悪魔の証明

悪魔の証明
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
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  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
27
評価数
8件
平均
3.5 / 5
神率
12.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイSLASHノベルズ(小説・リブレ)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784799711538

あらすじ

大学で犯罪心理学を担当する服部。
他人と関わらず地味に過ごす服部には秘密があった。
大学研究室の場違いな客―粗野で危険な色香を漂わせた男・吉野こそが、服部を支配する彼の男だった。
「君の熱いものを…私に挿れてください」
命じられるままに痴態を晒す服部は、吉野の雄々しい凶器で突かれると、淫蕩にうごめく自分の最奥を止められない。
悪魔のようなこの男に狂わされ、よがり求めるものは快楽、それとも…!?
「エロとじ」収録作品初の単行本化!

(出版社より)

表題作悪魔の証明

父親殺しのヤクザ 吉野 33歳
大学の犯罪心理学教授 服部 43歳

その他の収録作品

  • 悪魔の過去
  • そして、未来へ
  • あとがき

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レビュー投稿数3

矛盾する気持ちを抱えながら…

地味オヤジ受けです!色っぽいです!!

服部は大学で犯罪心理学を教えていて
とりたてて長所も無いような43歳の教授です。
28歳の時、父親を刺殺した18歳の少年の
精神鑑定の助手をつとめますが
それが後々支配され続ける吉野との出会いだったとは…。

服部は、控えめな人物に見えますが
“利用できるものはする”くらいのしたたかさがあります。
中3の時、家庭教師だった大学生に快感を教えられてから
そういう目で見てくる男の視線に敏感になったとか
大学の頃、教授に無理やり関係を持たれた事も
教授の罪悪感を利用して…という
なかなか狡いところがギャップでした!
しかも男なしではいられないようないやらしさが…!!

吉野は正当防衛を認められて罪に問われなかったものの
そのまま順調に人生を歩んでいけず
暴力団の組員になってしまいます。
服部へ執着していながら
わざと離れさせようとする言動が切なかったです!!

本来であれば私は乱暴に受けを抱くような攻めは
好ましくないのですが
吉野のねじれた気持ちがわからなくもなくなり、
最後にはどんな自分をも受け止続きめてくれる服部だけを
誰よりも愛していた事実が嬉しかったです。
最中に、わざと服部に欲しがる言葉を言わせたりとか
可愛いもんじゃないですか!w
自分が求められていると
きっとその時だけは実感出来るんでしょうね。

もう会わない方がいい、
この関係を終わりにした方がいいと思っていても
離れられない二人の愛、
綺麗ごとだけじゃない展開で
最後まで目がはなせなかったです!

そして!!立石涼さんの麗しいイラスト!!!!!
もうとにかく素晴らしかった!!!!!!
ちゃんとおじさん受けでしたし(褒めてます!)
吉野の凶暴そうだけど色気が滴る様子、
服部の乱れ具合、どれをとっても最高でした!!!
何度見ても惚れ惚れします!!

2

捕らわれてしまったのはどちらなのか

小説ビーボーイのエロとじ企画で掲載されその後アンソロジー「エロとじ」になった
作品が大量書下ろしの1冊になって登場した作品。
なにやら懐かしいなんて思いながら読み始めて、そう言えばエロとじで読んだときは
罠に嵌ったのは受け様では無くて攻め様だったんだって思ったことが思い出されました。
犯罪心理学を専攻していた受け様が18才の父親殺しの少年と出会った15年前から続く
関係なのですが、エロが濃いだけでなく、主人公が心理学の専門家でもあるためか
二人の関係性を冷静に判断しながらも互いの肉体に溺れる、そして全て解っていたようで
本当は解っていなかった二人の心、15年の関係が新たな展開になる大人のラブなのです。

