愛の蜜に酔え!

ai no mitsu ni yoe

愛の蜜に酔え!
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神38
  • 萌×223
  • 萌11
  • 中立7
  • しゅみじゃない3

106

レビュー数
19
得点
322
評価数
82件
平均
4 / 5
神率
46.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
シリーズ
花丸文庫(小説・白泉社)
発売日
価格
¥648(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784592876847

あらすじ

クロシジミチョウ出身で天涯孤独の里久は、クロオオアリ種の有賀家で世話になっている。次期王候補で片想いの人でもある綾人が病気と知り、治療のため星北学園に編入するが!? 
擬人化チックファンタジー!

(出版社より)

表題作愛の蜜に酔え!

クロオオアリの次期王 有賀綾人 18歳
クロシジミチョウ 黒木里久 16歳

その他の収録作品

  • あとがき&おまけ(SS「王子様のお人形」)

評価・レビューする

レビュー投稿数19

ゆっくりゆっくり

シリーズ2作目。
私に知識がないからそう思うのかわからないですが
思いのほか、虫の習性とか特徴とか
うまく取り入れられててそこがまた面白いなと思うシリーズ。

今回の二人は、クロオオアリ×クロシジミ。
立て続けに読んだせいか、キャラの境遇やら設定やら流れやらが
少々デジャブwま、致し方ない。

ふたりの出会いはもっと幼いころ。
施設にいた受を保護すべく、女王に連れだって迎えに行った時。
お互いにお互いが大好きだった・・のに!というところ。
女王様の策略故にすれ違わされてしまった二人が可哀想。
グンタイアリの血が現れたせいで暴走気味な攻がまた痛々しい。
受視点で読んでいるせいもあるのだが、
なぜそんなに攻が怒っているのか。
2年前の事件とはなんなのか。
明かされるまでがヤキモキしてしまう。

解決してからの記憶喪失。
少しずつ少しずつ。
氷が解けるようにして近くなる距離感が好き。
結局どんな形であれ、好きになってしまうという結論が
可愛いなと思いました。

終わりよければすべてよし。
最後は気持ち悪いくらい受にメロメロな攻にエールを送り続きたい。

2

なんだか懐かしい。

ムシさんシリーズです。
ついつい何度も読み返したくなります。

懐かしさを感じる安定的な王道路線でした。

0

古典的少女漫画+α

以前読んだものを細かい部分を忘れていたために再読。初回は読後浸りすぎてレビューできませんでした。再読してやっと冷静になれたのでレビューを。

このシリーズでは定番の健気受がこれでもかとつらい目に合う展開にロミジュリ要素も加わってお話を盛り上げてます。完全にすれ違って受けは記憶喪失、引き裂かれるも未練たらたら一生お前を…という攻め。ここまでだと70年代少女漫画王道展開。
しかし見どころはここから。カプだけでなくそれを取り巻く環境や思惑も、いったんリセットされてもう一度きちんとやり直していく様子で、前半の鬱気分がすっきりできるのです。なんだか陶芸家さんができの悪い作品をおりゃー!と叩き割って作り直していくイメージとモチーフの陶芸が重なります。と同時に自由と希望のイメージや、恋は二人でするものというメッセージなんかも見えつつの大団円。おまけの攻めの溺愛生活はデザートのようで、満腹です。
難を言えば受けが男である必要性がまったくなくてですね。前半の受けがうざいのは後半で成長するための布石なので仕方ないにしても、BLである必要性が全くない話になってしまった部分かな。受けに男らしさは皆無続きです。それがダメな人には無理かも。そこを重要視しない人にはこってり少女漫画を読む気分で楽しめると思います。クオリティとして星四つで。

2

里久が可愛すぎます。

受・クロシジミの里久と、攻・クロオオアリの綾人のお話。

前半では里久がひたすら可哀そうです。
特にひどい状況がMAXになった、綾人が怒りで皿を割ったり、その直後に犯されてしまうシーンでは胸が締め付けられました。

「あまりにも辛すぎて記憶喪失」というのが私が読んでいた話の中ではあまりなかったので、新鮮でした。
すれ違いが生んだ結果ですが、最後は互いの気持ちが通じ合ってよかったです。

それにしても…あんな可愛らしい子の乳首から甘露でちゃうって…えろすぎる!!この設定が神です!!
虫って色んなことが可能になるからすごいですね。夢広がりますね。
里久がえろ可愛すぎて悶えました。

今回も、街子先生のイラストが可愛くて素敵でした!

