かつては美少年、その後はポルノスター。

新宿ラッキーホール

shinjuku lucky hole

新宿ラッキーホール
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神171
  • 萌×258
  • 萌35
  • 中立18
  • しゅみじゃない21

--

レビュー数
57
得点
1210
評価数
303件
平均
4.1 / 5
神率
56.4%
著者
 
媒体
コミック
出版社
祥伝社
シリーズ
onBLUE comics(オンブルーコミックス・祥伝社)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784396783211

あらすじ

数日もすると苦味は、逃げようともしなくなった。

ゲイビデオに売られるため、
仕込みヤクザ・サクマと同居し同性とのセックスを
覚えさせられた桧山苦味。
やがてポルノスターとなった苦味は
サクマをヤクザ生活から抜け出させたいと思うようになるがーーー?

大人のままならない十数年間を描いた連作ラブストーリー、
後日談「Lucky Boy」を17P描き下ろし!

表題作新宿ラッキーホール

元ポルノスターAV会社社長 桧山苦味・33歳
元シコミヤクザAV会社の副社長 サクマ・40歳

同時収録作品唇は苦い味

元ポルノスターAV会社社長 桧山苦味・33歳
カタギリ 会社をリストラされゲイビモデルにスカウト

同時収録作品約束は一度だけ

佐久間 元ヤクザ ゲイビのスカウト
竜 組長の息子 

同時収録作品ハートに火をつけて

レニ ゲイビ男優
斎木 ゲイビ製作会社社員

その他の収録作品

  • 陽当たりの悪い部屋 前・後編
  • 描き下ろし Lucky boy
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数57

この気持ちをなんて呼べばいいか分からない!

最初はおしゃれな漫画なのかなー、と
気軽な気持ちで手に取ったのですが、
最後には、もうとにかく泣いてしまいました!

「昭和落語心中」もそうだったのですが、
一緒に重ねてきた時間が、
恋をなんと呼べばよいのかわからない感情に
昇華させていく過程がエモーショナルに描かれています!!

萌え、むしろ、燃え!

0

不思議な関係性なのにドロドロしてない

出てくるみんなが繋がってるような短編集?みたいな形の作品なのですが、複雑な人間関係なのに全然ドロドロしてなくて、むしろサッパリしてて読みやすかったです。
私の1番のお気に入りキャラはやっぱり明るく可愛い苦味ちゃんですね〜!
苦味ちゃんは明るいのに、過去にはサクマさんと色々あって…サクマさんもサクマさんで複雑なのですが…そんなほの暗い感じがちょっと良いなーと思いました。
最初のカタギリくんと苦味ちゃんのやり取りも可愛かったです〜!
最後の斎木くんの話はちょっと切ないのかな…でも斎木くんにはレニくんがいるのでそこは問題なしですかね…w
全体的にキャラたちの会話やら何やらがコミカルな感じだったので読んでて楽しい雰囲気でした。

1

おしり三兄弟

1つのコミュニティーで繰り広げられる複数のエピソードが入っています。最初に読んだ時はドキドキしつつも結構さらっと読んでしまったのですが、読み返す度に唸るような深みのある作品だと思います。

まず第一に絵が上手い!雲田はるこさんの作品は初めて読みましたが、あまりの上手さに驚きました。別にキラキラしていないのに、何故こんなに素敵なのだろう。きっと基礎がしっかりされているのだろうなと思います。

次にキャラクターはというと、苦味ちゃんの魅力はやはり大きいです。波瀾万丈を経て今がある彼は複雑だけど一周回ってシンプルで、堂々としたポルノスター。惚れ惚れします。オヤジ受はかなり苦手なのですが、苦味ちゃんとサクマの関係はいいなぁと思って読みました。

お話も、ゲイビ制作会社が舞台なのでセックスとエロに満ち満ちていますが、そこにはちゃんとラブがあるので全くクドくなく、何度もキュンとしました。

一番好きなエピソードは「ハートに火をつけて」かなぁ。その後の二人が気になります。

1

ヤクザでAV男優なのにホッコリじわるし泣く

ものすごいジワります。味わい深~い作品。ヤクザとかポルノスターとか何も知らずに読み始めました。最初はちょっとオムニバスっぽくて、楽しいコメディだと思って適当に読んでたんですが、後半突如苦味(クミ)と佐久間の全然普通じゃない出会いが語られ始めて、椅子から落ちそうになりました。こんな展開聞いてないw 壮絶な内容がシュールに描かれてて引き込まれました。

佐久間は元ヤクザなので怖いし乱暴な感じでしかも若い頃からオヤジなんですが、とにかく人も生き方も男前です。苦味の人生は辛すぎて、その反動で今のフワフワキャラになってるのかもしれませんが、泣きながら「死にたい」って言った時代を知ってるたった1人の人間である佐久間は、やっぱり苦味にとっては特別なんだと思います。

「Lucky Boy」では今ではすっかりマンネリ化した熟年夫婦のような苦味と佐久間がホテルに行くんですが、なんかもうホッコリするし、愛し合ってるのが伝わって来てニヤニヤしてしまう♡普段高校生の執着攻め以外は有名作でも話題作でもほとんど興味ないんですが、これはハマりました。苦味&佐久間の距離感と、作品の世界観がとてもステキです。

1

愛や恋より情を感じる大人向け作品

正直リバも苦手、暴力ありも苦手、関係性が無いエロも苦手なので、
読み始めは多少後悔がありました。
ですが、読み進めて行くうちに
エロ的要素があまり気にならなくなって
佐久間と苦味の人となりや過去に引き込まれてしまいました。
長年一緒にいるからにはそれなりの愛着や情があって
でもそれを主張せずに背景に留まらせているのがニクイな、と。

ある程度色々読まれている方にはおススメですが
学生モノやキラキラした(?)業界モノ中心に読まれている方には
いきなりはおススメしません。

3

リバ

雲田はるこ先生の作品を初めて読みましたが、絵が可愛くてとても読みやすかったです。購入を渋っていた理由は表紙でした…が購入!

「唇は苦い味」
(株)ラッキーホール代表取締役社長の苦味(30代) × ゲイビデオのスカウトではなく男女のAV男優のスカウトだと思って来ただまされやすい(ちょろい)メガネ黒髪もじもじスーツの片桐(20代)

「約束は一度だけ」
元ヤクザで副社長のサクマ(40代) × 組長の息子の竜(10代)
小学生の時に指詰めで苦痛に歪むサクマの顔を見て恋だと思ったと言い抱いてほしいと迫る竜…。
個人的には苦痛に歪む顔を見て恋したと言うのなら抱きたいと迫ってほしかったです^^

「ハートに火をつけて」
ハーフの関西人で二次元の女の子オタクのレニ(20代) × 社員で苦味が好きな斎木(20代)と苦味がハメ撮り3P

「陽当たりの悪い部屋〈前編〉」
ヤクザでゲイ?のサクマ(25) × ボンボンだったのに死んだ父親の借金のせいでゲイビデオに出るためにサクマに仕込まれる高校生?の苦味(10代)

「陽当たりの悪い部屋〈後編〉」
すっかりポルノスターKな続き苦味(23) × 三十路のサクマ
30そこそこの組長 × サクマ(10代)…飽きて気色悪いからもう寄るなと言われ組長を憎むようになった…等サクマの過去を知る苦味…色々あってサクマはヤクザをやめるかんじに…サクマがプロポーズ?でEND

描き下ろし「Lucky boy」
サクマと苦味らぶらぶEND

出会ってから15年?2人の距離感がとても好いです!
苦味の10代〜30代とサクマの20代〜40代が可愛く描かれていました!

乱文失礼いたしました!

1

いっぱい愛してやればよい

二回読んで、あーこれは味わい深い作品だと思いました。
一見めちゃくちゃっぽい苦味さんの包容力
怖そうなサクマさんの優しさ
このふたりの良さは二度目によりよくわかります。

セックスっちゅうのは相手を受け入れることなんだよねー。受け攻め関係なく、精神的には。
色々あって汚れた大人になってしまったふたりなんだけど、きれいなだけじゃない優しさを感じる。
ふたりとも、二度と来んなよって言いながらも他人を受けとめて、受けとめてもらった相手はちょっと顔上げて帰っていく。
そんな男前なふたりの絡みは、萌えるわ。

体的には互いに一途じゃないんだけど、心の根っこでは特別に繋がりあっているのがわかる。
愛がいっぱいあるのもいいもんじゃのう、と思わされました。
全然嫉妬したりしない苦味さん、いいね。

4

コミカルな中にあるせつなさ

表紙を見て、おちゃらけたストーリーかなと思いながら手に取ってみました。
いい具合に力が抜けている感じの苦味(くみ)さんがなんともいいキャラでした。

ところが読み続けていくと、苦味さんとサクマにはせつない過去があるじゃないですか!
そんな過去を乗り越えての苦味さんなんだと思うとせつなさが増してきます。
恋人関係を超越した二人だけの特別な絆が素敵です。

途中登場する竜とサクマ、カタギリと苦味の話もよかったです。

1

食わず嫌いせずにどうぞ

神評価が凄いので気にはなっていました。
でも、ゲイビとかヤクザとか好きな設定ではなかったのでずいぶん手に取らずに放置してました。
読んでみて、設定はものすごく暗くて、生い立ちだけで泣けそうなのに、軽いタッチの絵と荒波を乗り越えて楽しめるようになったくみさんがなんだかポップで、そんな設定を感じさせなくなっていました。
元ヤクザのサクマさんも冷たいんだか優しいんだか、愛があるんだか。でも、やっぱり好きあってるんだろうなぁ。でも、その押し付けがましくないとこもなんだか自然で良かったです。

0

リュウくんが切ないなあ。

うわー。何故今まで読まなかったんだろう。
やはり高評価のものは、評価されるだけの理由があるのですね。エロがすごい!という評価以外はかなり参考になる事が分かってきました。

雲田さんは気になってはいたのですが、「猫っ毛」の一話がちょっと合わなかったので、読んでいない作者さんでした。
表紙と絵が苦手で、ゲイビで893。なんか読む意味ないだろうと思ってましたけど、何となく買ってみました。

こ、これは!!!!

