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性欲全開お調子者のバンドマン×理性派黒猫のけんカップルv
短編6編が収録されています。
・バンドマン(ベース×ギター)
・バンドマン その2(他バンドのアラブ人ギタリスト×ドラム)
・高校生幼馴染(ほんわか×冷めてる系遊び人)
・ヤンキー(真面目×ヤンキー)8Pの超短編なので匂わせて終わり。
・ホラーテイストの擬人化ファンタジー(フクロムシ×カニ)
・「ネコジタSPIKY」描き下ろし
・秋山くんおまけ漫画+のばらさんインタビュー
全体的に明るく楽しい雰囲気ではあるのですが、ヤンキーのお話は痛いし、ホラーテイストのお話は怖いしで一筋縄でいかぬ作品でした。
特に擬人化ファンタジー「Rousalka(ルサールカ)」は後味が悪かった。
でも面白いんですよね。しっかりときめいてしまったし。
神経まで犯されてしまった受けのガンチが「おれの卵さあ……知らない?」と言うセリフにめちゃくちゃグッときました。
ガンチが男前な性格なのでよけいにモヤモヤする展開でしたが、何回も読み返してしまう魅力あるお話でした。
ホラーのインパクトが強いのでそちらにひきずられてしまうんだけど、私はバンドマンのお話が一番好きです。
バンドマンの子達が全体的におバカっぽくて、可愛い雰囲気があって凄く楽しいんですよね。
可愛いだけじゃなく、それぞれの内面もきちんと描かれているので引き込まれました。
みーたんと日和は可愛いケンカップルで、アラブ人タルハとドラムのたろは優しいカップルです。色気もある。
たろがタルハに心を許し、タルハはたろを優しく受け止める関係性にめちゃくちゃ萌えました。
そしてボーカルの子だけがあぶれるというオチが更に良かったw
(おまけの4コマで更に笑いました)
この楽しい余韻のまま最後まで読めてしまいました。
子供や猫が可愛く描かれていた所も地味に良かったです。
カバー下に各お話の解説がびっしり書いてあるのですけど、担当さんから提示されるテーマの膨らませ方がとても面白かったです。
こういう所が描きたかったと一言添えられると、作品の理解が深まりますよね。
なにこのレビュー数の少なさと評価の微妙さは。
さすがのストーリー性。それぞれ繋がりはあるけど基本短編なのにぐっと心を掴みます。
メインの日和×みーたんもいい感じだけど、タル×太郎が何しろいいね。
ほっこりする。
短編集だから好きなもの詰めとは限らないけど、すごくいいと思える作品がちゃんと存在を主張してくれてる一冊という感想です。
それだけで神!
久しぶりに読み返してみたら、すんごく私好きだわ。
のばら先生のさまざまな側面を短編で楽しめる、
短編なのに満足度の高い一冊。
BL漫画の中では、一冊に短編が2話収録の物でも内容が薄く感じて物足りないものもある中、こちらはなんと6作品収録なのに1話1話が秀逸。
◯印が秋山くんが好きな人が好きそう
◆印がよこいぬが好きな人に刺さりそう
ちなみに私は◆がど性癖。
巻末のインタビューで、成人漫画も好きでとおっしゃられていて、のばら先生もTwitterでフォローされている某成人漫画家先生の作品に近しいものを感じました。
【ネコジタSPIKY】◯
【あの太陽は君のもの】◯
【泣き虫 funny days】◯
【舐め猫】◆
【Rousalka】◆
【猫舌SWEETIE】◯
短編集です。バンドマンのシリーズは2カプともかわいかったです。特集用の短編って力量がそのまま表れてしまうものですが、ちゃんと関連付けながらもシリーズとしてもまとまっていて面白かったです。
というか、蟹!
怖かった・・・。恐ろしいお話をほんわかしたきれいな絵柄で描いておられて、なんだか明治カナ子さん系?な怖さがありました。生き物の怖さとか、自然の不思議的なものが好きなのもあって、これが一番印象深かったです。
でもね、やっぱりね、という感もありました。のばらさんの作品に時々出てくる狂気じみた毒、それはやっぱり「秋山くん」と同じものがあるんじゃないかと。
で、私はそういう毒のある作品大好きなので、怖いながらも惹かれてしまったのでした。
毒のあるものを上手に書ける作家さんは面白いお話を書いてくれるので、今後もきっと面白い作品を読ませてくれるに違いない。
私の中で作家買い決定させてくれた作品でした。
という事を再認識したコミックスです。
確かに、『秋山くん』は結構「ぐあー!!」っていう作品でしたが、
ああいう派手さ(衝撃?)が無くても、
若者のパッションと純朴さを感じさせてくれる作品をお描きになるなぁと。
やだもう、読む返すごとにじわじわきて、
温かさとなんとも言えぬ幸福感を感じてしまうんです。
『あの太陽はきみのもの』は特に!!
他の人には見せない自分の中の寂しさを分かち合い、
お互いを必要として生きていくと決めた二人。
切なくて、優しい気持ちになれます。
『泣き虫funnydays』はまさに青春グラフィティ♪
方言萌えもありつつ、キュン……。お上手です。
『ルサールカ』、こういうトーンの作品を描かれるなんて思ってなくて
良い意味で裏切られました!!
ただ、私の脳では理解出来ないというか消化しきれないお話でしたが、
なんか好き…。
じっとりめの、寄生生物の擬人化?かな…。
のばらさんのツンデレって相当破壊力がある気がします。
なんであんなに可愛いの?
色々かわいがっていじめたくなってしまいます(変態?)
『秋山くん』についてのインタビューと、1P漫画『秋山くんのTシャツ』、
カバー裏のあとがき、隅々まで楽しめます♪
ああ、これからまたのばらさんの作品が楽しみです!!!