1

第2弾 儚く健気すぎる

シリーズ2作目はクロオオアリ科の綾人 と クロシジミチョウ科の里久
一族のために引き裂かれた二人が傷つきながら遠回りして漸くたどり着く愛の軌跡です。

想い合う二人を引き裂き傷つける女王アリの憎たらしいこと。
一族のためにと言いながらも実は自分の血筋があまりよろしくないコンプレックスから次期王を最上の血筋で作り上げることばかりを考えている非情な女でした。
後継者の第一候補である綾人を言いなりにさせるために里久を人質にし、里久を利用するために綾人の将来の安泰を枷にする。
なんてバカな…もっとちゃんと話し合えよ…と思っても、13歳と15歳の無力な少年には難しいことでしょうね。
特に、無知で力のない里久が行動することもできず待つだけの日々を送るのも仕方ないことなんだけれど、いいように操られだんだん追い詰められていく二人を読んでいくのはとても辛くなります。
綾人が凶暴性と不信感が増していく中で弱っていく里久。

前作と同じ名門高校の生徒だったので同じ登場人物たちが出てくるかと思ったら全く別物というくらい居ませんでしたが、終盤で出てきた若い医者が愛の巣への澄也でしたから、時系続き列でいうと前作から7〜8年経った頃でしょうか。

前作の翼が病弱ながらも気が強かったので、里久は絶滅危惧種で日本で最後の一人、そのうえ狭い世界でやっと生きてる病弱ないたいけな子というところで健気度も高いでした。

愛の蜜というのが里久が出す甘露のことかなと思いますが、綾人が夢中になって吸う姿を想像すると、母乳を欲しがる赤ちゃんのようで可愛いです。

番外のショートストーリーでは超甘々です。
やっと心から結ばれてともに暮らせつようになって1年経った頃のある朝のこと。
健康に気遣った朝食を食卓に並べ里久をお起こしに行く綾人がとても幸せそうで読んでいてやっと安らげました。

1

ムシシリーズ2

里久はクロシジミチョウだけど、アメイロアリだと偽っていてアメイロアリに思えてしまって、世間のアリが里久みたいに可愛く見えたらどうしよう…なんてバカな事考えたりしてるんだけど…。
(クロシジミチョウなんだけど…)

里久が綾人にあげるために作ったマグカップ。
怒った綾人がそれを割ってしまってから、里久が可哀想で思わず泣いてしまった…。

純粋で健気な里久が可愛い。
翼も里久も可愛い。

乳首から甘露という蜜が出るとかエロすぎですね。

綾人も良いけど、遥が好きです。
遥は王になるから、カップルになる話はないのかな。

綾人と遥のやり取りもなんか萌えました。

可哀想な仕打ちばかりの里久だけど、綾人も里久を思っての事だし、女王さまも悪気あった訳じゃない。最後はちゃんと謝ってるしね。

怒ってる綾人は怖いけど軍隊アリなら仕方ないよな。軍隊アリって恐ろしいしね…。

とにかく記憶も戻ってハッピーエンドで良かった。

4

サイテー野郎にも、愛はあったのか?

虫の擬人化シリーズ第二弾です。

「虫~~~!? キモい、キモい!」と
思われるかもしれませんが、
擬人化なので、全然平気です。

しかも、舞台も現代日本で、
みんな、普通の人間って感じで暮らしているので、
全然違和感が無く、読めます。

今回も第一巻と同じく、
星北学園が舞台となっています。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

主人公は、ロウクラス種クロシジミチョウ出身の
里久【りく】(受け)。
里久は、絶滅危惧種のため
ハイクラス名家でクロオオアリの有賀家に保護されています。
次期「王」の綾人(攻め)だけは、
ずっと里久に優しかったのですが、
高校に行ってからは、会うことも手紙も拒否されていました。



…と、書かれても、多分初めてこのレビューを見られる方は、
なんのこっちゃ分からないですよね。

設定は、絶滅の危機に瀕した人類が節足動物との融合を
図って、各人が節足動物化で呼ばれている…というという
ものなのですが……

難しく考える必要はないと思います。
今も人間にあるように、
「貧富の差がある」
「身体能続き力に差がある」
「頭脳の良し悪しに差がある」
のと、同じと考えれば難しく無いと思います。

