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ひとことで言うと凄くよかった!
こーゆう和がテーマというか、昔!!って感じの作品は読んでて疲れてくるモノが多いので買うときは本当に迷いました...。ですが買って良かったというのが感想です。
攻めは本当に受けのことが好きです。
執着してます、歪んでます。
読んでてなんか気分がよかったです
最後のほうは本気で泣きました。(感動で)
万人受けするかはわかりませんがぜひ沢山の人に読んでいただきたい素晴らしい作品だとおもいます
あまり関係ないですがこれ読んでて天上天下の「花と散るらん」と 十夜の「ゆらゆらり」っぽいなーって思いました。 これ読んだひとはいい曲なんでぜひ聴いてほしいです!
宮緒先生の激しすぎる執着愛はやっぱりよかったです。
あらすじを読んだ時に、矢傷を負った攻め様は精霊の受け様に執着を持った上に村人を人質にとって受け様を犯し、城に連れ去られたとあり…どんな鬼畜かと正直少し抵抗がありました。
しかし読んでみると確かに生い立ちからくる鬼畜な面もありますが、精霊である清音には身体のダメージを含め悲壮感もなく、戸惑いながらも曉景がぶつけてくる激情を新鮮に感じ人間らしい感情を芽生えさせていき安心して読めました。
清音には悲壮感や憎悪感がないため重くなり過ぎず、設定が設定だけに軽くなり過ぎず微妙な匙加減は 作家力を感じさせます。
曉景は天然で博愛主義な清音に振り回され、苛立ちから大人げなく執着心を見せつけますが、清音の笑顔や一言で鬼のナリを潜め全身全霊をかけて守る姿は俺様のはずなのに…かわいいわんこです。
5歳の息子と本気で清音を取り合う姿は子連れのBL定番ですが、微笑ましくも殺伐としています。
清音と再開を果たした後の2人の続きをもうちょっと読みたかったです。
私の中で1~2位を争うくらい好きな作家さん買いです。
今回は異色の人間×妖精。
舞台は現世ではなく、戦乱時代なので戦国~江戸くらい?
戦争真っただ中です。
攻めは国主で子持ち、奥さんは子を産んで亡くなっていて、愛はありませでしたが地雷の方は注意です。
ただ、この子供も受けによって幸せになっていくので私はこの設定はあって良かったなと思いました。
タイトルにある「鬼」ですが、実際鬼が登場するわけではなく「鬼のような非常な人間」である暁景のことです。
見どころはこの鬼と恐れられる暁景が人情を取り戻し優しくなっていくところ。
愛を知らない、いらないと思っていた攻めが一目ぼれした受けに「愛されたい」と懇願する場面などは、私的に最高視聴率でした。
とにかく愛が重い、依存していて受けを欲っするあまり、乱暴なことでしか手に入れられなかった子供のような攻め。
さすがにその行為はやりすぎでは…と引いてしまいましたが、そんな攻めにも受けは聖母のように優しく接します。
攻めによしよしと膝枕してあげる所も良い!!
冷酷非情そうな攻めが子供のように甘えるところにキュンキュンします。
そしてそんな攻めから初めて受ける狂おしいほどの激情に、だんだんと絆されていく受け。
そんな二人は一体どうなるの!?と読むページが止まりませんでした。
宮緒先生の和風執着愛は、素敵。
「羽化」の1-2巻を読み、過去作品を数冊読みました。
洋風アレンジの和ものは、独特な世界観が創られていて引き込まれます。
里を守る鎮守の桜の樹、その神木の桜の樹の精が、うっかり武将に一目ぼれされて捕まって樹に戻れなくなり、
なんと、武将の弟に本体の樹が伐採されてしまう。
樹木の精霊は、本体を失うと死滅する。
樹の伐採の後、清音は消えてしまう。
自分への酷い仕打ちを、責めない桜の樹の精霊・清音は、それを待っていたのかもしれない。
残された暁景は、狂気を帯びた鬼になる。
・・気になる展開。一応ハピエン。
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さくら、さのくら=「さ」とは穀物の神
=田植えの時期を教える、農業開始の指標。
サクラは木を傷つけるとそこから腐りやすい➡切られたら、清音の命も消える
再読したら、粗筋の読み間違いに気づいてしまった。
訂正不能が悔やまれる。
作家さま、4作目のお話は桜の精霊さんのお話でした、かなりお犬さまってイメージが
強い作家さんですが、執着愛は精霊さんが主役でもやっぱり凄まじいですね。
これだけ凄まじい攻め様の執着話ですが、くどく感じさせずに読ませてくれるのは
やっぱり上手な作家さんなんだと思います。
そして攻め様はと言うと、やっぱりどこかケダモノ的なダメワンコをイメージさせます。
一心に相手を求める姿はやはりヤンデレ傾向で、後半では鬼神のごとき惨殺を
精霊である受け様を追い求めるあまり繰り返す事になります。
どんな事をしても、誰に何を言われようと追い求める愛しい存在を手に入れる為には
どんな事でも平然としてしまう、そしてこれをすれば願いが叶うと思い込む姿は
切なくも哀れでもありますね。
結局は願いが叶うと言うよりは、そんな攻め様を見て、傍にいたいと強く願った精霊が
戻ってくるような展開でしょうか、でもそんな誰か一人の為の強い思いは清廉で自然界の
精霊にはあるまじき感情なんですよね。
攻め様と出会った事で、人間に等しく愛情を捧げて来た受け様が精霊としては
許されざる存在になってしまう。
攻め様の執着が清く美しい受け様を醜い人の世に堕とした感じですね。
なかなか読みごたえがあって楽しませて頂きました。