猫っ毛の一話よりも絵が好みになってました。全然問題ない!
この話で、この表紙はなんとなく勿体無いような。もっと軽い話かと思ってました。
かといってそんなに死ぬほど重いという訳でもなく、淡々とした感じでたまらないです。
ゲイビ業界だし、相手も取っ替え引っ替えなんですけれど、1話目以外には純愛に近いものを感じました。
皆、一人しか好きじゃないからですかね。
リュウくんが切ないなあ。

ドラマはクミさんが三木さんですって!?って事は三木受けも聴けるんです?しかも羽多野受けですって!?
これは買わねば!

1

キリヱ

>粉雪さん
初めまして!コメントありがとうございます。
そ、それはミキシン好きとしては聞かねばなりませぬ!
羽多野さんも大好きなので、大興奮です。羽多野さん受けってあまり見たことがなくて、今度買ってみます。
楽しみです!

粉雪

キリヱさん、初めまして^^
ドラマCDもすごく良いですよ☆
三木さんがお好きなら是非是非聴いてみてください!
波多野くんの受けもとっても純粋で可愛いです☆
とにかく三木さんの苦味さんがめちゃくちゃ苦味さんで素晴らしいんですよ!
当然三木さん受けも聴けます(笑)
かなりお勧めです♪

(ほんのちょっぴりネタバレ)

「うわ、ゲイビ物か」
様々なところで評判が良い漫画である事は1年以上前から小耳に挟んでいました。しかし表紙。この実家暮らしに優しくないゲイビ丸出しの表紙。これに敬遠してしまいずっとほったらかしていました。そして先日、友人に借りて読んでみたところ…ただのゲイビ物じゃない。

表紙に怯んでいた愚かな自分よ!!!!!!

短編かと思いきや、それぞれちゃんと繋がっているストーリー構成。エロはあるが変なプレイはしていないし、表情と状況でぐっとこさせる。ヤクザ(実は初めてヤクザBLを読んだ)設定も上手く、キーパーソンの過去がどんどん暴かれて行くのもワクワクした。純愛と言えるかはわからないが、これもひとつの愛なんだなって思わせてくれる。R15指定の邦画を見ているかのよう。

一言で言うなら最高でした。読み応えあります。サクマさんがかっこ良過ぎる。めちゃくちゃタイプでした。黒髪ドS攻めかと思いきや、若かりし頃はヤクザの親玉に憧れる可愛らしい青年の一面もあるしむにゃむにゃもされてしまう。1人の人物の受け攻め両方が見れるのってなんて素敵なんでしょう!これぞBLの醍醐味!!!!(超書き殴りレビ続きュー…駄文失礼しました)

2

場末のゲイビ製作会社で

全編、疲れて寂れた独特な場末の空気感があって好きです。
みくちゃんのこの何ともいえずひとたらしな魅力が、表情や振る舞いの一つ一つから伝わってきてたまらない…。

個人的な一押しは斎木くんでした。
TENGUおなにーとエッチ中のとろんととろけた表情かわいすぎます…
(斎木くん回では普段は見れないサクマさんのみくちゃんへの執着も垣間見得て、とてもぐっと来ました)
斎木くん回ではサクマさんがエンコ積めてるほうの手で5万提示した時に4万と思われるくだりもめちゃめちゃおもしろくて、
やはりこういったちょっとしたディティールがとても魅力的でおもしろい漫画を描かれる方だなと思いました!
この世界観で、もっとみくちゃんとサクマさんを取り巻く色んな人たちの人生を見てみたいです。

0

一年後の好みは変わっているかもしれない

↑コレ。これを今年一番実感した作品です。
約一年前、BLを読み始めて少し経った頃に、電子書籍サイトRenta!のキャンペーンで知って購入しました。

当時の自分がレビューを書いてたら、確実に「趣味じゃない」。
それが一年後。再読したら評価が変わってました。

一年前の自分は、
1.メインの登場人物がヤクザだったのがダメだった
2.相手が入れ替わり立ち代りの複数物がダメだった
3.セックスするまでのノリが軽すぎてダメだった
4.絵がダメだった

2話目で読むのを止めたので、主な理由は上記の4つ。
当時は3Pも苦手でしたから、仮に3話目に読み進めることが出来たとしても、やっぱり挫折してたと思います。

それが今ではすっかり平気になりました。むしろ良い。
私の場合は多分、雑誌で色々なパターンの作品を読んだのが影響してます。
特に4番はそう。雑誌を購読してなければ、こんなに早く絵に慣れることはありませんでした。
(ちなみに終盤にあるリバは、その単語すら知らなかったので、マイナスにはならなかったと思います。他作品で初めて見たときも、同じ構造の体なんだし有り得る続きだろうな程度でスルーでした。)

自分の経験から、本作品をBL初心者にはあまりおすすめ出来ません。
内容を細かくみていくと、地雷になりやすい要素が散りばめられてます。
特に初心者には厳しいと、今でも感じます。

ただ、だいぶ慣れてきた頃に読むと、BLあるあるから微妙に外れたストーリーを新鮮に感じて、もしかしたら楽しめるかもしれません。私みたいに。

4

夫婦みたいな二人

舞台は新宿のアパートの一室にあります、ゲイビ製作会社。
序盤はゲイビデオ製作に関するお話ですが、後半では苦味とさくまが出会うきっかけとなった昔のお話へ。
人情話でじーんときました。
このお二人、長年連れ添った老夫婦のように、心の奥深いところで繋がっている、ツーカーの関係。
たまに顔を覗かせる嫉妬心に思わずきゅん。
AV製作会社なだけあって、分かる人には分かるようなシーンもチラッとでてきて、ふと笑えます。
個人的には、苦味さん大好き斎木君がいじらしくて大好きです。
しかし何より一番萌えたのは、苦味にヤられるさくまさんは、たまらんのです。

2

じわじわと良さがやってくる

複数の短編がオムニバス形式で収められているため、一度目はサラッと読み終わります。
あれ?こんなもん?と拍子抜けするのですが、二度三度読み返しているうちに段々と印象が変わってきます。

サクマと苦味の関係は恋人同士というよりかは、人生のパートナーという感じでしょうか。
長年連れ添った夫婦のように一緒にいることが当たり前のような。
サクマがポロっとこぼす発言がまたいいですね。
苦味ちゃんサクマにちゃんと愛されてるなぁとニンマリします。

描かれていない部分への想像が捗る不思議な魅力のある作品でした。

0

魔性の男

雲田はるこさんは「愛しの猫っ毛」から入ったのですが、これはまたぜんぜん違う作風ですね。えろいしえぐい。貞操観念薄いかんじします。

構成がまたいいですね。苦味が引退して社長になってる時点のオムニバスが数本、そのなかにサクマと苦味の関係がにおわされていて、え、なんなのこのふたりどういう関係!?ってワクワクしてるところで、最後にサクマと苦味の出会いのお話「陽当たりの悪い部屋」がきてます。
わたしは立ち読み小冊子で「陽当たりの悪い部屋」の冒頭読んじゃったし、あらすじもそこが取り上げられてるんですが、サクマと苦味についてまったく前情報なしで読んだらまたちがった印象だったでしょうね。もし人に勧めるならまっさらな状態で読めって言うと思います。

で、特筆すべきはやっぱり苦味の魔性の男っぷりですよ!まず顔が美しい。淫乱であけすけで、裏社会に染まっていて、だけどどっかお人好し。シリアスな場面の憂い顔と、コメディタッチな場面のオヤジっぷりのギャップがたまらない。とかこんな言葉でいい尽くせないほどふしぎな魅力のある人物です。
そんな苦味をサクマは「アレは人間を狂わせる」と評していますが、実際狂続きわされちゃったのはほかでもない自分なんでしょう。サクマの苦味に対する思いの変遷はさりげなくって、だけど心に迫ります。

