花と夜叉

hana to yasha

花と夜叉
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
12
評価数
4件
平均
3.3 / 5
神率
25%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784344826144

あらすじ

辺境の貧しい農村に生まれた李三は、苦労の末に出世し、王都守備隊に栄転となるが、そこで読み書きもできない田舎者と蔑まれる。悔しさに歯噛みする李三をかばったのは十三歳の公子・智慧だった。気高く美しい皇子に一目ぼれした李三は、彼を生涯にわたって守る「夜叉神将」となるべく努力を続け、十年後晴れてその任につく。だがそんな矢先、先王殺しの疑いをかけられ幽閉されることになってしまった智慧に李三は…。

表題作花と夜叉

李三 智慧の側近で伐折羅大将 28才
智慧公子 蓉国王太弟で少年姿で成長が止る 23才

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レビュー投稿数3

主従にひたりたいひとには向きません

最初から最後まで「ありえない」を連発した。
中学生向けの空想物語にやおい要素をいれただけという感じの浅い話。
ちんぴらの口調で自己の欲望を抑えられない駄犬な攻と外見だけでなく中身もお子様な受にまったく萌えなかった。
その他幼稚な登場人物たちにへきえき。おちも想像がつき、わくわく感がまったくなかった。
シリアスな主従ものにひたりたいひとは回れ右をしたほうがよいです。

0

明るく前向きなワンコと意地っ張り坊ちゃまの主従ラブ

この作品は前作『旗と翼』が作者デビュー作でその外伝的な作品といった感じです。と言っても、時代が半世紀ほどたっているし舞台が隣国なので前作の登場人物も一人を除いてまったく出てきません。
その一人というのが前作で主役を振り回した影の主役ともいうべき白珠樹で、爺さんになっても得体のしれないつかみどころのいないままの人でした。
あれからも数多くの人たちの人生を狂わせたり悲しませてきたのだろうと思います。
今作でも、隣国の王の側室が白珠樹の養女というところから何企んでるのでしょうと注目です。

白珠樹の思い出話しで、獅心と玲紀は最後まで熱烈で獅心の死後間もなく玲紀も亡くなったのは、一人置いてくのは忍びなくて連れて行ったのだろうという噂に真実味があって萌えました。
玲紀は書家としても画家としても立派な作品を残したそうで、終始甘さのない作品でしたがその後はきっと穏やかではなくても二人より添っていい人生だったのだろうと思うと苦さが薄らぐ気がしました。

幼いころから信じられるのはお互いだけだと二人で手を取り合って生きてきた智慧とその兄である王が仲たがいしてしまわなくてほっとした。慕う兄続きに冷たくされた智慧が切なくてかわいそうでした。

文章はとてもお上手で引っ掛かりのない書き方なのですが、古典的な言い回しや難しい言葉の連続に大変読み辛く気軽に甘いお話で癒されたいと思うときに読むものじゃないと思いました。

しかし、前作に比べれば主役二人が明るく元気で軽快な台詞運びで重く暗い雰囲気がないのは救いでした。

側近役の李三は何があってもめげないしぶとさや前向きで努力家なところなど愛すべきワンコ攻めでした。

0

忠犬ワンコと意地っ張りでいじらしい主

デビュー作の前作と同じような時代背景で前作の隣国にあたる国が舞台でした。
前作はシリアス度がかなりお高めだったような気がするのですが、
今回は、シリアスながらも攻め様がワンコで、受け様がダダをこねる子供みたいで
重くなり過ぎずに多様な深い愛情を感じられる作品になっていたように思いました。

貧しい村の出て、親に売られ悲惨な過去を持っている攻め様は、地方での働きを認められ
王都守備隊に配属される事になるが、田舎者で読み書きが出来ない為に足手まといに。
そこで18からの手習いをする為に書舗へ出向くが店主に田舎者と相手にされず、
憤りかけた時に止められ、更に初心者向けの本を教えられ、田舎者だと差別もされず
相手にしてくれた受け様と出会うのです。
そして受け様の身分を知り、また、受け様の背後に付き従う老武官が受け様と死ぬまで
一生共にいる事を認められた伐折羅大将だと知り。
受け様の差別しない優しい人柄と美貌の顔に見惚れ、伐折羅になれば受け様の側で
一生使える事が出来ると言う望みを抱き、一念発起で10年後に伐折羅大将に任命される。

でも、新しい伐折羅大将として受け続き様に仕えようとするが亡くなった前伐折羅大将以外は
頑なに認めようとしない受け様、それにも実は深い訳があるのです。
10年も一途に受け様の側に行きたい為だけに頑張った攻め様ですが、犬でも追い払うみたに、されて、かなり凹む攻め様ですが、忠犬宜しく何処までも縋りつく。
ガサツで品もないけど、朗らかで粘り強い攻め様と逃げる受け様で、なかなか二人の
主従関係が成立しない。

そんな時に、受け様に父王殺しの疑いが懸けられ、蟄居閉門を現王である双子の兄に
言い渡され、父王が亡くなるまで仲の良かった兄から疑いを懸けられた事で心が閉ざされる。
そんな哀れな受け様に攻め様は今まで以上の忠義を・・・でも頑なに拒む受け様に
攻め様がキレて、受け様を傷つける行為をしてしまう。

王家の不名誉な事件や受け様に対する、不穏な噂、そして成長が止まってしまいいつまでも
15才くらいの姿の受け様、前伐折羅大将の死の真相と、父王の死の真相、隣国の陰謀。
かなり多様な背景があるのですが、それが実に一本の線でつながる構成で
惹きこまれるように最後までドキドキしながら読ませて頂きました。
なんと言っても受け様の成長具合が1番の読みどころ、駄々っ子で癇癪を起こしていた
受け様が、攻め様と共に成長していく過程が良かったです。
後半では、受け様が男前になったなぁ~と感じる展開もあって、攻め様のワンコ全開の
縋りつきようも、感情表現が大きいワンコそのままで面白かったです。

3
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