強い節足動物ほど、それが強く、
弱い節足動物ほど、それが弱い!というだけのことです。



ストーリーのほうですが、
そんな綾人(攻め)に恋焦がれる里久(受け)。

ある日、綾人が病気だと知り、
しかも治療できるのは自分だけだと知ります。

綾人(攻め)の元へ里久(受け)は行くのですが、
「俺に顔を見せるな。お前だと思わずに、俺は抱く」と
言われ、里久が生きていくために必要な「蟻酸」を
注入されながら、愛の無い一方的なセックスをされます。

あああああ、もうこの綾人という男!!
殺してやろうかと思うほど、サイテー野郎です!
何が治療だ!
治療なんかされずに、倒れてしまえ、このヤロー!!

うう、優しかった綾人は何処へ行ってしまったんだ、
チクショー……。
もう遣り切れません。

でも、綾人は里久に裏切られたと勘違いしてたんですね…。

しかしながら、「治療」のために2日に1回、
愛の無いセックスを繰り返す綾人と里久。

ううう、なんて虚しい日々なんだ…。
里久がどれだけ心を痛めたことか…。


綾人は自分が怒ると、髪と瞳が金色になり、
グンタイアリの血が出てしまう症状がありました。
怒りが頂点に達すると、その姿が固定化されてしまう綾人。
それをなんとか阻止しようとする有賀家の女王。


里久は、綾人が自分のことが本当に嫌いになってしまったと
思うようになります。
それほど、綾人の行動はひどい!
態度もひどい!
綾人のことを「サイテー!」と100回ぐらい
罵りたいぐらいです。

綾人のひどい言葉の連続。
「俺は、お前に会いたくなかった」
「お前と出会ってなければ、俺は苦しまずに済んだ」
「そんなに俺の役に立ちたいなら、俺の前から消えてくれ」
「あの子にはこの学園に来られて、迷惑してるんだから」
「消えてくれ…俺の前から…」


そして、綾人に敵対している有塚に襲われ、
乱暴されてしまう里久。
薬を飲まされ、意識を失い、
意識が戻った時には、もう遅かった…。
里久は、有賀家の記憶を全て失っていたのです。
勿論、綾人との小さな頃からの思い出も、恋心も全て…。

あああ、ここの場面は切なかった。
丸い目をきょとんとさせて、記憶喪失になった里久。
チックショー、全部、綾人のせいだ!
あんなにも健気に、一途に、綾人だけを
想い続け、その言葉を紡ぎ続けたのに、
綾人は目を背け、愛の無いセックスばかりして…。

里久を思うと、可哀想で可哀想で…。
胸が締め付けられそうです。
しかも心因性の記憶喪失…。
全ての原因は、綾人…。


それから懺悔をするように、綾人はコロッと
人が変わります。
実は、二人の仲は女王によってことごとく邪魔をされ、
綾人が里久を憎むようになったと、
綾人は真実を知ります。
そして、綾人は泣きます。
本当は、里久に優しくして、守ってあげたかったのだと…。

ううう、ここは切ないシーンです。
事が起こるたびに、すれ違い、すれ違ったら、またすれ違い…
ついには最低な男に成り果てた綾人。
しかし、里久が本当に綾人を好きだったという
真実を知りました。
それでも、里久は何故綾人が泣いているかが
分かりません。
綾人の涙は、報われないのだろうか?
後悔の涙は、もうすべてを元に戻せないのだろうか?
懺悔の涙は、もう全てを許してはくれないのだろうか?
胸がぎゅうっとなる場面でした。


そして、クライマックス。
雨の中、綾人に会いに行く里久。
「好き」と告白しますが、
綾人は決して首を縦に振りません。

「俺にはもう、里久を好きになる資格はない」
綾人の中ではもう、里久に対する罪悪感で
いっぱいでした。

もう、じれったいな!
男なら、うじうじ、もじもじせずに、
里久の告白を受け入れろよ!
里久の大告白の方が、よっぽど
男らしい! と、思いましたね。

そしてストーリーは、記憶喪失のまま、
綾人に抱かれることを選んだ里久。
そして、大事に大事に里久を抱く綾人。
今まで、一方的で愛の無いセックスを強要してきた綾人が
初めて、真綿で包むように里久を抱いたシーンでした。
優しいセックスシーンでした。

ラスト、記憶を取り戻した里久。
それでも綾人を想う気持ちは変わりませんでした。
ということで、愛の中でハッピーエンドに。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

冒頭から、攻めの綾人はサイテーヤローで、
ずっとそれが続いて、続いて、
怒りは募るばかり!!