サクマも苦味も不特定多数の男と関係を持つ貞操観念のうっすい人間ですが、結局狂おしいくらいに思ってるのはお互いなんだなってことが言外に説明されていて、それがもうくっそ萌えます。書き方は決して甘甘と呼ばれる類のものではないんだけど、なぜか甘美です。

ああもうすごく好きです。

7

どの組み合わせも文句なし。

なんなく雲井はるこさんの作品ってほのぼのなのかな~と思っていたのですがとんでもない。
えろいです。笑
すっごい良いBLです。読んでほしい。

ゲイビの男優とそのまわりの人たちのお話。
色々でてくるんですけどちゃんと話がつながってて素晴らしい。
私の大好きな眼鏡リーマン受けもあります。笑
登場人物みんな好きになっちゃうけど、最終的に表紙の彼とその相手が最高です。

総受けとかじゃなくてこの相手には攻め、こっちには受け~って感じのもあるので
苦手な人は苦手かも…
でも私も固定受け派なんですが、これはすんなり読めました!
むしろそれが納得出来るようなお話なので、本当にオススメです~

某少年漫画のCPっぽいなーとも思ったのですが、私だけでしょうか?
そういうパロディとかありそう。笑

1

印象的でした

非BL作品の「落語心中」に通じるようなお話でした。

メインカプのサクマさんとクミのお話は、なれ初めのあたりのお話だけなのですが、その周りの出来事を書くことでこの二人がどんなふうにともに時間を過ごしてきたのかをうかがわせる作りが、お話に深みを出しているように思いました。

そうやって、表面にストレートに出さないからこそ二人の関係性により一層妄想が膨らんでしまう。いかにして「好き」「愛してる」と言わずにそれを表現するか、というのがお話づくりの中での基本だと思うのですが、これはそれをきちんと消化して素晴らしいものに仕上がっていると思いました。

結局、サクマがやらせたことがあるのは、オヤジとクミの二人だけ。
サクマが本当に愛したのは、その二人だけだったということですよね。その二人のためにサクマがしたことを考えると、この人ものすごいツンデレマスター?いや、そんな言い方はこの作品にはふさわしくないですが。(すいません)
クミの思いは、強いけれどやっぱり雛鳥のようなものなのではないかと思うのです。イブンの人生に絶望したところからはじまっているから。もちろん一緒に地獄に落ちようとい続きう気持ちは決して軽いものではないと思います。だけど、サクマの思いに比べたらどうしても軽いように思えてしまうのは私だけでしょうか。

そしてそのことがまたいっそう、このお話を切なくさせている気がします。二人でずっと一緒にいると決めたはずなのに、何もかも許し合っているはずなのに、長い時間を一緒に過ごしてきたはずなのに、どこまで行ってもこの二人が切ないのは、そのせいなのでしょうか。

この二人のずっとずっと先が見てみたい。サクマが息を引き取るとき、この二人はどうなるのか、見てみたいです。

1

深かった!


深かったという表現が正しいのかはわかりませんが
とっても素敵な作品でした!

かちらの作品、以前からランキング上位でずっと気になっていました。
絵柄だったり、表紙の雰囲気からギャグっぽい面白い話なのかな~(失礼だったらごめんなさい><)と思っていたのです。
数ページ読んだ時も絵がとてもほっこりするような、愛らしさを感じる雰囲気があったので、そんな印象だったのですが …!

それぞれの人物の想いだったり、過去だったり、そういうシリアスというか、辛いなとか思うだろう部分が登場人物たちのキャラだったり、雰囲気が包み込んでくれているというか。
うーん、うまく言えないのですが切なかったり、悲しかったりもするのに、優しさしさだったり暖かい感じがあふれてる作品でした。


クミちゃんとサクマさん大好きです!

1

まさにラッキーホール

ラッキーホールは、クミとサクマが経営するゲイビ会社の名前。
でもそれだけでなく、本書の構成自体がラッキーホールを連想させます。

※ラッキーホールとは、ベニヤ板を隔て
互いの顔が見えない状態で関係する昭和の風俗サービス。


序盤の現在編。
クミ、サクマがそれぞれ別の相手とセックスします。
借金、報われない片想い等の事情を抱える若者達を抱く二人。
悪人ではなさそうですが、詳しい人物像や、二者間の関係はハッキリしない。
身体は見えても「顔」はよく見えない二人の描き方が
ラッキーホールを連想させるのです。

ガラリと空気が変わる過去編。
現在編ではずっと「攻」だった二人が、ここで「受」に転じます。
生きる意味を与えてくれたサクマを慕い、守ろうとするクミ。
クミに抱かれることで、「男に抱かれたい」本来の願望にやっと正直になれるサクマ。
これがきっと二人の素の、互いにしか見せない「顔」なのでしょう。
リバが、萌えるだけでなく二人の強い絆をも物語っており、とても感動的です。

で、再び現在。
「死にたぁーい」と冗談のように言うクミに、
昔サクマに「俺続きが生かしてやる」と抱きしめられた姿が重なる。
「お前のそのカオ ダーイスキ」と笑うサクマに、屈折した愛情深さが見える。
両想いなのに、言葉ではそんな関係を茶化している二人が大好きですv

久々に「素」の顔を見せる現在の二人。
このままHシーンへ突入か!?と思いきや
ベニヤ板どころか自動扉に隔たれてしまった――!
幕引きまでとてもキレイな構成なのでしたw
おかげでこの二人のことが頭から離れず何度も読み返し、
その度に新たな発見があります(パーカー着回しに激萌!v)


先日ドラマCDを聞いて久々に原作を再読し、
その緻密な構成、さりげない心理描写の素晴らしさを実感。
やっぱり好きだな~…
これからも読み返すであろう大事な作品です。

15

舎楽宰

Krovopizzaさま、こんにちは。

ラッキーホールってそういう由来があったんですね!わー、そうなんだ。

あとパーカ着回しも気付いてませんでした;ほんとだ…これは萌えますね^^よりサクマさんを好きになりました。

好きな作品なので、想像で補うのもいいですが、スピンオフも読んでみたいなと思ったりします。竜のその後とか、レニと斎木のイチャつきぶりとかを^^

色々気付かせてくださってありがとうございます☆

愛し合うってこんなカタチもあるのね

レビューはたくさんあるので内容については今更?なので私はただの感想などを。
しかし…いや~今更ですよ~。今更なにを書けとw
発売日に買って今頃書いてなかったことに気がつき、自分にびっくり!

とにかくこの作品「ゲイビ男優」のかたのイメージと「ヤクザ」のイメージが自分の中では近かったお話で、そういう違和感を感じずに読めた作品でした。
苦味もサクマも他のキャラクターも全部キャラ立ちが良かったです。

苦味とサクマの出会い、
苦味は嫌なこと(ゲイビ男優)も受け入れなければならない状況だったこと、
でもサクマは苦味の世話役の全てを引き受けることで苦味を守っていたこと、
苦味はそんなサクマを守りたくてヤクザの親分のところに金を持っていったこと、
全部、全部つながってて、一コマたりとも無駄がないです。
よく練られた内容だなぁと思います。

どんな環境にあっても守るべきものを見失なわない苦味とサクマの強さが良かったです。
どうしたって生きていくしかない。
でも人間生きてればなんとかなる。
そして守るべきものがあったらもっと強く生きれると思う。

苦味もサクマも他続き人との絡みがありますが、白黒つけられない愛情表現が彼ららしくもあり、この世界に生きる人たちらしいケジメの付け方でもあるなと思いました。

そして苦味とサクマさんのリバーーーシボーが素敵です♪
サクマさんが「くっそ後で覚えてろテメエ」とキレてる顔とか、
そのあとの挿入されて「あっ…いい」って言ってるサクマさんがたまらんっ!!
さらにその後の苦味に対してのありがとう&プロポーズ(?)が…
はぁ~萌えたわ~。

12

スローにじわじわ味わいを増す人間ドラマ

ポスター風のレトロな表紙に惹かれて購入。
ゲイビデオの男優・苦味(くみ)と、苦味の恋人かつビジネスパートナー(営業担当?)のサクマの関係を、15年という長いスパンで追った短編集です。
片方がもう片方に性風俗の仕事をさせる関係って、いつかは憎しみ合いに堕ちてしまいそうですよね。サクマが苦味とセックスしないのは、そうならないための、愛情ゆえのけじめ?という気がするのですが、作品の中でサクマは言葉では何も説明しない男として描かれてるため、その辺はよく分かりません。
もっとも、どんな事情があろうとサクマが恋人に体を売らせてることには変わりないし、この関係をどんな言葉で説明してもそれは言い訳にしか聞こえないわけですが…
ただ、サクマが何も説明しなくても、そういう矛盾だらけの関係ならではの難しさを二人がどんな風にかわし、どんなふうに15年を乗りきってきたかがちゃんと読者にも感じ取れる仕掛けになってる。そこがこの作品のスゴいところだと思います。

