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表題作お静かに!!

北川 留年しそうな同級生
宇佐美 高校生,風紀委員

同時収録作品兄弟なんかじゃない!!

臣 高校生,兄
明希 高校生,弟

同時収録作品後輩♥甚来君の場合

藤崎 大学生,先輩
基来 大学生,後輩

同時収録作品東京ボーイミーツボーイ

坂本学 中学校の体育教師,25歳
塩谷淳 漫画家,23歳

同時収録作品サマーホリデーメモリアル

山川大吾 高校3年
真壁透 高校3年

同時収録作品然るに自業自得というものは

鳴門武士 日本語学校の講師,38歳
ミツル アメリカ人の生徒

その他の収録作品

  • お静かに!! ~俺がピアスをはずす時~
  • あとがき

あらすじ

派手な見た目でヤンチャな北川の宿敵は、風紀委員の宇佐見。北川好みの綺麗な顔のくせに、素行を監視し、何かと絡んでくるのだ。夏休み、涼みに行った図書館で宇佐見とばったり遭遇した北川は、またお説教か…と思いきや、何故か恋愛モードに突入しちゃって!?ヤンチャ不良×ツンデレ風紀委員の甘酸っぱいラブストーリー。メガネ男子から健気男子まで美形だらけの BL鮮烈デビューコミックス! 描き下ろし付き★

著者:桜田桃太

(出版社より)

作品情報

作品名
お静かに!!
著者
桜田桃太 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832288218
2.8

(16)

(0)

萌々

(4)

(7)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
40
評価数
16
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

リスペクト・N?

新人作家さんの初単行本です♪
この表紙と、最初のカラーからは想像できないのですが、本編に入りまして見ていくと「おや?」という部分をしばしば目にします。
そう、中村明日美子さんの絵に似ているのです。
すべてがそうというわけではないのですが、髪の描き方、人物の全体のフォルム、なにより線の流れ、絵の雰囲気。
リスペクトされているのでは?と思えるのですが、それは10年作品によく見られ、それから現在の絵では少しこなれて自分のものになってきてはいるようですが・・・
しかしながら、全体的に細身の人物が多くはありまして、何げに受け攻めが似てなくもないのですが、それなりに魅力的な絵柄を描かれる作家さんな印象を受けました。
色気は十分にあると思います。
不安定さがなくなればもっとよくなるのかな?という期待もいたします。

表題はやんちゃやってる高校生と同級生の風紀委員の図書館でのお話
公共の場の図書館で大きな声をだしている北川を注意したのは風紀委員の宇佐美。
宇佐美は北川が校則違反をしているとは見つけて注意してくるいけ好かないやつ。
だけど図書館で寝てしまった北川に自分のカーディガンをかけて去る優しさを見て。
宇佐美のツンデレと積極性のおおっ!なギャップ。
やんちゃのわりに、何か憎めなくてかわいい北川の、思いがけない組み合わせが新鮮か?
結構、ストーリー的にはかわいらしいお話
本編エッチなしなしなんですが、描き下ろしにて、初エッチに挑もうとする二人。
初キスのきっかけになる北川の唇ピアスがもたらした・・・爆笑!

【兄弟なんかじゃない!!】
互いの両親が再婚したことによって兄弟になったタメの二人。
高校卒業後、家を出るという片方に・・・という割とテッパンネタであります。

【後輩v基来くんの場合】
先輩に告白して一週間、返事は保留。
飲み会の後、エッチしようと言われて拒めるでもなく・・・恋愛手順は守りましょう?なお話w

【東京ボーイミーツボーイ】
電車の中で痴漢にあって抵抗できないでいるカワイイ子を助けた高校教師。
なんと、その子は男子!しかも学生なのかと思ったら自分の2歳下なだけ!?
あまりにセクハラを受けるので放っておけなくて、しかし、教師としての理性のせめぎあいで・・
この先生、ものすごく全う!これはよかった♪

【サマーホリデーメモリアル】
夏休み、幼馴染が友達から逸脱する話。
これは幼馴染に対する妄想の具現化のようなwww

【然るに自業自得というものは】
いつも着物を着ている日本語学校の講師に生徒がちょっかいをかけたため、階段から落ちたところ、彼を逆に怪我させてしまう。
利き手を骨折したために、自宅で世話をすることになった講師・・・
という流れですが、おいおい!!
着物設定はいいけど、そんなに胸をはだけないでくださいーーーwww
ラストで、受けちゃんも着物(浴衣?)を着て登場しますが、はだけすぎ!!それじゃぁ裸と一緒だよーーー(涙)
まだ、着物の描き方はあまりうまくないようですが、この講師が魅力的に描かれていて、結構好みかも?

4

良い表情がちょいちょいあります!

