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表題作嘘つきなキミの虜 上

芹沢亮輔(大学生・先輩の代理でバイトする)
生田悠希(バイト先のデザイン室、室長)

同時収録作品償いの行方

水上 不良
桐越 生徒会長

その他の収録作品

  • Memories of snow (描き下ろし)

あらすじ

イケメンで面倒見も良い上司の生田に憧れる亮輔。けれど、偶然知ってしまった生田のオフ顔はワガママ放題の暴君。亮輔の運命は!?

(出版社より)

作品情報

作品名
嘘つきなキミの虜 上
著者
水名瀬雅良 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
シリーズ
嘘つきなキミの虜
発売日
ISBN
9784775519004
3.7

(16)

(3)

萌々

(6)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
60
評価数
16
平均
3.7 / 5
神率
18.8%

レビュー投稿数8

女王様受け!

ちるちるで女王様受カテゴリに入っていたので買ってみました。
悠希さん、すっごく好みの女王様でしたよ~。
口も性格も目つきも悪くて、攻めを見下してフフンと笑ってしまうようなかっこいい受け様でした。ふだんはそんな姿を隠しているのですが、「ホントは酒もタバコも大好きv……男もな」って、ハートマーク付きの台詞を見下し真顔でいいのけるその姿は貫禄たっぷりでステキすぎ!ノンケの亮輔が自分のキスで勃っちゃって、しゃーねえ俺が抜いてやるよって手コキするんですが、攻めがぎゅって目瞑って喘ぐ姿にゴクリと喉を鳴らす悠希さん…めっちゃ色っぽくてたまりません。

…ただ、亮輔の従兄が悠希さんの元カレだと判明してからは、元カレに未練たらたらですぐ傷ついて揺れちゃって、心から「女王様受けです!」ってオススメできるとはいえないんですが…。でも、美人で口が悪くて傲慢な受けが好きな方には良い受けなんじゃないかなって思います。

ストーリーとしては…元カレの従兄が悠希さんに固執する理由がイマイチよくわからなくてちょっと気持ち悪いだけかなーって感じがしますね。フられてるのに探偵に素行調査させたり家にまで来るって、怖いわーーー;
この先どうなるのか、早く下巻が欲しいですね。

6

水名瀬さんには珍しいタイプの受け様?

まだ下巻は読んでいないのですが、今回上巻を読んでまず思ったのが、受け様の性格が今まで読んできた水名瀬さんの作品には見たことがないなというタイプのものでした。
性格が男前というのは以前にも読んだことがあるのですが、二重人格でちょっとヤサグレな自暴自棄的なところがあるというのは…余り記憶にない…。
会社では出来る上司で温厚で部下からの信頼も厚く、完璧な男に見えるんですが、会社と離れたプライベートでは豹変して、普段の顔が完璧に自分の性癖を隠すものだということが分かる。
このギャップに驚かされて、「な、何があったんだろう?」と思わされるのですが、お話を読んでいくと、受け様は元々は恐らく結構乙女で純な青年だったんであろう、ということが伺えるんです。
あることをきっかけに今のように変わってしまったのでは?と推測されるんです。
それに対して攻め様はノンケなんですけど、昔受け様を見かけた時があって、その時の可憐な印象が拭いきれず、受け様が気になるんですよね。
受け様より恐らく8歳くらいは年下だと思われるんですが、優しい男なんです。
お話はこの二人ともう一人の人物で進んでいくのですが、一波乱ありそうな感じで終わっています。

同時収録されているのは高校生のお話。
不良xとっても真面目な生徒会長ですよ~(笑)。このカップリングも好きです。
不良の子は根は悪い子じゃないんだろうと思わせるのですが、結局は無理な要求を生徒会長にして、ちょっと強引で悪い子だな~wと思うことをするのですが、期待を裏切りませんね(笑)
ラストはちょっと甘い雰囲気になって、もっと甘々になった二人も見てみたい、と思いました。

1

振り回し方も魅力的

美しい絵柄、人物造形の作り込まれ方、近づくきっかけ、性格・行動のギャップ、過去の男、恋の始まり、そしてトラブルの予感……
もう、非常によく出来た物語で、読みやすく、入り込みやすく、上下巻の長さがあるため駆け足感もありません。
もしBL知らない人に何かBLらしい作品紹介して欲しいと言われたら、コレ最適かも。
何より、受けに女性的な傾向がないところが私は好きなんです。女の代用品じゃない。
正に「ザ・BL」。おすすめです。

「償いの行方」
路地裏で襲われていたところを不良の水上に助けられた生徒会長の桐越。
その時に怪我を負った水上にカラダを要求され…
かなりの短編ですが、水上を好きになって切なくなる気持ちが描かれてます。水上もきっと桐越に本気になると思うよ。

「Memories of snow」
「嘘つきな〜」の過去エピソード。
由基が悠希のカテキョだった時の話。悠希が純情少年でかわいい。
今と別人…と嘆く亮輔に「ケッ」とする悠希です。

1

幻影はどこへ?

亮輔は、大学の先輩の代理でアルバイトをすることになるが、そのアルバイト先に生田がいて、再会から始まる。
再会と言っても、亮輔が、従兄のかつてのカテキョ生徒だったと認識しているだけで。
そして、生田は由兄(亮輔の従兄)と再会することになります。
亮輔が薄々感じていた、由兄と生田の関係。
由兄の、生田への考えに、亮輔は苛立ちます。
また、生田の、由兄への感情に、亮輔の思いは募ります。

亮輔は、亮輔の知っている生田と、仕事をする生田、私生活の生田、更に生田の根底にある姿に振り回されます。でも、ほって置けないようですね。

お話は、本当にタイトル通り。嘘から始まる恋もある。

次巻はどうもドタバタしそうですね…。
人物勝負な水名瀬先生、今回も存分です。
亮輔でなくても、生田の表情の違いが分かります。

5

ホントの姿が見えた時に愛しさが溢れる

まるで二重人格かと思うような受け様が主人公のお話なのです。
そしてその毒牙?に捕まってしまうのは受け様の会社でバイトをする事になった
大学生の攻め様なのですが、二人の間には皮肉な繋がりがあったのです。
攻め様は受け様の事を見知っていたんです、それは攻め様の従兄弟で受け様の高校時代の
家庭教師をしていて、二人が一緒にいるところを見た事があるから・・・
でも過去に見知った受け様とバイト先で出会った受け様との印象が全然違っていた。
さらに、受け様がゲイで、会社で見せる温厚で優秀な上司に姿からは考えられない
傲慢で我儘で、男あさりをしてる姿を目撃してしまう。
攻め様は受け様の本当の姿がどれなのか困惑してしまうのですが、そんな時に海外にいた
攻め様の従兄弟が戻ってきて、二人が過去に付き合っていて、受け様の初恋の相手で
受け様がいるのに、従兄弟が結婚をした事を知る事になるのです。

受け様と従兄弟に巻き込まれる形で、いつの間にか受け様と付き合っている事に
されてしまい、更に思いもよらないような展開に巻き込まれ、憧れていた従兄弟の
最低な男ぶりに激怒して、受け様を渡したくないと思ってしまうのです。
過去の初恋を忘れられなくて、一夜の相手で気を紛らわせるような受け様の姿に
攻め様は次第に心が傾いていきます。
そして、攻め様の従兄弟も、受け様を忘れていないような感じで、続編でもひと波乱
ありそうな予感です。

1

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