斉木-レニのカプや、かつてサクマが仕えてた暴力団組長の息子でゲイのリュウ、世間知らずのポルノ男優志望者・カタギリ等々、脇キャラもそれ続きぞれ魅力的。そんな脇キャラとの人間関係を通して、主役カプ二人の人物像・生きざまが多面的に映し出されてく感じがまたイイ。
単にカプ二人の閉じた関係を描くだけでは出せないキャラの立体感が加わって、サクマも苦味も血の通った人間の生臭さがにおうというか…特にサクマは。

ラストの「オマケマンガ Lucky boy」で、出会って15年を迎えた二人がささやかながらハレの日を過ごす顛末にはうるっと来ました。或る意味ハネムーンにも相当する一夜、15年の紆余曲折を乗り越えた二人だからこその重みがあって…
「幸せな15年後を見せてくれてありがとう」と言いたくなるような、ステキなラストでした。

ここが泣きどころ!っていうキメのシーンで一挙にグッとくるんじゃなく、全部読み終わってからやっと各パーツのつながりが見えてきて、ストーリーに血が通い始める感じ…そのじわじわ感がすごく心地いい。
結構複雑な心理を描きつつ、軽妙なテイストを崩さないあたりもさすがですね。
勿論BLメインなんですが、BLという枠にはめず、人間ドラマとしても楽しめるクオリティーの作品だと思います。普段BLを読まない人にも勧めたいですね。

11

土曜の昼に読みたい

一冊で完結してて話も起伏があり読み応えがある。
淡々と読めるので昼下がりの読書に最適。眼鏡眼鏡。

1

珍しい、面白い

AV会社を題材にしたお話を読んだことがなかったので、珍しいし面白いなと単純に思いました。

「中立」の評価を付けた理由は自分がリバが苦手だったということ、主なCPはサクマさん×苦味さんではあるけどそれぞれが他の人と肉体関係があったから…
という本当に個人的な意見です、すいません。
「そりゃポルノスターなんだから他の人ともやるでしょうよ!」
はい、ごもっともな意見です…。
でもサクマさんまでやってしまうなんて~!!と、自分の中ではモヤモヤしてしまいました。
ただ、サクマさんと苦味さんは付き合ってるのか微妙な感じだったしアリなのかな…?

何だか偉そうなことや批判を言ってばかりですが、お話は本当に面白かったです!!
裏社会のことも少し出てきていたので、裏社会が好きな自分は読んでて楽しめました。

2

BL初心者にもオススメ

表紙買いでしたが、半端なくイイっ

久々に読んだBLで火がつきましたw

3

この話はいかん…、泣く!

去年の夏、店頭に並んでいるのを見た時から、この本はヤバイと思っていました。
ある方からおすすめ、と言われ、背中を押されて買いました!
やっぱりな…やられたで…。

前々から、雲田先生をはじめ、有名どころの大先生数人は、手を出さずに避けていまして。
買ったのにわざと読まない方もいる。
何故って?
ハマったら最後、過去作を買いそろえてしまうからです!!
しかし今、本を置く場所がな~い☆
そんな葛藤から、避けていました。

非BLの落語話も私のツボなネタ。
(独演会でボランティアやってたくらい)
愛しの猫っ毛とか、ダメBL本、萌え男子本など、手招きしている本がいっぱいな雲田先生!
それなりにスペースを作らなければ…。
で、とりあえず、大きめな買い物バッグを買いました♪
今、はみ出し達の避難所になってます。

背中を押して下さった方、本当にありがとう♪
やはりハマりました、見事に(>_<)/


このお話には、GV制作の話が出てきますね。
私はGVが、BLと同じくらい好きでして。
この漫画の表紙の苦味を見たとき、数人のモデルさんの顔がよぎりました続き
特に、ある美形ノンけモデルさん。
…似ているかも、と。
(こんな話をすいません☆)
そして、色んなGV制作話のBL漫画を読みましたが、このお話が一番現実に近い気がします。

前半は、現在の明るくまったりした二人や周囲との関係を描いていて。
後半は、出会い、借金返済、足抜け、家族など、二人の今へのステップが丁寧に描かれています。

社長ボンボンから、ヤクザに売られる立場にまで落ちた苦味の人生。
そんな苦味をカネになるように育てるサクマ。
明るく振る舞う苦味の痛々しさ。
それに気付いていて、苦味の人生にのみ込まれていくサクマの人生。
二人の孤独と愛情が、深く繋がって絡まっていきます。

苦味とサクマの関係って、すご~く不思議な関係ですね。
苦味の方は完璧にサクマに惚れていると思うけど。
サクマの苦味に対する気持ちには、恋愛以上の濃くて強いものを感じます。
肉体関係よりも、苦味の孤独への配慮など、もっと基本的な部分で長くしっかり支えていて。
そしてサクマもまた、苦味にしっかり支えられている。
最後の高級ホテル話では特に、深~い愛情を感じずにはいられなかった。


これを読んで。
家路について、ご飯を食べ終わった後、なぜかふと、苦味とサクマの顔が浮かんで目頭が熱くなりました。
家族と過ごす平凡で貴重な時間が、実は一番の宝物なのだと気付かされたお話でした。
重度のドライアイでカラカラな私の目に、潤いがよみがえった瞬間でした。

大好きなリバもあるし。
これはもう、CDを買うしかないな。
うん(* ̄ー ̄)

7

指一本の愛

物語冒頭からぽつぽつと、苦味とサクマの関係については描かれているのですがそれでも今一つ確信を得られず、ああここふたりの繋がりはそういうアイマイなもので、このまま明かされずにそれ以外のところにフォーカスを当てながら話が進むのかなぁと思っていたら4,5話。連理の枝というのでしょうか。一蓮托生でしょうか。

サクマ(漢字が気になり、目を皿にして読んでいたらリュウくんの持っている名刺、佐?間じゃありませんか。佐久間なのかな)さんが回を追うごとにくたびれ度が増して目つきがどんどん悪くなっていくのが良いと思います。
はじめ、苦味さんはおねぇキャラなのかと思っていましたが、それも違うようだなと読み進めると分かりました。
あのふたりが、4,5話の当時胸にこめていた熱さというのは、諦めるべきであることと同時にサクマさんにとっては守りたいものでもあって、それがそのままずるずると続いているのかなと感じました。
だから苦味さんは15年の間に「そういうのがいかに馬鹿馬鹿しいか」と悟るようになってしまったんだろうなと。

苦味さんは父親の死と共に天涯孤独になった身で、縋って寄りそう相手がサクマさんだ続きけになりあの狭い部屋のなかで交わすセックスは自らの感情を繋ぎとめる意味もあったのでしょう。
描かれてはいませんが、おそらく酷いことの連続で現実を切り離そうと麻痺する頭のなかで、躾けられる男性同士のセックスのいろはが快感と共に愛を芽生えさせるのも(そしてなにより苦味さんにはそういった素質もありました)当たり前なのだと思います。
サクマのもとから離れれば、得た愛さえ恋さえ喪う。
でも自分が必要とされてその身に躾けられているすべては父親の借金返済のための術であってこれが愛でもなんでもないと分かっている。18の男の子です。30越えたサクマさんとはわけが違います。
ひとつき経てば、桧山苦味は売り物となって想いを寄せたサクマの元から離れる。
恋とともに死んでしまいたい、天涯孤独なら誰も悲しまない誰も苦しめない。
自らに銃口を当てて引き金を引いたときの苦味さんはそんな気持ちだったのでしょうか。
それを悟ったとき、そうしてその心を受け止めて苦しんだとき、サクマさんはもう苦味さんを切り離せなくなっていたんだと思います。
連載序盤は割と明るく楽しくエロティックなお話ばかりでしたのにこの前後編に流れるささやかな苦しさと暗さは、すこしのエグみを孕んでいました。

苦味が一生かけて返す、それをサクマが一生かけて受け取る。
胸がどきりともしないプロポーズなのに、彼ららしい一生の約束はなんとも言えない余韻を残していきました。

雲田先生の柔らかいタッチで描かれる艶めかしいセックスはとってもエロティックですよね。
いろいろなキャラクタたちがサクマさんや苦味さんと絡みますので、そういうのが苦手な方にはおススメできませんが、それぞれの愛のかたちを感じる作品でした。
個人的にはサクマさんと、サクマさんの属していた元組長(オヤジ)との過去が好きです。あれもまた、憧れへの達成とそこからの歪みと、それでも結局は組長自身もサクマさんを酷くしきれなかった結果だと思います。
可愛がってやっていたなら指を詰めさせない、ではなくてだからこそきちんとした別れが必要だった…と。

描き下ろしにも満足しました。斎木くん首の皮繋がってよかった! 気になっていました。
3話で、斎木くんの目の前でサクマと苦味がキスをする、あのときの苦味さんの目。
戸惑いながらも確実に熱をもって、サクマさんとのそれを悦んでいるように私には見えました。だから斎木くんもその場を去ってしまったのだろうけれども。
だからこそ、苦味と斎藤のふたりが長い月日を経て、確認しあえた終わりにはとてもとても、ホッとしました。
熱い夜を、いいホテルで過ごせたかな。

5

キャラクターが魅力的!

