野ばらと恋のはじまり

nobara to koi no monogatari

野ばらと恋のはじまり
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
22
評価数
7件
平均
3.4 / 5
神率
28.6%
著者
 
媒体
コミック
出版社
一迅社
シリーズ
GATEAU ガトーコミックス(コミックス・一迅社)
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784758071963

あらすじ

ゴスロリがとっても似合う、ひなたという子がいました。
図書館に本を借りに来るひなたに、一目惚れしてしまった秋くん。
でも、司書の秋くんは利用者との恋は禁止。
いっそあの子が男の子ならよかったのに…。
ある日秋くんの目の前で、ひらりとめくれたひなたのスカート。
『あれ…キミってもしかして…?』
男の娘と男の子の、優しい恋の物語。

(出版社より)

表題作野ばらと恋のはじまり

図書館の司書 秋
本を借りにくるロリコス女装男子 江戸川ひなた19歳

評価・レビューする

レビュー投稿数5

色鉛筆みたいなカラフル

女装男子は好きじゃないのですが
表紙がとてもPOPだったので
ついつい購入しました

図書館につとめている男の子と女装をしている
男の子の恋の話です

女性だと思うのですが
男性だとわかってもなお
好意をもつ
可愛いはなしでした

ただ、関西弁みたいな方言が
どうしてもなじめなくて
入り込めませんでした

方言きらいじゃないのですが
blにおける関西弁は苦手のだと
改めてきがつきました

この物語はただの女装だけではなく
とても心根のゆっくりとした
感情と建前のはざまが
みえかくれしている感じです

とても内容は面白かったのですが
絵柄と方言のために読み返したいとは
思えずでした

1

関西弁だから

ひなたの葛藤って、これ、関西弁だから読んでいても違和感なく納得できる。
秋との理不尽な会話も、こういう、ボケとツッコミのスタイルなんやなあて、すんなり楽しい。
1,2話だけだと、女装男子と草食男子の不思議な漫才生活。
みたいな、
ひょろっとしたリアルな肉体を感じさせない絵と相まって、ちょっと目先の変わったギャグマンガかなって感じ。

それが、書き下ろしパートの第3話になって、一気にシリアスな方に話が拡がって、ちゃんとBLに着地してハッピーエンド。
この後半の展開は、ちょっと卑怯やで。
うっかり泣かされてまうやん。



オマケ。
BL読んでて、ドラマCDのキャスティングを勝手に妄想する事はよくあるけど、この作品に関しては、作者さんの後書きにも触発されたのか、実写でキャスティングを妄想。
秋が大東さん、ひなたが菅田将暉くんかD2の前山 剛久くんでどうだ!

3

根本的に「愛される」ことの意味

ガトーで前にとんでも編集な作品に当たったので悩んだのですが、
購入して編集者見て(編集はビニールカバー取らないと分からない)
作品のポテンシャルはいいはずなのにすごく雑に仕上げてくれた「放課後はキミのおもちゃ」と同じだったので急に不安になったこの本・・・。

心の中身はぶっちゃけ乙女的要素は皆無なのに、いつの間にか消えてしまった両親を追うために大学生になっても女装。
体と心と状況のアンバランスでばらんばらんになって、しかもその状況にいちばん自分がおぼれちゃってる・・・というひなた。

それに対して可愛いけど実は男、そしてあっちこっちに出てくる矛盾に対して疑問を覚えつつそれでも惹かれてしまう。
その上職場ルールというあるような無い様な枷までついて、こっちも一体好きなのかなんなのかよくわかんない状態になっている秋。

でもその矛盾に対して誰かがいつかひなたに「お前はフツーだし、フツーに愛されていい」という事を伝えてあげられる人は必要なんじゃないかな・・・とは思いながら読んでしまいました。

