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表題作不器用なあいつ

剣道部部員・東義経(高校3年生)
双子の兄・芹生夏実(高校3年生)

あらすじ

超絶ブラコンを自称する双子の妹・早夏に「お兄ちゃんが一番好き!」と慕われる芹生夏実。
だが、彼が心魅かれている相手は、律儀で誠実な同級生・東義経だった。
東の一つ下の妹・優花と早夏に「男同士なんて…日陰の存在なんだから」と反対されたが、ふとした事で唇を交わす二人。
東に握られているうちに理性が負けていく夏実と、東もまた夏実の手の中で今にも弾けそうにドキドキ暴れはじめた―。
不器用な夏実と東の恋の行方は。

作品情報

作品名
不器用なあいつ
著者
池戸裕子 
イラスト
葵二葉  紅三葉 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044394011
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萌々

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中立

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趣味じゃない

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硬派と軟派

風邪をひいているのに煩悩を滅却しようとして、水を浴びる硬派で堅物な攻めです。
真面目で硬派な攻めと明るい攻めで、正反対なカップルです。ラブコメ学園物です。

剣道部部員・東義経(高3)硬派攻め×双子の兄・芹生夏実(高3)ヤンチャ誘い受け
真面目な義経から、妹が気になっているようなのでつきあって欲しいと頼まれる。
ブラコンな妹の目を交わす為に男同士でつきあっている事にして、妹との交際は隠すように提案する。
近づいて見ると、硬派な義経の方が益々気になってきて。

まず、折角の申し出だからと、義経と親しくなった上にその妹ともつきあって両方取ろうと考える発想が受けには珍しかったです。欲しいものの為に後先考えずに進める実行力は、有かも。
人間は自分と性格が違うものに惹かれていくというタイプで、夏実は真面目さが気になって、義経は人の中心にいる夏実の明るさに惹かれます。
双子の自分達を区別してくれて、男の自分をそれでも好きなのかどうかを求めます。
ホモでも好きならいいってタイプの夏実と、祖父から男同士の交際などもっての外と教育されていた義経とでは、義経が真面目なだけにかなりの努力が必要だったと思います。
最初は互いに触りっこで相手を意識させるという入り方で、いきなりHまでいかない展開が新鮮でした。

エロ:★1 Bから入って、最後には朝チュン並なH
総合:★3 ブラコンの妹がウザいとはいえ、騙すのはどうかと思ったので。

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