私はBLはキャラで選ぶタイプなので、この作品はどストライクでした!
登場するキャラがみんな魅力的で、私の苦手な黒髪長髪キャラの斎木くんもお話を読み終えたあとはとってもかわいく感じられました。
お話を読んでいると、キャラ一人一人のいいところとわるいところが見えてきて、ちゃんとみんな人間くさいところに好感がもてましまた。

後半に収録されている「陽当たりの悪い部屋」は高校生の苦味さんがサクマさんと出会ってから共同生活を始めるお話なのですが、これを見ると今の苦味さんがどういう経緯で「ちょっと諦めたような大人」になったのか、そしてサクマさんをどう思っているのかが見えてきます。
それを踏まえて前半を見ると、苦味さんがほんとうにいいひとだということが行動から言葉から伝わってきて、グッときました。

内容だけ見ると、ヤクザとかポルノとかでけっこうドロドロした感じに思えるかもしれませんが、そこはコミカルに、しっかり雰囲気を出して描かれているので、とても面白いです。
イラストも、可愛いめで私の好みでした!

もし購入を迷ってる方がいたら、迷わずオススメします!

あ、神にしなかっ続きたのは「もう一押しあれば絶対泣けたのに!」という惜しいところがあったからです。いい話だけにすごく惜しい。

5

一緒にいれば何とかなるよ

ドラマCDの発売が待ち遠しく、読み返してみました。
初見からまーサクマさんが好きで好きで。"降って湧いた天使"のタフネス苦味(くみ)が居なかったらどうなってたかと思うと余計に…フビン萌え?

苦味とサクマの出逢いの話「陽当たりの悪い部屋・前篇」だけをon BLUEで読んでこれは絶対ハッピーエンドじゃないな、と思ってたら想像と色々違って、結果とても好きな1冊となりました。

サクマはもちろん、苦味やその周りの人々に魅力があって嫌な人が居ないんですよね。
苦味とサクマの関係も、他のレビュアーの方が書かれていましたが運命共同体という感じで、好きを超えた深い暗いところで繋がっている。

そんな2人が、お互いを生きる為に必要だと確認する場面があるのですが(陽当たりの悪い部屋・後篇)ここで苦味がサクマに挿れるんです。で、苦味がこうのたまう。
「オレもう男のがよくなってんだよね」
「は――、ち○こかわいいv」
そして嫌がっていたサクマが
「苦味ィ 早く挿れてくれ」
↑ここ!ドラCで楽しみにしている所です!!(あるといいな)
そして事後の、死ぬまで離れられない事続きを諦観したサクマの表情と「その方がてっとり早ェか」がたまらないぃぃ、、、!!

SとMは表裏一体だという事を体現しているサクマ。所属してた組の組長の息子・竜に迫られて一度だけ抱くのですが、その時も、10代の彼に突き放した言葉を放ち現実を受け止めさせた上で抱くんですよ。何回したかは解りませんがゴム着けてたし(ぶっかけられるんですが)、竜は男を見る目がある!

サクマを好き過ぎて読んでる時からあまり声は浮かんでいませんでしたが、ドラCでは堀内賢雄さんとの事。んーどうだろう?(苦味が三木さんてのは諸手を挙げて歓迎、ポルノスターの苦味を好きな斎木が小野友樹さんてのは意外でした)

あ、あと現在のサクマの、オサレメガネじゃない(と、思う。もしオサレならごめんなさい…)いかにもおっさんが掛けるメガネ姿がたまらなく好きです。

7

Krovopizza

舎楽宰さま
こんにちは~コメントありがとうございます!

ラッキーホールって大胆なタイトルですよね~
私も、本書をきっかけに調べてみて、初めて意味を知りました(^^;

パーカー着回し、萌えますよね!
気付いた瞬間むはー!!!ってなりました♪
クミはサクマさんの服イヤがってるぽいからw、
クミのパーカーをサクマさんが借りてるんでしょうかね??

>竜のその後とか、レニと斎木のイチャつきぶり
わ~~考えただけで萌えます^^
舎楽宰さまが書かれていたように、周りの人々全てが魅力的で、その後の人生まですごく気になってしまいますよね。カタギリは再就職できたのかな、とか…w

実は私、CDを予約した直後に舎楽宰さまのレビューを拝見して、
サクマさんへの愛と、CDに期待する場面・台詞にすごく共感しておりました♪
CDは自分のイメージと違う点もありましたが、"こういう解釈もあるのか~"と原作に新たな視点を提供してくれたかな、と今となっては思います^^

ではでは~長々と失礼しました☆
そういえば、舎楽宰さまがレビューしてらした「はたらけ、ケンタウロス!」もCD化されるようですね?
ラキホ以上にどんな作品になるのか未知数です…(笑)

余韻にひたれる

哀しみや切なさ、苦さなんかをあまり多くの心情で書かず絵で読み手側に伝えるのが上手いです。表情やキャラの行動がリアルで素晴らしい。現実味がでてます。いかにもお涙ちょうだいな感じの作品に飽きてる人にお薦めします。
リアルな切なさがここにあります。

6

名前の付けられない、2人の関係。

雲田はるこさん、
猫っ毛から入ったので、
この作品の雰囲気に
びっくりしたのを覚えてる。
ただ、好きではあるんだけども
レビューとなると言葉が紡げずに
時が経ってしまってた。
思い起こせば一話目読んで、
即Hの展開にまずびっくりしたのだった。
ほら、猫っ毛とのギャップがね…。


物語の主軸となる苦味とサクマ。
こんなにもアンダーグラウンドな
世界が広がっているとは。
苦味のサクマへの想い、
サクマの苦味への想い。
恋愛、とは一言で片付けきれない情なんだよね。
お互いがお互いを、どうしても生かしていたい。

「苦味 死ぬな 俺が生かしてやる」
この言葉は、思い出すだけで
胸を締め付けて止まない。
そしてプロポーズのようなやりとり。
2人の関係性には、
うまい名前が付けられないなと思う。
恋人というよりも夫婦に近い、
でもまた夫婦とも違う何か。
精神的な繋がり、絆かな、難しい。

ちなみに、私はこの2人のリバには
あんまり違和感を抱かなかった。
というかリバ自体あんまり苦手じゃないのかも。
どうやら受け受けしいとか、攻めっ続きぽいとかで
キャラを見ていないようだ。

萌えというより、BLというより、
過去のある2人の物語って感じだったな。
萌え担当はレニ×斎木CP(笑)。

リバ苦手な方は要注意。
重い過去がある話なので、
そこがリバへの拒否反応を増殖させるか、
逆に気にならないかはもう、賭けです。
ちなみに私は後者。

丸々一冊つながった話ながら、
短編的なので、内容は重くなるものの
読みやすさもある。
雲はるさんのほのぼの感が好きな方は
多少のギャップがあるかも。
でも、ライトな始まり〜シリアスになってく流れは、
深みがあって読み応えがあります。

読後感はちょっと複雑ではあるけど、
苦味とサクマの描きおろしのまとめ方は
なんだか嬉しかったな。


そして横尾忠則を思わせる装丁と
見返し部分の新宿の写真?
トータルで世界観が素晴らしいと思う。

4

メイン二人の独特な関係

≪唇は苦い味≫
評価が良いと知り特に下調べもしないで買ったので、最後までカタギリさんが
メインかと思ってました…。本命じゃない割に性格も顔も可愛すぎる!
これは誤解する!……って、私が下調べしなかったせいか…。

苦味のフランクな感じとカタギリさんの初心な感じが好みでした。
濡れ場もあんなに可愛かったのにメインじゃないなんて…。
最後のあれでますます苦味に心を奪われちゃったように見えたので、
個人的にカタギリさんはこれからゲイになるんじゃないかな、って
勘繰ってます。←

≪約束は一度だけ≫
評価が良いと知り特に下調べもしないで買ったので、最後まで竜が(以下同文)
んー…サクマさんは乱暴に見えて実は優しそうなところとかが好きだったけど、
竜があんまり好きになれなかったかな…。実際サクマさんとは倍以上歳が
違うから仕方ないのかもしれませんが、子供っぽいというか我儘というか…。
良く言えば若いって感じです。

そしていまいちハマれなかったまま、最後の最後でサクマさんが苦味に言った
「おまえちょっとは妬けよ」で、……何だって!?となり、ここで初めて、
続きサクマ×苦味!?って気付いた私…。

