悪徳の褥

akutoku no shitone

悪徳の褥
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×24
  • 萌10
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
51
評価数
15件
平均
3.4 / 5
神率
6.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイSLASHノベルズ(小説・リブレ)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784799711293

あらすじ

圧倒的な雄の魅力を持つ若頭・黒田の出世を望む、二宮。
彼は黒田の右腕だったが、何故か彼だけを残し黒田は姿を消す。
裏切り者の黒田を殺すため必死に捜すが、そんな彼を嘲笑うように逆に監禁されてしまう。
そこで黒田に快楽のすべてを与えられ、喰らいつくされる…。
性的不能な二宮は、憎みながらも二対の獣のようにむさぼりあい、我を忘れるほどの愉悦を初めて感じてしまう!!
嬲られ犯されてもなお追い続ける二宮は、黒田の真意を知り――!?

(出版社より)

表題作悪徳の褥

名倉組の若頭 黒田秀隆・35歳
黒田の右腕(不能) 二宮修・28歳

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数6

ハマれば中毒。

ヤクザものはけっこう読んできましたが、ここまでワルな男はなかなかいない。
若頭の黒田。
傲慢で外道、他にも挙げればろくでもない単語ばかりを思い浮かべるんですが。
平気で色んな女・男に手を出すし、やることは無茶ばかり。
けれど惹かれてしまうのは、黒田の持つ溢れ出る魅力のせいなのか。
破天荒で非道だけど、それでも仲間に対する筋は通っており、ひとたびこの男の魅力に気づいてしまったら中毒になってしまいます。

一方二宮ですが、ストイックかと思いきやウチにたぎるものは熱く、黒田に対する忠誠心は半端じゃない。
その忠誠心は『男として』惚れていると本人は思っているようですが…そこが黒田は歯痒かったのでしょうか。

二宮に気づかせようと、黒田が取った行動は本当に無茶苦茶なものだったけれど、そうまでしないときっと二宮は気づかなかったんだろうなぁ。

黒田のベクトルはずっと二宮に向いていたところが、やはり一番ハマったポイント。
ある意味執念深い黒田。逃げられるわけがありません。

黒田、二宮はもちろん、二人を取り巻く男たちも本当にカッコ良く、『男』を感じた一冊でした。

0

大人飼い主×鈍感ワンコ受け

捕まえてごらんとばかりに受け(だけじゃなく周りもだけど)を翻弄する攻め様が見事でございました。過去のせいでねじれていた受けを素直にするにはこのくらい滅茶苦茶に振り回さないとだめだった、ってことでしょう。いつでも余裕で翻弄してくれる攻め様、かっこいい!大人飼い主攻め×屈折ワンコ受けでした。
追いかけている間のワンコぶりがかわいかった~。受けが嫉妬したり焦ったり、一途に追いかけて翻弄される様が楽しかったです。
脇の迫田とか咲子がまたいいキャラで、かっこよかったです。要するに、受け以外の大人メンバーはわかってたってことなんですよね。で、飼い主が上手過ぎて混乱しているワンコに気付かせてあげようとみんなで協力してあげる。ほんとこのワンコがヘタレで、とっくに落ちてるのに10年たっても成長しないもんだから、飼い主ついに隠れてしまい、見失ったワンコがもうオロオロしまくり。それを覗き見ていた飼い主はさぞや楽しかったろうなぁと思います。
そうはいってもヤクザなので、迫田なんて大怪我をして大変な目に遭ってます(可哀相)。結局、ラブラブカップルの(つか、鈍感ワンコ?)イチャイチャに組巻き込んで大騒ぎ。も続きちろんハッピーエンドです。
そんな甘いお話をちょっとビターにくるんで、程よい加減が心地よい。
テンポも程よくストレス少な目で読めました。
続きも読みます。

2

どこまでも貪欲な男

ヤクザとしての若頭の男ぶりに惚れ込んで忠誠を誓う二宮と、彼の忠誠心だけでなく身体も想いも丸ごと支配したいヤクザの若頭・黒田。

名倉組内の後継者に不服がくすぶる中、黒田は他の信頼のおける舎弟を引き連れて反旗を翻す。
二宮は一人だけ置いていかれた事で屈辱感を持ったまま、不本意にもヤクザとしての器が小さい舎弟頭の指示に従いながら裏切り者となった黒田の後を追う。
それも全て策略の内とはいえ、穏やかでない組内の状況を逆に利用してプライドの高い二宮を手に入れようとする黒田は相当にしたたかで貪欲な男だ。

