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富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 富士見二丁目交響楽団(上)

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表題作富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 富士見二丁目交響楽団(上)

桐ノ院圭・指揮者
守村悠季・バイオリニスト

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

所属事務所SMEの嫌がらせによる疑獄騒動で、窮地に立たされた圭。悠季や友人たちの活躍で真正面から闘うことになるが、SMEとの訣別は音楽の檜舞台からの引退を意味して…。

(出版社より)

作品情報

作品名
富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 富士見二丁目交響楽団(上)
著者
秋月こお 
イラスト
後藤星 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ
発売日
ISBN
9784041004555
3.2

(8)

(1)

萌々

(2)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
25
評価数
8
平均
3.2 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数4

次巻で完結・・・!!

フジミストにとって、
今回の展開は、読んでいても
もぉぉぉぉぉ!!心配で心配で(><)ノ

でも、この長く続いたシリーズが
完結するには、必要な波乱なのかもしれません。

前巻で、圭は、アメリカにて未成年への性犯罪という濡れ衣を
着せられ、逮捕されたという、ショッキングな終わり方だったのですが、
今回は、それを知った悠季や周りの仲間たちが
この事件の濡れ衣を晴らすために、動き始めます。

アメリカ側(圭)の動きは全く分からないので、
読んでいても、「圭は、大丈夫??」なんて、心配の気持ちが
おさまらないのですが、
悠季の奮闘を読むことができたのは、良かった。

悠季は、今まで、同性愛者であることを知られることを
恐れていたのだけれど、圭を守るためになら
立ち上がれるという成長は、
ずっと悠季の成長を見守ってきた読み手にとっては、嬉しいことのはず。
だって、1巻~初期の悠季で、内気でジメジメ??してて、
「しっかりしろよ!!」なんて、思ってしまっていたんですもの。

今回の巻は、次回、逆転ストレートパンチをうつための
ジャブなような感じで、事件の解決とかは全く見えないので、
身もだえしちゃうかもしれません。

SSでは、拘置施設での圭の様子が読めます。
これを読めて、ちょっと安心しました。

次巻は、完結。
この汚名事件をきれいにひっくり返して、
2人ならではの完結を読めるのが楽しみで仕方ありません。

でも、あまりにも長いシリーズで、ずっとBLでは、この作品
ありきできたから、完結してしまったら、
寂しくなりそうです。。。外伝だして欲しいと、
未練ダラダラであります。

3

カトリ

実は前巻から購入出来てません。あまりにもショックが大き過ぎて……
でもでも、レビューを見て、逆転ストレートパンチを信じて待とうと思えました!!

悠季、立ち上がる

この、長く続いた富士見シリーズも、いよいよ完結!
という事で、なかなか劇的な展開です。

近作では、ほとんど悠季の音楽的成長物語の側面が大きくて、恋愛面ではもうしっかり絆ができたカップルの二人、寧ろBL的なエチシーンを無理に描かなくてもって感じでしたが
、ここまで完璧に圭が不在って。
上巻では、ニューヨークと東京の距離に阻まれ、悠季がひとりで、かっかと燃え上がって、いろいろなところへカムアウト爆弾を投下していますが、さて、下巻の完結編ではどんなフィナーレが待っているのでしょう。
間違いなくハッピーエンドというお言葉を信じて、結末を楽しみに待ちたいと思います。

3

最終巻が心配でした…(-_-;)

「薄い・・・;;」
前巻『冬の旅』の最後で、桐ノ院圭・NYで逮捕!の爆弾投下から、いよいよ完結編、との告知とあいまって、落ち着かない気分でこの本を手にした最初の感想がそれです(爆)

フジミシリーズは、全体通して『神』評価でいますが、
これまでがあるがゆえに、ここでは辛口コメントですので、ご了承ください。

上下巻連続刊行なので、両方揃ってから読もうかとも迷いましたが、
(実際、このレビューは上下巻を読んだ後で書いてますが;;)
このページ数から、上下併せて読んだところで、心底満足…な読書にはならなそう(汗)
という結論を持って読み、心配的中、といった巻です。)゚o゚(

懸念通り、新たな登場人物は次々出てくるし、
事件解決への複線と思える風呂敷がいくつも開くし・・・
これが、次ですっきり収まる訳がないでしょうに・・・!? 
秋月先生、どうしたの??? ルビー文庫、何があった!?(爆)と
読みながら、話とは関係ない疑問がいっぱい浮かびました。

事件がらみでは、悠季の心情描写の少なさというか、あのネガティブ心配性の悠季とは思えない様子に違和感が募りましたし、
勝山指揮者や雑誌記者相手に、弱みを握られるような形での余計なカミングアウトをしてしまう迂闊さというか、
事態収拾の助けにならないと分かるよね?な、妙な開き直り方と発言ぶりが、納得できなかったです。

大人しい小心者だけど、時々思いがけないような暴走もするのが悠季でしたが、
それでも、激高するまでの流れなどが不自然に感じられたのは、ページ数の少なさからくる唐突感でしょうか・・・

勝山指揮者相手にケンカを買う流れは当然と思いますが、
下劣な絡みセリフに、正面からいきなり肯定するような受け応えをした辺りも唐突で、
読者として共感しながら読むこともできなかったです。

事件解決を軽く考えているような、火に油を注ぐかの軽率な行動ぶりが目立って、
それが心配と焦燥の余りの行動には見えず(描写が足りなかったですよね?)、
これまでの成長ぶりがどこかに行ってしまったバカな子供のように見えたのが残念でした。

そして何より、次一冊で終わるのは無理だわ;; な感想ばかりが残ったものの、
心強い味方になってくれそうな新キャラと、
特典の出版社ペーパーに、桐ノ院圭が全力で戦う事を決意する独白ショートがあったので
次巻への期待がつなげました。

1

なんかラストが不安になってきた

長かったシリーズもラストスパートですね。
悠季ってバイオリンの腕は上がったみたいだけど、世間一般的な部分ではまったく成長していない、もしかしたら後退しているのでは?と思わせる内容。
圭やまわりが「悠季はバイオリンだけ弾いていればいいんだよ~」と甘やかしたツケでしょうか。
いや前作「冬の旅」の最後を読んだときにこうなりそうと予想はついていたけど・・・冷静さを欠いた悠季の行動に呆れました。
最後に年上の女性にひっぱたかれるまで止まらないっていうのもどうなの。
次巻で終わりですよ>悠季。しっかりしなさい。そして、ハッピーエンドへ♪

0

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