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表題作追いかけようか?

西条守,27歳,カフェの常連
立花尚太,23歳,カフェ店員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

無愛想なカフェ店員・立花に告白された西条。驚いたものの、その後も態度を変えず淡々と接してくる立花が逆に気になり始めて……。

(出版社より)

作品情報

作品名
追いかけようか?
著者
渡海奈穂 
イラスト
元ハルヒラ 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829625286
3.7

(61)

(10)

萌々

(28)

(20)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
224
評価数
61
平均
3.7 / 5
神率
16.4%

レビュー投稿数13

グッズ販売されたら買うのに。

…か…可愛いー(*´Д`*)
何これ、めちゃくちゃドツボった。
最初は淡々と読んでいたんですよ。
でもね、じわじわーっとくるんですよ!!!

西条が「割と酷い人」設定で書かれていたらしいですが、攻め・受け視点が交互で書かれていた影響かそこまで酷い男には感じませんでした。
立花くんから見たら酷いのかもしれませんが…後半で振り回されまくっている西条さんは楽しいです←
懐くまで長期戦でいくか~と考え始めた途端の逃亡とかねwww

もう立花くんがマジで可愛すぎるー!!!
地味可愛いε=(///ω///)=33
あれだなー、普段ローテンションで余り表情に出ない子なので余計に可愛く思えるんでしょうねー。
何かこうね、西条の前だといっぱいいっぱいな感じがねw

再会した時、嬉しそうな笑顔を浮かべたと思えば「(西城の顔が)こ、怖い!」と本気で逃げ出しちゃって追いかけっこ状態になったり、Hの際に抱き付く相手が西城じゃなくてベアだったりね!!!
そいで、やんわり取り上げられそうになって「クマじゃなくて、俺にしておいて(困り顔)」のやりとりとかマジで好きです。

西条は西条でベアの前に正座で「尚太を俺にください」とかいいつつ、ぬいぐるみ相手に嫉妬してチョップ繰り出したりwww

もう本当に可愛かったー!!!

ってか元ハルヒラさんデザインでベアダックのグッズが欲しいO(◦♥///Δ///♥◦)O
と終始思いながら読み終わって、あとがきでベアダックカフェという店名とベアのデザインは鈴倉温さんだと知りました。
もともとは漫画用の原作として書かれたもので没になってしまった作品だったのですねー。
「小説として書きませんか?」と声をかけた編集さんGood JobΣd(´∀`*)

1

終わらせた恋と始まる恋

不細工キャラのマスコットキャラでチェーン展開するカフェの本社社員で
店舗研修していた受け様と、カフェの常連客でリーマンの攻め様との
すれ違いラブストーリーでした。

このお話のポイントは片思いで見ているだけで十分だった受け様がちょっと勇気を
出して、研修終了日に思いだけでも伝えて、片思いの恋を終わらせようとして
でも、自分が大好きで思い入れのあるマスコットキャラを可愛いと言った攻め様の
言葉が嬉しくて、思いがけず予定日より3週間も早く思いを告げてしまったことから
始まるのです、そしてそれを聞いた攻め様はちょっとした好奇心から始まり
次第に受け様の事が気になりいつの間にか攻め様自身が恋をし始めた事に気が付く。

片思いの恋を終わらせる為に告白した受け様と、これから知り合って恋になって
と思っていた攻め様との勘違い&擦れ違いのような初めからズレている二人。
受け様は自分の気持ちだけ伝えれば良かったみたいな、まるで学生みたいに
好きでしたで自身の仲では終わってると言うか終わらせようとしていた相手から
その後に声を掛けられ、二人で帰るようになって食事をして・・・
受け様にしたら終わらせようとしたのに、親しげにされて、かえって辛いなんて状況

でも、攻め様にしたら、仕事が忙しくて恋なんて面倒だと思っているけれど
告白したのに、その後にかなり素っ気ない態度で、告白前と変わらない受け様に
逆に興味が湧いて、いつの間にか受け様と会う事が楽しくなってる・・・

