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最高です
2人が愛おしくてたまらない。
先輩の幼少期が辛かったけど、こうやって先輩は生きてきたんだなとぐぐっとくるものがあった。
おやっさんに
「家っつーと何を連想する?」
と聞かれ、先輩の答えにうるうる
前作に引き続き、先輩がめちゃくちゃかっこいい。
けじめをつける時の回想が…普段言葉には出さない分、そうだったのかと
自分は手を出さずにボロボロになりながらはじめとの約束を守ろうと、はじめの所に帰らないと…とヨロヨロ歩いて行くの男だわぁ
はじめの両親への挨拶も!
あんなん惚れてまうやろぉ。
はじめも変わらず一途で一生懸命で。
はじめの両親がまたいい。
怖いいいキャラの母親が、先輩にやたらご飯を食べさせようとするの大好き。
おとなしめだけどちょっととぼけたやさしい父親もすごく好き。
この両親に育てられたのが、はじめか〜と納得。
このはじめだから先輩の心を動かしたのねんとまた納得。
脇キャラがみんな適当でいいかげんでとてもいい。
全員もれなく。
嫌な奴もいるけど、いい感じに間抜けだったり。
おやっさんはめちゃくちゃいい人だけど、たまにちょっとうざめなのがまたいい。
(こういうキャラづくりできるのすごいしとても好き)
笑いあり萌えあり感動あり。
帯の三浦しをんさんの言葉通りなんよな。
「先輩もはじめちゃんも、みんななんて心のうつくしいひとたちなんだろう」
改めて言うのも何ですが
シンプルに愛を描いたお話っていいですね。
満たされる。心が洗われる。力がある。
僕の先輩2冊の読後感
ハンパなく満たされる。
何これ。
わかば荘の時もそうだった。
へび子先生すごい。
今更だけどほんとに惜しい方を…お悔やみ申し上げます
2作まとめてぜひ✨
よりパワーアップした感のあるこちらの2巻。
生きるために拳で食ってきた先輩の辛い生い立ち……けれども大切な人たちに囲まれてはじめに出会って、本当の意味で強くなったからもう拳を使わない……
その先輩の姿や、ボコボコになった先輩に向かって「もし本当にすごく良いことが起こった時 先輩がいないと困る」と泣くはじめにうるっとさせられます。
はじめの両親、おやっさんをはじめとする脇キャラもいい味出してて、ドタバタしつつもホロっとしちゃう人情ドラマとしても読めるし、いろんな楽しみ方ができる一冊。
一升瓶持参して土下座する先輩のおっとこまえなことよ……!
エロはないのだけど、先輩のシャワーシーン、さすが肉体労働してるだけあっていい身体してるし、濡れて降ろした髪に萌え。貴重な一コマ。
羽生山さんのサイトではこの他のエピソードも読めるんですが、なんとハジメが誘い受けしてますよ!
本編にはないエロもあってガッツガツ先輩が攻めちゃってます♡
本当に期待して読み始めたシリーズだったんですが、前巻に引き続きこちらでもハマりきることができませんでした。ギャグ色濃厚なBLは大好きなんです。ただ、どうもこのシリーズのギャグは私の笑いのツボを突いてこなくて。私にとってはツッコミに疲れるような部類のギャグなんですよね。ツボに入らない笑いが終始散りばめられているので段々くどさも感じ始め、そんな中で時々三郎やはじめのシリアスなモノローグが挟まれても急なトーンの転換に違和感を覚えてしまって、上手くストーリーの流れに乗れず。軽快なシーンと深刻なシーンを使い分けてメリハリの出る作品もあると思いますが、この作品では前者の印象が強過ぎて、後者に感情移入できなかったです。
自分がハマれない最たる原因はどこにあるんだろうといろいろ考えてみて、そもそもはじめの性格と三郎のはじめへの好意を完全に理解しきれていないからかもしれないなと思いました。はじめが三郎に好意を抱いたきっかけは納得できても、そこからの三郎へのアタックの仕方が独り善がりで萌える余地がなく…。三郎がはじめを好きだという描写も、モノローグでは感じさせてくれるけれども、実際にはじめと会った時には結構薄くてそこにも萌える余地がなく…。加えて、それらをカバーできるほど濡れ場があるわけでもない上に、ギャグで笑うこともできないので、どうも私には合わない作品なんだと思います。読む前はハマる予感がしていたんですけどね。少数派ですが、こう感じる読者もいるということで。
「もし本当にすごく良いことが起こった時
その時に
せんぱいがいないと困るんだよ」
タイトルと冒頭に好きな台詞ベスト2を使わせていただきました。
今回も泣けます。
笑って切なくなって泣けてほのぼのする「僕の先輩」の続編です。
またまた台詞もモノローグもすごく良いです。
先輩が卒業してバイトしていた工務店に就職、はじめは3年生になって恋に受験にバイトに大忙し。
社会人と学生の時間的なすれ違いや初めての朝帰り、先輩を招いてはじめの両親と食事、過去の因縁などなど盛りだくさんです。
前作でははじめの恋の成就だけにスポットが当たっていましたが、今回は先輩の幼少期から工務店に入ったきっかけ、先輩とはじめの最初の出会い、はじめの家族のことなどを交えつつ、先輩とはじめの絆が強くなっていくさまが描かれていました。
コメディ色は前作より抑え気味になっているので、よりじっくり読める仕上がりです。
カバー裏には初天町の地図と町歌の歌詞、特産品と名物、町のキャラクター、町の花が掲載されています。こういう細かい設定まで作り込んであるところにますます惚れます。
前作でも出てきた「シュー饅」。蒸籠が店頭にあった気がしたので中華まんの中身がシューマイなのかと思っていたのですが、とんでもない饅頭でした。某製パン会社の「雪苺○」にシュー皮を被せたような…。先輩が食べているところが想像できない代物でした。
町のキャラクターもすごいし、もうひとつの名物もものすごい。この町だったら、はじめのようなふわふわした男の子がいても、眉毛が目に対して80度みたいないかついニイチャンがいても、小山のようなのにエロい江田がいても不思議ではないのかも。
この作品に入りきらなかったエピソードなのか分かりませんが、時間軸が並行しているものや同棲を始めるまでのすったもんだが羽生山さんのウェブサイトで公開されています。
こちらも読み応え抜群なのでぜひとも書籍化してほしいものです。