これが初恋だなんて気づかなかった

白のころ

shiro no koro

白のころ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神10
  • 萌×29
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
8
得点
101
評価数
25件
平均
4.1 / 5
神率
40%
著者
 
媒体
コミック
出版社
東京漫画社
シリーズ
MARBLE COMICS(コミック・東京漫画社)
発売日
価格
¥629(税抜)  ¥679(税込)
ISBN
9784864420563

あらすじ

片田舎で暮らす太一の中学に、都会から転校生・藤がやって来た。
背が高くクールな藤とチビで元気者の太一、見た目も性格も真逆なふたりだったが、バスケをきっかけに意気投合。
格好いい友達が出来たことに、ひとり浮かれる太一だったが、藤から突然キスをされて―?

(出版社より)

表題作白のころ

田舎の中学同級生 太一
季節外れの転校生 藤本

その他の収録作品

  • 青のころ ~藤のきもち~
  • 春は半歩先 「スプリング オブ ライフ」
  • 春が来ちゃった ~幸男のきもち~
  • オフィーリア
  • その後のふたり ~葉山のきもち~
  • クリスマスブルー
  • お正月ピンク ~むっちゃんのきもち~
  • まほうのおくすり
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数8

優しいお話。…ですが

とても優しいタッチの表紙に惹かれ、ジャケ買い。
内容も、絵柄を表すようにとても柔らかで優しいお話でした。
…しかし、問題なのはカップリングです。(一番重要)
私は表紙のイメージから藤本×太一だと思い手に取りましたし、それを想像しながら読み進め、とてもほっこりしていました。
表題作の「白のころ」だけではどちらとも取れる内容なので、勘違いは勘違いのままで良かったと思うのですが、問題は書き下ろしの「青のころ」です。
一気に想像していたカップリングが崩れましたし、柔らかで優しい世界観も音を立てて壊れていくようでした…正直に言って蛇足です。
こちらが勝手に勘違いしたまでですが、作者様とカップリングの趣向が合わなかったのだと思います。
絵柄が好きなだけにとても残念でした。

2

手元に置いておきたい短編集

良作です。短編集なんですが、方言やリーマンやちゃらい大学生や純真な高校生や同棲カップルといろんなカップルが見られます。ほのぼのしつつ繊細で、ちょっとシリアスもある作風は共通していますが、いがいと傾向ばらばらなので飽きずに読めるかと。
読むとじんわり心にしみる話が多いので、手元に置いておいてたまに読み返したいです。

絵柄は羽海野チカみたいなかんじ。きれいめの男の子のまつげがひたすら美しい……。目も澄んでる。こういう絵好きです。エロはないけど甘い雰囲気にきゅんときます。

3

やわらかく、ほのかな棘と繊細な世界

表紙の印象から想像していた内容と、実際の中身とは良い意味でずいぶん違っていました。好みのド真ん中を撃ち抜かれたのです。

ふわっとした印象のあるイラストですが、漫画ではむしろコツコツしてかつ、くっきりとした絵です。ざくざくがりがり、それでいて丁寧な線で描かれた横顔や目元もすてきです。
短編集ですが、ここで終わり?なんて物足りなさはあまりなく(欲を言えばそりゃあもうもっと彼らの話を読みたいです!)まとまっていると思います。

【白のころ・青のころ】
この太一の性格ですよね。
無垢で無邪気で純粋でまっさらでそして真っ直ぐで自然のままの厭らしくないこの性格!
なかなか転校してきたばかりの子を遊びに誘えません、太一の社交性が藤の心を溶かしたんだと、だからこそ藤は心許したんだと、よく分かります。
藤もまだまだ子供で(田舎に越してきた心境を語る口調なども、子供です)スレてしまってもおかしくなかったろうに、太一に救われていたのでしょうね。そして思い余っても、太一は困り果てながら藤の笑顔の方を取っちゃうような良い子でした。
いやぁでも…優しすぎるのも罪ですけれども!
なんというか続きこの優しすぎる太一の気持ちも、そしてそれと分かりながらつい甘えたままの藤の気持ちも、でもそれぞれが叶えたい想いや感情があるということも、離れたくはないけれど諦めなきゃならない現実も、上辺も本音も、理解できたり太一同様感情が付いてこなかったり…とにかく苦しかったです。ほんの数ページなのに、白い雪・最後の旅行・田舎町、そんなことがすべて絡んでいるからかもしれません。
ああもうだからこれが過去のお話でほんとうに、ほんとうに良かった…!!
太一ではないけれど、今生の別れかと思いました!

