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表題作硝子の迷宮

水原直樹 作家 27才
水原慎也 弁護士 事故に遭い視力を失う 29才

その他の収録作品

  • 二人だけの迷宮
  • あとがき

あらすじ

事故で視力を失った慎也は、弟の直樹に身の回りの世話をされるが、次第に直樹の行為はエスカレートしていき…!?

(出版社より)

作品情報

作品名
硝子の迷宮
著者
いとう由貴 
イラスト
高座朗 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344826137
3.6

(28)

(10)

萌々

(5)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
7
得点
97
評価数
28
平均
3.6 / 5
神率
35.7%

レビュー投稿数7

ガチ兄弟好き集まれーー!!

事故で失明した弁護士の兄と、その兄が大好き過ぎて行き過ぎた愛をぶつけまくる作家の弟とのお話。

ちなみにcpは、弟×兄。

彼女もいて、仕事先にも恵まれ人生順風満帆だった慎也は、ある日事故に巻き込まれてしまう。
奇跡的に骨折程度の外傷で済んだが、実はその事故で失明してしまう。

途端、彼女も仕事も友人も無くし、自暴自棄になる日々。
そんな慎也を弟の直樹が、手厚く世話をしてくれるがそれすらも卑屈になってしまう。

事故から半年後、偶然テレビで流れていた男女の恋愛のそういうシーンで生理的現象を催してしまう慎也。
誰もいないからと耽ろうとすると、そこへなぜか出かけたはずの直樹が戻ってきた。
最中の現場を目撃され、気まずさから萎える慎也だったが、、、



とにかく弟の長年の執着愛が重すぎて、背徳、激重愛が好きな人は、萌え転がりたくなる素敵な作品でした。
個人的に背徳BLは、ハードルが高ければ高いほど萌えるタイプなので、今や古代の腐の産物的実兄弟
CPは最高すぎて、寝しなに少しだけ…と思って読み始めた作品でしたが、結局東の空が白むまでノンストップ読書してしまいました。(今、寝不足( ⌯₄⌯)←こんな顔してる)


電子配信ではイラストがないですが、面白いですし、200ページにも満たない作品なので、興味を持たれた方はぜひ!!


途中、冒頭であっさり慎也を捨てたはずの元カノが図々しくも何回か登場しますが、それが気にならないくらい直樹の愛が激重なので、女が絡んでくるBL苦手だよ! という方にも読める展開となっていると思います。

2

すばらしき粘着激重愛

失明した兄を甲斐甲斐しく世話を焼く中で、
兄の自慰現場に遭遇したことで
弟➝兄の押し殺してた気持ちが爆発!!!

容赦ない緊迫感切迫感がたまりません!
愛の深さを受け入れてからも、これでもかって責め立てて、愛を確認するのたまりません!!
全てをゆだね、差し出されることで愛も快楽も増幅してくのとてもとても良いです。

兄が拉致られる事件も、さくっと弟が助けにくるのか本気でやられちゃうのか分からん作風にヒヤヒヤでした。

最後は蜜蜜蜜な時間たっぷりで、愛してる!の加速っぷり、ぶつけっぷりに打ちのめされました。

電子は挿絵がないのは残念だけど、激重愛とどエロ堪能させていただきました。

1

「実の兄弟」モノ

表題作と続編の中編2作品が収録されています。慎也(受け)の視点がメインですが、ところどころで直樹(攻め)の心中が短く入ります。

「硝子の迷宮」
事故で視力を失い、恋人や友人にも去られ、仕事もできなくなった慎也(受け)。すべてを失った彼を、直樹だけが傍にいて世話してくれます。事故から半年になり、慎也が自慰をしていたのを見られたのをきっかけに、直樹に触れられるようになり…という話です。

「二人だけの迷宮」
二人の世界に浸る毎日。そんな中、慎也に元恋人と友人が近づいてきます。友人の策略で強姦されそうになったのを抗い退けるも、逃げることができない状態で直樹登場という格好良さです。

正真正銘、実の兄弟ですが、直樹はずっと慎也が好きです。
慎也は冒頭で失明していて全てを失うことから、直樹の切ない片思いの描写はありません。慎也に八つ当たりされても、直樹には甘えられているようで嬉しいですし、慎也が逃亡を企てたことを怒ったときも、直樹は慎也に暴力的な乱暴はしていませんので、全体的に甘い印象です。

エロの回数は多いのですが、「無理に回数入れました」ではなく、段階を踏んでいくのに必要のあるエロという感じです。直樹が慎也のアソコを徐々に慣らしていく過程で、弟が抱こうとしていることに気がついて熱を出す場面がお気に入りです。慎也が拒絶するピークだと思うので。

イラストも、執着しつつも兄には優しい慎也が素敵でした。挿絵7ページ中6ページがエッチとキスといういちゃいちゃになっておりました。逃げようとした慎也に迫る慎也の顔上半分が髪で隠れて表情が分からないという表現も想像力をかきたてられて良かったです。

ガチ兄弟もの、年下弟攻め、純粋な兄受け、禁断だけど甘いという作品がお好きな方にお勧めです。

2

実の兄弟物ですが、背徳感は薄め?

電子書籍で読んだせいか、全体的にライトな印象でした。
兄である受けは、こんなこと間違ってる!と当初は反発しますが、認めちゃうと案外アッサリ受け入れてました。
何より、まず見えなくなった受けの目が都合良く戻ったあたりで、気持ちが引いてしまいました。。
あまりにご都合主義が多いと、世界観にのめり込めないというか。。
確かに実の弟である攻めの執着心は凄いですが、淡々として落ち着いている感じだからか、イマイチ萌えませんでした。
受けの元カノと元友人が最低な人達で気分悪くなりました。

0

ヤンデレな弟 X 天然鈍感兄

久々に読みました、実の兄弟もの。やはり兄弟ものにはヤンデレがよく似合うw
ある意味病んでないとそうそう実の兄弟をどうこうしようとは思わないでしょう。

順風満帆な生活を送っていた弁護士の慎也は事故をきっかけに失明し、恋人や友人と別離、仕事も辞め、弟と生活をする事に。自暴自棄になっていた慎也がある時自慰をしているとそれを弟の直樹に目撃されてしまう。それをきっかけに直樹は性的な行為を慎也にし始める。慎也は嫌がりつつも直樹の行為に気持ち良くなってしまう事をやめられない。慎也は直樹から逃げようとするがそれも不発に終わってしまう。でもある事をきっかけに慎也の目はもう一度見えるようになり・・・

弟の執着ぶりにゾクゾクしました。あそこまで愛されていたら慎也も本望ではないかと。直樹の慎也に対する過保護っぷりだったり、周囲に対する嫉妬だったり、慎也が自分を必要とするように手回ししてしまうところなんかもツボでした。慎也は弁護士なのに簡単に人を信じてしまう天然ですが、それに対して直樹がヤキモキしてしまうところもステキでした。

実の兄弟だけど、慎也もここまで来たら腹をくくったようなのでこれからも仲良くやっていきそうな二人です。
これも闇堕ちというのでしょうか?わかりませんが、ハッピーな2人ですので良いのではないかと。テンポが良いのであっという間に一冊終わってしまいました。美味しかったですw ご馳走様でしたww

3

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