画
サマミヤアカザ 
原作
岩城広海 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスDX【非BL】
発売日
ISBN
9784041201923
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

非BLではありますが、サマミヤ先生ですよ!

出稼ぎコミック第2巻です。
出稼ぎ真っ最中でした。結局借金を作るのに夢中でしたが。←借金しか作ってない。
サマミヤ先生がお好きな方なら読んで損はないかと思います。

しっかりしてそうで、どこか抜けてる王子ユートと、水の化身である従者イル。
さらには他国の王子の色男タジェス、はたまた謎の賊が入り乱れて…
もれなくイケメンです。  さすがサマミヤ先生。
私としましては本来の姿になるときのキリッとした顔になる従者の方好きです。
メガネだし。

なにはともあれ、物語として面白いので読んでみては?
サマミヤ先生ですよ。←サマミヤ先生推しなので(笑)

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原作より面白い

小説「王子はただいま出稼ぎ中」シリーズ(著・岩城広海、イラスト・サマミヤアカザ、角川ビーンズ文庫刊全8巻)のコミカライズ版。1巻・2巻共に原作小説の第2巻「王子はただいま出稼ぎ中 竜と指輪と賞金首」を下敷きにしています。非BLですが、匂い度は高くあざとい作品でした。

原作小説の内容を説明しますと、メインキャラは3人。貧乏国フォーレの王子ユート(正義感が強く、苦労性。女性に間違われることが多い)、ユートの従者・イル(ヘタレ眼鏡)、ユートの友人で大国ニーザベイムの王子・タジェス(腹黒なフェミニスト。ユート大好き)。揃いも揃って美形ですが、どこか残念な3人。国の借金を返済するため、出稼ぎに繰り出しますが、毎回厄介事に巻き込まれてしまいます。竜を操る盗賊や凄腕商人など個性的な人物との出会いと冒険の数々…。しかし借金は減るどころか、逆に増えていくばかり。
果たして借金を完済できる日は訪れるのか!?異色の借金返済ファンタジーです。

このコミカライズ版第2巻は、前半は原作第2巻の内容、後半はオリジナルストーリーで構成されています。原作小説をコミック化した部分はページ数の関係なのか一部ストーリーを改変の上、削除。若干急ぎ足の印象を受けましたが、悪くはない改変でした。原作通りにしたらだらだらと無駄に長くなってしまう恐れがあるので、むしろこちらの方が好みだったりします。ただ、原作未読の方にははしょられた部分が分かりにくいかもしれません。
オリジナル話は深い内容でもなく、落ちも読めるような軽いお話ですが、単純に面白かったです。いい意味でキャラ萌え重視の軽さでした。腐向け要員、タジェスのユートラブな台詞も、ユートの女装もすべてあざとい。でも不快感なく萌えられました。

実は原作すべて既読なんですが、あまり好きではありませんでした。文章表現が嫌いでしたし、物語はありきたりでつまらなかったです。一度読み始めたシリーズは最終巻まで読まないといけないという義務感から読んでいました。でも、ストーリーは同じなのにコミック版はとても面白かったです。コミックなので、当然のことながら文章の嫌な部分が出ないことが一番の要因だと思われますが、コミックが原作の良いところを引き出しているのも一因です。
ありきたりなお話をカバーする魅力的で個性的な登場人物たち。
ユートとイルの漫才のような掛け合い、タジェスからユートへのラブコール、盗賊・カーマイクルの自信満々なところなど…。
コミックスは原作小説の美点である登場人物の魅力を上手く引き出していました。
このコミックスを読むことで、嫌いだった作品の良いところを改めて発見できました。

BLでも非BLでもオリジナルより小説原作のコミックスを読むことが多いのですが、原作のイメージに合わない漫画は数多いです。たとえイメージと合っていても、素晴らしい原作を超えることはなかなかありません。
この漫画に関して言えば、原作のイラスト担当者の作画なので絵柄に問題はありませんし、内容も良かったです。珍しく原作を超えた作品でした。

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