結局は両親の行方というひなたの最大の枷が取れ、女装だから好きなのか?という秋続きの最大の枷が時点でやっと素直に好きだと言えるわけで。
告白しました、エッチできました、良かったですね的なテンプレートBLと違い、ひなたの最後の心残り部分を一緒に見守って解消する所まできっちり締められててほっとしました。
当然そこをうまく落とした第三話を素晴らしいと思います。

いい本でした。つーかさ・・・やりゃぁできんじゃねーか編集!
このような書き落としが「放課後はキミのおもちゃ」にもあれば・・・

あ、編集に偏ったレビューしましたが、このような絵は好きです。
山田酉子さんにテイストが似てるかなぁ。題材に関してはもともと女装もの大好きだし、調理だけが気になってました。

1

再構築された皮肉

この作品、女装男子好きを標榜する方には
相当な踏み絵になりましょうね。

既視感で評してはいけないのでしょうけど、
この作品の所々にはしりあがり寿氏あるいは
その奥方の西家ヒバリ女史を彷彿とさせる
絵柄が潜んでいます。
むしろそのお二人がボーイズラブを再構築したら
こう描くのではないかと思わせる様な、
そういう感覚を不覚にも評者は味わいました。

自分探しを望みながらもいざとなれば答えを
拒絶しようとする登場人物達。
その彼等が選びとった手段がボーイズラブで
あったのかも知れません。
そう。女装男子ではなく。

2

女装の理由

全3話でできているのですが、前2話は「カグヤ」で掲載だったのでニアBL風味の男の娘のお話だったのです。
それが描き下ろしの3話目においてBLへ持っていってる。
この「男の娘」の存在がジェンダーフリーであるから、どちらへも持っていけるのですが、気持ちのもって行き方としては、要素はふんだんにあったもののちょっと強引だったのか、自然なのか、男の娘の気持ちはすんなり入ってくるのですが、攻めになる男子についてはちょっと首をひねる部分もなきにしもあらず。
微妙なところですが、ものすごく根深いコンプレックスとトラウマが、この男の娘の性格形成をしている事がわかるので、なんかその部分はとても辛いものがあります。
それを軽く、軽くいなしてふんわかと流してしまうのが、キックさんのいいところなのかもしれませんね。

図書館に現れたロリータコスの女の子(?)
図書館員の秋は、一目惚れをしてしまうのだが、その娘ひなたは、その外見に似合わずやんちゃな物言いをしたり、嫌がらせのようにアダルトコーナーの書籍を借りたりして、でもそれが余計に秋の気を引く結果になる。
しかし、ひなたはなんと男だった!?
続き心するやらがっかりするやらの秋だが、成り行きでデートするはめに。
ツンツンするひなたのデレる一瞬、素直な顔のひなたが見たいと思う秋なのだが、ひなたはかたくなな姿勢を崩さない。

この二人の関係が恋愛で云々というより、ひなたがどうしたいのかが一番問題。
彼の女装をする理由がかなり深刻です。
それがあるから素直になれない、だけどやめるわけにはいかない。
そんな捻たひなたに、大学の寮のメンツは優しく、特に親切にしてくれる金子はそんなひなたが本当は好きなのだ。
それが秋によって、終末、簡単にひなたの素を引き出すのですが、
女装は親への執着と愛情と憎しみの感情でもあり、自分を守る鎧でもあり、という部分がすごく悲しいです。

秋については本当に難しいキャラです。
作者さんもひなたも言ってるけど、本当は主人公に絡むサブじゃなくてモブキャラなんですよね。
それに気持ちがよくわからない。
ツンツンで意地張ってるひなたを好きなのか興味だけなのかもよくわからない。
でも、構うところをみると何らかの感情はあるはずなんだけど、それが恋愛かというと全然そんな風にはみなえい(汗)
ま、そこんところをすっとばして、全体の成り行きさえ見れば、彼らの関係は納得できるものだし、ひなたの、一皮むける話と思えば、結構いい話だったりもするのです。

3

この作品が収納されている本棚

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