誓約の代償~贖罪の絆~

seiyaku no daishou

誓約の代償~贖罪の絆~
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神44
  • 萌×210
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

250

レビュー数
8
得点
269
評価数
60件
平均
4.5 / 5
神率
73.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥855(税抜)  ¥923(税込)
ISBN
9784344824959

あらすじ

主のギルレリウスの聖獣であるリュセランは、皇帝の四男が帰還したことで宮廷内に、二人の不穏な噂が流れていることを知り…。

表題作誓約の代償~贖罪の絆~

ギルレリウス/聖獣と騎士の国の第一皇子
リュセラン/最高位の聖獣(白銀長毛・病弱)

評価・レビューする

レビュー投稿数8

ようやく手にした本当の絆

代償シリーズ2作目。
1作目で登場したギルとリュセランのお話しです。

最高位の聖獣でありながら身体が弱いリュセラン。
対の絆であるギルの優しさに守られながらなんとか生活していたリュセランでしたが、自身の出生にまつわる秘密を知ってしまいギルとの信頼が揺らいでしまいます。

リュセランを愛しているのに上手く伝えられない不器用なギル。
そんなギルの振る舞いがかえって疑心につながってしまい、ギルを信じられなくなってしまったリュセラン。
どちらが悪いわけでもないのに、すれ違ってしまう二人がせつないです。
そして、ようやく気持ちが通じた二人に待っていた別れだなんて・・・。

その後お話があったので救われましたが、何ともやりきれない二人でした。

1

憎しみと愛

ヴァルとキリハの裏とも呼ぶべきこの『贖罪の絆』。
痛い。そして、哀しい。
何度も胸が苦しく、そしてやるせない気持ちになりました。

人の欲望はときに理(ことわり)を歪め、負の連鎖を生む。
読み終わって、この苦しみを一体誰にぶつけたら良いのかわからなくなりました。
皇帝?皇太子?ギル?でも、なんだか誰も責めることが出来ない。
リュセランだけでなくみんなが、哀しい運命に飲み込まれたのかもしれません。

ヴァルの兄でありギルの父も、きっと『選ばされた』聖獣と対の絆を結んだのだと思います。
期待が大きかった分、聖獣との絆が脆いことを本能で感じ取り、だからこそ余計に息子のギルはと躍起になり、ヴァルに辛くあたったのかな、と。
勝手な想像ですが…。

絆、とは一体何なんだろう。
本当の主はヴァルだった。けれど、確かにリュセランはギルを愛していた。
本来の理とは違う形で引き合わされたとしても、そこから新たに絆を作ることはできるんじゃないかと、そう思ってしまう。

最期はとても悲しく、こうでもしなきゃきっと雁字搦めになった悲しみが解けることがなかったのかもしれません。
続き
悲しかったけど、リュセランの最期はどこか美しかった。

愛に気づくのは、本当に最後の最後で。
憎しみと愛は表裏一体なのだとつくづく思いました。

生まれ変わったリュセランとギルの新たな物語が、どうか幸せいっぱいでありますように…。

2

視界が霞んで嗚咽し、先が読めなくなる

モフモフシリーズ2作目。
これはもう涙腺崩壊コースまっしぐらでした。
表題作に至っては、後半から終盤にかけてはティッシュ箱が手放せない。
前作のカップルとは、陽と陰のような関係になってます。
そして前作でこのふたりの悲劇のラストを知ってたので、戦々恐々としながら読んだのですが、もう切なくって切なくって。

嫉妬 誤解 すれ違い  

と、BLの定石もしっかり押さえてばっちりです。
なによりも攻のギルが自分の間違いを知った時の落胆シーン、そこからラストに向かう流れが神がかってました。
六青さんもおっしゃってる通り、あっこまでお互いの心がすれ違って溝が深くなってしまったら、もうああする他ないと思いますが、これはファンタジーだから有りなんだよなぁ、と。

お話の大半が痛々しく、切なく、読んでると辛くて辛くて仕方がないです。
すれ違いの末に、それでも心の底にはちゃんと残っていた、小さく光るカケラのような愛が、リュセをあの行動に駆り立てたのだと思うと、嗚咽が止まらなくなって先に進めなかったです。
前回の幸せカップルが明るいだけに、鏡の裏のようなこのカップルの重苦しさは続き尋常ではないくらい痛い。
そして挿絵が硬質で透明感たっぷりなのがまた、この世界観にピッタリはまっていて切なさに拍車をかけています。
読み終わった後にもう一度表紙と口絵を見直すと、収まったはずの涙がまた噴き出てきて困りました。

書き下ろしでの育成にも、なんだか無性に泣けてしまって、ぐずぐずです。
今度こそ、ふたりで幸せになろう。
そんな決意が伝わってきて、あたたかい気持ちになりました。
ふさふさの尻尾を抱えて添い寝をねだるリュセとか可愛すぎて、その身体に思いっきり抱きついて腹をモフるぞコラ! ってくらい悶え狂う。
これだけ殺人的に可愛い生き物だと、ギルは自制心の限界との戦いでしょう。
シリーズ中、このカップルが一番好きです。

1

夢と似たような内容でビックリ

こちらはシリーズ2作目ですが、六青みつみ先生がこちらのお話を先に書いたと言われていたので、先に読ませて頂きました。
とにかく、葛西リカコ先生のイラストが好きでたまりません。
夢と似たような内容とゆうのは、私が見た夢の話です…。(頭おかしくて申し訳ない)
王が森の中で生まれたばかりの妖精のような人間のようなものを拾うんです。
獣耳とかはなかったから、聖獣とか獣系ではないと思われる。
その子の成長を見守りながら、共に暮らして行きます。
やがて、国同士で戦争が始まります。
その子がとてつもない不思議な力の持ち主で、その子の力を使えば国が勝てる。
でも、その力を使えばその子は死んでしまうかもしれない。
王は躊躇うけど、その子は王の為に内緒で戦地に向かい戦っちゃうんです。
それを知った王は急いで戦地に向かうけど、間に合わなくて…その子は光になって消えちゃいます。
その後、王が森に向かうと、また拾っちゃうんです。
そしたら、その子の生まれ変わりだったってゆうね…夢でした。
かなり、端折ってますが、私的にはかなり似てるってなって読んでてデジャヴか!?と思ってしまったくらいで続きす。
この夢を見たのは去年で、今年になり葛西リカコ先生のイラストが好きになり出会った作品です。

そして、本の感想ですが…生まれ変わったリュセランが可愛い過ぎます!
キリハに舐められるの(毛繕い?)とか可愛い可愛い。
それまでのギルレリウスとのすれ違いがもどかしいったらない。
違うんだよー 信じてあげてー とか心の中で叫びながら読みました(笑)
でも、病んでたり傷ついてたりする受は大好きです!


4

むぼち

ニノミィ617さんの夢がすごいです。この話とそっくりではないですか。
こんなことってあるのですね。

そして、こんなにいい話とそっくりな夢を見られたニノミィ617さんが、ものすごくうらやましいです。

「頭おかしくて申し訳ない」とのお言葉も面白い、たいへん良いレビューを読ませていただき有難うございます。

ああ、切なく美しい。

第一作の「忠誠の代償」の裏側の話というべきか、時間的には同時並行の話。
前作を読んでいるとこのカップルの悲劇的な運命はすでに分かっているのだが、
それでもあまりの切なさに涙をぬぐわずにはいられない。

発表されたのはこの「贖罪の代償」の方が先だったそうだが、
個人的な意見としてはこちらの方がインパクトが強いので、
ノベルズの刊行順に読むことをお勧めしたい。
明るくそして正義の側とも言える「忠誠」のヴァルとキリハが太陽だとすると、
こちらのギルとリュセランは月。
前作で語られた物語の奥にあった、二人の本当の心を読むと感動がひとしお。


この作品世界は……
1500余年の長きにわたり、人類が聖獣と共に魔獣に立ち向かってきたラグナクルス帝国。
聖獣クー・クルガン族は、本性は獣の形で人型を取ることもでき、
魔獣を倒す力を持ちながらも、
魔獣同様本来この世界のものではないらしく、空気を吸うことにも苦しみが伴い、
特定の人間と絆を結ぶことによってだけ、生き延びていくことができる。


運命の結びつきとも言える、聖獣と騎士。
この巻の主人公たる聖獣と騎士は続き、皇孫ギルレリウスと世にも美しいリュセラン。
不幸な経緯から誓約を結ぶのが生後一日経ってからとなってしまったリュセは体が弱い。
しかし、二人は世の絆達とと同様互いを無上の存在と思い大切にしあっていたのだが……

冷静で理知的で時に怖い印象を与える切れ者のギルは、実はとても寂しく不器用……
リュセが不信感を抱き、二人の歯車が食い違い不幸に向けて加速していくさまは
結末が分かっているだけに余計に切ない。


書き下ろしの「世界で一番大切な花」。
ちっちゃなリュセが本当に可愛く、その彼を溺愛するギルも微笑ましい。
幼獣の可愛さに、最後にほのぼの幸せな気分を味わって、読了。


最後に……
口絵のギルとリュセランが、ものすごく好みです。


7

愛w

キミが好きだと叫びたい!!!どこかの歌の歌詞にありそうな言葉ww
なんていいますが、これがまた良かった!!
思わず泣きくれてしまった。だから・・ネタはいやだって(T△T)
こーいうの、ずっと引きずるタイプなのよワシ。。

そんなわけで、今回は前回サブにいました二人がメインのお話であります。
攻であるギル。もっと冷たい男だと思ってた。
さきにチラッと挿絵を見た限りでは、もうすこし手ひどい男だと想ってた。
なのだけれど、終始一貫して受のことだけを愛して、自分の傍におきたくて
なによりも大事にしてる。それが伝わるほどに胸が苦しくなりました。
だから、受がすきすぎる攻が好きだといったじゃないか!!
うまく伝わらなくて、もどかしくて。
とりとめる言葉をしらないから、体でねじ伏せる。
それがまた悪循環を生み~な流れなわけなのであります。
ちょっとしたすれ違いからくる不のスパイラル。
なんだかんだで、卵の問題ありきで、一番巻き込まれてるのはギルよな
と、思うのです。そもそもは父の謀略だったわけだし
それを知らなかったからこそ持ちえた自信だったわけで
初めてしった「続きいとおしい」という気持ち。行き場の無い想い~
そんでもてあの結末。。。。。。心苦しくて仕方ない。

後半。新しい出会いと再会と
このチビなリュセが可愛すぎる。
前回もそうですが、幼少期の獣が可愛い。
絶賛される理由が読んでてもつたわるってそうとうだぞwww
なにこの可愛い生き物わ!思わず叫びだす。
また、生まれ変わり~少しずつ以前の記憶を
いとおしい存在。過去にとらわれていたギルのこれから
本当の意味での「幸せ」。
思わず頬が緩むラストでした。久しぶりにもう一度読み返したい
そう思える作品。しばらくは手の届くところにおいておこうと思います。
オススメw

10

たとえ恨まれても憎まれても手放すことが出来ない

前作の「忠誠の代償 ~聖なる絆~」の対となるようなシリーズ2作目になります。
前作の受け様と攻め様が陽ならばこちらのカップルは陰にあたるような二人です。
運命の悪戯のように本来結ばれる相手ではない者同士の為に起こった悲劇的なお話。

聖獣と騎士の国の皇太子の嫡男として生まれた攻め様の番の相手はインペリアル聖獣の
リュセランなのですが、リュセランは身体が弱く、聖獣としてはひ弱なんです。
でも、攻め様との絆を疑うことなく、共に過ごしてきたのですが・・・
リュセランは本来の相手となるべきは攻め様以外にいると知ってしまう。
そこから二人はすれ違い続け、リュセランはまるで慟哭の中にいるような日々を
過ごすことになるのです。

でも、攻め様は、リュセランを心から愛していて、でも、偽りに番わされたと
思っている受け様には思いが伝わらず、攻め様は執着から受け様に手酷い凌辱を加え
逃げ出さないようにしてしまう・・・

そもそも、王族と聖獣だけが高位の聖獣と戦えること自体が王家の陰謀的なもので
攻め様自体は、何も知らなかったのですが、知った時には受け様を手放す事が
出来な続きい程の思いを抱いているんですよね。
お互いが哀れで切なくて、そして憎み切れない相手なのですが、最悪の結果になります。
最後の最後でリュセランは愛している事を認めギルレリウスを許すのですが、
それでも、二人は共にいる事が叶わない運命なのです。
ファンタジーなのですが、涙を誘うようなストーリーで切なかったですね。

久しぶりにアンハッピーなのかと思ったのですが、最後の最後で光明が・・・
今度こそ、攻め様の本当の対の絆が現れる・・・
そして、書下ろしのストーリーに繋がって行きます。
とても心に余韻を残す素敵なファンタジーラブでした。

15

ああ、徹夜の代償・・・!!

 今回もまた、ページを繰る手が止められません!夜明けがこわいです!

昔はハーレクインなんかもずいぶん読んだのですが、忘れられないセリフがひとつだけあります。「相手がオリーブの枝を差し出してきたら、けっしてそれを叩きおとしてはいけない。そうしたらもう折れたみじめな小枝しか残らないからね。」こんな言葉だったと記憶しています。残念ながら、現実には叩きおとして踏みつける、あるいはシカトしてますが・・・夫を(T_T)

前作ヴァルとキリハの『聖なる絆』とはがらりと趣をかえ、愛と憎しみが交錯し、主役のふたりの心情にこちらもずるずるひきずられもうもう・・・!!
「おまえが憎くて…愛おしい」帯からして泣かせてくれます!
ギルレリウスとリュセランは皇太子の嫡男とそのインペリアルの聖獣という立場。
生まれたときから、いずれ最高位に立つ者として敬われ、また己を律してきた者たち。とくにギルはプライド高くかつストイックであり、内心の情愛をおもてにだすことがすこし下手。
言葉が足りないというか、(皇位から遠い)第四皇子として自由闊達に育ったヴァルと≪野良聖獣≫キリハのコンビとはちょっとじゃなく違続きっている。

ギルとリュセは互いに相手が自分を裏切ったと思っている。
リュセは、ギルが自分をヴァルから奪ったと疑い、ギルの方はリュセが真実の主人をさしおいて、ヴァルに心を寄せていると憤る。
それは違う、二人ともが帝国のゆがんだ制度(相性よりも身分によって誓約する聖獣のクラスが定められるという)の犠牲なのだ。互いに相手をいとしく思いながら、それゆえ互いに対する怒りが抑えられないふたり。この胸の痛みが、愛ゆえなのか?憎しみゆえなのか?リュセはもうわからない。

ギルが自分たちの陥った運命のカラクリを知った時が、読んでいてほんとつらかったです。見た目はクールでも、ギルは本当に公正でリュセを深く愛している。皇位を望むのもホントは体の弱いリュセを守りたいがため。

戦って魔獣をたおすのは騎士の誇り、聖獣の本能、高揚するふたりの魂。でも大災厄のなかで、「たとえ自分は死んでも、あなたは生き抜いて欲しい、幸せになって欲しい」と、何よりもふたりが互いを生かすために戦う姿がジンときます。

切なさ100%の本編のあとに、ホロリと安堵の涙も落ちそうな書き下ろしをどうぞ。

15

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