あらすじ

「ん。ちゅ。ちゅちゅ……」 下着越しに、くちびるで俺の輪郭をなぞり上げる。「ぺろり」 ちょっと驚くほど長い舌を見せて、柔らかい粘膜で先端の丸みを包む。じわじわと、唾液が布地を侵して俺に浸み入って来る。「ん……くちゅ……」 もはやハダカと変わらぬように、口に含み、もてあそび、味わう。欲深な舌が離れるたびに、蜜がきらきらと糸を引く。意識をそらそうとしても、感じる熱を、疼きを、どうしようもない。俺を浸している、デイの体液。人外が与える、快楽の美酒。獲物を酔わせるための…。 新進気鋭のBL作家、樹都(いつきのみやこ)が送る、「淫魔シリーズ」第四弾。史上最強の誘い受け淫魔「デイ」と、フリークスフリークの「エフ」は、突然二人組の男に襲われた。エフは、相手の要求をのむ交換条件として「ここでデイとやらせてくれ」と申し出る。

作品情報

作品名
歪んだ淫魔の吊し方
著者
樹都 
媒体
小説
出版社
マイカ

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