そこからの青のころ、がまた良いんです。
えっちがしたい、なんてこれもストレート(しかし変な方向へ純粋さが育ってしまっている…!笑 うでまくらしたげればええもんね…かわいい!)な誘い文句でかわいいというかカッコいいというか、太一らしい!
感想を話しだすと藤と太一それぞれに対してもうたまらなく萌え転がって仕様がなくなりますので控えめに…と思いつつもひとつ! ひとつだけ!
運命って太一! チューも太一! 藤の心臓がもたないよ~っ でもこれからもぜひそのままでーー!

【春は半歩先・幸男の気持ち】
陰気と陽気は相反するものだけれども、少しずつ混ざり合うことはできる…と思うのです。恋愛叶えようぜ!な幸男のことを、森口はたしかに面倒だったかもしれませんが、きっかけひとつで暗いだけの気持ちが上向いて登りはじめますもの。
このご陽気全開!エブリディハッピー☆な幸男だから、ただ面倒くさいだけの人かと思いきや、傷心で泥酔した森口が盛大に感情を吐き出したとき、きちんと痛みを受け止めてくれていたことで印象が変わりました。「分かんないや…」と言ってくれること、簡単に「分かるよ~」なんて言わないところ、好きです。ていの良い嘘よりも、こういうときは本音が欲しいと思うのです。
鉢を一緒に育てるはずなのですが、幸男ってば森口の心にも自分の心にもニブちんなようで、前途多難ですな…がんばれ森口! まずは自覚させるところから!笑

【オフィーリア・その後】
と言えばかの絵画が浮かんだわけですが、そういう絵を残していたのでしょうか葉山先輩…。すこし、つらいな。
由良との出会いが彼にとって癒しになるのですよね。
亡き彼女が導いてくれた巡り合わせ、なんて言ってしまうと彼女をダシにしたようで悪い気がしてしまうのですが、葉山先輩のことを彼女も心配しているでしょうし、葉山先輩の世界観を好いて慕ってくれる由良ならば大丈夫だと思います。
あの頃の思い出をひとつひとつ昇華するように、絵筆を運んでいたのでしょうか。
粘土こねてる由良もかわいいのですが、先輩に詰め寄られてドギマギしている由良もまた可愛らしいですね。おもちシリーズ、付けてくれているじゃないかっ!

【クリスマスブルー・お正月】
むっちゃんてばハイパー突飛な行動ですが(下手すればタカられますし付け込まれますしヒドいことも考えられるのに!)結果オーライで良かったね、となんだか親心ならぬむっちゃんのおばあちゃん視点で読み進めてしまいました。
お話自体の視点はあおいくんなのですが、なんとなくこのむっちゃんのホワッとした雰囲気を感じ取るからか、どうしてもおばあちゃん目線に…笑
あおいくんがまた、少しキツめな見た目とは裏腹に良い子というか、偏見とか嫌な感情とかを持たないところも好きです。ややおっとりしたむっちゃんと、まっとうな恋愛してほしいなぁ。

【まほうのおくすり】
やわらかいタッチで、でも残酷な思い出が描かれていました。身体的にではなく、精神的に。
でも“おくすり”のなかにクローバーの種を入れてくれていたということは、なによりもよりちゃんの幸せを願っているからだと信じたいです。
人によって幸せのかたちは違うし、万人が同じ方向には進まないし、だから理解できたりできなかったり…たったひとりでも、理解してくれたときに救われると思うのです。それが、よりちゃんにとっては日野くんだったんですよね。
母の好意だけれども、治さなくったっていいもの。大切な幸せを大切にしていいんだよよりちゃん。
三田先生の繊細な世界観の根幹が表れている作品でした。

既に次の作品たちが楽しみになるほどです。評価は迷いに迷いました、萌えるところ、たくさんありました…。
延々と三田先生の作品を色々拝読していたいです。とにかくとてもとても、好きな作風!

