死神に惚れられたら、男も大変です!

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表題作死神同盟

死神 クロ
突然死で死神の手伝いをさせられる青年 健太

その他の収録作品

  • きっと、ずっと。

あらすじ

ある日、目が覚めると「死神の仕事を手伝え」と言われてしまった建太。
どうやら建太は死後の世界に来てしまったようで、そこにいるのはおかしな人ばかり。
しかも黒ずくめの男に「俺の中の何かがずっと探してたんだ、お前を…」と言われて…!?
魂などないはずの死神に、魂の伴侶として選ばれた建太。
しかし、その死神「クロ」には、彼自身も知らない重大な秘密があった。
そのために、二人は世界を揺るがすほどの重大な危機に陥る――!!

(出版社より)

作品情報

作品名
死神同盟
著者
霧嶋珠生 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
発売日
ISBN
9784537129069
2.5

(11)

(1)

萌々

(0)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
5
得点
24
評価数
11
平均
2.5 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数5

死神

起承転結だけを見れば、まずまずかなとは思うのですが
いかんせん駆け足しすぎて大事なとこ全部見逃した(・_・;?
そんな読後でした。
やりたいことはわかるのだけど・・・・・もっと丁寧にあってもよかったかなと。

お話は、突然死の宣告を受けた受。
あまつさえ、突飛な場所にとらわれて、「お前だ」魂の半身だと
男に抱かれてしまう。
なんじゃこりゃーと思いつつも、身体は快楽を求め
相手を求め。仕事をみせられて、いつのまにか攻を好きになった受。
もろもろあって~なハッピーエンド。
「なんじゃこりゃ」と思う人も多くないんじゃないかなぁと
思うのだけれど、どうなのでしょう。
好みの問題か否か。
霧嶋作品に燃えていた時代の自分で読みたかったかな

3

謎が多いんですけど…

『死神』が題材なので、ホラー要素有り。
でも、怖くないですよ(^^*)
怖いより、切ない系でした。

死神だろうと何だろうと、人外設定はやはり萌えますねェ(*´(エ)`)ノ
死神と死神のような者達(死神もどき??)が留まる場所へと連れて行かれてしまう受け様。
この場所は何処?あなた達は誰?どうしてこうなったの?のような5W1Hに激しくワクワクしたのですが………
読み終えたら、ワクワクがモヤモヤになってました(ノД`)
様々な謎を残したまま終わってしまうんですもん。
そのせいで、素敵☆設定にも関わらず薄っぺらい印象になってしまってるような。う~ん、勿体ないなァ。
残念な部分もありましたが、切なさは確かに感じられたので『萌』評価にさせていただきました。

ストーリーには全く関係ないのですが、修正部分にやたらと目がいってしまいましたwww
Hシーンは多くないけどカタチがはっきり~♪

2

魂の半身?

実はこの作家さんの描く顔が非常に苦手で、最初何冊か読んでそれ以来避けてましたが、人外設定、しかも大好きな死神設定の誘惑に負けて手にとってみました。
絵と戦いながら1度目慣らし、2度目でやっと内容がアタマに入ってきました。
一番簡単な言葉で表現すれば「運命」
そうでなければ「魂の半身」
そうした相手でなければならない必然性を、死神という命と魂を扱う設定の元に表現した、割と観念的なお話につくられているような気がしました。
だけど、とどのつまりは「運命の相手」それをファンタジー設定を借りて演出しているということではあるのでしょう。

父親と弟で暮らす父子家庭の長男・健太はある朝「みつけた、おまえだ」という男に出会い、気がつくとどこだかわからない屋敷にいました。
そこには何人かの人々がいるのですが、健太は死神になったのだと。
刻が尽きて死んだのだと知らされます。
彼を連れてきたのは、死神のクロ。
クロにとって健太は特別で探していた奴なのだと言われ体をつなげられる。
彼と行動を共にするなかで、感情のないはずのクロに感情が生まれ、クロの痛みを健太が感じるようになり、そして、、、自らとクロの関係を知ることになるのです。

最初、死んだと言われ、生きているモノのアタマの上にあるはずの時計が健太にはなかったのに、途中でそれが健太のアタマの上に登場し、それはひび割れていたり、正常だったり???
その死神の屋敷にいる人々は、クロの魂が少しづつ分け与えられた人々で、健太には半分以上あるとか、
その割りに他の人々は明治生まれで、じゃぁそれまで半分いじょうあった魂はどこに?どうやって健太の中に?
とか不思議と疑問はいっぱいなんですけど・・・
魂の半身だから惹かれあうという設定だとすると、ある意味自己愛?とか・・・
健太の寿命が切れるときはクロの寿命が切れるときという割りに、健太が先だったりとか?・・・
理性的に疑問に思うとつっこみたくなる部分がいっぱいで、
純粋に死神萌えという部分は触発されずに、とりあえず世界観は楽しんだというところでしょうか。
あと、局部修正がオーブに包まれているwww初めて見ましたwww

物語的にはユニークだと思います。
こういうのは突っ込まないで勢いと雰囲気に流されてダダダー!っと行って感じちゃったほうが得策な作品なんですね。

2

作風がちょっと変わって来たのかな?