が、やはり茶鬼さんがおっしゃるとおり、明日美子さんっぽい絵柄です。
あと、なんとなくですけども館野とお子さん的な感じもうけました。
いわゆる足して2で割ったというか…。
オリジナリティとしてはどうなんだろうと辛口な事を述べつつも、
全体的に描きこんでいらっしゃるし、
白黒のバランスも悪くないし
アップが頻繁に使われているわけでもない。
ただ、指が細いのが気になってしまいました…。
男ならそれなりにがっつりしていて欲しいという私の好み故……。
申し訳ない。
だって、節くれだった太い指がココやあんなところに…とかいうのが
BLの醍醐味なんじゃないかと思うのです(あれ?違いますか;)

とりあえず、短編集という事で
各話の流れとしては無理が感じられなかったなーという印象なので
萌評価とさせていただきました。

今後、どんな作品をお描きになるか楽しみにしています☆

3

なつかしいな~

4月にコミックスが出るようなので、懐かしくなって読み返しました。
読み切り6編と描き下ろし漫画1編とあとがき。
雑誌で見かけてほかのも読みたくなって購入した記憶があります。

好きになった最初のきっかけはとにかく『東京ボーイミーツボーイ』が大好きで、絵とか雰囲気がスタイリッシュというかおしゃれだわ~と思ってうきうき眺めていました。
可愛いけど男子で童顔に見えるけど大人って作品なんだか好きみたいです。

あと『サマーホリデーメモリアル』のなにげにアオ〇ンしているところも、ちょっwwまてまてwwwヴぁかッwwwと思いながら読めて面白かった。

また『然るに自業自得というものは』では着物姿の講師が出てくるんですが、お家も日本家屋で、着物で日本家屋BL良い!!…もっと日本家屋と着物を堪能したかったですが、やっぱり短編なのでそれ相応です。
日本家屋と着物BL世の中に増えてくれればいいのに。

エロスは無い~少な目なお話がいろいろでした。
絵が可愛いしきれいで私は大好きです。

1

背景に

もっと手を抜いたらいいのに。

短編集で、お話のひとつひとつは、ストーリー展開に無理がなくて、読みやすくて可愛かった。
人物も、アップの表情とか「おっ」と思うくらい色気があるし、細くて骨っぽい指とか、好み。
惜しむらくは、人物のデッサンが、時々不安定な感じがしちゃうのと、
ここからは、全くの私の好みの問題なんだけど、
背景がうるさい、っていうか、無駄。
実のところ、デッサンがどうとか、お顔のパーツ位置が、なんて言うのは、画面全体の印象さえ好ましければ、たいした問題じゃない。
描き込みすぎないのが好き、なんて言うのは、時代遅れの趣味なのかなあ。

0

トトトン、タン、なイメージ

あら不思議。
この間『花音1月号』を購入した際掲載されていた桜田さんの作品を初めて読み、割と萌え足らずでどちらかと言うとマイナスな言葉を発していた記憶がある私。
繰り返し雑誌を見ている内に、徐々に気になるのです。
「白い紙での作品を読みたいなぁ(※雑誌だと質の悪いカラー紙が多いので)」
とウズウズしたので、迷わずポチってしまいました。

雑誌を見て「うーん」だったのに、何故『白い紙』と思ったのか……それはきっと、桜田さんの絵柄にあるかと思います。
線が細く、細やかな印象。
それでいて、指の関節はゴツゴツしていたり、髪の毛は一本一本柔らかく動いて居たりして動きがある。
繊細なタッチだったりすると、漫画誌だと線が掠れて消えかかったりしている事も時折有るのであまり好きじゃないんですよね。(←仕方ないとは言え。その点OPERAなんかは白系紙だったりするのでとても見やすい)

表題作の他、『兄弟なんかじゃない!!』『後輩♡基来君の場合』『東京ボーイミーツボーイ』『サマーホリデーメモリアル』『然るに自業自得というものは』が収録されています。
そして描き下ろしとして『お静かに!!~彼がピアスをはずす時~』『あとがき』の2つ。
初出の欄を見ますと、2010~2012年の作品が収録されているようなのですが、その2年の間で結構絵柄が変わられていますね。
最近の絵柄の方が、少し話題に上がられた、作家さんの影響を受けてる?と感じられるかも。
『東京~』『サマー~』があっさりめ、という感じでしょうか。

そんな中でも一番いいなぁと思ったものを。


◆『然るに自業自得というものは』
趣味で和服を着ている日本語学校の講師・鳴門武士38歳と、そこに通うアメリカ国籍のミツルのお話。
ミツルの悪戯のせいで階段から落ちそうになった鳴門。それを咄嗟に庇ったミツルが逆に左腕を折ると言う怪我をします。
ミツルは左が利き手、それが治るまでは責任を取って介抱しましょう、それではよろしくお願いします――と進んでいきます。
線が細く美少年なミツルは、きっとずっと鳴門が好きで。
傍に居る事に幸せを感じていたのだけれど、いつかはアメリカに帰らなければならない。
静かな葛藤のようなものをミツルの瞳が語っている感じがして良かった。

けれどやはり急な展開?
お前は男だよと知らしめる為に、いきなりしちゃいますか鳴門さん。
男なら諦めるとか言うなという言葉はいいんですが、その直後に致してしまうというのは如何な物か。
ただ、男なら~の台詞後、
「それなら僕は 女になりたかった」
と涙するミツルにはぐっと来るものがありました。
(だから、お前は女じゃないよと言う為に致したのだと分かるのですが…無理矢理じゃないかなと、展開的に)

ミツルが帰国して1か月後、又鳴門の前に現れます。
僕のバージン奪ったんだから責任とって結婚しなさいよ、と詰め寄る?ミツルが可愛かった♪
でもやっぱり、最後まで鳴門の言葉の言い回しに共感は出来ませんでした(-公-;)


トトトン、タン。
そう思ったのは、全ての作品が単調に思えたからです。
でも画は繊細でとても好きです。これからきっともっと色んな作品が読めるかな、と期待しているので、今後コミックス出たら買っちゃう作家さんかもしれません。

5

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