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表題作冷酷王子と不器用な野獣

会社社長 渋沢貴秋 25歳 /兄 悠人
オークションに出品された会社員 篠田琉生 27歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

意識を取り戻したとき、そこはステージの上だった。客席には、マスクをした人々の姿がある。後ろ手に拘束され、謎の男たちの手によって衣服を暴かれていく琉生は、オークションに出品されているらしい。それも、性奴隷として。どうしてこんなことになってしまったのだろう? 異常な状況になすすべもなく、琉生は二人の男たちに軟禁されることになり……。

著者:釘宮つかさ

(出版社より)

作品情報

作品名
冷酷王子と不器用な野獣
著者
釘宮つかさ 
イラスト
こもとわか 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775518977
2.6

(8)

(1)

萌々

(1)

(1)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
16
評価数
8
平均
2.6 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数2

どちらも選べないから二人が欲しい

何処までシリアスなのか、とぼけてるのか、やっぱり受け様のキャラがそうさせる、
前半はかなり痛い展開なのに、その後は何故か兄弟ケンカに巻き込まれるように
受難な日々を送る受け様なのです。
内容は、会社がダメになり、大学時代の友人に誘われ大手の監査の仕事をすることになる。
そこで会社の若き経営者である貴秋に気に入られ、友人にも助けられ、これから順調に
仕事が出来ると思った矢先に、何故か目が覚めればオークションに出品され、辱めを受け、
誰かに売られると恐怖した時に、1億で貴秋に落札されることになる。
訳が解らないながら、恐怖が消えない受け様は、ある事件に巻き込まれていたんです。
そして連れてこられた部屋は、貴秋と悠人がいて、二人に求愛される。

この二人は兄弟なのですが、弟の貴秋は会社を継ぎ、兄の悠人は警察官で
何故か兄弟仲が悪く、更に受け様を廻って更に揉めてしまっている。
違法オークションの事件を背景に、ちょっと訳ありので、まったく性格の違う兄弟に
求愛されて、その為に兄弟ケンカに巻き込まれ、そしていつの間にか二人を好きになり
どちらも選べなくて、一旦は離れるが、再び二人の元へ、どちらも選べないが
二人とも同じように好きになるって言う、三角関係で一応ハッピーになる話。
受け様が仲たがいしている兄弟を3人でいる事でうまくまとまるようなストーリーで
かなり微妙な感じの作品、剃毛やスパンキング、媚薬に二輪挿しなんて過激なエロが
あるわりに、これって印象が薄い作品になってるのも不思議でした。

2

ごめんなさい

作者さん初単行本だそうです。
帯に「無理だ、壊れちゃうよ。」に思わず二輪挿し?と思いますがそれはありません。
そして、”性奴隷としてオークションに出品された琉生を待ち受けていたのは”とかかれてもおりますが、その点も性奴隷ではなかったです。
自分的基準からいえば、かなり甘い、そしてそんなにエロくない、どちらも選べないよ~モノであります。
これもまた、赤ちゃん用せんべいにクリームがサンドされているような、という表現を使いましょうか?
何だか、今月のプリズムは若年層向けというか初心者向けっぽい感じがいたします。

大学卒業後、不運が続いて職を失っていた会計士の資格を持つ主人公・琉生は、同期なのに自分を先輩と呼ぶ浦川の紹介で、臨時の監査として会社に採用されます。
が、ある日コーヒーを飲んだあとブラックアウトした意識が戻ったとき、自分はオークション会場に挙げられていて。。。
それを競り落としたのは、会社の社長である貴秋でした。
彼のマンションに連れて行かれ、ペットのような扱いで大事にされつつ、剃毛や、一緒に暮らす悠人に嫉妬しては、お仕置きとしてスパンキングをされたり、
気分屋の貴秋にふりまわされて、悠人の提案で、彼をこらしめることに。
そこで知った、悠人は実は琉生を以前から知っていて好きだったということ。
悠人と貴秋は兄弟だということ。
二人から求愛された琉生は・・・

貴秋がかなりわがままな性格で高慢で傲慢な人です。
そして子供っぽい。
MBAまで取得したやり手の実業家なのに、ぬいぐるみが好きとか、かなり歪んだ人。
悠人は兄なのですが、憎んでいるというか嫉妬心丸出しにするのですが、それって裏を返すと、琉生を好きなんじゃなくて悠人が好きなんじゃ?
だから二人が琉生を好きと言い出すのに、何か違和感が・・・
1億円も出すのは、彼に価値がというより、意地では?と
悠人も、大学で見ていたというわりにその描写はほんの2行しかなくて?
オークションの問題も実は色々あるのですが、ものすごく薄っぺらい設定で、えっ!?って感じです。
お子様ですか!?って感じで・・・
主人公の魅力が全くわかりませんでした。
ただモテるっていうだけじゃね~~~

きっと、貴秋の性格ギャップとか、悠人のすごくイイ人ぶりとか、そんなところが魅力になって、
琉生へのお仕置きが見せ場だったりするのでしょうが、
それの魅せ方が悪かったというか、要素はあるのに見せきれなかった気がします。
そういう意味で、お子様向けという言葉を使ってしまいました。
ゴメンナサイ

4

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