このやろおおおおおおおお!!
そこに直れ!
成敗してくれる!!

そんな気持ちでいっぱいでした。

中盤以降も、綾人が里久に対しての態度が
酷いものだから、
「これからどーなるんだよ……」と
かなりハラハラものでした。

最後はなんとかハッピーエンド。

健気受けというのは、里久にこそあるような言葉かもなぁ。

2

健気受!きゅんきゅんきます!!

シリーズはこの作品が初読みです。でもきちんと世界観に入れたので、単品でも大丈夫だと思います。
健気受、六青みつみさんの作品とか好きな人ならハマると思いますよ。
話は王道なんですけど、設定が新しいのと流れがうまいので飽きずに読めます。
追い詰められる受けに感情移入しまくって胸が締め付けられる思いでした。
読む前は正直、虫の擬人化って…と思っていた自分を叱りたいです。身分の差に毒、媚薬、共生の関係など、虫だからこそのおいしい設定が盛りだくさんです。
特に乳首から蜜がでちゃう身体とか…えろ、とによによしちゃいました。
挿絵も可愛らしくて、おめめうるうるな受けに心臓をやられますw
切ない話が好き、王道がすき、健気受が好き、誤解すれ違いおいしい、って人にはおすすめです!

6

アイタタタ、痛い!

私いつも思うんですよ、BLの攻に。
とりあえずお前、人の話をまずちゃんと聞けって。

今回もご多分に漏れず、そんな人の話をまったく聞かない攻と、分かって貰えないけど健気なの、な受の王道少女漫画的展開一直線の擬人化昆虫シリーズ続編です。
前回カップルの澄也なんかも脇で登場しててニヤニヤ。
王道って一歩間違ったら安っぽくなってしまうのに、しっかり肉付けされてるとこんなに安心して楽しく読めるのか、と嬉しくなりますね。

前回と同じパターンのハイクラス×ロウクラス(病弱)です。
またか……? と思ったものの、樋口さんのファンタジー大好きなので全然気にせず読めました。
『身分違い』『すれ違い』『健気受け』の三拍子揃って嵌らないわけないです。
切なくてきりきり胸が引き絞られる展開が、序盤から終盤までこれでもかってほど続きますが、最終的に幸せなので大満足。

幸せまでが遠ければ遠いほど、不憫であればあるほど、そして酷い目に遭えば遭うほど、ラストへの期待とそのカタルシスを前に滾ります。
今回なんて幸せまでの道のりがハードすぎて、萌え滾った。
攻のちょっと気持ち悪いくらいの執続き着にニヤニヤすること請け合い。

8

泣いちゃうね・・・

どうやら前作品から数年後の設定の様です
でも前作品にとは
別話なので単品読み可だと思います
後半、前作品の攻め様がチョイ役で登場します

今回の作品、前回にも増して悲しく痛く涙がでましたよ つД`)
虫と融合をはかった人間なので
虫の生態系や特徴を引き継いでいるために、攻め様受け様の関係も
それに準じて成り立っている感じです

健気受けが好きな方にはお勧めですね
とことん受け様がかわいそうな感じ・・・かわいそうですが
たまらなく話に入り込めて、萌える事も出来ました

痛いながらも最後は攻め様が溺愛している気持ちを隠し綺麗ないのが
この作品の救いですね(;^ω^)

3

クロオオアリとクロシジミの関係に激しく萌を感じた

前作「愛の巣へ落ちろ!」は私を商業BL小説の魅力を教えてくれた私にとってかなり印象深いというか、大切な作品でありました。そしてやっとスピンオフ読めて嬉しい限りです。

