ずっと、あなたに逢いたかった―。

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表題作殿下の初恋

冴島雅人 日本人 外務省南東アジア第2課課長補佐
アス=ディー・アラム バブラク第3皇子

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  • 殿下の恋人

あらすじ

バブラクの皇子アスムは、王立企業総帥として訪れた亡き母の生国・日本で、かつて自分を救ってくれた外務省勤めの冴島と再会する。彼は憶えていないだろうけれど、ずっと逢いたかった大切な人…。案内役として接する彼の細やかな気遣いと、時々みせる意地悪に、アスムは振り回されながらもその想いを深めていく。しかしあるパーティでアスムは、媚薬を仕込まれてしまい!? 戸惑いながらも冴島に助けを求めたアスムは、淫らな熱に火照る身を委ね―。

(出版社より)

作品情報

作品名
殿下の初恋
著者
葉月宮子 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
レーベル
ローズキー文庫
発売日
ISBN
9784861232503
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

再会で重なる二人の運命

6年前の二人のほんのひと時の出会いが、運命の恋になるお話でした。
受け様の国の元大使館員とその国の第三皇子の受け様のラブですが、
受け様は、日本人の母との間に出来た皇子の為に、自国では兄弟からも疎まれ気味で
母親を亡くしてからは寂しくて、辛い思いをしていた時に偶然攻め様と出会い
攻め様との会話で、その後の暮らしを自分で切り開いていけるようになる
切っ掛けになったのです。
そして、第三皇子として王立の企業の総裁として、日本に来ることになった時
母の生まれ故郷に来たかったことと、あの時の外務省職員の攻め様にもう1度逢って
お礼を言いたいと思っていたのですが、またしても偶然に、受け様の滞在中の
お世話担当として攻め様が現れたのですが、攻め様は6年前の出来事を忘れているようで
でも、受け様は会えた喜びで嬉しく思っているのです。

でも、攻め様もまた、6年前の出会いが攻め様のその後の生き方を変える出会いでも
あったのですが、それは後半で明かされる事になります。

この攻め様は、相手が皇子さまなのに、かなり隠れイジワルさんでした。
好きな子は苛めるタイプのような攻め様で、受け様は皇子様らしくないです。
トップのオーラが無いと言うか、気遣いが出来る優しい皇子様ですが
敬語が、良いとこの坊ちゃん風な感じで、企業トップで皇子様って設定には
ちょっぴり違和感があるんですよね。
年齢が10代なら許せるけど、23才ではちょっとって感じがします。

日本で、6年前に隠された事故が原因で、受け様はトラブルに巻き込まれて
媚薬のせいで、攻め様と身体の関係を持ってしまうことになります。
過去の出来事は、受け様だけでなく、攻め様の方がより深くかかわっているのですが
受け様は、危険な目に遭い、攻め様が助ける事で二人は最終的にむすばれます。
全体的には甘い内容で、攻め様がちょっぴりSが入ってる感じですね。

書下ろし部分は本編のその後の二人が描かれているのですが
攻め様の優秀な仕事ぶりに受け様は必死で付いている感じなんですが
受け様の天然的な可愛らしさにクールな攻め様が陥落して暴走しちゃう内容です。

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