4

それは運命

雑誌に掲載された短編と、書き下ろしでその後日談をセットにした短編集。

この気持ちは、恋なのか?
って、ようやく気付いていく、その心の動きを丁寧に紡いだようなお話ばかりなので、
雑誌掲載時には、恋愛の成就って所まではたどり着かず、よって、当然のようにエチいシーンなんて皆無。
せいぜい、子供っぽい触れるだけのキスが精一杯。
書き下ろしの方では、そこから多少は関係が進んでいますが、
表題作「白のころ」に対する「青のころ」で、再会した二人が恋人同士になっているくらいで、他のお話は、せいぜい「もうちょっと恋心を自覚する」レベル。
どのお話のカップルも、受け攻めすらあまり定かではない。

でも、この「恋を自覚していく」過程こそが好きな私としては、じつに楽しかった。
手書き、手塗りのこの絵のタッチも、昔好きだった乙女チックな少女マンガに通じる物があって、懐かしくてよかった。

かなり「神」に近い「萌×2」です。

4

丁寧で優しい物語集。

5編の短編集。
それぞれにじんわりと、思うところがあって
良いコミックでした。
なんか、三田さんの人柄が表れてんだろうなー、みたいな。
あとがきの字がね、とても丁寧な字で。
力が入ってなさそうだけどもきれいな字なのですよ。
性格が表れてそうだなぁと思ったのです。

で、内容ですが。
表題作の『白のころ』と続編の『青のころ』が
個人的には一番好きかなぁ。
切なさでは同本の中で断トツな気がしました。
BL王道の『男同士だからと悶々と悩む』まで
いかないほど幼いころの恋って感じだったから、
今までに読んできたBLとはなんだか違う切なさだった。
自分の気持ちすら分からない幼さと
相手を傷つけたくないという思い。
そこが詰まった雪の中でのシーンは切なかったよ。。。
太一の心情が胸に迫ってきて。
「今は これ以上 返せんでごめん」
この心の中でのセリフがとても印象深い。

物語の終盤、別れのシーンの後、
急に現在になってて一瞬「?」ってなったけど、
1P目のモノローグ考えたら納得。
「電車に乗ると…」っていう回想の終着点なのね。
ちょっと分かりに続きくいけど。
『青のころ』では、太一が逃げずに
「初恋じゃった」と伝えるシーンが最大キュンだった。


他作品もそれぞれにじんわり胸に来るポイントがありました。
ゲイだともう自覚していたり、
同性を好きになることに疑問や嫌悪感を
あまり抱いていなかったりするから、
他作品は切なさ度合いは低めかな。

全体的にはBL的萌えではなく、
「かわいいな」「いいな」と思う感じ。
少女マンガに比較的近い印象が強いかもしれない。
優しいストーリーをお好みの方にはおススメ。

ストーリーには全く関係ないけど、
誤植が一点気になって仕方ない(笑)。
今は直ってんのかも。

2

みんな、それぞれに何を望む?

 三田織先生の初作品集とあったので、どんな先生、どんな作品なのかなと楽しみにしながら読みました。

 『白のころ』『青のころ』

都会からの転校生、藤を太一が出会って両思いになるまでの話です。同性を好きになって、悩んだりもするのですが、話はいたって王道です。その上、台詞も設定もBLというより、ノーマルな恋愛という感じが終始漂っていて、萌えられませんでした。

 『春は半歩先』『春が来ちゃった』
 
 森口は花屋の彼氏が忘れられず、元彼氏が働いている花屋をそっと覗いてしまう日々を送っています。その場面を、会社の同僚でお茶目で目立ちたがり屋の幸男に見つかってしまい、幸男は森口がゲイであることを知ってしまいます。こちらもBLというよりは、一般コミックのほのぼのする話といった感じです。

 『オフィーリア』

 葉山の描いた絵に一目惚れして、美術部に入った由良。その絵に描いてあるのは葉山の好きな人だと知っても、あきらめるどころかますます好きになっていく。甘いお話ですが、萌えられませんでした。

 『クリスマスブルー』『お正月ピンク』

 学生のあおいがバイトして続きいる先に突然現れた男、岩尾。話し相手になるというバイトを持ちかけます。岩尾はあおいが前々から好きなのに、お金でしかつながることができないというところに寂しさを感じました。
 
 『まほうのおくすり』

 中学生の時に、男の担任に告白して振られたという頼正。そのことは母の知るところとなり、母はハーブなどで頼正の「病気」を治す薬を作り始めます。数年後、別々に暮らす母と頼正。お茶に煮出すパックを煎じ薬として頼正に送るのですが、その薬のパックを頼正が開けて、種をまいてみると、温かい植物が育ちます。

 全体的に、BLというよりもほのぼのしたコミックといった印象です。

3

いいBLを読んだな~という気持ちになれました!

