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表題作くるみ割り

世界的バレリーノ・服部陸(23)
中学2年生・国分美晴(14)

あらすじ

僕は国分美晴、町の小さなバレエ教室に通う14歳のバレリーノ。
でもバレエは大嫌い。
男らしくないから友達には内緒だし、モッコリだし…。
魔女ババァのママが「レッスン帰りには、毎日アイスが食べられるわよぉ」と4歳の僕に囁いて以来10年間、何も言えずに今日に至ったわけ。
こんな僕が突然、クリスマス公演のくるみ割りの王子様役に抜擢されちゃったぁ。
ヤダヤダ、嫌だよぉ!!おまけになぜか世界的バレリーノ服部陸が指導してくれるってことに。
迷惑この上ナシさ。
なのに僕、レッスンを繰り返すうち、かっちょいい天才の服部に惹かれちゃって…。
男同士なのにだよ!!うー、どうしよう。


僕は国分美晴、14歳のバレリーノ。でもバレエは大嫌い。だてモッコリだし男らしくないし。そんな僕が突然、くるみ割りの王子様役に抜擢。世界的プリンツパル服部陸が僕の指導に当たるが。2人の関係は意外な方へ。

作品情報

作品名
くるみ割り
著者
剛しいら 
イラスト
橋本正枝 
媒体
小説
出版社
小学館
レーベル
パレット文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784094211344
2

(1)

(0)

萌々

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中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

バレエ教室に通う男の子

タイトルは違いますが、キャラと設定が同じなので、もえぎ文庫の「レッスン マイ ラブ」の前身だと思います。
橋本正枝さんの華やかでゴージャスな絵で、途中の挿絵だけじゃなく、章の飾りに内容に添ったデフォルメされたミニキャラがあしらわれていて、細部も凝っていました。

世界的バレリーノ・服部陸(23)俺様攻め×中学2年生・国分美晴(14)ヤンチャ健気受け
バレリーナの夢を息子に託す母の希望で、子供の頃からバレエを習わされている。
男がバレエをやっているなんて誰にも話せないし、人に知られたら恥ずかしい。
そろそろ勉強に専念したいと言って辞めようと思っていたら、主役の王子様役に抜擢されてしまう。
おまけに、世界的バレリーノの服部陸が特別にレッスンをしてくれることになって。

美晴が本当に普通の中学生の男の子らしい感じで、男がバレエをやっているなんて恥ずかしいとか、自然体でのびのびした素直さに好感を持ちました。
真剣にバレエに取り組んでみたら自分のバレエ愛に気づいたり、世間の目なんて関係ないと成長する所や、自己実現が開花していく所に、10代向けの爽やかさを感じました。

肝心のBLに関しては、この話の場合は、蛇足かも。
23歳と14歳の年の差で、自分と同じ道を目指せとかイギリスに留学して来いというのは、まだ早いと思う。
指針を与えるのも愛かもしれませんが、まだ美晴にバレエで上を目指したい自覚も上達も無しなので、服部の発言は早過ぎました。
まだ年が近ければ、好きな人と同じ環境にいたいから同じ高校に入ろうと誘ったり頑張ったりする気持ちも理解出来るのですが、既に職を持った大人である服部が言う事ではなかったと思います。
子供な美晴に合わせて、もう少し成長を見守った方が大人らしい愛し方だったと思うので、攻めの先走りがちな考え方が残念でした。

エロ:★1 キスのみ
総合:★3 攻めの年齢と立場に見合わないお子様な所がちょっと気になってしまいました。

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