命と引き替えに、おまえは何を差しだすことができる?

微睡む夜明けの秘めごと

微睡む夜明けの秘めごと
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×29
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
66
評価数
19件
平均
3.5 / 5
神率
5.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
シリーズ
ローズキーノベルズ(小説・ブライト出版)
発売日
価格
¥857(税抜)  ¥926(税込)
ISBN
9784861232534

あらすじ

ロシア視察中の大臣をテロから庇い、瀕死の重傷を負ったSPの侑耶。置き去りにされた彼を救ったのは、怜悧な美貌のロシア軍人・レオノフだった。命と引き替えにおまえを私に差し出せ。死神のごとき男からの甘やかな誘惑に、侑耶は手を伸ばすしか術はなく…―。それから2年。狂おしいほどの甘い記憶に囚われ生きていた侑耶。だがある日、唯一の肉親である叔父が事故に遭い駆けつけたロシアの地で、未だ侑耶の心を縛る人、レオノフと再会して…。

(出版社より)

表題作微睡む夜明けの秘めごと

ロシア軍の軍医 レオノフ大尉
元警視庁SPのボディガード 青山侑耶

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数3

マッドサイエンテイスト的な

もってあと半時、医者の誰もがお手上げな銃で撃たれた怪我を治してしまうんだから、レオノフは相当な名医と言って良いのかな。

守ってくれたSPを置き去り、もし即死だったとしても放置するなよです。。。
こんな、大臣はいりません。

侑耶の怪我は移植が必要なほど内臓が損傷していて、ドナーとなったのはレオノフの愛するだったらしいんですが……再会を待ち望んでいたのに真実を知ると身体だけの関係で良いなんて辛すぎ。
その方が心が傷付かないからって、その方が心が傷付くと思うよ。
まだ、恋なのかわからない状態だったけど二年も思い続け夢にも出てくる存在だったのにね。

内臓も血管ももみくちゃにした仲ではないかと言うレオノフがなんかすごいな。

色々あったけど移植の話はレオノフが侑耶を治すための嘘だったらしく、亡くなった女性が愛する人というのも侑耶を治すための嘘の一つでした。

出会い 別れ 再会 別れ 再会を繰り返し、レオノフがこれこそ本当の真実を語ったのですが、最後はもうちょい二人の甘い時間を読みたかったです。

なんか、矛盾してるような所が多々あったような気がします。
続き半にあるシーンであとから知った事だけど、レオノフが侑耶に一目惚れしたのはロシアに来日した時のテレビ中継に映っていた時と言っていて、回想シーンではそこは全く触れられてないし、レオノフが銃弾に倒れていた侑耶を見て強烈に惹かれたと語ってるので……なんか、頭捻りました。

梨とりこ先生のイラストが美しく、侑耶の泣き顔に萌え。

3

とてもロマンティックな執着愛

SPと軍医とのミステリアスな恋愛ストーリーで、全てはここから始まっていたんだと
後半になるごとに真実が見えてくる、かなり惹きこまれる作品でした。

警視庁SPだった受け様は、外務大臣の護衛でロシアまで出向いた時にテロに遭遇し、
大臣を庇って銃弾に倒れる事になります。
そして、そのまま助けられもせずに、打ち捨てられたように置き去りになれる。
しかし、そんな時にロシア軍人の中尉に助け出され、自分の身を与える約束で
命を救われる事になり、その医療施設で濃密な時を攻め様と過ごすことになる。
しかし、傷も癒えて来た時に攻め様から潮時だと言われ、次に出会えたときは運命で
その時こそ、全てを捧げるように言われ別れてから2年の月日が流れる。

受け様は既に死んだ人間として、日本へ帰る事も出来ない立場に追いやられ
それでも攻め様との約束を胸にただ生きているだけの日々を過ごしているんです。
それでも、SPとして死にかけていたのに、ハワイでの新しい生活も民間のSPとして
仕事をしてる受け様なのです。
何の約束も再会の目途も、攻め様の名前すら知らないのにそれでも2年前の事が
続きれられず、いつか逢えたらと思いながらも逢いたくないとも、矛盾した考えが交差する
受け様の微妙な心理が伺えるのです。

そして、ジャーナリストの叔父がロシアで大事故を起こしたと一報を聞き、
受け様は叔父の元へ、そこで叔父を執刀した医師が攻め様だと知る。
心が震える程の再会なのに、2年前に何の約束も無く打ち捨てられた事で再会を夢見て
いたのは自分だけではないかと言う思いから攻め様を信じきれない。
それでも攻め様は2年前と同じように受け様を求め、命の次に大事なものを捧げる事を
2年前の約束に従えと、傲慢に告げるのです。