よかった!とーってもよかったです!!
表題作『白のころ』を以前cabVol.18で読んだことがあり、それがとてもいいお話で
気になっていた先生だったのですが、単行本が出ていたなんてまったく知らず、
本屋さんで見つけて即ゲット!しました。

表題作以外に4編収録された作品集なのですが、描き下ろしも多いですしどれもハズレ
なしで買ってよかった~♪と大満足な1冊なのでした!
作家買いする先生がまた増えて嬉しい限りです。
どの作品も『相手を想う気持ち』がきちんと丁寧に大切に描かれていて、絵も可愛らしくて読みやすいですし、読み終わった後になんだか嬉しい…なんだかじわじわくる胸キュンが
たまらんです。恋っていいなぁ…!(笑)

どの作品も素敵なのですが、特にお気に入りな作品の感想を書かせていただくと…
表題作『白のころ』
これはまさに少年の初恋が描かれていて、ちょっぴり切ない、でも幸せ!な
可愛いお話なのです~!
都会からのイケメン転校生・藤本と、片田舎で暮らす眉毛が濃くておさるさん(でも可愛い)な太一。
気が合って2人で一緒にいるのが楽しくて、藤本は太一への想いを続き自覚して、太一へキスをします。
そんな突然のキスに戸惑いながらも太一は藤本へ好意を自覚できないまま、
周りに「ホモ」とからかわれて逃げてしまって…。
一旦別れが見えた2人ですが、きちんと幸せが待っていてくれておもわず応援したくなる
ほどとっても可愛いカップルなのでした♪攻めと受けが逆でも萌えたかな~なんて!

『オフィーリア』
美術部の由良が美術部に入部するきっかけになった一目惚れした絵を描いた先輩・葉山と
出会い、その絵が実は先輩の亡くなった恋人の絵だった…というお話で、
この由良が!可愛いのですよ!純粋で素直で鈍感でまっすぐで…!
憧れの先輩の絵に対しての情熱は熱く、そして次第に先輩自身に対しても意識をするようになって…
それを当の本人に「恋ってどんなものですか?」と聞いちゃう由良が
可愛いのです。由良が制作したおもちシリーズも可愛いです。わたしも欲しい!(笑)
先輩がもらったおもちストラップをなにげに鞄につけてるというところにまた萌え!

『クリスマスブルー』
このお話が一番のお気に入りだったりします…!
クリスマスプレゼントに彼女が5万円する財布を欲しがり、そのためにバイト先の常連で
自分を好きだという会社員の男の話し相手をするバイトをかけもちですることになった
「あおい」。それが時給4000円で、おばあちゃんと2人で暮らすその男・岩尾の家で
週に何度か年賀状用の切り紙をしたり、テレビを観たりケーキを食べたり…。
自分に手を出してくるようなこともしないし、ただただコタツでまったりしてお金だけ
払う岩尾にあおいは疑問を抱きますが、岩尾は「あおい君と一緒にいたいだけなんだ」と
顔を赤くして答えます。その後の2人は…
岩尾が純粋で、あおいしか見えてないまっすぐ具合が可愛いです!
きっとものすごくお人よしで優しい人なんだろうな~と勝手な妄想です。でも意外と
行動力があるのです!恋ってすごいなー!
これからもなんだかんだずっと一緒にいて、少しずつ発展していくのかな~という
2人でした。ちょいちょい出てくるおばあちゃんが可愛いです。