なんだか前作もそうですが前作よりさらに痛い印象を受けました。幼少期から同じ環境で育ち互いに想い合っていたのにもかかわらず、ある事情により2人は離れ離れになりその間にすれ違って、綾人(攻)は里久(受)に裏切られたと勘違いしでいます。再会した2人ですが里久は真っ直ぐに想いを伝える一方、綾人は冷たい態度を取ってしまう。
読み手として綾人の本当の気持ちとは逆の行動をとる苦しみがばんばん読み手に伝わりました。優しくしたいのにそれができないでいる姿にむずむずしてしまうのです。
里久も非常に健気で純粋、綾人のためならすべて我慢してしまうなか、それが心身ともに憔悴しきって極限の状態のときの溢れ出した本音を告げたシーンは胸が締め付けられました。私はこのシーンで鼻水ずるずる状態で泣きじゃくってしまいました(笑)
久しぶりにBL小説で泣いた気がしますw

ただちょっと後半少女漫画要素が私的につよすぎてちょっと気持ちが降下。里久が続きただ純粋で健気ってのが…前作の翼のように健気でありながらも攻に反抗し男前な感じが私は好きだったのでマイナス1ってことで萌にさせていただきます。

とかいろいろ言っていますが全体的にはよかったです!

今回はクロオオアリ×クロシジミチョウということで前作でもそうだったのですが、この2種類の虫について調べながら読み進めていきました。ビックリしたのはこの2種類の虫さんたちホントに共存しながら生きているってこと。まさに綾人と里久のように!
クロオオアリはクロシジミが出す甘露に引かれてやってきて自分の巣の中でクロシジミの幼虫を育てるらしいですよ。なんかそれ知っちゃうとよりこの2人の関係がリアルに感じられより感情移入できキャラやストーリーだけでなくその設定に魅力を感じることができました。

11

虫の生態を上手く使った、古き少女小説の世界観

虫シリーズ第二弾。
あ、でも、商業誌では第二弾ですが、『愛の裁きを受けろ!』が同人誌で出ているので
(何故これを商業誌で出さないのかな?と本当に疑問。私はボロ泣きした長編です。)
実質第三弾です。
ただし、世界観と舞台になる寮制高校は『愛の巣に落ちろ!』と同じですが、
澄人が医師としてちょこっと出てくる以外、全く話は関係ありません。

              :

一族の王になることを決められているクロオオアリの綾人と、
クロオオアリの蟻酸がないと生きていけない、絶滅危惧種クロシジミチョウの里久。
出会った時からお互い強く思い合っているのに、
大人の思惑と二人の幼さからすれ違い傷つけ合っていく。

昆虫の特徴を持った人々の階級社会という斬新な世界観。
身分差とか病弱とかに必然性を与えるそんな前提の上に、何故か暮らしは21世紀初頭風で、
話の全体の雰囲気はレトロな少女小説風。

今回の組み合わせは、蟻酸と甘露を与え合うことが重要なファクターだが
妙に科学的だったり、媚薬のような効果があったりして面白い。

樋口先生の描く受けは、ピュアで健気な続きのだけれど、鈍感で馬鹿とも言え、
前半読んでいてイライラすることが多いが、これもまさしくそのパターンだった。
受けにイライラしながら、攻めの不器用さにヤキモキし、
時々キュンとしながら話が進んでいって、最後は優しい空気になるのもいつものおはなし。

脇役の遥くんが結構好きでした。
スピンオフあるかな?あ、でも、彼は女王様の婿になるからダメかなw?

12

やっぱ樋口作品はいい。

樋口先生の作品は商業ベースで出されている物は全部読んでます。
まだ8冊ですがクオリティが高いですね。今回の作品も読み出したら止まらなかったです。翌日仕事なのに・・・と思いながら泣きながら一気に読んでしまいました。

最近はもふもふが流行?で、哺乳類系のBLはよくありますが、虫をBLのネタにするとは! 私は虫は非常に苦手なのですが、この話は人間の体に虫の特殊な性質が付随している感じなのでBLネタとしては美味しく頂けるようになっております。

本作はクロオオアリとクロシジミチョウの特殊な関係がとても上手に演出されています。クロオオアリが蟻酸をクロシジミチョウに注入し、クロシジミチョウの甘蜜をクロオオアリが舐める必要があるなんて、なんてBL的素敵設定でしょう!

そして前作の愛の巣と違うのは攻の綾人が以前から里久の事が好きでいる事ですね。綾人が一途で愛しいと思いました。里久が綾人に告白するシーンは特に良かった!気持ちがあふれる感じが伝わってきました。

前作の七雲が医者としてほんのちょっとだけ登場したのも嬉しかったです。愛のー!シリーズ続くと嬉しいです。オススメです。

7

死ぬほど泣いた

いままで小説で一番泣いた気がする

2

痛い・・・ですか?

