表題作レモンと誘惑

甲斐敏史
御堂凛

その他の収録作品

  • チョコレートより甘い
  • あとがき

あらすじ

商業誌『レモンの誘惑』番外編同人誌

作品情報

作品名
レモンと誘惑
著者
真崎ひかる 
媒体
小説
サークル
レ・ミゼラブル<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

レモンソーダからの解放。

商業誌『レモンの誘惑』の番外編同人誌です。

甲斐(攻)が昔の兄の催眠術もどきの影響でレモンソーダで酔ってしまい、普段抑圧している凛(受)への想いが顔を出し暑苦しい(恥ずかし過ぎる)台詞で迫ってHして、その記憶がない(本人は夢だと思っている)・・・というのが本編のラブの大元でした。

それについてはきちんとわかり合えたはずなんですが、お互いに『レモンソーダで酔った(記憶のない)』甲斐にある意味囚われているわけです。
間違いなく同一人物なのに『もうひとりの甲斐』を気にしてしまう。

意識のない状態で凛にしてしまったことを悔やんでいる甲斐に、凛は原因がわかってから初めてレモンソーダを飲ませます。
『もう大丈夫だから』と(レモンソーダで夢にしてしまった)初めての時間のやり直しをしようと。

少し切なくて、でもやっぱりあまあまのストーリーでした。


もう1編の『チョコレートより甘い』はバレンタイン話。当時のサイト掲載作だそうです。

お坊っちゃまである凛は、学校へも運転手つきの高級車で傍仕えの甲斐に付き添われて送迎されていますが、突然『買い物がしたい。甲斐は着いて来るな』と言い、運転手を連れてデパートへ。

凛に何を買ったのかと訊いて『甲斐には関係ないもの!』と言われてショックを受けるのもお約束。

そして、並外れた箱入りのためバレンタインというものさえ知らなかった凛が、クラスメイトの話を耳にして『好きな人にチョコレートを贈る日』だと聞いて甲斐にチョコレートを用意したというのが真相です。

甲斐は、凛が初めて買い物したのが自分のためのものだというのが嬉しい、と。

あまあまラブラブです。

真崎さんの同人誌(もちろん私が読んだ数作の中ではですが)ではいちばんよかったです。

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