イラストに大きな変化がある訳ではないけれど、何となく前回も思ったけど
作風がちょっと重くなってきたように感じますね。
それでも、作者様らしい攻め様のアンニュイな可愛らしさも感じるのですが・・・

今回のお話は死神!おお~ファンタジーかぁ~なんて読んで見たら暗いです。
それも死神の元は人間って言うなんとも摩訶不思議な設定でした。
受け様はある日突然寿命の針が過ぎると同時に死神に異質な世界に連れ去られる。
死を納得出来ない受け様は自分を連れてきた死神に聞いても意味不明。
でも自分を取り囲んで泣き崩れる家族を見たことで納得するが、
自分が死神の眼と手を与えられたことには理解出来ない。
攻め様である死神からは、お前だと言われるがそれも意味不明。

簡単に言えば、死神と言われる存在に初めて依り代にされた人間が攻め様で
でもその時に攻め様の魂が分散してしまった事からある一定の人間が攻め様その物の
空間に連れてこられると言う感じでしょうか。
そして受け様は他に連れてこられた人間とは違い攻め様の魂の半分を持っている。
だから受け様は特別の存在、魂を持っていない攻め様ですから人間的な感情が無くて
どこか捨てられた子供みたいなんですが、受け様の側にいることで次第に変化が起こる。
そして受け様は、感情の無い死神の攻め様を怖いと感じながらも好きになってしまう。

攻め様を助ける為に受け様は身を捨てる覚悟で魂を攻め様に返そうと・・・
そこで初めて攻め様が人間らしい感情の発露を・・・
ここで終わったらかなりのバットエンドだけど、実は魂の再生があるんです。
生まれ変わりと言うような形での再生で、受け様はまるっきり別人として生まれ変わり
32才の年齢になっていて、自分でも訳が分からない夢を10歳から延々見始める。
その10歳と言うのが攻め様がこの世に生まれた日なんです。
そして22年も同じ夢を見て来た受け様は攻め様と再会、そこで全ての記憶がよみがえる。
そんなシリアス切ない系のラブストーリーでした。

1

霧嶋さんで地雷原を突っ走る事になるとは・・・

茶鬼さんとは逆に自分は霧嶋さんの表紙にホイホイされるほど好きで、新刊見かけたら自然に手に取って買っている、という人です。
・・・が、この本は出てから今日まで何度か本屋に行っていたのに気づいてなかった。そして出ているのをちるちるで気づいて探してもなかなか発見できなかったのです。
表紙によほどぴんとこなかったということでしょうか。

ストーリー的には死神のような相手に急に殺されて半死神状態にさせられた健太
お互いが結ばれた理由が実は魂を半分分けた相手だったから・・・というもの。

自分の場合、まず「決定された運命レールに乗って走る以外の選択まるっきりなし」という自律性のない流れが総じてダメみたい。
最後も本当にこれで二人幸せになれるのかなぁ?という疑問が取れないままEndマーク置かれた感じ。
でもこういう結ばれ方しないと転生も絶対ないままこれ以上の悲劇に突撃するしかない、という唯一かつ疑問点のある落ち方。一つ間違うとBadEndって奴ですね。
運命だ!と勝手に言い出すのはいいんですがこれは本当に宿命物なので…

他に死神がいなくなった世界って本当に大丈夫なの?とか
考え込んだ後、萌える前に心配になってしまうとか・・・
事あるたびに気味の悪いタイプの死にシーンがバラバラでてくるとか・・・

そしてこの本にはいわゆるワンコ系がいない。これもつらい。
健太は突込み体質だけど、クロは天然ボケの要素はあるけど迫ってくるところはむしろ怖いし基本線冷たい。ほだされるような可愛げがあまり無い様な・・・

多分絵柄によってはすとんと読めたんだろうけど正直、このようなダークを霧嶋さんで読むのはどうかなぁ、と。
結果「しゅみじゃない」という評価に落ちてしまってすいません。
いい意味では霧島くささがないとも思うので、霧嶋さんが苦手な人にはいいのかも。

1

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