皆さまのレビューはもちろん、あとがきで作家さんまでが『痛い』と言われた今作。

私は『愛の巣へ落ちろ!』がもう言葉にならないくらい好きで、こちらも出るとわかった時から『絶対読むぞ!』と待ちかねてたんですが、あまりにも『痛い』という声が多く・・・私、『痛い』作品はとにかくダメなんですよ。ですから、土壇場になって悩み始めてしまって・・・

でも、やっぱり初志貫徹ということで、思い切って読んでみました。読み終えた最初の感想は『・・・痛いか?』でした。
もちろん、『痛さ』がまったくないとは言いませんが、『痛い作品』とは感じませんでしたね。『切ない』とは思いましたが。『痛い』というなら、私は『愛の巣~』の方がまだしも痛かったな(でも、こちらも『痛い作品』とは思ってません)。

どうやら、私は『痛い作品』の捉え方が他の皆さまとは徹底的にズレているようですね。いえ、いまさら気付いたわけではなく、これまでに何度も感じてはいたんですが。
とりあえず、途中の展開がどんなに痛くても、最終的に『(疑問の余地のない)ハッピーエンド』なら、『痛さ=ストーリーのスパイス』程度で、大抵はOKな続きんですよね。まあ、いろいろと細かい好みはありますが。

作品としては、もう本当によかったです!やっぱりこのシリーズ好きだ~!と叫びたい気分。
『擬人化』『ファンタジー』と言う部分を除けば、『身分違い』『健気受』『すれ違い』って風に、もうこれでもか!と王道一直線の展開です。逆に、それがダメな方にはちょっと厳しいかもしれませんね。

ホントにこのシリーズ、『擬人化・ファンタジー』という要素よりも、根底に流れる『少女漫画』のような王道っぷりの方が、読み手を選ぶんじゃないかと思うくらいです。

でもなんというか、そういう部分も合わせて私とは『相性ピッタリ』って感じなんですよね。私、樋口さんの他の作品はどれも好みじゃないんですが、このシリーズだけが例外なんですよ。

それにしてもこのシリーズって(同人誌のみのCPも含めて)、全部が『ハイクラス×ロウクラス(かつ体が弱い)』と、もう見事に同じパターン。まあ、私はそれも含めてお気に入りなので一向に構わないんですが。

イヤもう、やっぱりこのシリーズが大好きだ、と再確認しました。あとがきで作家さんが『(このシリーズで)もう1作書きたいものがある』と言われてましたが、是非!書いてください。待ってます。

8

も~ッ樋口先生大好きだ~

『愛の巣へ落ちろ!』が大好きでこちらの続編を希望していたので正直
今回のお話は違うカプということでどうなのかと思っていましたが、も~やっぱり樋口先生の書くお話が大好きだ~!と再確認できた1冊でした。
樋口先生の書く攻様は相変わらずへたれでしたが受様の愛を受け入れてからの溺愛っぷりに
いつもにやにやさせられます。
あとがきに『愛の巣へ落ちろ!』の方が明るめな?要素が多いかも、とありましたが私的には
こちらの作品の方が痛くなかったかもです。
なんせ澄也は結構下半身にだらしなかったですからね~
その点綾人のほうは受様に初めからぞっこんだったので一途っぷりは半端なかったです。
樋口先生の書くイチャイチャ表現が凄く好きで。今回も萌えさせて頂きました。
乳首からクロオオアリを酔わせてクロシジミを守らせる甘露がでるっていう。一種の麻薬らしいですが。擬人化ならではのエロですよ。こういうの書かせるとほんとに上手いです。樋口先生。
帯にもありますが「舐めて、そばにいさせて。おれの甘露は、綾人さんだけにあげる」
って里久の台詞が~綾人を自分の虜にできるなら何でも利用したいって気持ちが溢続きれてて
やられました。
あとがきの後のSS『王子様のお人形』がが最高です!
樋口先生は凄くショートを書くのが上手だな~といつも思います。脂下がった綾人を堪能していただきたいです!
澄也×翼も本当に大好きでやっぱり続編希望ですが、綾人×里久もとっても良かった。
もう1冊このシリーズで書きたいものがあるということで。『愛の裁きを受けろ!』とかは文庫だしてもらえないんですかね・・・
次のムシシリーズもイラストは街子マドカ先生でお願いしたいです。このタッグは不動ですよ!
つたない文章でだらだら書いてもあれなんで、ほんと読んで欲しい1冊です。