≪ハートに火をつけて≫
斎木くんとレニがすごく可愛かったv斎木君の、苦味さんLOVE!萌え!
最高!っていう部分を含めて、レニが斎木君を好きなところとか個人的に
かなりツボでした。それに嫉妬するのもまたいいけれど、それごと好きで
いてくれるのもまた愛なんだなぁ、と実感。

でも3●のところで、ちゃっかり斎木くんに突っ込んでたのには笑いましたw
レニ抜け目ねぇなww最後にサクマさんの(理不尽な)怒りに触れて仕事を
クビになってしまい、泣いているの斎木くんをレニが慰めるところも好きです。
涙目の斎木君はもちろんですが、レニの包容力が本当に素晴らしい。
これから幸せになって欲しい二人です。

≪陽当たりの悪い部屋≫
若い時の苦味可愛えええ!美少年!ってなってたのもつかの間。父親が
死んだせいでゲイビの世界に売られることになった苦味と、ゲイビに売る
予定の男を慣らすために、1ヶ月間体で教えることになったサクマさん、
という切ないお話でした。

苦味は何だかんだ優しくしてくれるサクマさんに惹かれ思いをぶつけるも
受け入れてもらえないし、サクマさんはサクマさんで、苦味に惹かれつつも
その感情を認めてはいけない状況にある、みたいな…。二人の出会いが
こういう感じだったから、現在のつかずはなれずな関係が続いているのかな、
と思いました。でもその暗い雰囲気の中で発揮される、苦味の人懐っこさは
たまらんものがあります。「一緒に買い物行こ」は特に可愛いすぎた。

初雲田はるこ先生作品。全体的によくまとまっていて、読みやすかったです。
魅力的なキャラも多かった!メインがお互い他の人とも普通に致している
漫画は初めて読みましたが、二人の過去の話を読むと納得できるあたり、
上手だなぁと思いました。苦味とサクマさんは、これからもこの微妙且つ
絶妙な関係のまま過ごしていくのか、それともようやく関係が変わっていくのか。
続きも読んでみたかったです。

4

サクマさんはきっと優しい

読み終わった時に
映画を見た後のような
ずっしりとした感動がありました。
あぁ~、いいBL本読んだな、という。

内容に関しては
皆さんの素敵レビューが沢山あるので、
私は個人の感想を書きたい思います。
毎度参考にならなくてすみません(汗)

私が一番好きなシーンは
後半のサクマさんと苦味サン二人の
若い頃のお話。

苦味が、自分の名前を初めて
サクマに教えるシーンなのですが、
「苦い味で苦味」と説明する苦味に、
サクマが苦味の頭に手を置いて
「ひでぇ親だな」と返す場面です。

「変な名前だな」ではなく
それを付けた親に思いを馳せるサクマが
きっと本当は、優しい人なんだろうなと
あのシーンを見て思いました。

それから、斎木クンとレニのお話。
クビになってしょげる斎木の話を
公園で聞いてあげているうちに
斎木の泣き顔に萌えてしまうレニ。
途中から目がハートマークになり
全く話を聞いていません(笑)
「ばかっ!」と怒る斎木の台詞も可愛くて
二人が愛おしくてたまりませんでした。

また後半のお話では斎木がレニに
「(他の続き人に)萌えとか言わないで」と
おねだりするなど、
バカップル全開で微笑ましかったなぁ。

3P表現もサラリと描かれ、
濃厚さがなく読みやすいと思います。
ただ、あのメンバーでの3Pは
二度とないと思われるので
もう少し長く描いて欲しかったかな~。

そして度肝を抜かれるラストのリバ!
最後の最後まで楽しめる作品でした。

5

オトナな世界と可愛い雰囲気が絶妙

初・商業BL購入がこの本です・・・
と書くと、初めてでなんちゅう表紙の本をレジに持ってってんだwと思われますが・・・///

でも、この本がBLのはいりクチじゃなかったらここまでBLにハマってなかっと思います。
まんまと心つかまれました。人生狂わされた・・・(歓喜

ゲイAV制作会社の社長・苦味さんと副社長・サクマさんを軸とするお話。
元々ゲイビのカリスマモデルだった苦味さんの、ちょっと若さの薄れた色気にやられます。
まあその後サクマさんの枯れた色気にもやられるのですがw
今でこそ飄々としている苦味さんですが、そこにいきつくまでにはつらい過去と一途な思いがあって・・・
苦味さんとサクマさんの過去は胸がギュッとなりました。

今はどうなのよ?というサクマさんと苦味さんの関係も、もどかしくて萌えます。

AV制作会社ということもあって、毎回えちシーンがでてきますが、
雲田はるこさんの色気と可愛らしさの入り混じったスッキリした絵柄のおかげで、良い意味で生々しくなく、だけどエロい絶妙な感じで、
なので3Pだろうがリバだろうが全く気になりませんでした。
毎回出て続きくるサブキャラも魅力的で、各話ごとのドラマがすごい。(レニくんのTシャツ・・・)

色々サクマさんに文句言ったり反発したりするけど、
チューされるとその気になっちゃう苦味さんが・・・もう!

書き下ろしでは、サクマさんと2人きりでしか見せないであろう、若い頃の表情が垣間見れたり…

大人な感じと可愛らしい感じが同居する独特の雰囲気は
雲田はるこさんにしか出せないワザだと思います。

5

独特の雰囲気が良かったです

苦味とサクマ、とっても微妙な関係ですね。
AV会社という仕事柄か、セックスはすごくオープン。
それぞれ別の相手と普通にやっちゃってます。
だから、最初読み始めはただの仕事仲間だと思ってたんですが・・・

2話目の最後に、サクマが味苦に「お前ちょっとは妬けよ」と言ったこと。
3話目でサクマが斎木に「アイツに惚れてるヤツと仕事したくねーんだ」と言ったこと。
で、二人は恋人同士?と思い始め・・・
最後過去編で、二人の関係になるほど~・・・という展開。

面白かったです!ちょっとイメージ暗いですが。
特に「陽当たりの悪い部屋」は好きです!
ただ・・・何というか、どうも私は雲田はるこ先生の絵がダメな様です・・・
ストーリーはすごく良かったんですが、あくまでもコミックなので、
絵に対する評価の比重は大きいです。
本当に良い作品だと思うので、評価はあくまでも私個人の好みの問題言う事で。

1

オトナの関係

まるごと一冊、全部がひとつのストーリーでした。

サクマさんと苦味の2人のお話。
いくつかお話が別れていて、2人の話だったり
サクマさんがメインのお話だったり、苦味が中心のお話だったり
と、2人の世界だけ・・・と言うわけでは無く
お話の作りとして、とっても楽しめました。

でもこの主人公2人の関係はとっても複雑ですね。
オトナな関係で、身体とかそういうものよりも
存在自体のつながり・・・という感じを受けました。

そういう意味では、とっても深~いお話なんだけども、
雲田はるこさんの軽いタッチな絵と
キャラのおかげで、重いストーリーにはなっていなくて
サラリと読めました^^。

3

メオト なのかな。

雲田はるこ氏の作品 初読みです。
衝撃でした。絵が大変好みだったので! 塗りやすそう!
猫っ毛っぽく描くのがお上手なんですねー。

作品全体を通して感じたのが
サクマさんとクミさんの メオト愛・・・でしょうか。

同時収録作品で いろんな角度から光を当てながら
最終的に二人の関係を浮き彫りに・・・(そんな難しい事でもないけど)。
要するに 「愛」というより 「絆」 のようなものを
極力コミカルに描いてあるのかな~? あえてアンダーワールドで。

リバが苦手だって人がいる事を 最近になってようやく知った私なのでした・・・。

4

結構好きでしてよ

いとしの猫っ毛や窓辺の君よりもこっちのが好きです。
絵柄が昭和なので、こういう絵を見慣れた世代の人は逆にダメかもしれないパターンですね、古臭く感じて。
好きな人は好きなんだけど、駄目な人は駄目って感じで別れそうですね。
実際初期作品から絵で評価が別れてますもんね。
内容っていうより絵で評価が別れるというのも面白いですね。

ちなみに内容に関しては、
私みたいに薄汚れた大人はこのくらいリアリティがあるほうが納得するという感じでした。
リアルゲイの人ってこんな感じですよね。ウリやってる人たちとか。割と現実に近い雰囲気出てます。ポルノスターとか言わないけど(笑)
ダーリンの前で他の男とやっちゃうのとか、よくゲイビでありますよね。
この作品もそういうノリがありましたけど、これは一途好きの人にはキッツいので、あまりお勧めできないかも・・・。

そしてリバもありますので、これも要注意。私は全然大丈夫でした。
あれー自分がリバいけるの初めて知ったーwww
昔は苦手だったんですけど、なんでしょうか。こちらの作品のリバは全く問題なく感じました。