途中、二宮も黒田に捕えられて快楽に貪欲な有り様をたっぷり身を持って味わう羽目になり、その後彼を追い詰めようする中でも強引に体に染み込まされた感覚を思い出す程になってしまう。

そんな中原さんお馴染みの、ねちっこい濃厚なエロ加減は存分に味わえるが、黒田に切り捨てられたと思い込んでいた二宮が追い詰めた後の一発触発で修羅場的な、切羽詰まった気迫も感じたかったかも。
なにせ今まで黒田が抱いてきた他の男女同様に二宮も呆気なく堕ちた感じがしたから、もう少し溺れまいと踏ん張って欲しかったかな続き?

組内部の描写が敢えてリアルっぽく書かれている割に、話の成り行き上とはいえライバルの舎弟頭があまりにも情けないという点に関してスリル半減だったが、続篇ではヤクザ内の争いもがっつり読めるので、次巻もお薦め。

0

攻めのセックスを受けが傍観…に萌え。

只今やっております、
ビーボーイノベルズフェア2013の「肉食エロ小冊子」が欲しかったので購入。
その小冊子でちょうどコチラの本のその後が読めます♪

帯には「本格極道エロス!!」とありまして、
そういうのはあんまり手を出してこなかったなぁ!とワクワクしながら読みました。

攻めは、男も女もいける絶倫野獣で、有能で非道なヤクザの若頭。
受けは、過去に父を殺しインポになった、同じくヤクザで攻めの右腕。

    
コチラの本には、
攻めが獣のような激しいSEXをしているのを、受けが見ている(インポなため勃たない)
という場面が複数回出てきます。
その時の、攻めの背中に彫られている昇り龍の刺青の描写が美しく印象的。
受けは、
攻めの行為を眉ひとつ動かさずに見つめ(攻めの命令)、
美しいと見惚れ攻めに心底惚れ込んでいますが、そこに恋愛感情は存在しません…
最初は…。
そんな主従関係が、なかなか面白かったです。

その関係性が、本の中頃で一気に変化。
攻めが組を裏切って姿を消し、
その計画を全く知らされていなかった受けは取り残されます。
まるで、続き無能な部下などいらない…とでも言うかのように。
主従関係から一転、
組の命令により追う者(受け)と、追われる者(攻め)の関係になるふたり。
でもそれにより受けの心は……


関係性も展開も面白かったのですが、
攻めを探して捕まえようとする受けが、あんまり有能に見えなくてちょっと残念な気が。
もっと「受けもやるなー!」と思わせる方が、
それでも捕まらない攻めの凄さが際立ってよかったような…
もうちょっと、
受けが心底惚れ込むのも納得!と思える攻めのキレっぷりを後半も見せてほしかったな~

エッチなシーンは結構多かったです。
ただ個人的には、後半の攻めと受けのSEXより、
前半に出てきた、攻めのエッチを受けが見ている~という場面の方がずっと萌えました☆
そんなんで、
面白かったのですが、ちょっと尻すぼまり感が…残念…

5

何よりも誰よりも欲しいから裏切る

読みやすいなんちゃってヤクザものが多いBLですが、この作品はオールハード系で
甘さが感じられないヤクザものでした。
でも、だからと言って任侠的なヤクザものと言う古臭さもないんです。
強いて言うなら新興ヤクザの無茶ぶりでしょうか。

組の若頭の攻め様とその右腕と言われる受け様の愛憎劇みたいなノリでもあるお話。
親殺しの噂を聞きつけ、25才の攻め様にスカウトされた18才の受け様。
受け様が唯一叶わない相手と思ったのが攻め様なのです。
受け様は若頭の攻め様が組長になる事を願い、攻め様の為に何でもするつもりで
いつも傍に控えているのですが、それは恋愛的な意味合いとは違って
極道の男に男が惚れると言うものなのです。

