気鋭の作家・カシオが描く、30歳童貞の繊細な悩みと恋模様。25p以上の加筆あり!

小津くんのヰタ・セクスアリス

ozukun no vita sexualis

小津くんのヰタ・セクスアリス
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×211
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
73
評価数
20件
平均
3.8 / 5
神率
25%
著者
 
媒体
コミック
出版社
エンターブレイン
シリーズ
B's‐LOVEY COMICS(コミック・エンターブレイン)
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784047279032

あらすじ

30歳にして彼女なし。それどころか夢見がちな恋愛観のせいで、いまだ童貞の小津くん。 それが人生最大の恥にして秘密だったのに、超イケメンの友人・蘭にうっかりばれてしまう。 動揺する小津くんだったが、蘭も女性経験はないと知り、イケメンでも童貞なんだと安心したのに――!?

(出版社より)

表題作小津くんのヰタ・セクスアリス

高校からの友達で会社員 蘭(あららぎ)・30歳
レンタルショップの店員 小津・30歳

同時収録作品秘密のある二人

同時収録作品17セブンティーン

篠 高2
雪崎 高2

評価・レビューする

レビュー投稿数4

「30年も生きてきたのに」

初・カシオ先生。
赤が基調の表紙に目を惹かれ、ドツボなタイトルセンスにやられて即買いでした。

かなり初期の作品もあり、絵柄は一冊の中でもけっこう変わります。
さらさら描かれているけど、可愛くもあり色気もあり、味のある絵だなと思いました。

表題作について。
これがカシオ節か…!とひとりで衝撃。
第三者目線の語りがとってもいい!
明治文学を読んでいるかのような不思議なときめきが起こりました。

普通は登場人物が語る心情に共感して、わたしも作品にのめりこんでいくので、
ふたりの性格や心の揺れを第三者が冷静に語る、という今回の形はすごく新鮮でした。
こういうタイプは今まであまりなかったように思います。

終盤、小津くんが蘭の家に来てからの展開は何度も読み返しました。
はじめは何を言ってるのかよく分からないまま手を進めたのですが、
ラストを見たあと、もう一度そこに戻って読みたくなりました。
繰り返し読むほどに面白くて、二人と一緒に余裕なくドキドキして、
すとん、と切られたその後を想像してまた悶えました。(続きをください…!)


その他収録はコミカ続きルとシリアスの対照的な作品です。

「秘密のある二人」
オタクを取り扱ったお話って、まるで自分を見ているようで大好きです。
メガネを外すと美形…なんてありがちなネタでも設定次第ですごく活きるんだなあと実感しました。

「17」
思春期ゆえの焦りや性欲、すれ違いが痛いほど。
本当に最後になるまで一番大切なことを言えなかった雪崎くんを思うと胸が締めつけられます。

お話のトーンも様々で、絵柄も好み。何よりときめきがたくさんあって大満足。
すっかりカシオ先生にメロメロです。今後に期待大。

1

迷うまだ迷う

カシオさんの作品気になるのですが
好きで読みたいとまでは言い切れないのですが
期待はしてます

表題の作品は
童貞の小津くんの話です30すぎってのが
キーなのかと思いつつも30には全くみえない

この話の30歳誰もみえない

あららぎくんがお相手なのですが
イケメン設定です
ゲイで小津くんが学生時代のから好き

イラスト独特であって年齢も生活感も
あまり感じないのですが

イケメン設定の彼ではなく
小津くんは読み慣れてくると
色気がありました
無職のままだったのかなど、気になる点は山ほど
あれど、読めて良かったのです

・秘密のある二人
クラスメート・片方は人気者、片方はオタク
オタクはメガネを外すと美形なのかな?
そんな設定です

メガネを外した状態で知り合い会話するようになる
おたくと同一人物だとわかり
ギクシャクする
この時点でこれ、好きじゃないと思ってしまいました

メガネ一つです
雰囲気や声わからないというのが
悲しい


17
これはつらすぎました
どんなにお金がなくとも、修学旅行は行かせて
続きあげられなかったのだろうか
そればかり気になりました
きっと2人はつきあうようになって2人だけの
修学旅行をやりなおすのかもしれませんが

修学旅行だけはやっぱり別ものじゃないのかなと
思います

現実として受け止めすぎて
blの読み応えは全く感じませんでした

0

いいとこでENDマーク

つけないで…!!
もっと先を!続きを読みたいっっっ!!!
と願う話ばかりでした。

絵柄はやや粗くこの一冊でも絵柄の変動がありますが…
初期の頃から比べると安定してきてますし
見せ場での表情の上手さ、キャラの見せ方は大好きです!
見詰め合った時の胸の高鳴りが伝わってくるような雰囲気だったり
いちゃいちゃしてる時の台詞、凄く萌えます。

以下は寸評とCP傾向です。



『小津くんのヰタ・セクスアリス』
表題作。
イケメン同級生(ゲイ)×地味系童貞(ノンケ)