ゲイの受け様が担当した少年の攻め様は、受け様の心理結果もあり正当防衛で無罪に。
そして受け様に心を開いた少年に未熟な青年が放つ危うい生に受け様は欲情する。
しかし、攻め様の事を考えて診断後は一切の連絡を絶ったが、無罪になった攻め様が
受け様を訪ねた事から二人の関係が始まってしまう。
憂いを帯びながらも再生への道を進んでいると思っていた攻め様がヤクザになっていた続き
そして、父親の事件も初めから計画的に始末する予定だったと知る。
悪魔を放してしまったかに思われた受け様だけど、深層では納得している。
そしてそこから絶対君主と奴隷のような快楽だけを求める関係になっていく。
それも攻め様からだけの一方的な連絡だけで始まる関係なのです。

前半は受け様が心理的に誘導して攻め様を絡め取った感じがするが、中盤では逆転して
攻め様に引きずられているかに感じるが最終では、やはり捕らわれたのは攻め様だと
やっぱり感じてしまう。10歳違いで、オヤジな受け様なんだけど攻め様を絡め取る
色香があるんでしょうね。
タイトルの悪魔の証明、読み終えるとなる程なと感じ入るお話でした。

4

大人です!

「エロとじ」に掲載された表題に、主人公二人の ”過去” ”未来” を付けたお話。
表題は、ヤクザと大学教授の一体どこに交わりが?な大人な体の関係が、少しだけ過去を入れながら展開されて、その後の2本によってひとつの作品に完成されている。
かなりシリアスな展開でありましたが、ふたを開けると実は甘いという!
表題はやはり、プロローグ的なエッチであり、淫靡さを演出してはいます。
実をいうと、もうエロは食傷気味なので、この二人の関係性がとても興味を引きました。
狡猾で性に対して意外と貪欲な大学教授と、悪魔のような男というところでしょうか?
題名は「ないものを証明することの難しさ」を比喩する言葉のようです。

ざっくりと、二人の関係を挙げてみると、
服部がまだ助手だったころ、父親殺しの少年裁判で精神鑑定のお手伝いに出向いた先で出会った父親殺しといわれる吉野少年と出会ったのがきかっけ。
彼は父親から虐待を受けていたのですが、その胸の傷跡を見たとき引き寄せられるように、舐めたいと思いそうしてしまう。
気まずさからか思い入れからか彼の無罪証明に積極的になった服部。
そして裁判で吉続き野は無罪になり、その後服部の元を訪れて始まった、不定期な吉野の訪問と体の関係。
吉野はヤクザになり、服部は昇進のために教授との体の関係を持ったのをきっかけに自らも教授になる。
その現在も、不定期に吉野が訪れては体を重ねて互を欲している。
それが変わるのが、刑務所から吉野が出所した表題から1年後。
薬を使って服部を抱く吉野。
それから再び連絡が取れなくなり、折しも過去の男により引き抜きの実家方面の大学での教授職へのスカウトの打診が。
吉野の巻き込まれている組の抗争から、自分が守られていたということに気がついたとき。
果たして二人の出した答えは・・・

最初の出会いからして、なかなかに異常な設定でした。
吉野はまだ少年であったはずなのに、いきなり服部と関係を結ぶときの手馴れた様子ww
そこに見出す悦びは、服部にとってなんだったのでしょうか?
どうもイケナイ関係であるほどに燃えるタイプなのでしょうか?
服部は、一見無感情のような印象を受けますが、その実中身は体の欲求に素直で案外に淫乱体質なのか?
勉学への向上心もあるのだが体を利用するなんて、女みたいwと思いながらもやっぱり男だったりする。
対する吉野は、しょっちゅう服部の元へ来るわけではない。
その理由が、全て明かされるとき、渋い男だぜwwな男気を感じてしまうのです。
ひょっとして、初めての出会い、いきなり服部に胸を舐められた時点で、すでに服部の虜になっていたのかも?なんて思えるのですが。

比較的淡々として、シリアスで、若干ダーク目で、
そしてとても大人な関係でした。
惚れた晴れたの、明るく楽しい展開ではないですが、大人っぽくていいかも?と思った次第です。

6

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