寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ

kanreizensen conductor

寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神13
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
5
得点
72
評価数
18件
平均
4.2 / 5
神率
72.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
角川書店
シリーズ
ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥460(税抜)  ¥497(税込)
ISBN
9784044346010

あらすじ

悠季がコンサートマスターをする富士見交響楽団に、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者圭が就任した。楽団を舞台に悠季&圭コンビが織り成す激しく切ない恋愛模様二編。人気シリーズ、待望の文庫化!

表題作寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ

桐ノ院圭 尊大な指揮者
守村悠季 バイオリン奏者

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レビュー投稿数5

再燃!

久しぶりに読み返し、はまりなおしました。
富士見二丁目交響楽団シリーズ第1部第1巻です。
ここがはじまりですね。プロになれなかった臨採教師の悠季がプライドにひっかかる才能ある圭にひっかかりつっかかり苦しんだ末、フジミを辞める決意をしたら逆上した圭に強姦されてしまう、と。
なんとも悠季って心は非常にプライドのある男なんだよね。
女々しかったりぐじぐじしたりもするんだけど。
かるーく恋愛にならないあたりがやはり現実に近くていいですよね。
ずっと後~の巻で出てくる圭側の気持ちとか読むと本当感慨深いです。

せっかくなのでアニバーサリー男の圭のために日付も少し書きとめてみます。
『寒冷前線コンダクター』
6月7日圭フジミ初参加(圭22歳・悠季23歳)
6月25日タンホイザー事件(会って18日目で強姦ですよ・・・)

これはいわゆる悠季バージョンの圭との出会い。
・圭目線は「天国の門」(第7シリーズ8巻「天国の門」収録)
・川島さん目線は「奈津子玉砕」(プレミアムブック「フジミ・ソルフェージュ」収録)
・飯田さん目線は「電柱殿下」(第1シリーズ4巻「リサイタル狂奏続き曲」収録)
・トランペット3人娘目線は「ペット・ペット・トランペット」(第3シリーズ外伝「桐院小夜子さまのキモチ」収録)
と楽しめます。
<主な曲>アイネクライネナハトムジーク(フジミ練習曲)

『D線上のアリア』(八坂ズッキーニ事件)7月20日
7月25日悠季が自分から圭の部屋に練習に来た日
・飯田さん目線「百十二分の十一」(「マンハッタンソナタ」収録)
<主な曲>G線上のアリア(事件後部屋でかけられていた曲)

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これぞBL!

《出版社あらすじ》
悠季は富士見交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスター。楽団(オーケストラ)はまだ素人レベルだけれど、彼はリーダー的存在だ。そこにある日、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・圭が就任してきた。ところが初対面時から人を見下ろすようなデカい態度。そんな圭にムラムラと敵意を覚える悠季であったが…。楽団を舞台に悠季&圭コンビが織り成す激しく切ない恋愛模様2編。

収録作
・寒冷前線コンダクター(←タンホイザー事件)
・D線上のアリア(←八坂事件/別名:ズッキーニ事件)

 再読です。初読時にも思いましたが、これこそがBLらしいBL作品であり、本物のBL作品であるような気がします。現実的に考えて、ゲイがノンケに惚れたなら、その想いが成就する可能性は限りなくゼロに近いでしょう。ノンケだけれど相手の気持ちにほだされて・・・なんて流れは、こと男同士においては、まずあり得ないと思います。実際問題として。だからこそ内に秘めた想いが「強姦」という行動で表出し、犯られた相手は逃げまくる、という流れしかあり得ないように思うのです。強姦して追いかけ回した先に待っているのが、恋愛か拒絶続きかは分からないけれど、それでも、行動せずにいられなくなるのが恋愛というものではないでしょうか・・・。
 時を経ても色あせることがない作品というものには、読者を納得させられるだけの真実や現実が織り込まれているように思います。私にとってこの作品は、人間の愚かさ醜さ身勝手さ、そして愛することの素晴らしさが詰まった考えさせられるものです。マイナス思考だけれどプライド高き悠季も、傲岸不遜で唯我独尊な天才指揮者の圭も人間味があって愛おしいです。
 最後に。この作品をより深く理解したい方にオススメしたいフジミ本があります。圭視点で「寒冷前線コンダクター」事件を書いた「天国の門」(初出:単行本『クラシカル・ロンド』・再録:外伝『天国の門』)と、川島奈津子さんが圭に告白して玉砕し、友人の立場を得る話「奈津子 玉砕」(初出:角川mini文庫・再録:『フジミ・ソルフェージュ』)です。これらをお読みになると「寒冷前線コンダクター」事件の面白さ・理解度が倍増しになること間違いなしです。

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いつまででも「神」

そろそろ本編もかなり盛り上がってきたので、久しぶりに再読。
私がBLにはまった大きな要因は、本作との出会いと言っても
過言ではありません。

天才指揮者の桐ノ院圭とバイオリニストの守村悠季の
長~~~~い音楽人生の1冊目。

圭が勇み足というか、伝説的強姦をしてしまうのですが、
それが、2人の大いなるエポックと思うと、
感慨にふけることひとしおです。

悠季の繊細すぎる内面と、そんな悠季の尊大な圭への嫉妬心など
細かく描かれており、
貴女も、読めばすぐフジミスト!!!

1

今でも鮮烈なアレ

伝説の強姦シーンを生み出した名作。

主人公がものすごく平凡でさわやか好青年なんだけれど、実の内心は女のようなうじうじした部分を引きづり歩くくせになかなか実践に踏み込めないという、なんともいう人間じみたというか、人間の「恥」の部分を惜しげも無く(心の中で)語ってくれます。読んでいてかなり恥ずかしいです。読了後は、純粋な人間ってこういう人のことを言うんだろうなぁ、としみじみ思ってしまいます。
しかし、音楽でシンクロだなんて・・読んでいた当時はまだBLとかは少なくて度肝を抜かれましたが、今読み返しても、『すごいな、この手法!!」(やらないけれど)とか思ってしまいます。

0

さすが名作シリーズ

BLにハマったのが最近で、若輩者の私です。
色々読むうち、過去の名作と呼ばれているものを読んでみたくなった。
この富士見シリーズも多くファンを抱え、いまだ続いている。
というわけで恐る恐る読んでみました。
さすが面白かった!
なんかもう、今に繋がる王道パターンの元祖って感じで、萌えるキャラ、萌えるシチュエーション、萌えるシーンのオンパレードにニヤニヤしながらあっという間に読みました。
ああ、できるなら、青春時代に読みたかった。あの頃、まったく興味なかったのが残念でなりません。

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