しかし夢見る少女にはキツ続きイ作品であります。
夢見る少女じゃいられない子は是非読んで下さい。

7

小指をなめて愛して

たまに、何だかすぐにレビューが出来ないなぁ、と思う時がある。
何度読んでも心に引っかからない作品で、ストーリーもすぐうろ覚えになる。
又は、何度も読む位大好きなのに、うまく言葉を繋げられない作品に巡り合う。
私にとってのこちらは、後者に該当する作品になりました。
買ってすぐに読んで、何度も読み返しては雲田さんの魅力に嵌っていくのに、言葉を綴ろうとするとうーん、となるのです。


『小さい頃、少し古い歯医者さんや小児病院で読んだ事があるような漫画』のタッチだなぁ、と思ったのが第一印象でした。
懐かしい雰囲気が漂い、なのに今っぽい。
特に尖った唇は私の大好物です。可愛過ぎます。

私にとっての、初・雲田はるこさん。
BL漫画を読み始めて割とすぐ位にこちらが発売されて、気になるけど表紙にテレが生じて先延ばしに。
ええい!という気持ちで購入し、読んで良かったーと思って本棚にしまおうとすると、背表紙もエライ事になってるじゃありませんか、クミちゃんっ。
(自作ブックカバーで誤魔化しです)
ある意味抜け目ナイです…さすが。


元々サクマは、男に抱かれたい男なのだ続き
それを、元は愛した組長に自身の気持ちを簡単に利用されたとは言え、ゲイビデオに出演させる為に、持ってこられた男を開発する。
その為には自分が突っ込まなくちゃならない。
歪んだ感情から、徐々にそれへの苦痛が無くなっていったのではないだろうか。
金の為だ、俺を悪く思うな、そもそもお前が悪いんだ、可哀相にお前もな、なんて。
ヤクザの道から足は洗えない、けど組長には愛されない。
自分を拒否した男はトップな訳で、どうしても抗えない現実。
そしてそこから、サクマの感情は屈折していく。

クミは、親のせいで人生が滅茶苦茶になった。
出来損ないの親父のせいで会社が傾いたから、自分が立て直そうと決めていた。
高校卒業したらすぐ跡を継ぐんだ、そして親父を楽にさせてやろう。
親思いの美少年は、美少年であるが故、親父の死後に人生を狂わされた。
元々ゲイだった訳じゃない子供が「自分は売られるのだ」と知る。
無理矢理突っ込まれた筈が徐々に開発され、目の前の男へ向ける感情が愛なのかと錯覚する。


先に堕ちたのはサクマ。
純粋な気持ちで縋ったのはクミ。
鬱憤を晴らすかのような態度のクミ、そして請うサクマ。
形勢逆転。
恋人なんて甘い響きは似合わない男同士。
サクマには死ぬまで頭が上がらないクミだけれど、最初から守ってくれてるのはサクマの方。
誰が何て言おうと、他の人には一生分からない、2人だけの愛情がそこにあると思います。


そしてレニくんと斎木くん!
この2人は天使、クミが天使なんて嘘嘘、この2人が天使です(笑)
レニくんはハーフの男前だし、斎木くんはあの泣き顔が本当激モエ。
「辛すぎてしにそう、レニ、どうしよう俺」なんて可愛過ぎて!辛すぎるサマが全く頭に入って来ない(笑)


又このシリーズで、クミがポルノスター全盛期だった頃のお話とか、近場でくっついたレニと斎木くんのモエモエ話とか、サクマさんが(色んな意味で)受けまくってる話とか読んでみたいです。

9

これも愛。

レトロ風かと思えば現代的で、ダークなのにコミカルで、重いテーマをかかえつつもライトで、ドライにみえてウェット。
すごく不思議な作品だなぁという印象です。

一棒一穴wが当たり前だと思ってたゆるBL脳にはちょっと衝撃だった今作w
小指がない元ヤクザは出てくるし、リバはでてくるし、AV撮影というシゴトとしての3Pもでてくる。
こんなにダーク要素揃ってるのに、コミカルで滅入ることなくスッと読めてしまう不思議…

ゲイポルノ製作会社の社長で、元ゲイポルノスターの苦味さんと元ヤクザのスカウトマン兼副社長のサクマをメインにした話。
1話目・2話目を読んだ時点では苦味とサクマはそれぞれ各話の相手(カタギリと竜)とくっつくの?と思ったりもしました。
でもそうじゃない。「陽当たりの悪い部屋」で、苦味とサクマの奥深いところでつながっている絆というか…そういうものを感じました。
そうか。カタギリと竜はつまみ食い…(なんか違うかもだけどw)
最後まで読んで、また最初から読み返すと、初見とはまた違った印象で読めました。

苦味とサクマは今後もつまみ食いをしつつも、誰にも立ち入れない深い続き深いつながりでずっと一緒に生きていくんだなぁと…。これも愛なのね。

そんな中、サイドカップリングともいえる「ハートに火をつけて」もかなり光ってましたw
関西弁ハーフ男優レニくんと隠れクミさんマニア斎木くんの今後のはなしももっと読みたい…。このカップルいい。BLらしいというかw萌えましたw

4

確かに面白い。…が。

代表作『ねこっけ』や『昭和元禄~』とは全く違う、作者の作風の広さと才能をまざまざと見せ付けられる一作。

主人公は元ヤクザの愛人、現ゲイビデオ制作会社社長という肩書きを持つ美中年・苦味(くみ)。
基本的には1話読みきりのオムニバス形式で、彼自身の来し方や周囲の人物との関係が語られていく。
思春期の多感な年齢で親に捨てられ、ヤクザと関わって生きてきた苦味の愛憎や心の深遠を否応無しに覗かされているような展開は、見事の一言に尽きる。
下手をすれば鬱展開になりがちな話だが、雲田さん独特のコミカルなタッチがそれを相殺することで、ストーリー上の大事なシーンの心理描写がとても効果的に響いてくる。
神評価が多くなされているとおり、基本的にはとても読み応えのあるBL漫画であることは間違いない。

だがしかし!

この作品には、地雷も多く埋まっているので、読む際にはそれなりに広い心が必要なんである。
まず、

・リバ

そして、

・オヤジ受

大きくはこの二つ。
そして私は残念ながら、この二つの地雷が大変に苦手なので、雲田さんは大好きなのに、お話自体はすごく面白い続きのに…こみ上げる嫌悪感を押さえこむのに難儀した。

リアリティという意味ではゲイの世界に忠実な設定なのでしょうが、BLはファンタジーであると思うので、今回は神評価でなく、「萌」評価にとどめておきます。
これらが気にならない人は、じゅうぶん読む価値のある作品だと思います。お勧めです。

4

ニガイ味

AV現場の話ですね。
作者は取材でAV現場 観に行ったのかなあ?
詳しく描かれているから なんかこんな感じなのかなと思った。
スカウトマンも怪しさ満点だしね。
指なかったら誰が見てもヤクザでしょうよ。
足洗ってるけど一般人は怖いよ。
それにホモの人なかなか道歩いてないよね。
そういうルートがあるのかなあ。
私は裏側の事ばかり考えていました。
社長だけどAVでちゃう 生きるガッツありますよね。
今まで生かしてくれた男の為っていうところが 泣かされます。

2

絵柄がどうにもこうにもダメだった

神評価が並ぶ中でこういうコト書くのもどうかと思うが…。
豪快に心折れました、絵が生理的に受け付けないレベルまで来てしまった。。。

ストーリーは苦々しく、スレていてそこそこ好みではあるんですけどね。
でも、ヘロッとした絵で描写されるとどうにものめりこめない自分がいるw

一番気に入っているのは「ハートに火をつけて」かな。
さえないオタクっ子ちゃんの涙目に萌えかけたw
一話目の、キスを餞別につきはなされて、ポッカーーンとしている冴えないリーマンも可愛いけどね。

展開がすごく優秀なだけに、絵のヘタウマさとあいまって、なんか腑に落ちないものが。

9

乙女視点のサクマの気持ち

別にアイツ以外とだってセックスくらいできる
性欲はあるんだし、金のため、生きるため、気を引くため
自分の存在意義の確認・・・
そもそもセックスするのに今さら別に理由なんて必要じゃない
俺だけじゃねぇ、アイツもそうだろう

でも
これも知ってる
好きな人とのキスがいいもんだって
俺はアイツとしかもう本気になれないって

ただ、素直にそう言えるぼど若くねぇし
まぁ、柄じゃねぇ
チラつく拭えない過去もあるし
ここで生きていくしか道がねぇ

でもまあ、もっとちょっと年をくったら
アイツとこんな会話をするかもしれない

「 そういえば俺 最近 お前以外とやってないわ 」
「 オレもー ポルノスターのコカンに関るねー 」

その時 俺はどんな気持ちになるんだろう



乙女視点で再読してみましたら、サクマがこんな風に思っているような気がしました。

過去と自分の置かれた環境により、本心や弱味を晒したくないサクマと
半分あきらめつつも結局はそのサクマに愛れたい苦味との恋のはなし。

そんな単純じゃないかなぁという思いと
結局は単純続きな気持ちなんじゃないかなぁという思いが、わたしの中で交錯してます。

※こちらは乙女(外身はオバサンだが)の妄想がはいっております。
正確な内容をお知りになりたい方は、ぜひ他のレビューを御覧ください。

9

今風なのにレトロ。重たいのにふわん。

この表紙の感じ…なぜか「ガロ」や「ビックリハウス」を思い出して懐かしくて泣きそうに。「さぶ」や「薔薇族」を意識なさっているのかなきっと。いずれにしても80年代風味です。
雲田さんの作品の不思議な魅力は、すごく今風なのにどうしてこうも昭和の香りが漂うんだろうかってとこなのです。