5

半端な擬人化なんだよねぇ~

シリーズと言っていいのか疑問に感じるけれど、同じような世界の設定で半擬人化と
言うようなファンタジー世界のお話でした。
ファンタジーは好きなのだけど、これはちょっと嫌だなぁ~すべてに於いて萌え半分。
設定も、ハイクラスとロウクラスって言うのは身分的な階級は萌え的には有りだけど
遠い過去に人類が生き残る為に昆虫と融合したと言う設定が今一なんですよね。
人類が生き残る為なら絶滅危惧種や弱い昆虫とは融合しないでしょう?なんて一人
ツッコみしちゃいます。
個人的には、ガッチリ未来の昆虫の世界で擬人化の方がしっくり行ったのになって
ちょっぴり思ったりもしちゃいました。

それに、絶滅危惧種のクロシジミチョウ受け様とクロオオアリの攻め様の擦れ違いの恋。
どんだけ、人の話を聞かない攻め様なのだと只々あきれ返るばかりでした。
まぁ、好きで好きで可愛さ余っての世界で冷静な判断が出来ないのは仕方無いとして
何度も話してるのに、普通なら何かおかしいと感じる展開が何度もあるのだけど
いつも二人ともスルー&激怒か落ち込みで終わらせるんですもん。

そして、擦れ違いがピークになった続き時に攻め様が受け様を拒絶したために受け様が
攻め様の親戚に筋に犯されてしまい、受け様は全ての苦しみから逃れるように記憶を
無くしてしまう。
ファンタジー世界に、これでもかっ!て感じの痛さですよ~、
それに端から虚弱な受け様にその扱いはあまりにも酷なのではないかと思ってしまい
どうしても入り込めないのです、設定がファンタジーのそれも昆虫系なのに、痛い!!
記憶を無くしてもやっぱりもう1度好きになる運命って事なんでしょうけれど
やっぱりどうしても萌え心を擽られないのです。
大好きな攻め様に傷つけられて、更に別の相手から手籠めにされるなんてちょっと
好きになれない展開でした。
この手の作品だと好き嫌いがはっきり分かれてしまうストーリーだなぁ~なんて感じます。

7

痛、イタタタタ・・・

『愛の巣へ落ちろ!』と同じ世界観の2作目はクロオオアリとクロシジミチョウでした。
ハイクラス、ロウクラスという明らかな身分差のある中、前作はどんなに虐められても健気に頑張る主人公の姿が痛さもありながらそれでも前向きでありましたが
今回は更にその上を行く痛さがあって、何度胸がつまって涙してしまったことか!
思わずクロシジミチョウを検索して生態を調べてしまいましたw
クロシジミチョウの出す蜜が蟻の好物であることから、子育てを蟻にしてもらうという生態。それでないとクロシジミチョウの幼虫は生きられないという。
それらの設定が上手く生かされているのに加えて、絶滅危惧種であるということも、そして以前にも増してその種族の生き方みたいのも大きく絡んでくるから、徹底的に痛くて痛くて。
もうここまで落とさなくてもいいじゃないか、というくらいシガラミと誤解が極限まできたところへ、持ってこられる追い打ちのような事故。
それが救いに働いてやっとラストの幸福へたどり着くわけですが、本当に最後まで苦しかったです。
ここまでくると萌えとかいう部分はちょっとすっ飛ばしてる感もあるのですが、でも、話として続きこういうのも有りだし、とてもよくできていたと思います。

