• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作夢魔祓い師〜白き魔狩りの神父〜

東京の教会の神父 桐生雅則・35歳
神学校生のエクソシスト 双海郁・22歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

聖白鳩教会の見習い神父・双海郁には、夢魔祓い師――人の夢に憑く悪魔を滅するエクソシストという秘密の顔があった。
神父の桐生と共に暮らすうち芽生えた恋心。ある夜、郁はふと見下ろした庭に、着飾って門を出ていく桐生を見かける。
ひっそりと跡をつけた郁は、都心のバーで桐生の思わぬ秘密を知るのだった。そんな折、教会に封印されていた上級夢魔が解き放たれる。
憑かれた庭師の夢の中で、郁は果敢に戦いを挑むのだが……。
(出版社より)

作品情報

作品名
夢魔祓い師〜白き魔狩りの神父〜
著者
近衛舞香 
イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
シリーズ
極道刑事と可憐巫女
発売日
ISBN
9784781607399
3.2

(5)

(0)

萌々

(1)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
16
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ブラック&ホワイト♪今回も裏切られなかった!

前作の”改造チ◎コ”ももちろん、極道が巫女になってみたり、ベタで臭いセリフがくせになる、とっても面白い作品を書かれる!
と自分的評価の高い、他の作家さんの作品とはまた違った味のあるお気に入りになった作家さんです(といっても今作でまだ3冊目だが)

今回は思いっきりファンタジー♪
人の夢に現れてその人間を衰弱させてしまうという夢魔を退治するエクソシスト青年が主人公。
萌えどころは、その主人公が好きになる下宿先の教会の神父さんのエロの口調!!
この作家さんのつかう言葉、時として年寄りくさい単語が出てくるんですが(それがいいw)それがエロに出てくると、何かエッチシーンなのに笑いがこみ上げて受ける受ける!!お腹痛くなっちゃった。。。
「ちゅうちゅう吸ってやる」から始まって、この神父実は人格が夜と昼とで全然違うんですけど、ベタコテの攻めセリフでエッチをなさるので、もうそれが面白いんですよ(それでいいのか?)
あとですね、エクソシストだから夢魔と闘うんですけど、エクスカリバー(w)みたいな剣が武器だったり、大物とのラストの格闘は鏡で封じ込めるんですけど、その掛け声がこれまたベタコテで
「はあああああアアアアアア-」小文字がありません、途中でひらがながカタカナになりますw
かと思いきや「ぉぉぉぉおおおおおオオオオオオ-!」
いやー、掛け声の文字表記がこんなツボるなんて、初めての体験でした♪♪♪
これはけなしてるんじゃなくて、褒めてるんですよ!

またキャラクターも魅力的です。
主人公の郁は、そういった能力をもった家に生まれてるのですが、能力を持っているとその時に神様が精霊を遣わすんです。
それは普段鳩の姿をしていつも郁の傍にいるんですが、ルカという鳩です。
このルカが時におばちゃんや子供のような好奇心で郁に語りかけたり、美味しいものしか好きじゃないとか、楽しいパートナーなんです。
夢の中に入る時、ルカは鳩から魔物を退治する剣に変身するって、すごく斬新♪
夢魔というのは、多分お話から察するに心に負の感情をもっている人に、それを助長する働きを持つというそんな存在なんだと思うんです。
だからそれを退治する郁というのは、天然と思うほどにとてもイイ子。
負けない強さと純粋さをもってなくてはいけない、その具現化された性格が良く出てると思います(一歩間違えると危ない子かもw)
神父の桐生は、実は夜になると派手な格好で男あさりをしていて、自分自ら二重人格だと言う、二面性を持つ人。
そのあたりの仕掛けはちょっとちゃちいけど、面白いから全然無問題!

そんなおかしな萌えどころも満載ですが、お話は多分前の「極道刑事~」からのスピンオフになるんだと思います。
陰陽寮の寮長が登場して郁をスカウトしてましたw
でも前作読んでなくても全然大丈夫。
そして、またここに登場した隣の獣医さんとその従弟が何やらありそうなんで、派生ホモカプが出てくるのかもwww

いやー、またまた楽しませてもらいました。
エンタメ性がとっても高いので、色々深さを追求して、もっと、もっとを期待してしまうと楽しめないので、純粋に楽しむと面白いです。
それがまた、この作家さんのいいところでしょうね。
やっぱり、この作家さん面白いわ!!

1

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP