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表題作男の子と恋

立花隼人
上の階に住む幼馴染
西園巡
童話作家

その他の収録作品

  • epilogue
  • あとがき

あらすじ

女の子より女の子らしい巡・・・は、親友で幼馴染みの隼人に告白される。
「僕は男で隼人も男でそれって普通じゃない。」
その困惑は二人の間に初めての距離を作ってしまう。だけど、優しく厳しい人たちに見守られて二人の関係は…。

いつも一緒にいた二人がその温度を遠くに感じた時、本当の気持ちが見えてくる――繊細でロマンティックに描いたラブストーリー。
(カバーより)

作品情報

作品名
男の子と恋
著者
雲之助 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
シリーズ
恋人アソート
発売日
ISBN
9784758071840
3.7

(109)

(46)

萌々

(22)

(21)

中立

(11)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
33
得点
392
評価数
109
平均
3.7 / 5
神率
42.2%

レビュー投稿数33

友達から突然告白されたら?

雲之助さんの作品は受けも攻めもよく涙を見せますが、それを女々しいと感じるより先に自分の気持ちがリンクしてしまってキュンをもよおす燃料となるのです。
今回もそんなキュンがぎっしり詰まって切ないけど、甘くて優しい雰囲気が満載。

かわいくてきれいなモノが好き、童話の世界が好きでいつかそんな物語を描いてみたいと思っていた、そんな巡の乙女趣味をクラスメイトは気持ち悪いといって、蔑むのだが、いつもそんな巡の傍にいて彼を守ってくれる幼馴染の立花兄弟。
その兄弟の片方・隼人から、ある日突然「好きだ」と告白されて、そんなのありえないと、自分がどうしたいのか、どうしたらいいのか解らなくて散々悩む巡。
相談する友人もいない巡に、夜の公園で偶然であった、あかりという女性が話しを聞いてくれて、そして自分が一体どうしたいのかを見つける。

このネガティブ巡が、隼人の存在を友達として傍にいて当たり前、そしていつも相談して話しを聞いてくれる相手だったはずなのに、
好きと告白されたことで、彼に自分の相談ができないということが一番問題なのですよね。
隼人の姉のひろこに相談しようとすると、隼人と話しをしたのかと言われ、ひろこの恋人には、相談する相手が違うと言われ、
好きと言われたことを悩む気持ちより、誰も味方がいないようなそんなネガティブ方向へ流れていってしまうのが、彼の欠点でもあるんだけど、それが、彼が一つ殻を破って脱皮するために必要な試練なんだよな、、なんて思えたのです。

公園で突然でてきた、あかり、という女性。
gateauで読んでいた時に、何でこの女性が出てくるんだろう?まるで魔法使いのような、便利な登場だな~なんておもっていたのですが、彼女も実は切ない片想いをずっとしていて、その相手は実は「きみに注ぐ」の近藤だったという裏設定が!?(余談)
このあかりの語る様が、まるで舞台の演劇のセリフのように、狂言回しのような役割だな、って思ったのですが、彼女は便利で簡単な答えを出すわけでなく、何気に自分で考えて御覧、っていってるのですよねw

巡はゆっくりペースで隼人の温度と高さまでまだ追いついてないけど、自分にとって隼人はどんな存在なのか、どうありたいのか、ちゃんと考えた巡は、そうなる為にちゃんと努力するでしょうね♪
ただそれが、離れがたい気持ちであることには間違いないし、好きであることには違いないけど、恋愛であるのかどうかは・・・?

今までより少し曖昧な気持ちの表現でしたが、
幼馴染で互いの存在が不可欠なものであるということで、恋人前提なのが、ちょっと悔しい気もしますが、
そんな事にこだわらなければ、全体を見た時には、とてもキュンとくるお話なのは間違いないです。
ラストの抱き合うシーンは、とても胸に響いて、何故だか涙腺が刺激されましたよv

雑誌はこのシーンで終わりでしたが、何と書下ろしが♪
彼等がゆっくりと育んで、体の関係もゆっくりとゆっくりと、大切にしながら、自分の気持ちをさらけ出して一緒になる、初めての合体話しでありましたが、思わずこっちが恥ずかしくなるような甘さで、またイイのでありました☆☆☆

3

ハッピーエンド万歳

雲乃助先生の作品は巻を増すごとに、どんどん表現豊かになっていっている気がします。
わたしは内容を一切知らない状態で、好きな作家さんの新刊が出れば買うタイプなのですが、毎度読むたびにその変化と進化に驚かされます。

真っ赤に染めた頬、ホロっと流れる涙、大きなコマ割り、ふわふわと柔らかい雰囲気のトーン。
心にキュンとくる、というか、くぅ~ん とくる感じです。

エッチシーンも愛が溢れていて、キラキラとこぼれ落ちそうなほど甘い。
とにかく癒されるハッピーエンドが読みたい方にはオススメです。

個人的には巡の口から爆発したかのような「友達になってください!!」に爆笑でした。



5

胸キュン系の男の子です

タイトルが男では無くて、男の子だと言うのがすんなり納得できるような
乙女系男子の受け様でしたね。
巷の乙女系とは少し違うような感じなのですが、炊事洗濯全て出来て
仕草も控えめな性格も傍にいて守ってあげたくなるような受け様

受け様は小さな頃から童話に憧れるような心優しきメルヘン少年で
素敵なお姫様に素敵な王子様が現れるような恋を夢見ているような感じなのです。
でもそれは決して自身がお姫様みたいになりたいと言うのとは違う
でも、何か自分は人とは違うのではないだろうか?なんて思いを抱いていて
でも、そんな思いを跳ね飛ばしてくれるような幼なじみの姉弟が友人としていて、
受け様がメルヘン趣味だと言う事で学生時代に疎外されたときも
攻め様である弟の方に、励まされて諦めずに童話作家になっているのです。

そんな二人はずっと一緒で、住まいもアパートの上と下に暮らしていたりします。
そして、そんな暮らしの中で攻め様から好きだと言われ、動揺しながらも冗談だと
流そうとしてしまう受け様、理由は同性同士で普通でないから・・・
この言葉を聞くと、受け様って人と違う事をまだ心の奥底で蟠ってる気がします。

でも、攻め様の気持ちは本物で、受け様のいないところで片思いの、男泣きを
してるくらい好きなんですよね。
でも、大好きな受け様を困らせたくないって気持ちもあって、落ち込みます。
受け様は友人もいないので誰にも相談が出来なくて、グダグダなんですが
一人称「僕」の女性の友人が出来て、落ち着いていきますが、
攻め様に少し距離を取られ、その事で攻め様と同じような気持ちとはいかないまでも
離れて行かれるのは怖いって気持ちがあって・・・

今までの親友の関係が壊れてしまうかもとか、付き合い方が変わるとか、
色々不安な気持ちが伝わって来て、そしてホントに切なくなるくらいの恋が
始まってるような胸キュン系のお話でした。
ど~んと大きな変化や、突然何かあってなんていう劇的な変化はないけれど
幼なじみ同士の二人が恋になるまでのお話を丁寧な描写で描いています。
女の子より女の子らしい男の子って感じの受け様ですが結構芯は強かったりします。
恋人になってからも、相手を幸せに出来る事が嬉しいなんて思いが胸キュンでした。

4

胸キュン、ジンワリと

最初から最後まで胸がキューン
ちょっとせつなくて
涙もついて
最後はハッピーエンド!
大好きです。

脇で登場したあかりさんも最高!
あかりさんの恋も実といいな。。。

4

読み終わった今もニヤニヤが隠せない!

雲之助先生の最新作~!まるまる1冊のお話です。
やっぱりやっぱり期待して待っていて大正解でした!
もう、胸キュンの宝庫です。
先生ってば、わたしの鼻息をどんだけ荒くさせるおつもりですかっ!(笑)
雲之助先生の作品と言えば、いつもレビューに書かせていただいているのですが、
登場人物たちの赤面・泣き!に大変胸キュンさせてもらっているのです。
もちろん、嬉しい涙だけではなく、切ない・苦しい涙も当然あるのですが、
その表現の仕方というか、描写の独特さというか丁寧さに心臓鷲掴みなのです。
なんでこうも、心躍らせてくれるのか!
今回の作品も、いろんな赤面・涙がありましたよ~!

〈攻め〉隼人と、〈受け〉の巡は幼馴染。そこに隼人の姉・ひろことその彼氏・保、
そして公園で偶然出会い、巡と「友達」になった女性・あかり。
この個性的かつ魅力的なキャラ達により、お話は進んでいきます。
雲之助先生の作品に登場する女性キャラはいつも好感が持てますね!
そして攻め→受けという大好物設定!

冒頭から攻め・隼人の受け・巡へのバレバレの片想いっぷりがもう…!大変萌えです。
姉と取っ組み合いのケンカをしていても、巡に上目遣いで宥められれば
すぐ止まるし、姉に背中を押され自分に乗っかってきた巡の近い距離、チラッと見えた
お胸にギュワァァ~ともんのすごい赤面したり…!巡の飲みかけにドキドキしたり!
見た目は大変クールなイケメンなのにこの一途っぷりに大変ニヤニヤ、ドキドキ
しました!こういう攻め、大好きなのです~!!

受けの巡は、乙女ちっくで優しくてとってもいい子なのですが、
幼少時からの童話好きの少女趣味から友達もいなく、自分にあまり自信がない、
女子より女子らしい男の子。学生の頃隼人に言われた『好きなら好きなままで、いんでねーの』という言葉を大切に覚えていた巡。
しかし、そんな大切な幼馴染からの『俺がお前のことほんとに好きだったら、お前どう
する?』という「=恋愛の好きとして」の突然の問いに、『男同士でありえない』
『普通じゃないよ』と巡は返します。冗談と信じる巡に、『巡が冗談にしたいなら、
俺が言うことなんて全部冗談になるよ』と告げる隼人。このシーン、とっても切ないの
です…。巡の玄関のドアの前で、1人切なく涙する隼人。切ない!切ないけれど
こういう胸がぎゅーっとなるような切なさは大好物です!(笑)

大切な友達だと思っていた隼人に、恋愛の対象として見られていたことに
動揺する巡でしたが、そんな時に公園にて、女性なのに自分を『僕』と呼ぶ
あかりと出会います。このあかりが、実は「きみに注ぐ」に登場するキャラに
片想いしているという繋がりがまたファンには嬉しいところです。
あかりに自分の正直な気持ちを告白していく中で、巡は大切なヒントをもらいます。
演劇ちっくに話す彼女ですが、『君の世界は常に君自身と連動しているよ』など、
とてもいい言葉を語ってくれます。いい子なのですよ~。どうか実れ、片想い!
そしてその後、あかりと2人でいる巡の姿を見て、あかりに対し嫉妬する隼人(睨んでます!)、そして冷たい目で『俺はもういらない?』と告げ、少し距離を置く2人。

2人はどうなるのか~!ハラハラドキドキ、鼻息を荒くしながらページを読み進め、
そこからは、胸キュンの連続ラッシュでした。
隼人に対する気持ちにようやく気付けた巡。
そして、長い長い片想いがやっと報われた隼人。
心からよかったね!と祝福できました。

『君を幸せに出来るのが僕だなんて、それはなんて…幸せなことだろう…』と
泣きながら告げる巡を、同じく泣きながら抱き寄せる隼人。
もうここのシーンはわたしまでつられ泣きというか…!じーんときました。
この2人、大好きだ~!帯にありました『「あいしてる」と一緒に、「ありがとう」って
言えるふたり』!そうなのです、その通りの2人なのです!

描き下ろしは、ラブラブな2人が見られます。
風呂上がりの巡にムラムラする隼人。ようやく結ばれます!

雲之助先生らしい、読み手を幸せな気持ちにさせてくれる素敵なBLでした。
作品と作品が地味にリンクしているのもいいですね!
大変丁寧な描写・表現で、とっても胸キュンさせてもらいました!
楽しみに待っていた甲斐がありました~!
胸キュンしたい方はぜひ!手に取っていただきたい作品です。

5

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