日本で最後のひとりになってしまったクロシジミチョウの里久は親を亡くし施設で育っていましたが、それまで種族が特定されていなかったために、クロシジミということが判明したときに、クロオオアリの王族・有賀家の世話になることになったのです。
その時出会ったのが、次期王を継ぐ予定の綾人。
体が弱く、外へ出ることもできず行動が制限されている里久にとって、自分の書く絵や焼き物の絵付けをほめてくれて、傍にいてくれる綾人は唯一無二の存在になっていくのでした。
全寮制の学校へ綾人が入ることになり別れが来たその後、里久は手紙をこまめに出すのですが、それはいつも送り返されてきて、そしてある日届いた手紙には「俺は王になる。だからお前にはもう二度と会わない」という文章が。
でも、王になったら会えるのだと里久は健気に綾人を想い続けて待っているのですが、ある日女王から綾人のいる学園に行くように命じられます。
期待と不安に胸をふくらませ学園に行った里久をまっていたのは、他の人には優しい顔を向けるのに、二人になるととたんに不機嫌に里久を拒絶するような態度を取る綾人の姿でした。
もう自分を嫌いになってしまったのだと、悲しみながらも綾人の役にたちたい、ただそれだけの一心でいる里久なのですが、綾人にグンタイアリの兆候があるという噂が流れ、王位継承問題が絡み、里久に打ちのめされる出来事が次次におきるのです。
そして激しく傷ついた里久に追い討ちをかける出来事が・・・

彼等の置かれた環境と、起きた出来事、心情を読めば、とても切なくて痛くて悲しくて、もう八方塞がりは明白です。
だからこそ辛くて痛い。
女王がとても冷たくて冷酷な感じを与えますが、彼女は種族を統べる者としてそれは必要な態度だったと思います。
ただ、里久をただ単に義務感で育てていた部分もあるのでしょうが、綾人の未来を危惧した部分もあるということはとてもわかります。
王になれば、里久とはなれなくてはならない。でも綾人は里久を手放したくない。
”のがれられない宿命”なんて、便利な言葉ですが、一応擬人化モノですから生態は周到している設定ですから、これはそうでなくてはいけなかったのだと女王を責める気にはなりません。
ただ、蟻酸を与えるのが1ヶ月に1回なんて、里久が弱いのもこのせいだったのね、と、生かさず殺さずな飼い殺し状態は切ないですね。
里久も綾人のためといいながら、深く考えてなかった。執着しているようで今ひとつただ一心に慕うのみで、立場の状況を深く理解できなかった子供だったという部分も悪い方向へ向かう原因にもなっていたようです。
綾人もよく冷静になって考えれば色々と思いつくはずですが、それにおもいあたらないのも、彼もまた世界が狭いせい、そして勝手な思い込みだと思われます。
よく考えたら、絶滅危惧種なんだから、日本でただひとりなら、裏を返したらハイクラスよりも更にアッパーなんじゃないか?とも思うんですけどねwww

クロオオアリと綾人だけしかなかった里久の世界が広がった終わりには、希望がありました。
あとがきの後の、その後の話で里久がバイトまでできる、色々な事を精力的にしている姿に驚愕です!
綾人もまた狭い世界で生きていた人だったんだという、里久をちょっと見くびっていたと思わる部分が垣間見える(ただの深い愛情による嫉妬だけではなくて)話でもあったような気がします。

ひょっとしたら、里久が記憶をなくした期間というのはサナギの時期で、記憶が戻ったことにより羽化して、そして有賀の家から羽ばたいたという、蝶の成長をなぞった物語だったのかもしれませんね。

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シリーズ2作目

前作である「愛の巣へ落ちろ!」に心底はまったことから、
本作も楽しみで仕方ありませんでした。
「萌」具合を言うと、前作には及ばなかったかな?と思いますが、
前作が良すぎて「神」評価であったので、シリーズとして
十分楽しめたと思います。

私は、あまりにフェシミスティックな考え方の登場人物は、
どうしても好きになれません。
が、このシリーズは結構、悲観路線を攻めていくので、
この作品を読みながら「これ以上は、悲観的にならないで!!」
と思ってしまうのですが、ギリギリのところで踏みとどまってくれます。
(心から、物語を楽しめて良かった~と思います。(笑))

前作と同じ高校が舞台になりますが、
登場人物は皆、新キャラクターです。
ロウクラスの絶滅危惧種である里久は、
ハイクラスの名家に保護されています。
ある日、想い続けていた綾人が病気であり、その治療をできるのは
自分だけだと言われ、綾人の元への行くことになります。
ずっと想っていた綾人の傍に居られることが嬉しいと思う反面
綾人の態度がとても冷たい・・・。

すれ違いもので、せつなかった・・・。続き

ただ、ちょこっと澄也が登場するのが、
同人誌までチェックしている者としては、嬉しかったです。

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