読み終わった後に心がほっこり、なんだかいいBLを読んだな~という気分に浸れる作品
でした!今後も三田先生の作品に期待です~♪

5

人を好きになるということ

表題はじめ4本の作品にそれぞれその後日談が相手の視点で付けられており、本編では恋愛未満で終わっていたそれぞれにその後を見ることができます。
表題に限らず、この1冊を通して、
人を好きになるって素敵な事だな~と、改めて思わせてくれるような何かが含まれているような気がして、とてもキュンキュンさせられて、、、というのではないのですが、心がほっこりとあったかくなるよな、そんな柔らかさが、手描きのラフな線で描かれる絵が訴えてくるのです。

表題は特に、少年期の心というものがピュアに描写されていて、始まりから心を掴まれます。
中学3年の二学期に家の都合で都会から越してきた藤本。
見た目もイケメンなのに、笑わない愛想のない表情に、皆距離を測りあぐねて遠巻きで見守るしかない。
背が小さい太一もまた彼を見ているだけだったのだが、藤本がバスケをやりたいと先生に訴えているのを聞いて、家にバスケのゴールがあるからと彼を誘う。
それがきっかけで仲良くなる二人。
都会と田舎の対比なのか、まだ恋をしたことのない太一と、それを恋と自覚する藤本の気持ちの差が、
二人が仲良くしていることからクラスでた続きったホモの噂に傷つく太一の姿があったりして、
そんな場面が思春期らしくて、キュンとさせるものがある。
藤本が高校は地元に戻ってしまうと聞いてほっとしてしまう太一の心もとても理解できるものだ。
こうして友達として彼等が迎える別れ。
切ない初恋物語で終わっていた本編に驚愕の続きが!!
ここでは、チビだった太一がでっかくなって登場しています♪
愛からわず田舎言葉丸出しで(微笑ましい♪)そしてワンコでv
彼等の再会がキセキだという藤本に、これは運命じゃし、、と言い切る太一の成長したことよ!
太一のショタキャラも、大学生になったキャクターも素朴で、とても魅力的なのです!

『春は半歩先』
花屋で働く恋人に仕事に専念したいからと振られた冴えないサラリーマン森口。
海外出張から帰国した社長の甥で、調子者の朝見に、花屋の女の子が好きだと誤解されて、俺が取り持ってやるからと色々とちょっかいを出してくるのがいちいち神経を逆なでする。
本当は元カレに嘘をついてふられていたと知ったとき、彼は酔っ払って朝見に本音をぶちまける。
まだきちんと恋愛をしたことのなかった朝見が、森口を見直す話。
そして後日談は・・・あいも変わらずな(笑)

『オフィーリア』
卒業生の書いた絵に一目惚れして美術部に入った由良は、学園祭でその先輩・葉山に出会う。
その時から葉山を慕って彼のもとを訪れる由良は、彼の絵に描かれている人がきになって誰だか聞くのですが、それは亡くなった恋人だったのだという。
無邪気で天然な由良に葉山が救われるお話で、その後日談は・・・(笑)

『クリスマスブルー』
彼女にクリスマスプレゼントにブランドものの財布をおねだりされてバイトをなんとかしないとと焦る大学生。
そんな彼に「時給4千円で話相手になってください、君の事が好きなんだ」というバイト先定食屋の常連の会社員が声をかけてくる。
金の為にそれを受ける大学生だが、毎日ただテレビを見たり、何かを手伝ったりと、普通に過ごすだけ。
ただ一緒にいたいだけという彼の気持ちに、、これで本当にいいのかな?と疑問を抱く大学生。
本編は、会社員に謝礼を返すシーンで終わっています。
そして続きは・・・何故か正月を一緒に過ごしている二人(笑)

『まほうのおくすり』
作者さんのデビュー作品だそうです。
同性愛なのは病気なんだと、自ら野草やハーブを調合してそれを直す薬を作る母親を持つ主人公。
大人になった彼には、同性の恋人がいます。
今彼は幸せなのに、母親は幸せになれないと思っている。
その母親が調合した薬には何かの種が・・・
いつか、母親にも幸せなんだということがわかってもらえるといいな~と想いを馳せるマイノリティのお話でした。
これには、その後がありません。
でも、彼等は幸せなのですから。。。

「恋」という心に真摯に向き合ったお話たちだったと思います。
切なさも悲しさもすべてひっくるめて、素敵だな~とおもえる彼等です。

8

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