でも、相手に答えを求めていない一方的な告白だったと攻め様は気が付いていない。
攻め様は恋を始めようとしてるけど、色々なやり取りの中で受け様は少しも脈は無いと
思い込んでる、思い込んでしまう程、攻め様の天然的な酷さが見えるのです。
でも、攻め様にすると受け様もかなり酷いんですよね。
始めの思惑が双方違い過ぎてズレまくってしまったまま時間だけが過ぎてしまう。

読み進めて、いったいどこで修正するんだろうなんて思ってしまう。
そして二人のキューピット的なベアくん、大きなベアくんを抱きしめる受け様が
妙に萌えツボに入りました。攻め様のベアに対抗してる感じも笑えます。
後半結構、胸キュンしちゃう展開で楽しめました。

3

ときめく!!

渡海奈穂さんの一番好きな作品は
「正しい恋の悩み方」だったのですが、
これも良かった!!

なんでしょう、一部始終ドキドキして、
自分が恋をしているような気持ちになってしまいました。

両視点のお話なので先を急がずゆっくり安心して読めたし。
(私は片方視点だと先が気になって気になって落ち着かなくなるのです…)

卑屈で対人スキルが低い立花くんと
恋を意識的にしばらくしていない西条さん。

二人の温度が低い所から、徐々に上がってくるわけなんですけども、
エピソードに無理もないし、
多少お約束なシーンはあるとしても
とても自然に感情移入できました。

普通の人間なら、好きな人に話しかけられたり
ご飯誘われたりしたら絶対嬉しくて飛び上っちゃうであろう時も
立花くんは表情にも態度にも表さず、
ただ淡々としているんです。
それが西条さんは腑に落ちないというか。
「本当に俺を好きなんだろうか」と不安になるのもわかります。

ただ、立花くんは何も期待せず
自分で恋を終わらせようと必死なだけで
内心では動揺しまくりだし、戸惑ってしまうわけです。
これがきゅーんとしました。
ちょっと頑固な面もあったりして、可愛らしい。

西条さんが最初、ただの好奇心で立花くんにかまうのも
「…なんか嫌なヤツかも」と思いましたが
ちゃんと恋心になってくれて嬉しかったです。
(そうじゃなきゃ最後まで読めないけど)

突飛なエピソードがあるわけじゃなく、
キャラクターもものすごく個性的ではなかったですが
自分とは違う解釈の仕方に「なるほど、そうきたか」と思わせられました。

静かにじわじわ温かくなるお話です。

私的に元ハルヒラさんのリーマンは、とにかくドストライク!
かっこいい西条さんが、本当に素敵でした♪

3

逃げれば追うのは

人の性。

逃げることばっかり考えて全然相手のことは考えない身勝手なネガティブな子に片思いされちゃっていた西條。
日々の仕事に追われて、すっかり自分でも忘れていたけれど、実は大の恋愛体質で、
逃げる者ほど追いたくなるのは、もうこれは本能的なモノとしか、、、

この二人、実はけっこう年が近いのですが、立花の恋愛スキルがあまりにも低いので、その恋愛スキルの差が、実際の設定年齢以上の差になって、立花は実年齢よりコドモっぽく
、西條はむしろオッさんくさい。
いきなり大人の本気のエロをぶちかまされちゃう立花が、エロ可愛かったよ。

2

渡海先生らしい作品ですね

ゆっくりとストーリーが進んで行くので、全体的に見てもせかせかしておらず、読者が取り残されることもなかったです。ゆっくりしたストーリーは大好きなので凄く好みでした。

すれ違いものなのですが、読んでいてイライラすることもなく、がんばれーと応援したくなる2人でした。
攻めもこの程度なら全然嫌なやつとは思いません。
あーこういうタイプいるなーって感じで自然と感情移入できました。
受けはネガティブだけど嫌なネガティブではなく、がんばれ!もうちょっとがんばれ!と応援したくなる可愛いタイプ。

ただちょっとラブ度は低めかな…?
もう少しくっついてから甘いシーンが多ければ嬉しかった〜

2

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