幼い時から誰にも愛されない、必要とされない孤独を感じていた受け様と
やはり同じような境遇で、尚且つ人には言えないような闇を抱える攻め様との愛。
自分に向ける感情とは違う攻め様の冷徹な面を見せられ困惑しながらも
やはり攻め様を誰よりも愛し始めてしまう気持ちを止められない受け様。
攻め様の気持ちが解らないなかでも、受け様は自身の思いに素直になるように・・・

どこか似た者同士なのですが、与える側と与えられたい側みたいな二人でした。
そして受け様が思う以上の愛情を攻め様は持ち続けているのです。
後半で全てが分かるとなんて甘くてロマンティックなストーリーなんだろうと
感じてしまう作品でした。
そこに、国や政治、権力や私利私欲が複雑に絡み合ってお話を膨らませてくれるのです。
ちょっとだけ安易な感じのする設定でもありますが個人的には好きな作品でした。

6

意外にもその心は純でした

白夜のロシアが舞台のお話。
テロ、軍、マフィア、政治的汚職、フリージャーナリスト、臓器売買、
結構主人公たちを取り巻く環境は、かなり物騒です。
しかし、中心は主人公たちの恋愛で、そんな深い設定も結構てんこ盛りなのに、わりとさらっと解決してしまって、一体どんな技を使ったんだ?とちょっと不思議に思わないこともない。
却って、その設定にあまり疑問を感じてしまうと上滑りしてしまう危険がありました。
華藤さんらしい設定なんですが、今回ばかりは情景描写にロシアを想い、
お話的には主人公の恋愛だけを見てみましょうってところでしょうか。
いつもの作品より、少しう~ん、、、な点があるのはいなめません。
かなりロマンチックな関係ではありましたが。

二年前、外交官の護衛で赴いたロシアでテロの銃撃にあい瀕死の重傷を負った俼耶を、日本人たちは見捨てて置き去りにしていく。
それを助けたのは、ロシア軍医のレオノフ中尉。
彼に生きる希望を取り戻させてもらい、レオノフを愛し始めていた俼耶の傷が治った頃、またもし再会することがあれば、そのときは運命だからという言葉と共に別れが訪れる。
そして、続き俼耶はハワイの警備会社で要人などのボディガードをしていたのですが、ある日、フリージャーナリストの叔父がロシアで事故に遭い重賞だと連絡が入る。
俼耶が駆けつけると、叔父の担当医はレオノフで、運命の再会を果たすのです。
2年前の宿題はどうなったと聞くレオノフに、
本当はレオノフを愛しているのに、素直になってしまいたいのに、叔父が事故をした原因が、突き詰めれば自分にあると知り、迷いを隠せない俼耶。
レオノフには謎が多すぎるのです。
彼が実は人体実験のような施設にいたこと、臓器売買に関わっていたらしいということ、なのに、こども基金の活動をし、警察や軍にも顔がきいて一目置かれる存在。
そして何より、自分が生き延びたのは、レオノフの愛した女性の臓器が使われているからということだわり。
レオノフが個人的に護衛を会社に依頼する形で、俼耶はレオノフと過ごすことになるのですが。

色々な事情はもういいのかな?
俼耶は家族の事情があり、叔父との意見の相違があったりして、愛情への不安と恐怖があって、「捨てられる」という事にデリケートな想いがある。
でも、愛されたい愛したい欲求は強いという性格の設定。
レオノフは・・・うう~ん、、、一目惚れで片付けられていましたorz
最初に俼耶を見たときに惹かれた理由みたいのも語られてはいますが、とにかくそれに尽きます。
俼耶という人間がボディガードであるだけに結構潔く男前ではあるのですが、全体から漂う雰囲気は、とても空気のような存在感は薄い人間のような印象を受けます。
でも、それが浄化されるとレオノフは気に入ったようで。
生き延びるために、汚いことも割り切ってやらねばならい腐った国と政治、紛争などのある世界の事ですから、俼耶に慰めと癒しを求めたということでいいのでしょうか?

水に例えるなら、上澄みはとても綺麗で澄んでいるけれど、底には汚泥が溜まっている。
その上澄みだけ見ている部分が主人公たちの恋愛部分なのかな?と。。。
かき回してしまうと濁って見えなくなる。
そんなお話の印象です。

4

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