表紙は受けの小津くんです。
彼は恋愛に対して拙く初心なので好かれてしまうとその心地良さに抗えず
強く拒否できない、それどころかゲイでもないのに
どんどん意識して挙句好きになってしまうという単純かわいい子。
余裕があり揶揄いめいた言動も多かった攻めが
その可愛さに本気で絆されてからの展開はとてもロマンチックでした。

『秘密のある二人』
影の薄いオタク×クラスの人気者

オタクな攻め(成田)は人気者の受け(南)のことが大好き。
話し掛ける勇気もなく心のアイドルとして愛でていた続きだけで接点はなかったが
南の秘密の趣味はアニメや漫画のオタク趣味だとわかり――

攻め受け確定できそうなシーンがでてきたので
そうしてしまっていますが実際にはキスすらしてません。
友情どまりな甘酸っぱい話です。

『17 セブンティーン』
高校生×高校生

幼馴染。普段どおり仲良く遊んでいたら
その延長みたいにして受け(雪崎)にキスをされる攻め(篠)
何がなんだかわからず戸惑いつつも徐々に絆されて恋人関係に。
ラストは切ないです。

1

童貞であるがゆえに、童貞をこじらせて

cannaとcabで掲載されていた作品を1冊にした単行本。
09年から11年までの作品になるのですが、絵の進化が見事ですね!
小津くんの1話目と3話目の変化は目を見張るものがあります。
そして、帯が山田2丁目さんの推薦文。
小津君と蘭君のイラストも2丁目さんが描くとまた生々しいwww小津くんがガタイ良くなってますw

レンタルビデオ店の店員小津君30歳童貞。
童貞妖精一歩手前っていうか足を踏み入れ掛けているほどに童貞をこじらせている人間の描写が実に面白いです。
友人関係が少なく狭いようで、仕事の後に高校時代の友人との呑み会というそんな付き合いだけはあるようです。
その中でさえ他の中間が次々とそれぞれの人生を築いていくのに、取り残されてる、そして存在感の希薄さも感じて落ち込んで悲しくなるのだが、それさえも童貞のせいなのだと・・・
おかしいけど何か物悲しい。
そんな彼に唯一優しさを見せるのは同じ友達の蘭(あららぎ)
小津が恋愛経験も女性経験もないといえば、蘭も女性経験がないというので、思わず同じかと思えば、実は蘭はゲイ。
小津くんは、そこまで考え及ぶでもなく。
続き蘭は小津君がタイプなんだけど、ノンケには手を出さないポリシーと、友人から恋人へのステップアップが面倒で、眺めてそして優しくするだけにとどめている。
しかし、仕事も失くした小津君のあまりのこじらせぶりに、とうとう一歩を踏み出してみるのだが・・・

流されているようで、真面目だった小津君。
その辺りは蘭も想定外だったようですね。
小津君の気持ち、蘭の気持ち、そんなものが入り乱れ、そして交互に登場して気持ちの変化を表わせいて行く手法は、まるでドキュメンタリー映像を見ているような感覚でした。
小津君の無防備な半ケツは表紙裏本体に描かれているのでお忘れなくw
童貞をデフォルメした様は、萌えというより、どうして小津君がそうなってしまったのか、納得するに充分な存在感でした。

『秘密のある二人』は高校生モノなんですが、これとってもキュンとして大好きな作品でした。
オタクで地味で冴えなくて、クラスでも気持ち悪がられてる成田は密かに同級生の南にあこがれている。
実家の書店の店番を手伝っている時、南がロリマンガを求めてやってくる。
同じ趣味があることに驚きと嬉しさを感じた成田は、南もまたリアルで同じ話のできる仲間ができたことに喜んで、二人は仲好くなっていくのです。
しかし、普段学校では眼鏡をかけているのに店ではノーメガネ。
そう、南は成田が同級生の成田だって気がついてないのです!
眼鏡をはずすと別人設定を上手く使って、すれ違いと誤解のハプニングを起こしながら、次には、南が腐男子でもあることから再びすれ違いが発生して。
BL本のイラストが南に似ていると、成田がその本を購入して思わずエロ気分になってしまって後ろめたさを感じる、そんな性の目覚めが愉快です。
そして、オタクな成田が攻めで南が受けという設定もさることながら、腐男子の恋愛ぶりという部分も今後として見てみたいという期待を感じた作品でした♪

『17』は同級生の親友同士がキスをする仲になり、そして自然にセックスをするようになり、そして気持ちがそれに追いついてきた時、家の事情で訪れる別れ。
ちょっぴり切なくて青い青春にキュンとさせられました。

デビュー当時のカシオさんの絵が苦手で何となくさけていたのですが、このシトロン掲載高校生ものを読んだ時に面白いじゃないか、そして小津君。
着実に成長して開花していってる素敵な作家さんであり、作品だなと思います。

8

この作品が収納されている本棚

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