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表題作恋するカフェラテ花冠

志馬田薫 フローリストで花屋の経営者
湍宙也 カフェのオーナーで大財閥の孫 ハーフ

その他の収録作品

  • キャンディ・ハネムーン
  • 嫉妬は甘い蜜の味
  • あとがき

あらすじ

メルヘン商店街でカフェをオープンさせた宙也は、斜向かいの花屋に注文に行くも、断られてしまい…。

(出版社より)

作品情報

作品名
恋するカフェラテ花冠
著者
妃川螢 
イラスト
きりみゆうや 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
猫のキモチ
発売日
ISBN
9784344825857
3

(4)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

プライドが高いセレブな猫

メルヘン商店街4作目で「恋するブーランジェ」のスピンオフ作。
恋する~の攻め様の弟で、兄の恋人にちょっかいをかけていた弟が受け様で登場。
とても三十路には見えない可愛らしい外見で、気まぐれな猫を思わせる性格です。
そしてお相手は、お向かいの花やさんで、繊細な花を扱うようには見えない大柄の
ちょっと不遜気味で愛想のないような攻め様です。

設定では、可愛い外見をしてて、性格も王女様気質なのに、攻め様に出会うまでは
タチだったと言うのがビックリしちゃう(笑)
それも家柄もあり、プライドも高いから相手に組み伏せられるなんて考えられないって
理由なんですが、攻め様相手では端から受け様認定みたいでしたね。
受け様の思いつきでカフェに花のアレンジを置くことにしたが、新規の注文は受けないと
断られ、プライドが高い受け様は自分で店に乗り込むが軽くあしらわれる。
しかし、別の店で買い求めてきたアレンジに納得がいかなかった受け様は自ら再び
攻め様の店に出向き、店頭売りしていたミニアレンジを二つ買い求めるのだが
その二つを手に取った時に攻め様から何故と問われ、良かったからと・・・
その二つのアレンジだけが、攻め様の作ったものだったんですよね。
やっぱりセレブなので、いいものを見分ける能力は本物なんです。
それから受け様は毎日通うようになるのですが、やっぱり我儘全開で一歩間違えば
かなり不遜な客なのですが、それが許せるキャラクターでもあるのです。

この二人は、好きだ嫌いだなんて言う言葉が無いままに身体の関係を持ってしまうが
その時点で受け様は自分の思い通りにならない攻め様に惹かれていた気がしました。
そして攻め様も、カフェの店先で指定席に座り、受け様本人が招き猫みたいにあたりに
無自覚の愛想を振りまいていた時から綺麗だと思っているようでした。
でも、攻め様も大概オレ様気質だし、受け様も強気だし、甘い雰囲気になるには
かなり時間がかかるようなカップル、それにおバカなフリしてる受け様ですが
実はかなり優秀なのではないかと感じる場面もあって意外性もあります。
タイトルの花冠は攻め様が送る受け様への思いの塊りでした。

3

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