攻め様は組長になる事なんて望んでいないようで、受け様ははがゆい思いをする。
そんな攻め様は精力あり過ぎで、受け様の前でも男女問わず抱いてる姿を見せるが
受け様は、父親を殺した時から性的興奮がなくなっているインポなんです。
だから攻め様と相手がケモノのように抱き合っても欲情する事がない。
そして攻め様は受け様を大事な片腕だと認めていたはずなのに、ある日続き受け様は
攻め様に裏切られることになるのです。
それは、組を裏切り、更に数人の部下を連れ出して姿を消した攻め様。
受け様は自分よりも下っ端を連れて行き、自分が置いて行かれた事で失望と怒りを・・・

組長の命に従い攻め様を捕まえる為に行動する事になる受け様。
受け様は自分でも思いもよらない激しさで攻め様に置いて行かれた事が許せない。
そして追う者と追われる者に別れ、対峙する事に、その最中に受け様は罠にかかり
攻め様に女扱いされ凌辱されてしまう。
そして屈辱を胸に今度は殺すつもりで攻め様を追う事になるのです。
ヤクザで男だからこんな道しか無かったのかも知れないと思わせる内容で
愛と憎しみは紙一重みたいな執着めいたハードなヤクザものと言うようなお話でした。

1

兄貴もワルよのぉ~

最近目にするヤクザものはスマートな経済ヤクザだったり、嫁に頭があがらないとか(w)、アットホームやくざとか、エロやくざとか、それでもカッコイイやくざが多かったような気がしますが、今回はワルなやくざです!
久々に、絶倫ではあるけれどフェロモンおやじでもあるけれど、おちゃらけてない獣のようなあこぎなヤクザ世界がかなりシリアスに描かれていました。
読む人によっては、スッキリしない後味もあったりするかもしれません。
描かれる関係は、一筋縄でいかない単に”恋愛”とは呼びきれないものだと思われるからです。
しかし、こんなどっぷり黒い設定話もここんところ明るいおやじ話が多かった中原作品ですから、いいカンフル剤になりました♪

名倉組は、組員30人程度の小規模な組で、ヤクや売春、風俗などでシノギを上げている組。
その中で組長の息子である舎弟頭と、若頭を勤める有能な黒田が、次の跡目候補として組内勢力を二分している。
主人公である二宮は、父親の女癖と暴力により不能になった父親殺し。
すさんでいるところを黒田に出会い、彼の手下となった18歳の頃から黒田を尊敬し憧れ、盲信しており、彼が次の跡続き目を次ぐべきだと強く思っている。
黒田は、女男共に絶倫で喰らい尽くすような激しいセックスをして虜にする猛禽類のような鋭い男。
その彼は不能である二宮を挑発するようなセックスをしたりもするが彼を信頼しているようでもある。
そんな時、舎弟頭を脅してヤクを奪い、そして組を逃げるという裏切り行為にでる。
そこについていったのは、二宮と仲間である同じ舎弟であったり、二宮が可愛がっていた手下だったりし、二宮は自分が捨てられた、彼にとっては自分はいらない人間だったのだと絶望と怒りで、彼を追う役目を担う。
やっと踏み込んだ彼の部屋で二宮は逆に黒田に捉えられてしまい、「お前は女だ」と薬を使われ強姦されるのです。

二宮は不能ですし、黒田にもつ感情はそれは身も心も捧げてもいいと本当は思っていたかもしれないです。
だけど、ポーカーフェイスを崩さず冷静に対応する彼の顔を崩してやりたかった黒田はかなりひねくれてます。
組なんか実はどうでもいい、本当は二宮を手に入れるためと言っていますが、それにして大きな博打だと思います。本当!すごい遠回りw
それだけ打って、自分をモノにしようとしているくらいですから二宮はそれに値する存在なんですね、黒田にとっては。
黒田が30人ぽっちの小さな組には興味がない、もっとてっぺんを目指すということらしいのですが、ま、それはよしとして、
ひょっとして黒田って、滅茶苦茶やんちゃ傲慢ヤンデレだったんじゃないか!?
自分から欲しいといったらきっと二宮はすぐにでも自分を差し出すだろうから、じっくりと味付けをして、二宮からほしがらせるという、ヤンデレのなにものでもないのでは!
と、あとになって思ったものです。
二宮、男冥利に尽きますw

6

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