一話目は、人の良い世間知らずのサラリーマンが、ひとつ曲がる路地を間違えて、来てはいけない世界に迷い込んだ的なお話だったもんで、てっきり裏社会で暮らす人達の短編集かなと思ったのですが、一冊まるごとゲイビデオ制作会社のお話でした。

主人公は苦い味と書いてクミさん。
ラッキーホールというゲイビデオ制作会社の社長でもあり、とうがたったゲイビデオの俳優でもあり。
若く美しかった当時、なぜそんな仕事をする羽目になったのか。
仕込んだサクマがどんなヤクザだったのか。
チャラそうで薄っぺらい感じを醸し出してるクミが、ふとしたときに見せる陰り。
クミを平然とビデオに出演させるくせに、クミがほかの誰かとするセックスに愛が絡むのは許さない。
かといって二人は恋人同士ってわけでもなさそうなんだけど、と読み進むう続きちに、出会ってからの15年の間になにがあったかをじわじわと教えてもらうことで、二人の精神的な繋がりが見えてきます。
セックスを生業としてるこの人達が、それを仕事と割りきってしまうドライなところと、そうではない感情の部分もあるところを見せたり、15年一緒に暮らしててもクミを恋人として扱わないサクマという男の複雑さがたまんなかったッス!

登場人物は、先のリーマン、ラッキーホールスタッフの斉木くんとレニくん(この二人すっごく可愛かった)、副社長のサクマ、組長と組長の息子…そんなもんです。少ない。なのに深みがあって面白い。
現在33歳のクミと40歳のサクマ、15年前まだ高校生だったクミと25歳でヤクザだったサクマ、10年前23歳と30歳の二人。
時系列順にして読み返すのもまた楽しかったです。

6

色々なパターンの短編集

あらすじを読んで面白そうだったので、特典ペーパー付きの新刊で購入しました。
特典ペーパーは文字だけのコメントペーパーだったので、
それなら新刊でわざわざ買わなくても良かったと後悔しました。

一冊で一つの作品を描いていると思っていたら、
全て関連していますが複数の短編集でした。

苦味さんは、どうしても「にがみ」と読んでしまって、
なかなか慣れませんでした f(^^;

『唇は苦い味』
攻めは苦味さん、受けは無職になって間もなく
借金をしてしまったカタギリさんです。
あれからカタギリさんは どうなったのかが気になりました。

『約束は一度だけ』
攻めはサクマさん、受けはサクマさんがヤクザだった頃の
組長の息子の竜くんです。
10年後の竜くんが どうなるのか楽しみです。

『ハートに火をつけて』
攻めは関西人のレニくん、受けは事務所で働く斎木くんです。
斎木くんが ずっと憧れ続けていた苦味さんとの3Pでした。
同時収録の中では一番お気に入りのお話です。
失恋して1時間以上も公園で泣いていた斎木くんですが、
斎木くんには是非レニくんと幸せに続きなってほしいと思いました。

『陽当たりの悪い部屋』
苦味さんとサクマさんの昔のお話でした。
初めは攻めがサクマさんでしたが最後の一回だけ苦味さんが攻めでした。
そういえば、リバーシブルは初めて見たかもしれないです。

『Lucky boy』
苦味さんとサクマさんの現在のお話でした。
この内容だけでは、どちらが攻めでどちらが受けかは分かりませんが、
今までのこの二人の様子を見ていたら、攻めや受けが、どちらがどちらでも
気になりませんでした。

今回は、あまり迷うことなく「萌」評価です。
ちるちるさんだけでなく、他のレビューサイトでも非常に多くの
高評価で支持されているけど、私にとっては特に感銘を受けたとかは無く、
別に普通だと感じたし、絵も特に印象に残ったりすることは無かったです。
特典ペーパーが無かったら新刊で買うつもりはなかったし、
読んでみても「これなら古本で買えば良かった」と思った程度なので、
この評価にしました。

5

一筋縄じゃいかない関係…?

あぁ…どう言ったらいいんだろ。
サクマさんと苦味さんの関係って、不思議な関係というか、ある意味大人な純愛というか。
若い頃はゲイビデオに出演もしてた苦味さんと、それをやらせていたサクマさんは、デビュー以来致してなかった(サクマさんの方から手を出してない)とは。
セックスに近いところに身を置きながら、気持ちだけでお互いつながっているって、それでも想いがずっと続いているって、やっぱり「精神的」純愛だよなぁと思う。
こんな関係、(苦しいけど)憧れちゃうかも。
何も持ってなかった苦味さんに生きる意味を与えたサクマさんは、一見ドSで実は潜在的ドMなんじゃないかしらん。

絵的にも、若い時のサクマさんのやさぐれ具合がそそられるし、若い時の苦味さんの男の子っぽい色気も良いわぁ。
でも、今のサクマさんのひねた悪(ワル)オヤジっぽさも凄くステキだし、今の苦味さんのチャラそうでいて疲れた表情がもう可愛いです!
(特にエロシーンの表情は、他のキャラも含めて官能的で、堪能させていただきましたっ)
物語的にも絵的にも魅力的な一冊でしたねー。

5

一筋縄ではいかない15年

「昭和元禄落語心中」(非BLだけれど、剛しいらの某師匠を彷彿とさせる傑作)が
ものすごく好きな雲田さんの新作。
こちらでの評価が高いので、読んでみました。

舞台は、(株)ラッキーホールというホモビデオを製作するたった3人の会社。
一話、男優志望の男と寝る、社長であり元ポルノスターの苦味(くみ)。
二話、自分を追いかけて来た古巣の組の息子と寝る、副社長サクマ。
どちらも実は相手を助けているところが、この二人という人間の味を感じさせる。

三話、苦味に惚れているスタッフ・斎木の話。
ひょんなことから、苦味と一緒の3Pビデオに出演することになる斎木。
舞い上がった態度から、サクマは斎木の気持ちに気づき「苦味は俺のだ」と
斎木をクビにしようとする。

ここまででは、二人の関係はまだよくわからない。
続く「陽のあたらない部屋」を読み進めると、ようやく過去が見えてくる。
死んだ父親が残した借金のかたに、ヤクザに捕まった10代の苦味。
ゲイビデオに出られるように仕込む為に、苦味と同居するサクマ。
閉じた空間の中で、サクマに恋情を抱く苦味。
セックスと恋を混同し続きているだけと思いながらも、サクマも苦味に執着する。

「苦味 死ぬな 俺が生かしてやる」
互いが互いを不器用なやりかたで生かそうとし、出会ってから流れた15年の日々。
どうも長らく体の関係もなく、
自分たちの関係が何だかよく分からなくなっているかのような二人。
こんな世界で生き、すれっからしちゃっているような二人の、相手への強い思い。

一筋縄ではいかない実は重く暗い話を、ライトに描いているところが秀逸。
表紙裏表紙の絵や、表紙を開くと見返しを彩る新宿二丁目(?)の写真もいい。


15

ポルノ

流石の一言しか出てこない。
面白かった(*´∀`*)ノシ
もっと、1冊とおして人生~の流れから~の話なのかと思っていたのですが
少しずつ埋めてって、最後に核心を~という一冊でした。
面白かった。
というか、最後のリバ!まさかのリバ!よもやのリバ。
サクマさん受のとこだけ、ずっと繰り返し見てます。眺めてます
サクマさんの受・・・・・・・ものすごく萌える。
だってさ、だってさ、だってさ、あの顔でさ。。。かっ・・・
可愛いんだものぉぉぉおおおおおおおっww
受のが似合うと思う。や、本当に。
正直、あんまりラブラブ~な展開なものは見えなかったのですが
核心のところでは、と考えるとなんだかすごく面白いというか
掘り下げtえ考えるという作業が楽しい作品でした。

もう少し間を置いて読み返したい一作

4

キスがいい

この作者さんはキスが素敵です。
雰囲気があって、空気感を描くのが上手な作者さんですよね。
何回もキスのシーンがあるのですが、
毎回違った状況/相手なので、その違いがちゃんと
分かる描き方がされています。
上手い作者さんだな~と思わされます。

リバも、あっていいリバなんじゃないかな~
(リバ好きなので、そう思えるだけかもしれませんが)

決して、「見るからに甘くてラブラブな2人」ではないのですが、
ちゃんと繋がっている2人であると感じられて、
いい2人だな~と心から思える1冊でした。

3

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